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楽天証券のiDeCo手数料は無料?サービスの内容やメリットについて解説

iDeCoとは何か わたしのIFAコラム
この記事で解決できるお悩み
  • 楽天証券でiDeCoを運用する際の手数料が知りたい
  • 楽天証券でiDeCoを運用するデメリットがあるのか知りたい
  • iDeCoを運用する際の注意点を知りたい

資産運用や投資を検討する際に、ネット証券の安価な手数料に魅力を感じる方も多いだろう。

手数料は運用成果に影響を与える重要なポイントであり、実際にネット証券のおすすめや評判を検索してみると、手数料の水準が低い部分をアピールしている会社は多い。

今回は、初心者におすすめの投資手法の一つであるiDeCoについて、楽天証券を例にその手数料やメリット、デメリットを解説する。

楽天証券のiDeCoを利用すべきか知りたい人は、参考にしてほしい。

目次

楽天証券のiDeCoの概要

楽天証券のiDeCoには以下の様な特徴がある。

  • 運営管理手数料がかからない
  • 証券資産と年金資産を1つのIDで管理可能
  • 低コストの商品ラインナップ

それぞれについて解説していく。

運営管理手数料が無料

iDeCoでは毎月口座管理手数料がかかる。

手数料には、大きく分けて2つの手数料が存在する。

  • iDeCoを運用する上で必須となる手数料
  • 金融機関ごとに設定されている口座管理手数料

楽天証券のiDeCoはこの「金融機関ごとに設定されている口座管理手数料」が無料となる。

その条件に関しても、残高、積立額、期間に関わらず、誰でも条件なしに無料となっている。

証券資産と年金資産を1つのIDで管理可能

楽天証券でiDeCoの口座を開設することで、証券資産(総合口座、一般口座、NISA口座)と年金資産(iDeCo)を1つのIDで管理可能である。

また、楽天IDを既に持っている場合など、楽天サービスを利用している場合は、口座開設の手続きの一部を省けるので、時間の節約にもなる。

各口座のIDが統一されているため、別々にログインしなくとも全体の資産状況の確認がしやすいだけでなく、サイト内で掛金の配分比率の変更や新規購入・売却などの手続きも一気通貫して行えるのは便利だ。

投資初心者にとって、使い勝手の良さや運用状況を確認しやすい点は大きなメリットと言える。

低コストな商品ラインナップ

楽天証券のiDeCoには、ファンドアナリストが選ぶ、コストを抑えつつ運用の成果に期待できる商品が並ぶ。

楽天証券が分類したファンドスコアをもとに、運用実績が期待できる投資信託をはじめ、様々な商品が取り扱われている。

また、国内外の株式や債券だけでなく、REITなどにも投資可能である点が特徴となる。

投資可能な商品一覧のなかで注目すべきは低コストかつ好運用実績の「楽天全米INDEX楽天DC」「楽天全世界INDEX楽天DC」がiDeCOでも購入可能である点だ。

このような投資家からも注目されている楽天証券ならではの投資商品がラインナップされているのも人気の理由にあげられる。

楽天証券で運用するiDeCoの手数料は?

楽天証券でiDeCoを運用する際、口座管理手数料は誰でも無条件で無料である。

iDeCoを運用するには証券会社に対して支払う手数料以外に加入手数料などの様々な手数料が発生する。

ここでは、それ以外の手数料について解説していく。

口座管理手数料以外の楽天証券iDeCoの手数料は大きく分けて以下の3つである。

  • iDeCo加入時、移換時の手数料
  • 加入者、運用指図者の手数料
  • 給付や還付、移管の際の手数料

それぞれ詳しく解説していく。

iDeCo加入時、移管時の手数料

企業型確定拠出年金から個人型確定拠出年金に移管する場合に手数料が発生する。

支払先手数料
国民年金基金連合会2,829円(税込)
出典:楽天証券iDeCo「手数料・商品」より作成

この手数料は、加入時、移換時だけに発生する手数料となっており、基本的には1度支払ったらその後は発生しない。

ただし移管した場合は発生するので、移管時に注意が必要である。

加入者、運用指図者の手数料

加入者と運用指図者では手数料に違いがある。それぞれ確認していく。

加入者の場合・・・掛金を拠出している人

支払先手数料
国民年金基金連合会105円/月額
※拠出区分が「月ごとに金額を指定し拠出する」場合、収納回数に応じて手数料が異なる
楽天証券0円
信託銀行66円/月額
合計171円/月額
出典:楽天証券iDeCo「手数料・商品」

月額とあるように、これらは毎月発生する手数料となる。

楽天証券においては運営管理手数料の事を指すが、これが誰でも無条件で無料となる。

一方信託銀行では手数料が発生するため、月額手数料は171円となる。

iDeCoの口座管理手数料ではこの171円が最小金額となっている。

運用指図者の場合・・・新たな掛金を拠出していない人

支払先手数料
楽天証券0円
信託銀行66円/月額
合計66円/月額
出典:楽天証券iDeCo「手数料」

運用指図者は、掛金の拠出を行わない。ファンドをどのように運用をするのかだけ指示する。

運用指図者の場合の手数料の支払い方法は年金資産(毎年1回、保有商品の一部を売却して手数料に充当)・給付金から差し引かれる。

給付や還付、移管の際の手数料

それぞれ、保有している年金資産を動かす際に必要となる手数料である。

給付手数料

給付を受ける際に発生する手数料である。

支払先手数料
信託銀行440円(税込)/1回
出典:楽天証券iDeCo「手数料」

還付手数料

還付が行われるときに発生する手数料である。

還付とは、限度額を超えて拠出した掛金を返金する制度。さらに、加入資格のない拠出金も返金する必要がある。

支払先手数料
国民年金基金連合会1,048円(税込)/1回
信託銀行440円(税込)/1回
出典:楽天証券iDeCo「手数料」

移管時手数料

楽天証券から別の金融機関への乗り換え、または企業型確定拠出型年金や企業型確定給付年金に変更する時に発生する手数料となる。

支払先手数料
信託銀行4,400円(税込)/1回
出典:楽天証券iDeCo「手数料」

これからiDeCoを始めたいと考えている人にとって、手数料が最低水準となっている点は楽天証券の魅力と言えるだろう。

では、楽天証券でiDeCoを運用する際にデメリットはあるのだろうか。

楽天証券でiDeCoを運用するデメリット

楽天証券でiDeCoを運用する際のデメリットは以下の2つである。

  • 楽天ポイントが付かない
  • 「eMAXIS Slimシリーズ」など人気のファンドが選べない

1つずつ確認していこう。

楽天ポイントが付かない

通常の楽天証券における株取引などで以下のように楽天ポイントが貯まる。

  • 楽天ポイントコース
  • 楽天証券ポイントコース

しかし、楽天証券iDeCoでは楽天ポイントが貯められない。そのため、楽天ポイントの利用を想定して楽天証券を選択することがないよう、注意しよう。

投資商品が限られてしまう

iDeCoで積立投資が可能な金融商品は、投資信託、保険、および預金だ。

しかし、金融機関により取り扱う具体的な商品が異なる。

楽天証券でiDeCoを運用する場合、比較的幅広い商品を選択することが可能で、かつ、「楽天全米INDEX楽天DC」「楽天全世界INDEX楽天DC」をiDeCoで購入できる点を先ほどもメリットとしてあげた。

一方、他の証券会社で人気の「eMAXIS Slimシリーズ」は商品一覧にない。人気の投資先のため、iDeCoで購入したいという人も多いと思うが、この点には注意が必要だ。

ただ、購入する金融商品を選ぶ際、人気だからという理由だけで選択するのはリスクを伴う。

投資商品を決定する前に自分の資産の状況と運用方針についてきちんと把握することを忘れないようにしよう。

また、金融商品の選択やその前提となる資産把握・運用方針の決定において、不安なことは資産運用のプロに相談するのも1つの手である。

iDeCoを最大限活用したいならIFAへの相談も検討しよう

IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は、特定の金融機関に所属しない資産運用のプロである。

資産をどのように運用すべきか、投資家の意向や目的に合わせて的確なアドバイスが受けられる。

iDeCoを始める際に少しでも不安があるときは、IFAに相談することも検討してほしい。

IFAが行ってくれるサポートとは

iDeCoを運用するにあたって必要になってくるのが資産管理である。

特にiDeCoは原則60歳まで引き出せないため長期での運用が想定される。

その間、ライフステージの変化に伴い、運用方針なども変わってくるだろう。

そのため、自分の資産状況を把握し定期的に評価することが重要となる。

しかし、特に投資初心者にとって1人で資産管理を行うことは難しい。

資産の評価に関しても1人称視点で実際よりも過大評価してしまうこともあるだろう。

IFAからは、運用戦略はもちろん、具体的な金融商品に関しても中立的な立場からアドバイスが期待できる。

高い専門性をもつIFAが、あなたの資産を客観的な視点からフォローしてくれるのは、非常に心強い。

運用中のIFAによるフォローについて

証券会社や銀⾏に所属しているアドバイザーは、異動や転勤になることもあり、継続的に顧客の資産管理を続けることが難しい。

しかし、IFAは独⽴した存在のため、これらの心配がなく、生涯にわたって資産管理のアドバイスやアフターフォローができる。

変わらず自分の資産について相談できる存在がいることは、運用の成果を高める上でも大切なことだ。

まとめ

楽天証券でiDeCoを運用することは、その手数料の安さや管理のしやすさから投資初心者におすすめといえる。

一方で、他証券会社で取り扱いのある一部の人気銘柄は楽天証券でiDeCoを運用する際には購入できないといった点はデメリットにもなり得る。

しかし、iDeCoは老後生活を見据えた資産管理の方法であるため、購入する投資商品に関しては、何より自身の資産状況や運用方針に基づき選択することが重要である。

この点、資産運用のプロであるIFAであれば、中立的な立場からあなたに最適な運用戦略と商品のアドバイスを提供してくれる。

IFAに相談してみたいと感じた方は、「資産運用ナビ」を利用してみてはどうだろうか。

専門的な知識と豊富な経験を持つIFAが信頼できるパートナーになり、効果的な投資方法や資産形成のサポートを行ってくれる。

まずは気軽な相談から始めてみよう。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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