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医師のためのゼロから始める資産形成!必要知識と戦略

この記事で解決できるお悩み
  • 医師としての高い収入を資産形成にどう生かすべきか分からない
  • 投資初心者であり、何から始めるべきかわからない
  • 自分のライフスタイルや将来の目標に合った投資戦略の立て方が知りたい

高収入であり、俗にいう富裕層に当たることが多い医師は将来に向けて、投資をするときにはどのような投資戦略を立てれば良いか迷っている方もいるだろう。

そこで、本記事では、医師の貯金事情や医師が資産形成を行う際の基本的な知識と戦略について解説する。

目次

医師の貯金

医師の貯金 資産運用ナビコラム

まず、医師の収入はどれくらいあるのだろうか。資産形成の基礎となる貯金を始めるタイミングなどを具体的に検証してみる。

医師はどのくらいの収入があるのか

厚生労働省が公表している、「令和3年賃金構造基本統計調査」で医師の平均年収を見てみよう。令和3年の男女45.3歳、勤務歴7. 7年の医師の平均年収は1,378.3万円となっている。

40代半ばで1,000万円を超えているので、一般的に見ると高収入であるのがわかる。

貯金を始めるタイミング

研修医、勤務医、開業医とそれぞれ勤務体系はもちろんのこと収入も全く違う。それぞれスキルアップすることで収入も高まることは間違いない。

しかし、医師は常に研修などを繰り返し、資格取得を目指すため、自己研鑽のための費用もかなり必要になる。さらに20代は研修中で収入が低いという医師も多数いる。この状態では貯金をするのは難しく、貯蓄、資産形成を始める時期は遅くなる傾向にあるだろう。

しかし、貯蓄も投資も、始めるタイミングは早ければ早いほど良い。少額ずつでも、時間を味方につけることで時間の経過により大きな資産が築かれていくことは間違いない。

貯金額を臨機応変に変えていく

貯金額を「定額」に設定し長く続けることも一つの手法だ。

しかし、ボーナス時期には増額する、突発的な出費が発生する場合には減額する、収入が上がったらその分を貯蓄する、など臨機応変に変えていくことで、挫折せず貯蓄を確実に続けることができるだろう。

貯金を資産運用に回していく

貯金を資産運用に回していく 資産運用ナビコラム

日本国内では、20年近く低金利が続いている。金融機関で貯蓄を行っても利子だけで資産形成をすることは難しい。

大手都市銀行の普通預金の金利は0.001%、定期預金のほうは0.01%程度で20年間、毎月3万円を貯めた場合、20年後の合計は単純に720万円。

しかし、投資を行い3%という利回りで運用した場合、20年後には720万円が980.6万円になり、260.6万円分もの利益をもたらす。このような数字でもわかるように、貯金を資産運用に回していくことで大きなリターンが期待できるのだ。

なぜ医師に資産形成が大事なのか

医師として開業可能な最短年齢は26歳だ。学校や研修で学ぶ期間も長いため、キャリアのスタートも遅くなるため働き盛りの期間が限られてくる。

職場の状況によっては、厳しい環境下にあることもあり、体調を崩し収入が途絶えるリスクも否定できない。

つまり安定した収入があるうちに、資産形成を行う必要がある。また、このような厳しい状況から、高収入を見込み、早いうちに資産を形成して早めのリタイアをするライフプランもあるため、早めの資産形成が大事になる。

資産形成の具体的な方法

資産形成の具体的な方法として4つの方法を紹介する。

株式投資

株式会社に資金を出資すると「株主」になる。企業活動で利益が上がった際には、株主に配当が発生する。また、業績向上に伴い企業価値も上がれば株価も上昇し、それを売却することで利益を得ることもできる。

このように企業への出資=投資を通じて、その利益還元を受ける仕組みが株式投資だ。投資をする際には、会社の業績、社会動向、扱う商品やサービスなどの現状などの分析と把握が重要となる。

外貨預金

外貨預金とは文字通り外貨で預金を行うことを指す。円高のときに円を外貨にし、円安のときに外貨を円にすれば、その差額分の利益を得ることができる仕組みだ。現在は円安が続いているので厳しい状況にある。

投資信託

運用の専門家が投資や運用、投資家に分配、配当する金融商品だ。ファンドマネージャーなどの運用の専門家が、集めた資金を株式や債券、不動産などに国内外問わず分散させて運用を行う。専門家が運用するため、初心者も投資しやすい商品と言える。

プライベートバンク

プライベートバンクは、富裕層や一定の高所得者層など、多数の資産を持つ人に限定して提供される金融サービスのことである。

株式、投資信託だけでなく、仕組債、ヘッジファンドなどの商品も運用できる。さらには、富裕層向けのオーダーメイドの金融商品やサービスの提案も行なってくれる。

リスクとリターンの関係理解

投資などの金融商品における「リスク」は価格の変動幅のことだ。

「リターン」とは、金融商品に投資した結果、得られる収益を指す。リスクとリターンの関係を理解することで、自分がどのような商品に投資するかの判断基準となる。

リスクが低いと、リターンは低下する。反対に、高いリターンを求める場合には、リスクも大きくなり、元本がマイナスになることもあるだろう。

高いリターンを得ようとするとそれだけリスクも大きくなることを覚えておこう。つまり、投資では「リスクが低いが、リターンは高い」という商品は存在しないということだ。

医師に適した投資戦略の立て方

医師に適した投資戦略の立て方 資産運用ナビコラム

投資、資産運用の成功のカギは、医師という高収入、富裕層の立場であっても目的を定めて確実な投資をしていくことだ。そこで、投資戦略の立て方を解説する。

自身の投資目標の設定

投資を行う目的や目標は明確になっているだろうか。開業資金の準備をしたい、マイホームの購入、教育資金の積み立て、老後資金など具体性を持った目標を設定する。

目標を設定することで、いくらを年利何パーセントで運用するか、それにはどのような方法や商品が良いか、どこの金融機関を利用するかなど具体的な投資の戦略が見えてくる。

ライフスタイルと投資戦略の整合性

戦略の立案ができたら、次に考えるべきは、ライフスタイルと投資戦略の整合性である。

投資をすることで、日常の生活が逼迫したり、マイナスが増え借金を抱えることがあっては決してならない。

投資戦略はある意味「投資の理想の形」である。また、順調に資産が増えているか、資金に無理はないか、ライフスタイルにあった投資となっているかなどを定期的に確認し、運用成績と戦略の整合性が取れているかを常に見直すことも必要だ。

積立投資と分散投資の活用

積立投資は、リターンは少ないがコツコツと時間をかけて確実に資産を増やしていく投資の方法だ。また、分散投資とは、投資金額を一つの商品に集中せず、分散していくつかの商品に投資することだ。

これにより、ある特定の商品価格が下落しマイナスが出ても、資産全体の損失を抑えることが期待できる。

この2つの方法を活用し、できるだけ長期にわたり、リスクを回避しながら堅実に資産運用することが、目標達成への近道と言える。

先述したように、医師は高収入に至るまでに時間が必要であったり、現役で働ける時間も限られているため、着実な資産運用を行うことを意識してほしい。

資産形成における専門家の役割

資産形成における専門家の役割 資産運用ナビコラム

資産形成においては、その金額が大きくなるほど、様々な知識と経験が求められるため第三者、専門家のアドバイスを受けることをおすすめする。

基本知識から正しい税制対策などを理解してこそ賢い運用が可能になるからだ。

IFAとは

相談すべきは、金融と資産運用のプロであるIFAだ。

証券会社や銀行と業務提携し、株式や債券、投資信託などの売買を仲介する「金融商品仲介業者所属の登録外務員」で、内閣総理大臣の登録を受けて、金融商品を専門に顧客のサポートに従事する。

「金融商品仲介業者」として登録されているので、投資に対するアドバイスをはじめ、相談者の目的や目標に合わせた金融商品の斡旋、購入代行も行ってくれる。

さらに、個人では得ることができない市場、経済動向などの情報を提供し、相談者のライフステージに合わせた資産運用のサポートをしてくれる。

投資アドバイスの必要性とその役割

運用や投資のみならず、節税対策に対しても適正な運用目標の設定を立案してくれる。資産の状況を見た上で、資産運用会社を設立した方が効果的かなど、プロとして最善な方法を提案してくれる。

IFAを活用することで、投資の運用管理に関して、多方面から節税・運用の効果が期待できるだろう。さらに言えば、資産運用に対して第三者からの目線が加わることで、リスク管理能力は飛躍的に高まる。

IFAは運用戦略をカスタマイズし、リスク管理も含めアドバイスを実施するので、資産運用の効率化を測ることができるのだ。

投資アドバイザー(IFA)の選び方

投資アドバイザー、IFAの選び方は、自身の目標や目的を理解した上でサポートをしてくれる人かを考えると良いだろう。悩みなどを相談する相手になるので、信頼感や話しやすさなどもそこに含まれる。

人柄の部分だけでなく、金融商品の知識が豊富かどうか、医師は資産運用の規模が一般的なサラリーマンとは違う場合もあるので、メインの担当顧客層が自分とフィットしているかを確認することも重要だろう。

そして、IFAの利用には費用がかかる。

サポート体制の費用対効果も検討材料になる。これらを含め、自分にはどんなIFAがあっているかも含めて迷いがある場合には、IFAを探すプラットフォームを使ってみることだ。

その中でもおすすめなのが「資産運用ナビ」だ。相談を受けた上で、相談者にマッチした IFAを紹介してくれるサービスである。

まとめ

医師のためのゼロから始める資産形成:必要知識と戦略 資産運用ナビコラム

本記事では、医師の貯金事情や医師が資産形成を行う際の基本的な知識と戦略について解説した。

投資の基本概念から適切な投資戦略の立て方、専門家との関わり方までを網羅した。資産形成には様々な知識と経験が求められる。そのため、専門家であるIFAに相談することでより適切な戦略を立てることが可能となる。

IFAは専門的な知識と経験に基づき、相談者のライフスタイル、目標、リスク許容度に合った最適な投資戦略を策定する。資産形成は一度きりの行為ではなく、継続的なアプローチが求められる。

自分の投資目標を定期的に見直し、必要に応じて戦略を調整する必要があるため、専門家と協力しながら自分自身の理想的な資産形成を実現しよう。

検索プラットフォーム「資産運用ナビ」では、資産状況や相談内容などを選択することで、効率良く専門的な知識を持つプロのIFAを見つけることができる。

お金に関する悩みや不安の問題解決に向けた第一歩として、ぜひ問い合わせをしサービスを利用してみてはどうだろうか。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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