- 丸三証券のサービスにどのような特徴があるのか知りたい
- 丸三証券の評判が知りたい
- 運用相談をどこにするべきかわからない
創業1910(明治43)年1月の非常に長い歴史を持つ丸三証券。
中規模の証券会社として堅実な経営を続ける丸三証券だが、具体的にどのようなサービスを提供しているのか、利用するメリットやデメリットが何であるか分からない人も多いだろう。
本記事では、これから資産運用を始めようと思っている人に向けて、丸三証券の会社概要や提供するサービス内容と特徴、さまざまな観点をまとめた。
丸三証券を利用するメリット・デメリット、利用が向いている人の特徴、資産運用の際のおすすめな相談先についても紹介している。
資産運用を始めるにあたって、どの証券会社を利用すべきか悩んでいる人は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみていただきたい。
丸三証券のサービス内容

資産運用を始めるには証券口座の開設が必須であり、丸三証券に限らず、各証券会社の特徴の理解が欠かせない。
ここでは、丸三証券の会社概要や提供するサービス内容と特徴をまとめた。
以下の内容をもとに、まずは丸三証券の概要を把握しよう。
丸三証券の会社概要
丸三証券の会社概要は下表のとおりである。
| 会社名 | 丸三証券株式会社 |
|---|---|
| 本社 | 東京都千代田区麹町3-3-6 |
| 創立 | 1910(明治43)年1月 |
| 代表取締役 | 菊地稔 |
| 従業員数 | 1,098人(2025年3月末時点) |
| 営業拠点数 | 29拠点(2025年3月末時点) |
| 資本金 | 100億円 |
| 純資産 | 490億800万円 (2025年3月末時点) |
| 自己資本比率 | 66.60%(2025年3月末時点) |
丸三証券は1910(明治43)年1月に丸三多田岩吉商店として営業を開始し、110年を超える歴史のある証券会社だ。
昭和58年12月には資本金を30億5,000万円に増資し、総合証券会社となっている。
平成8年3月に資本金を100億円に増資し、平成9年7月にはオンライントレードサービスを開始した。
2000年6月にオンライントレードサービスの名称を「マルサントレード」に変更し、2022年7月にマルサントレードに係る事業等に関する権利義務を吸収分割により岡三証券株式会社へ承継している。
第105期有価証券報告書(連結経営指標)では、2025年3月期の営業収益は18,849百万円(188億4,900万円)である。
経常利益は4,048百万円(40億4,800万円)である。
個人投資家様向けIRセミナー資料によると、預り資産は2025年3月末時点で2兆3,160億円である。
- 出典:丸三証券株式会社『第105期有価証券報告書』/丸三証券株式会社『個人投資家様向けIRセミナー資料』
丸三証券が提供するサービス
丸三証券は、有価証券の売買及び売買等の委託の媒介、有価証券の引受け及び売出し、有価証券の募集及び売出しの取扱い等の金融商品取引業を営んでいる。2005年5月にはアドバイス付インターネット取引「MARUSAN-NET」サービスを開始している。
総合口座を使った資産運用はもちろん、制度の活用(NISAなど)を検討する場合は、手続きや取扱商品を利用前に確認しておきたい。
また、1949年1月には調査誌「丸三レポート」を創刊するなど、投資情報の提供にも取り組んできた。
投資判断にあたっては、目論見書等で商品の仕組みやリスク、手数料等を確認することが重要である。
投資情報の入手手段や分析ツールの有無はサービスにより異なるため、必要な情報が揃っているかを事前に確かめたい。
また、資産運用だけでなく、相続・贈与など資産承継を見据えた検討が必要になる場面もある。
税務や法務の論点を含む場合は、必要に応じて専門家へ相談しながら進めるとよいだろう。
丸三証券の特徴
丸三証券の特徴として、創業110年を超える長い歴史があることから、地域に根付いて窓口での取引に力を入れている点が挙げられる。
個人投資家様向けIRセミナー資料では、拠点網は29拠点(2025年3月末時点)とされている。
窓口で相談しながら取引したい人にとっては、生活圏に拠点があるかどうかが重要な判断材料になるだろう。
一方で、昭和62年10月からパソコンによる投資情報サービスおよびホームトレードサービスを開始し、平成9年7月にはオンライントレードサービスを開始するなど、オンラインへの対応にも取り組んできた。
MARUSAN-NETサービスは平成17年5月にサービスを開始しており、対面拠点を持ちつつオンラインにも取り組んできた点は特徴と言えるだろう。
この点、他の中規模証券会社とは異なる戦略である。
中堅証券会社の営業スタイルやオンライン取引の提供状況は各社で異なるため、重視するポイントに応じて比較検討したい。
110年を超える歴史のある企業でありながら、1997年のオンライントレード開始や2005年のMARUSAN-NET開始など、サービス展開を継続してきた点も特徴の一つだ。
丸三証券の評判とは?

丸三証券の会社概要やサービス内容などは先述したとおりだが、実際に利用を検討するなら、開示資料やサービス内容を踏まえたうえで判断したい。
ここでは、会社の開示情報や提供体制といった観点から、信頼性や注意点をまとめた。
資産運用を始めるにあたって証券会社を比較したい人は、以下の内容をぜひ参考にしてみてほしい。
丸三証券の顧客満足度や信頼度について
個人投資家様向けIRセミナー資料では、時価総額は608億円(2025年3月末時点)である。
また、第105期有価証券報告書では、自己資本規制比率は2025年3月末で626.4%と開示されている。
丸三証券は創業1910(明治43)年1月の企業であり、東京証券取引所プライム市場に上場している旨が個人投資家様向けIRセミナー資料に記載されている。
顧客満足度の公表指標は資料や調査によって前提が異なるため、手数料体系、取扱商品、サポート体制、開示資料の内容などを総合的に確認したうえで判断したい。
定量的な調査に基づく顧客満足度は明らかではないものの、上場企業として有価証券報告書等で情報開示を行っている点は、比較検討の材料になるだろう。
- 出典:丸三証券株式会社『個人投資家様向けIRセミナー資料』/丸三証券株式会社『第105期有価証券報告書』
良い評判の例
丸三証券の開示資料やサービスの沿革から、特徴として挙げられる例は以下のとおりである。
- 創業1910(明治43)年1月で、長期にわたり事業を継続している
- 拠点網は29拠点(2025年3月末時点)とされ、対面で相談できる体制がある
- 1997年にオンライントレード、2005年にアドバイス付インターネット取引「MARUSAN-NET」を開始している
対面で相談できる体制や、オンライントレードの提供実績などは、利用スタイルに応じた選択肢になり得る。
一方で、取扱商品や手数料体系、サポート範囲などは取引内容によって異なるため、自分の目的に合うかを確認したうえで利用を検討したい。
悪い評判の例
一方、利用にあたっては、以下のような点に注意したい。
- 対面取引では担当者とのやり取りが前提になるため、連絡手段や頻度は事前に確認したい
- 取引方法によって利用できるサービスが異なる場合があるため、手続きや取扱い範囲を確認したい
- 拠点網は29拠点(2025年3月末時点)とされるため、生活圏に拠点がない場合は来店相談が難しい
最終的な投資判断は自己責任であることは言うまでもないが、手数料やリスク、提案内容の妥当性などは、取引前に資料や条件を確認して判断したい。
投資においてリスクとリターンは表裏一体であり、リスク許容度に合わせた投資が重要だ。
営業担当からの案内や提案に関しては、取引スタイルや契約内容によって運用が異なるため、疑問点は早めに確認しておくとよいだろう。
資産運用をする際は、自ら定めた目的を達成できるような商品選びをサポートしてもらえる相談先を見つけることが重要である。
丸三証券はどんな投資家に向いているのか

丸三証券は、これから投資を始めようと思っている人や、窓口で担当者と相談しながら資産運用を進めたい人に向いているだろう。
ここでは、丸三証券を利用するメリットやデメリット、どのような投資家におすすめなのかについてまとめた。
以下の内容も踏まえて、丸三証券で証券口座を開設すべきかどうか検討しよう。
丸三証券のメリット
丸三証券を利用するメリットとしては以下が挙げられる。
- 店舗の窓口で相談しながら資産運用を進められる
- インターネットでもアドバイスを受けながら取引できる
- 創業からの長い歴史があることの安心感を得られる
個人投資家様向けIRセミナー資料では拠点網は29拠点(2025年3月末時点)とされており、生活圏に拠点がある人にとっては、窓口で相談できる体制がメリットになるだろう。
対面で相談しながら資産運用を進めたい人にとっては、店舗へのアクセスのよさは重要なポイントになるだろう。
一方、丸三証券ではオンライントレードを1997年に開始し、2005年にはアドバイス付インターネット取引「MARUSAN-NET」サービスを開始している。
対面での相談が難しい場合でも、取引方法の選択肢がある点はメリットになり得る。
また、上場企業として有価証券報告書等で情報開示を行っているため、開示情報を確認しながら利用を検討できる。
丸三証券のデメリット
丸三証券を利用する際のデメリットとしては以下の点が挙げられる。
- 取引内容によって手数料等のコストが発生する
- 取引方法によって利用できるサービスが異なる場合がある
- 生活圏に拠点がない場合は来店相談が難しい
証券会社のサービスを利用する場合、取引内容によって手数料等のコストが発生するため、事前に条件を確認しておきたい。
また、取引方法によって利用できるサービスや手続きが異なる場合があるため、利用前に取扱い範囲を確認することが重要だ。
もちろん、手数料に見合うだけのサービス・コンサルティングを受けられるのであれば、十分価値を見出せるだろう。
ほかにも、オンライン取引の可否や範囲、サポート体制などは取引スタイルによって異なるため、必要な条件を整理してから検討したい。
インターネット上であらゆる取引ができるわけではない点も、事前確認が必要になるだろう。
また、店舗に赴いて相談したい場合、生活圏に拠点がなければ利用しづらい。
拠点網は29拠点(2025年3月末時点)とされるため、近隣に拠点があるかどうかを確認しておきたい。
どんな投資家に向いているのか
丸三証券は、これから資産運用を始めようと思っている人や、パソコンでの取引にも抵抗感がない人におすすめな証券会社だ。
生活圏に拠点があればいつでも窓口で相談できるため、疑問や不安を解消しながら資産運用を始められるだろう。
また、個人投資家様向けIRセミナー資料のように情報提供も行っているため、開示資料や提供情報を確認しながら検討したい。
投資について学びを深めるという意味においても、丸三証券は使い勝手がよいだろう。
丸三証券の場合はオンライントレードも行っており、自宅からでも取引したい人にとっては、有力な選択肢となるはずだ。
丸三証券での資産運用の相談は誰にするべきか?
資産運用に関する相談をするとなれば、最初に思い浮かぶのが金融機関の担当者だろう。
証券会社に勤める営業担当であり、何か要件があれば担当者に連絡を取るのが一般的だ。
大手証券会社やネット証券会社であれば、ロボアドバイザー等を用意し、投資目的や自身の状況などから、投資手法の参考情報を得られるケースもある。
ほかにも、独立系ファイナンシャルアドバイザーであるIFAに相談する人もいる。
ここでは、資産運用における専門家の重要性や、相談先の考え方などをまとめた。
資産運用をどのように進めるべきか考える際の参考にしてほしい。
近年の対面証券の傾向とデメリット
対面証券とは、丸三証券や野村證券・大和証券などを始めとする、店舗を構えて営業している証券会社の総称である。
近年はオンライン取引の提供が広がっており、相談や取引の進め方は多様化している。
丸三証券もオンライントレードを1997年に開始しており、取引スタイルの選択肢を持つ。
一方で、対面取引は手厚いサポートを受けられる可能性がある反面、手数料や提案内容、連絡体制などは契約内容や担当者との進め方によって印象が変わり得る。
また、担当者からの案内や提案がある場合は、連絡頻度や対応範囲をすり合わせておくとよいだろう。
資産運用は生涯をかけて行うのが通常であり、金融機関の担当者の場合は異動により担当者が変わる可能性も大きい。
異動によって担当者との相性が悪くなってしまうと、資産運用に関する相談もしづらくなる場合もあるだろう。
資産運用における専門家の重要性
資産運用をするにあたって、専門家の存在は欠かせない。
なぜなら、目的は人によって異なるのはもちろん、資産額や家族構成、勤続年数など、状況も千差万別であり、それぞれに最適な投資手法があるからだ。
また、同じ人であってもライフステージによってリスク許容度は異なり、フェーズによって投資する商品のバランス・割合は変わるものである。
そのため、「万人に共通するおすすめな投資手法」というものは存在せず、客観的な立場からアドバイスをもらいつつ、自分にフィットした投資手法を見つけることが重要なのだ。
IFAという選択肢
資産運用に関する相談先として、IFAという選択肢もある。
IFAは金融機関の担当者と異なる立場で活動する場合があるため、取扱商品や報酬体系、提供範囲などを確認したうえで相談先として検討したい。
長期にわたって相談することを想定するなら、連絡体制や継続支援の範囲、情報提供の方法なども含めて比較するとよいだろう。
まずは相談先との相性が合うかどうか、提供条件を確認しながら相談することから始めてみるとよいだろう。
丸三証券の評判をもとに資産運用の進め方を考えよう
丸三証券は、創業110年を超える老舗の証券会社で、窓口で相談しながら資産運用を進められるだけでなく、1997年のオンライントレード開始や2005年のMARUSAN-NET開始など、取引スタイルの選択肢を用意してきた点が特徴である。
個人投資家様向けIRセミナー資料のように情報提供も行っているため、開示資料や提供情報を確認しながら資産運用を検討できる。
対面の証券会社は手厚いサポートを受けられる可能性がある反面、手数料や提案内容、連絡体制などは契約内容や取引スタイルによって異なるため、事前に確認したうえで利用したい。
この点、IFAのような相談先も選択肢になり得るため、取扱商品や報酬体系、提供範囲を確認したうえで比較検討するとよいだろう。
本記事の内容を参考に、あなたに合う方法で資産運用を進めてほしい。
丸三証券の評判に関するQ&A

参考・出典
- 丸三証券株式会社『第105期有価証券報告書』(公表日/更新日:2025-06-18)
- 丸三証券株式会社『個人投資家様向けIRセミナー資料』(公表日/更新日:2025-08-26)

