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5,000万円の運用先5選!リターンはどれくらい?分散投資と集中投資どちらが良いかを解説!

「5,000万円などまとまった資産はあるが、運用先を決めきれない」という方は少なくない。

主な運用先として株式や投資信託などが挙げられるが、まずは下のようなことを正確に把握しておく必要がある。

  • どのような特徴を持っているか
  • どのくらいリターンが見込めるのか

そうすれば、資産を減らさないようにするというリスク管理の観点からポートフォリオを作れる。

今回は既に5,000万円の投資資金を用意できている人向けに、おすすめの運用先やどれぐらいのリターンを見込めるかについてなどをわかりやすく解説していく。5,000万円の運用先を知りたい方はぜひ最後までご覧いただきたい。

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目次

5000万円を資産運用をするとどれくらいのリターンが見込める?

まず資産5,000万円を使ってどれくらいのリターンが見込めるかを確認していこう。

投資では以下の2項目でリターンの金額が変わっていく。

  • 運用期間
  • 運用利回り

これらを踏まえて、5,000万円を運用した際の元本とリターンを足した結果についてまとめた表が以下の通りだ。

年1%年2%年3%年4%年5%
5年5,2505,5205,7906,0806,380
10年5,5706,0906,7107,4008,140
15年5,8006,7207,7809,0001億390
20年6,1007,4209,0301億9501億3,260
25年6,4108,2001億4601億3,3201億6,930
※単位は万円

最初に5,000万円を投資し、1度も引き出さず配当金なども再投資するという「複利」を利用したケースを想定している。

表からもわかるとおり、高い利回りを目指せばわずか20年未満で2倍の1億円を達成することも可能とわかる。利回りを低くしても運用期間を長くすれば、億単位の資産を持つ「億り人」に近い水準まで到達できることもお分かりいただけるのではないだろうか。

ある程度自分の目標額を想定しておき、どれぐらいのリターンが必要なのかを確認しながら後述する運用先を選んでいただきたい。

5,000万円のおすすめ運用先

5,000万円の主な運用先は以下の5つだ。

  • 投資信託
  • 国内・海外株式
  • 国債
  • 社債
  • その他(不動産、REIT)

それぞれ紹介していく。

投資信託

プロに運用を任せられる投資方法だ。投資信託会社(ファンド)へ自分の資金を投資し、それをファンドが株式や債券などの金融商品へ投資して得られた運用益を投資家へ還元するという仕組みを取っている。

「最初から自分で運用するのはハードルが高い」と感じる人でも、プロに任せられるので始めやすいというメリットがある。

また投資信託の特徴として、以下のように顧客のニーズに応じた商品が多数存在している。

  • 株式だけで構成されたリターン狙いのもの
  • 債券など低リスク資産を交えたバランス重視のもの

投資信託の購入方法は、運用商品を選んで、その商品を取り扱うSBI証券などの証券会社経由で買い付けを行うことになる。

利回りは商品にもよるが大体3〜4%だ。ただしこれも目安でしかなく、選んだ銘柄の運用成績が悪ければ利回りが下がることもあるので注意しておこう。

国内・海外株式

企業が発行した株式を保有する運用方法だ。日本やアメリカなどの企業の株式を購入し、配当金や優待を得たり、値上がりしたタイミングで売却して売却益を得たりしながら運用していくことになる。それぞれ配当金などは「インカムゲイン」、売却益は「キャピタルゲイン」とも呼ばれている。

株式のリターンは年3〜5%程度のものが多い。また日本株よりも米国株の方が配当金の利回りが良く、一方で日本株はそれぞれの企業ごとに特色ある優待がもらえるというメリットがある。

日本株なら20万円程度、米国株なら数万円から投資可能だ。普段自分の知っている企業へ投資するなど、投資に馴染みのない人でも始めやすい運用先といえる。

投資スタイルについては、特に初心者は長期投資メインで運用し、短期投資は避けておこう。短期間でキャピタルゲインを得る場合、どうしても値動きの激しい銘柄、もしくは購入単位を上げるしかなくなる。

短期投資はハイリスクハイリターンの側面が強まるので、投資初心者や5,000万円などまとまった金額の運用には適さない。そのため「長期間保有して値上がり益が望めるもの」「配当金をもらいつつ資産を増やせるもの」などを中心に選ぶように心がけておこう。

国債

国が発行する債券のことを指す。債券と呼ばれる有価証券を国が発行し、投資家が国に出資して債券を購入する仕組みだ。

受け取った投資家は一定期間経過後(満期)に再度その投資した金額を返してもらうようになっている。その間、出資している債券を保有している間に得られるリターンはもちろん投資家のものだ。

発行体が国であり、かなり規模が大きくなるので、財政破綻を起こしそうな国でない限りは投資信託や株式と比べてリスクが低い運用先となっている。ただしリターンも低めで、大体1〜2%程度かそれ以下のケースもある。

リターンが高い場合は、その国の財政破綻して債務不履行(デフォルト)リスクが高まり、本来返還されるべきだった出資金額も返還されないケースもあるので注意をしておこう。

社債

発行体が企業に変わった債券だ。社債は企業の資金調達を目的として発行される有価証券で、国債よりも利回りが高い。

同じ企業が発行するものでも「株式」は返済義務がないが「社債」には企業の返済義務が存在する。倒産しそうな場合、企業は株式よりも社債の返済から優先することになるのだ。

そのため、国債までの安定感はなくて良いが、株式までリスクをとらずに安定運用をしたいという方向けの運用先といえる。しかし国よりも企業の方が倒産しやすく、投資資金が返還されないというデフォルトリスクが高まるので注意しておこう。

直近でも中国の国営企業「中国恒大集団」は債務不履行デフォルトに陥っていた。そのため社債をポートフォリオへ組み込む際には、デフォルトリスクに直面しない安定性のある企業を選ぶようにしておこう。

その他

まとまった資産があれば不動産系の運用も視野に入れられる。

  • 不動産投資:購入不動産を貸し出し家賃収入を得る、土地を売って売却益を狙う
  • 不動産投資信託(REIT):間接的に投資信託の仕組みを使って不動産へ投資

特に不動産投資は初期費用がネックとなるが、5,000万円あればローンを組まずに運用開始できる物件もある。

不動産投資は利回りが7%、REITは大体4%程度と通常の投資信託よりも高い利回りを期待できる。上手くポートフォリオへ組み入れ、リターンを求めるような運用方法もしたい方向けの投資先だ。

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5000万円は一気に集中投資すべきか、分散投資すべきか?

実際に運用する際には「一気に購入すべきか、分散して購入すべきか」と迷う人は多い。

一般的に分散投資が推奨されるが、結論としては以下のようにどちらでもメリットはあるのでその人の方針によって適した運用方法は異なる。

それぞれのメリット

  • 集中投資:リターンを伸ばしやすい
  • 分散投資:資金を減らすリスクを回避しやすい

例えば5,000万円のうち4,800万円を一気に投資した場合と、毎月コツコツ購入して分散投資した場合を比較してみよう。

  • A:4,800万円を一括投資、想定利回り年4%、20年運用
  • B:月20万円、想定利回り年4%、20年運用

結果は、Aが約1億500万円、Bが約7,335万円とかなり結果に差が生じる。つまり、元本の価値が一定なら一気に投資する一括投資の方が有利なケースもあるのだ。

投資の神様であるウォーレンバフェットは、適切なタイミングでの購入を推奨している。一括か、分散かにこだわらず自分が適切だと思うタイミングでリスクを管理した上で投資することが重要なのだ。

つまり、以下のような方法でそれぞれデメリットをカバーしつつ投資していくのが望ましい。

デメリットカバー方法の例

  • 分散投資:早めに始める(リターンを得難いというデメリットをカバー
  • 集中投資:タイミングを伺い、将来の増収増配を続けていける企業へ投資(値下がりリスクをカバー)

まずは運用方針を決める

前述したように分散投資がいつも有利に働くわけではない。

「リスク分散したい」「手元にいつでも動かせるお金を置いておきたい」「利益をある程度求めたい」など自分の目的によって最適な方針が異なる。そのため、ある程度自分の求める運用方針を決めておくことが重要となる。

まずは攻めと守りどちらの運用をしたいか、どれぐらいのリターンが必要か、運用期間はどれくらいかを決定していただきたい。

また、実際に運用方針の策定で悩んでいる方も多いだろう。
このような方にはIFAをお勧めする。

IFAとは独立系の資産運用アドバイザーのことで、2018年頃から日本で急増している資産運用のプロである。
元々は野村證券や大和証券などの大手証券会社にいた方が独立して、中立的な立場から顧客に寄り添った資産運用のアドバイスを行なっている。

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※本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。投資家とIFA(資産アドバイザー)とのマッチングサイト「わたしのIFA」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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