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早期退職を40代でするのは得?成功例と失敗例・やってはいけないこと4選!

40代という人生の節目に「これから定年まで仕事をするのか、もしくは早期退職をするのか」と検討することもあるだろう。

そんな中で早期退職をするのは得なのか、後悔しないのかとという疑問をお持ちの方も少なくはない。

そこで今回は早期退職を40代で行う場合は得なのか、成功例と失敗例には何があるのかについてわかりやすく紹介していく。

さらに早期退職が遠のく行動も4つほど紹介しているので、40代での早期退職を検討している方はぜひ最後までご覧いただきたい。

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目次

早期退職を40代でするのは得?

早期退職を40代でするのは得かどうかについては、メリットとデメリットのどちらを重視するかによって異なる。

メリットとしては早期退職の優遇制度を活用すれば退職金が積み増しされることだ。

さらに仕事中心の生活から自分のやりたいことをやる生活へシフトし、自分の理想や楽しいことを中心に暮らせるので自由度と満足度を上げられるという魅力もある。

一方デメリットとしては、毎月入っていたであろう継続的な労働収入の消滅、退職金の減少が挙げられる。

厚生労働省が発表した「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、平均受取額は5万6,368円、厚生年金は14万6,145円だ。

早期退職では厚生年金から国民年金に切り替わるので、将来の年金額も減ってしまう。

このように早期退職にはメリットとデメリットの両方が存在している。

メリットとデメリットを加味して、資金面よりも自由度を優先したりメリットの方が多かったりすれば、人生の豊かさを優先できる40代での早期退職は得となる。しかし金銭面でいえば安定収入が減るので損である。

ただ資産運用の配当金や分配金、不動産の家賃収入や自分でビジネスを興して事業収入を得れば結果的に得となるケースもある。

そのため早期退職を40代でするのが得になるかについては「実現可能な計画を持っている方であれば得になる」といえる。

早期退職をした40代の成功例と失敗例

では早期退職をした40代の得をした(成功した)ケースと、損をした(失敗した)ケースをそれぞれ紹介していく。

あらかじめどのようなケースが起こり得るのかをイメージしておくことで、早期退職をすべきか否かを判断する指標となる。

ご自分と照らし合わせつつ、確認していただきたい。

成功例

成功例としては主に以下が挙げられる。

  • やりたかった事業や趣味に挑戦できた
  • ストレスフリーで好きな仕事を始められた
  • 運用益で生活費をカバーし、家族との時間が増やせた

ストレスを払拭し、運用益などや貯金で金額面の不安をなくし、ストレスのないライフスタイルを実現できたケースが早期退職を成功させた例といえる。

やりたいことへの挑戦や好きな仕事の開始、家族との時間の充実など自分の目的と優先順位が決まっている方であれば、早期退職をして成功する可能性が高いことがわかる。

失敗例

反対に早期退職をした場合の失敗例は、主に以下の3つが挙げられる。

  • 転職先がない
  • 家族との関係悪化
  • 貯金を切り崩して生活しているが、老後資金を満足に準備できていない

早期退職をして家族との時間が増えた分軋轢が生まれ、関係が悪化してしまうトラブルは早期退職した弊害といえる。

40代からの再就職は難易度が高いので転職先がなく、現在は貯金を切り崩しているものの、老後資金を考えると生活が破綻しそうという状態も安心感とは程遠い生活になってしまうだろう。

ストレスフリーな生活を送るはずが、返って「資金が不足する」とストレスにさらされることになるのだ。

そのため、働き口の有無や運用資産が順調に増加しているか否か、などに気を配っておかないと早期退職をして後悔してしまうことがわかる。

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早期退職狙いの40代がしてはいけないこと4選

成功例と失敗例を紹介してきたが、これらを踏まえ早期退職を目指す40代がしてはいけない行動を紹介していく。避けておくべきことは主に以下の4つだ。

  • 資産運用の知識なし
  • 準備なしの再就職
  • 資産を減らす行動
  • 独断での決定

それぞれ失敗例を引き起こす行動となっている。退職を目指すのであれば、あらかじめ回避するよう心がけていこう。

資産運用の知識なし

早期退職を行う際に、必要な資金生活を貯金でカバーできる方は少ない。

総務省統計局が発表した「2019年全国家系構造調査」によれば、日本人の平均貯金額は総世帯の平均貯蓄金額は2883.7万円、中央値は1,422万円だ。たとえ平均額まで貯蓄できていたとしても、月25万円で生活すれば、10年程度でなくなってしまう。

つまり、少なからず運用を行って資産を増やしながら資金を準備していくことになるので、資産運用の知識がないと自身の生活費を確保することは難しいだろう。

また資産運用の知識なしで”なんとなく良さそうだから”と思って投資してしまうと、リスク管理ができずに逆に資産を減らしてしまうことも考えられる。

そのため、早期退職を目指す場合は資産運用や投資について学び、場合によってはプロの手を借りながら資金を準備する必要があるのだ。

準備なしの再就職

早期退職をした後「やっぱり暇になったから」「収入が生活が厳しくなったから」という理由で簡単に再就職するのは難しい。20代や30代であれば可能であるが、40代以降となると現実は少々厳しめだ。

さらに社内の雰囲気に合う合わないもあるので、再就職先が自分にとって適切な勤務先であるとは限らない。

良い就職先を見つけるのは不可能ではないが、どうしても準備がないと難しくなる。縁故就職だと社内でのやりづらさを感じて、逆に働きづらくなったというケースも考えられるだろう。

そのため再就職するしないに関わらず、再就職の準備を進めつつ早期退職を検討しておくことが望ましい。

資産を減らす行動

早期退職後は収入が減るため、生活資金の確保と保有資産の減少スピードを緩やかにする行動がかなり重要となる。

特に40代の場合は、子供がいれば教育資金が必要になったり、両親の介護費用が必要になったり、臨時出費がかさむなど十分考えられる。

そのためリタイア前と比べて慎ましい生活をし、臨時出費にも耐えられるようにしておかなければならない。

再就職しにくいデメリットがあるため、収入を増やすのではなく逆に資産を減らすような行動は避けておこう。

節約をせず現役時代と同じように生活してしまうと、生活が破綻するリスクが高まる。

まずは固定費を減らしたり、お金を使わない趣味を選んだりしてみてはいかがだろうか。早期退職を実現した後の生活も見越して、今のうちから節約生活に慣れておくことをおすすめする。

独断での決定

早期退職をしたいという思いが先行し、独断でライフプランを決定して強行するのは避けておこう。

プロからの客観的な意見を聞き、早期退職をして本当に後悔しないか判断することを強くおすすめする。

またあらかじめ家族へ相談して理解を得た上での退職であることも重要だ。

早期退職の影響をダイレクトに受けるのは世帯を同じくする家族であり、事後報告となるとその後の生活で家族関係の悪化も考えられる。

プロ以外にも早期退職をした人の意見や友人の話を聞き、自分が早期退職をすべきかどうか慎重に最終判断を下してほしい。

早期退職で後悔しないためには

40代で早期退職をする場合、一番のネックとなるのが金銭面だ。後悔しないためには、貯金だけを頼りにしない意識と退職目的、綿密な計画が求められる。

好きな仕事や趣味への挑戦や家族との時間の増加などの目的のある早期退職であれば、充実した生活にできるだろう。

そのため突然思い切って独断で決定するのではなく、家族との早期退職後の生活や資産に関しての認識のすり合わせやプロからの客観的なマネープランなどを提案してもらった上で、計画立てて退職するようにしよう。

しかし、具体的にどのような資産運用を行ったら良いか悩んでいる人も多いだろう。

そんな時は、「退職金ナビ」を活用して、資産運用アドバイザーに相談をしてはいかがだろうか。プロの視点から資産運用の疑問を解決し、納得した上で資産運用を行おう。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。投資家とIFA(資産アドバイザー)とのマッチングサイト「わたしのIFA」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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