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資産管理の真髄を知る!個人における効果的な資産運用術

実際に投資を始めるためのステップ わたしのIFAコラム
この記事で解決できるお悩み
  • 個人資産管理における効果的な運用方法が知りたい
  • 資産管理に役立つものを知りたい
  • 資産運用のポイントを知りたい

将来に向けて資産形成を行っていくためには、「資産管理」を行うことが大切だ。資産管理とは、保有する資産全体を把握し、適切な資産配分やリスクコントロールを行うことである。

この記事では、個人の資産管理における基本的なポイントと役立つツール・サービスについて紹介していく。

目次

個人の資産管理の基本概念

資産管理に取り組む前に、押さえておきたい大切なポイントがある。まずは、資産管理の基本的な取り組み方を確認しておこう。

資産の種類と分類

「資産」とひとくちに言っても、その性格はさまざまだ。すぐに使う予定のある資産もあれば、当面は使う予定のない資産もあるだろう。

まずは、自分の保有資産を「①すぐに使うお金」「②数年後に使う予定のあるお金」「③当面使わないお金」の3つに分類しよう。この分類は、資産を適切な場所に配置するために欠かせないステップだ。

たとえば、資産の分類ができていないまま運用を始めると、すぐに使う予定のあるお金を運用に回してしまったり、反対に当面使わないお金を預金口座に眠らせてしまいかねない。資産を明確に分類しておけば「手元に置いておくべき資金」や「運用に回すべき資金」がきちんと把握できるようになるのだ。

リスクとリターンの関係

次に、リスクとリターンの関係も理解しておく必要がある。一般的にリスクとリターンは比例関係にあり、リスクが大きければリターンも大きくなり、リスクが小さければリターンも小さくなる傾向にある。

先ほど分類した3つの資産は、それぞれ許容できるリスクが異なる。「①すぐに使う予定があるお金」や「②数年後に使う予定のあるお金」は、なるべく小さなリスクに抑えなければならない。ハイリスクの商品で運用していると、いざお金を使うときに元本割れを引き起こしている可能性があるためだ。

一方「③当面使わないお金」は、長期運用が可能であるためリスクの高い商品を選ぶことが可能である。このように、資産管理では保有資産の分類に応じて、適切なリスクとなるように商品選定を行うことが大切だ。

資産の運用期間と目標設定

資産管理では目標を決めることも大切だ。たとえば「10年後までに住宅取得の頭金を〇〇万円貯めたい」、「子供が高校を卒業するまでに〇〇万円貯めたい」など、具体的な目標を設定しよう。

資産管理を行ううえでの目標が明確になると、自ずと毎月貯めるべき金額も把握できるようになる。ただ何となく資産管理を行うのではなく、しっかりと貯蓄計画を立てたうえで資産管理に取り組むことがポイントだ。

効果的な資産運用のポイント

より効果的に資産運用に取り組むためには、いくつか気を付けたいポイントがある。それぞれくわしく紹介していこう。

分散投資によるリスク軽減

資産運用の基本は「分散投資」だ。「この商品が良さそう」と感じても、1つの商品だけに集中投資することはおすすめできない。なぜなら、マーケットはいつも予測不可能でどんなことが起こるか想定できないためだ。

1つの商品に集中投資していると、変動要因が発生したときに大きな損失を抱える可能性がある。なるべくリスクを低減しながら運用するためには、色んな商品・色んな地域に分散投資することを心がけよう。

定期的な資産の見直しと再投資

資産運用では、定期的にポートフォリオの見直しを行うことが大切だ。時間の経過とともに市場環境が変化すると、当初の資産バランスが崩れている可能性がある。

たとえば「債券30%、株式70%」の割合で運用をスタートした場合、その後株価が上昇すれば保有資産は株式の保有割合が高まってしまう。適切な保有割合に戻すためには、増えすぎた割合分の株式を売却し、債券へ再投資する必要がある。

これを「リバランス」といい、資産管理を行ううえで欠かせない作業である。「1年に1回リバランスを行う」など、見直しを行うタイミングを決めておくことがおすすめだ。

投資先の選定と情報収集

当然のことながら、資産運用で良い成果を得るためには投資先の選定がカギを握っている。「ただ何となく人気の商品だから」といった曖昧な理由では、自ら商品を選定したとはいえないだろう。

きちんと投資先を見定めるためには、多くの情報を得ることが大切だ。新聞やニュース、書籍など多くの媒体から必要な情報を集めることで、ようやく「ここに投資しよう」という判断がつく。

最近では、証券会社によって無料のオンラインセミナーなども多く開催されているため、そうしたものを活用するのもおすすめだ。

資産管理に役立つツールとサービス

効率よく資産管理を行うためには、便利なツールやサービスを活用することを検討しよう。ここでは3つのツール・サービスを紹介していく。

ロボアドバイザーの活用

ロボアドバイザーとは、AIによって資産運用のアドバイスや商品選定をしてもらえるサービスだ。自分の投資意向に合った商品を選んでもらえるため、「どうやって金融商品を選べばいいのか分からない」という初心者にも向いている。

また、中には自動でリバランスを行ってくれるロボアドバイザーもある。定期的にポートフォリオの見直しを行ってくれるので、資産管理に手間をかけたくない人に嬉しいサービスだ。

ロボアドバイザーは証券会社が提供しているものも多くあるため、サービス内容や手数料をよく比較したうえで検討してみよう。

資産管理アプリの利用

複数の金融商品を保有していると、全体の資産の把握に手間がかかることがある。そんなときは資産管理アプリの活用がおすすめだ。

資産管理アプリは、異なる金融機関や証券会社、保険会社などの資産を一括で管理してくれるものである。自分が保有する資産を一覧で確認できるため、細かく資産を分散している人でも手軽に資産管理が行える。

無料のものや有料のもの、各金融機関とデータ連携できるものなど、さまざまな種類があるため、いくつかのアプリを比較してみるとよいだろう。

金融プロフェッショナルへの相談

先ほど「資産運用では情報収集が大切」ということを伝えたが、中には「情報源が多すぎて分からない」、「情報収集に充てる時間が捻出できない」という人もいるだろう。そういった場合は、金融のプロの力を借りることがおすすめだ。

最近ではIFAといって、金融機関に属さないアドバイザーも増えてきている。IFAは顧客目線の立場でアドバイスをくれるため、「ニュートラルな立場で助言をしてほしい」という人にもピッタリのサービスである。

IFAと協力して資産運用を最適化

より最適な資産管理を行うためには、ぜひIFAの活用を検討したい。ここからは、IFAを利用するメリットについて紹介していこう。

個別のニーズに対応した専門的なアドバイス

IFAは資産運用から相続対策、不動産など幅広い分野でアドバイスを行っている。証券会社や金融機関出身の人が多いため、これまでの経験で培った深い知識を持っていることが強みだ。

自ら情報収集を行う場合、どうしても得られる情報や理解に限界がある。IFAを通じてアドバイスをもらえば、自分のニーズに合った専門的な情報が得られるメリットがある。

複雑な資産管理を効率化

IFAは顧客の資産全体の管理を行ってくれるため、効率よく資産管理が行える。自分で資産管理を行う場合、分散した資産の全体を把握するだけでなく、定期的にポートフォリオの見直しも行わなければならない。

忙しい仕事と並行するとなると、「いつの間にか資産管理がおろそかになっている」ということも珍しくないだろう。

その点、IFAは常に顧客の資産の推移を把握してくれることから、自分で管理するよりも手間がかからないメリットがある。

IFAと長期的なパートナーシップを築く

IFAは会社都合の転勤がないため、長期的な関係性を築くことが可能だ。資産運用の相談は金融機関でもできるが、およそ3年周期で担当者が転勤してしまうことがネックである。せっかく関係性を築いても、担当者が変わればまた1からコミュニケーションを取っていかなければならない。

しかし、IFAは転勤によって担当者が変わることがないため、1人の担当者と長く付き合っていける安心感がある。資産管理を相談するうえで、自分のことをよく理解している人からアドバイスをもらえるのは大きなメリットだ。

IFAを活用しながら最適な資産運用を目指そう

資産管理では、「分散投資」や「ポートフォリオの見直し」、「情報収集」の3つを重視する必要がある。加えて、IFAによる専門的なアドバイスをもらうことで、より効率的な資産管理を行うことが可能だ。これから資産管理に取り組もうと考えている人は、ぜひIFAの活用を検討してみよう。

当サイト「資産運用ナビ」では、全国各地のIFAとのマッチングを行っております。相談したい内容や地域に応じてIFAをご紹介しておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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