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学資保険の代わりにNISAを検討すべき5つの理由

この記事で解決できるお悩み
  • 学資保険とNISAの違いがわからない
  • 子供のために資金をどのように積み立てるべきか悩んでいる

子供の将来のために、資金を貯めておきたいと思う人は多いだろう。しかし、低金利環境が続く中、貯金するだけではなかなか貯めることができないのではと不安に感じる人もいるのではないだろうか。

そこで、学資保険やNISAなどを通じた子供の将来資金を準備しておくことをおすすめする。

自身の状況に最適な資産運用法を見つけて、子供の将来のために資産形成をしておくことが重要だ。それでは、学資保険やNISAについて詳しく説明しよう。

目次

学資保険とNISAの基本的な違い

学資保険とNISAの基本的な違い 資産運用ナビコラム

両者の基本的な違いは、学資保険は満期時に定額が受け取れるのに対し、NISAは受け取れる金額が決まっていないという点だろう。

どちらにもよい部分はあるが、確実に一定額を受け取りたいなら学資保険、金額が変動するものの増やすことを目的にしているならNISAがおすすめだ。

学資保険とは何か

学資保険とは、毎月保険料を支払って満期が来ればあらかじめ決められている金額を受け取ることができる。保険の種類によっては、小学校入学、中学校入学、高校入学などの大きな出費が必要な節目の時期に一定額を受け取れる場合もある。

もしくは、大学入学時に全額受け取るケースを希望する場合もあるだろう。大きな出費が必要な際に確実に一定金額を手に入れたいと考えるなら、学資保険が好ましいといえる。

NISAとは何か

NISAとは、毎月100円や1,000円といった少額から積立をすることができ、年間40万円の範囲内で投資した分の利益が非課税となるのが魅力だ。

受け取れる金額が決まっているわけではないが、20年という長期にわたって積立・分散投資ができるのもメリットといえる。

うまく運用できれば元本を何倍にも増やすことができるだろう。また、いつでも引き出せるという自由度が高い点も、NISAの特徴といえる。

学資保険とNISAの違い

学資保険とNISAには、以下のような違いがある。

学資保険
  • 満期に決まった額を受け取れる
  • 親が死亡した場合は保険料が免除される
  • 元本割れしない
  • 返戻率は低い
NISA
  • 元本が保証されない
  • 運用により資産を増やせる可能性がある
  • いつでも好きな時に引き出せる

NISAのメリットとデメリット

NISAのメリットとデメリット 資産運用ナビコラム

NISAには、メリットとデメリットがある。その両方をしっかり把握しておくことで、自分に合っているかどうかを決めることができるだろう。

ここでは、NISAのメリットとデメリット、また運用例を詳しく紹介する。

NISAのメリット

NISAのメリットには、以下の4つがある。

  • 少額からの積み立てが可能
  • 年間40万円までは非課税
  • 運用で増やせる場合がある
  • いつでも引き出せる

NISAは、先述の通り少額からでも積立ができる点がメリットといえる。毎月100円でも200円でも問題はないため、少しでも余裕があれば積み立てておくといいだろう。

年間40万円までは非課税枠となっているため、この枠内なら得た利益に税金がかからないのも魅力だ。

また、運用によって元本を増やす機会があることもポイントだ。さらに、いつでも引き出せる点もNISAのメリットといえる。決まった額が満額貰えるわけではないが、より効果的に資産を増やしたいと考えているならNISAがおすすめだろう。

NISAのデメリット

NISAの主なデメリットとしては、元本割れのリスクがあることだろう。

一般に、資産運用にはリスクが伴うものであり、決して元本が保証されているものではない。つまり、うまく運用できなければ資産が減ってしまう危険もある。

とはいえ、そういったデメリットを考慮してもメリットの方が多いといえるだろう。また、このデメリットについてはIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)等、専門家への相談を通じて解決することもできるだろう。

NISAの運用例

10年間の少額積立で子供の大学費用の資金を準備したいと考えた場合、明確な資金使途と期限が定まっているため、リスクを適度に抑えるために、バランス型投資信託での運用を行うのがおすすめだ。

まとめて一つの債券や株式に投資してしまうと、その投資対象が大きくマイナスになった場合に資産全体にも大きな損失を与えてしまうだろう。

そういったことがないように、投資先をいくつかに分けてリスクを分散することが重要なのである。

学資保険とNISA、どちらを選ぶべきか

学資保険とNISA、どちらを選ぶべきか 資産運用ナビコラム

学資保険とNISAのどちらを選ぶべきか、迷う人もいるだろう。実際に、どちらにも一長一短があり、一概にどちらの方が良いというわけではない。

ここでは、どちらを選ぶべきなのかを考えてみよう。

子供の未来のための投資を考える

子供の未来のための投資と考えた時、資金に余裕があるならNISAで増やす方法を考えるのもいいだろう。

ただし、余裕がなく、決まった金額を確実に手にしたい場合は学資保険が向いている。子供の未来のために備えるのであれば、余剰資金があるかどうかで決めると良いだろう。

リスクとリターンのバランスを見つめ直す

リスクとリターンのバランスを見つめなおすことも重要だ。たとえば、大きなリターンを求めていない、もしくは許容できるリスクが大きくないのであればNISAの活用には注意が必要だろう。

リスクの低い学資保険にするほうが好ましいと考えることもできる。

しかし、NISAであっても資産を分散し、適切にリスク管理ができるのであれば、資金を増やせるNISAの方が良い場合もある。NISAを選ぶなら、分散投資を通じて賢くリスクをコントロールするようにしよう。

自分のライフスタイルに合った選択をする

自分のライフスタイルに適した選択をすることも重要だ。毎月のキャッシュフローから投資にまわす余剰資金をどれほど拠出できるのか、保険や投資を通じた資産形成の目標がなんなのか、などを考慮するべきである。

これはライフプランニングとも言える領域であり、その策定に当たってはFPやIFAなど専門家への相談も検討すると良いだろう。

資産運用に関する疑問をIFAが解決する

資産運用に関する疑問をIFAが解決する 資産運用ナビコラム

資産運用に関する疑問は、IFAが解決できる。IFAについて詳しく知っておくことで、あなたの運用にもうまく活用できるだろう。

IFAを通じて、適切な資産運用を心がけよう。

IFAとは何か

IFAとは、いわゆる金融アドバイザーの一種だ。金融に関する豊富な知識と経験があり、中でも特定の金融機関に所属しないことから独立系ファイナンシャルアドバイザーと呼ばれる。より投資家のニーズに適した提案が期待できる存在として、近年その注目度が高まっている。

ライフプランニングの策定や株式・債券・投資信託などの資産管理・運用の具体的なアドバイスとその取引の仲介を行う。実際の取引にはネットの証券会社の口座を活用する。

多くが証券会社や銀行出身者であり、実際に投資家の資産管理に携わってきた実績と経験をもつため、金融のプロフェッショナルであるといえるだろう。

IFAをどのように活用するか

IFAには独立性があるため、証券会社の事情に影響されることなく、投資家にとって真に必要なマネープランやそのための金融商品を提供してもらえる。そのため、資産運用を考えているときやマネープランを作成したいときなどに活用できる。

相談の内容によっては、弁護士や税理士などの外部の専門家と連携し、顧客にとって最適なプランを提供できる点が魅力だ。このように幅広い相談にも対応できるため、資産活用を考えているならまず相談してみるのも良いだろう。

IFAを通じた適切な資産運用の進め方

IFAを通じて、的確な資産運用を進めることが重要だ。IFAは、具体的な商品まで踏み込んだアドバイスをすることができるため、ご自身の資産を運用するのに最適な提案をしてくれるだろう。

また、IFAは顧客のことをしっかり考えて投資戦略を進めてくれることだろう。顧客のことを考えた提案ができるだけでなく、アフターフォローまでしっかりしてくれるため、何かトラブルがあった際でも安心できる。

適切な資産運用を始めるために、IFAに相談してみよう。子供の将来のためにも適切な資産運用だけでなくなるべく資産を増やしていく方法が望ましいといえる。

まとめ

学資保険の代わりにNISAを検討すべき5つの理由 資産運用ナビコラム

本記事では、学資保険とNISAの違いや、両者のメリット・デメリットを解説した。子供の将来を考えているのなら、早い段階から学資保険やNISAなどを活用して、資産を形成しておくことを検討すると良いだろう。

資産運用について、わからない、不安だ、と感じている人は、ぜひ一度IFAに相談してみてほしい。

IFAと相談することで、学資保険とNISAについての比較ができるだけでなく、自身の状況に合わせた最適な資産運用を見つけることができるだろう。「資産運用ナビ」を通じて、専門的な資産運用のアドバイスを得て安心して投資を始めてほしい。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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