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外貨投資とは?為替の仕組みや運用に関する疑問を徹底解説

この記事で解決できるお悩み
  • 為替とは何かいまいち良くわからない
  • 外貨投資について理解を深めたい
  • 外貨投資で必要な最低限の投資金額が知りたい

外貨投資は、専門的な知識と戦略が必要な、複雑な投資だ。そのため検討していても不安があってなかなか踏み込めないという方も多いだろう。

しかし、逆にいえば為替相場に対する理解を深め、知識を学べば効果的な資産形成も可能といえる。本記事では、為替相場における基本的な概念や戦略、具体的なステップについて解説する。

外貨投資の悩みに対する解決方法も提示するため、ぜひ参考にしてほしい。

目次

為替市場における基本的な概念

為替市場における基本的な概念 資産運用ナビコラム

為替市場における基本的な概念とはどういったものなのか、以下の3つの点から考察しよう。

  • 為替市場とは何か?
  • 為替レートとは?
  • マクロ経済指標が為替市場に与える影響

為替について知識を深めることで、外貨投資の基本的な戦略も立てることができるようになるだろう。

為替市場とは何か?

為替とは、現金で直接取引をすることなく、銀行などを通して帳簿上で決済を行うことだ。かつては為替手形が用いられたが、近年ではインターネットの普及により為替手形を使用しない場合も多い。

国内で取引が行われる場合は内国為替、通貨が違う海外との取引であれば外国為替と呼ばれる。外国為替は通貨の交換を伴う点が特徴であり、決済通貨を決める必要がある。

自国の通貨以外の通貨を使用する場合に決済通貨と交換する必要があり、その通貨を交換するための市場こそ外国為替市場である。

為替レートとは?

為替レートとはいわゆる通貨の交換比率のことであり、例えば身近な外国通貨がある米ドルを見ると、1ドルが100円という為替レートの場合は、手数料は別として100円で1ドルを購入できるという意味だ。

為替レートは需要と供給によって変化し、為替レートが1ドル110円になると「円安」となり、これまでよりも多く支払わなければ1ドルを購入できない。逆に、1ドルが90円となれば、「円高」となり、これまでよりも少ない金額で1ドルが購入できる。

マクロ経済指標が為替市場に与える影響

マクロ経済指標は日々変動する。公表される複数の指標を参考にすることによって、景気の動向を把握することができる。

また、これらは為替レートを動かすための重要な指標でもあるため、外貨投資を行う際はマクロ経済指標をしっかり把握し、将来の変動を予測する必要があるだろう。

外貨投資の基本的な戦略と考え方

外貨投資の基本的な戦略と考え方 資産運用ナビコラム

外貨投資を成功させるためには、基本的な戦略をおろそかにしてはいけない。ここでは、以下の点について説明しよう。

  • 外貨投資の基本戦略とは?
  • 為替リスクをどう把握し管理するか?
  • テクニカル分析とファンダメンタル分析の活用方法

それぞれ詳しく解説するので、ぜひ参考にしてほしい。

外貨投資の基本戦略とは?

外国投資の基本戦略とは、外貨投資の種類やメリットといった知識を蓄えておくことから始める必要がある。外貨投資は、基本的に円安が進むと利益を得ることができるといえる。

例えば、1ドルを100円で購入したとして、円安が進んで1ドルが120円になったときに日本円に変えたとする。すると、手数料を考慮しなければ1ドルあたり20円の儲けになるというわけだ。

より多くの資産をドルで保有していればいるだけ、円安が進むと差額で資産を増やすことができるだろう。また、円高を引き起こす要因を把握しておくことも重要だ。外貨投資をする際は、日本だけでなくアメリカをはじめとする世界経済にもしっかり注目していきたい。

為替リスクをどう把握し管理するか?

外貨投資を成功させるためには、為替リスクを把握し、管理する必要がある。為替リスクを把握するには、円高になったときにどこまでなら耐えられるのかを把握しておく必要があるだろう。

円高が思ったより進んだとして、「もう少し待てば戻るかもしれない」となかなか損気利するタイミングが見つからないままずるずると続けていては、資産の半分を失ってしまった、などということにもなりかねないからだ。

だからこそ、円高のリスクを考慮し、どのくらいまでなら耐えられるのか、いくらになったら損切りをするのかといった線引きをしておこう。また、投資先を1つだけに絞るのではなく、いくつかに分散しておくことで、リスクをある程度回避できるだろう。

テクニカル分析とファンダメンタル分析の活用方法

テクニカル分析とファンダメンタル分析は、どちらも相場を分析する手法だ。過去の値動きやそれを表すチャートをもとに判断をするのがテクニカル分析、景気動向や金融政策などが市場に及ぼす影響を分析するものがファンダメンタル分析となっている。

テクニカル分析は、チャートの動きに注意すればよく、視覚で動きを見ることができるが、その分析には一定の専門性を有する。同様にファンダメンタル分析に関しても、通常であればかなり専門的な知識や細かい情報収集が必要だ。

近年ではネット検索でファンダメンタル指標に簡単にアクセスできるようになったため、従来よりも分析は容易になったといえるだろう。

外貨投資を始める際の具体的なステップ

外貨投資を始める際の具体的なステップ 資産運用ナビコラム

外貨投資を始めるのであれば、具体的にどのようにステップアップしていけばよいのかを把握しておく必要があるだろう。

ここでは、以下の点について解説する。

  • 外貨投資にはいくら必要か?
  • 外貨投資を行う際の注意点
  • 外貨投資の成功例とその戦略

外貨投資にはいくら必要か?

外貨投資にはいくら必要、という最低金額の指定はない。少額からの投資でも問題なく、もちろん高額から始めても良いだろう。ただし、リスクが気になるならはじめのうちは少額からにしたほうが良い。

また、それなりの金額を投資するにしても、必ずその資金は余剰金から出すようにしよう。生活費を投資に回してしまうと、損が出た時に持ち直せなくなってしまうからだ。

外貨投資を行う際の注意点

外貨投資には、以下のようなリスクがあることを忘れてはいけない。

  • 損が出る可能性
  • 手数料がかかる

外貨投資は必ず儲かるというものではない。購入したときよりも円安になればもうけが出るものの、必ず円安になるとは限らないからだ。想定よりも円高が進めば、損が出てしまう。

程よいところで損切りができなければ、かなりの損失を被ることになるだろう。そのほか、手数料がかかるため、手数料分を利益から引いて実際の運用成果を考える必要がある。

外貨投資の成功例とその戦略

初めて外貨投資をした場合、成功するのは商品選びがうまくいっているからだ。事前に外貨投資に関する知識をしっかり仕入れて、チャートの分析などをおこなう。

そうすることで、安値の時に購入することができ、高値になったら売ることができるだろう。全く何の情報も仕入れず、また分析も行わずに投資をすると失敗してしまう可能性が高い。

そのため、成功するためには必ず市場分析と商品の分析を行うようにしよう。

外貨投資のお悩み解決法と成功への一歩

外貨投資のお悩み解決法と成功への一歩 資産運用ナビコラム

外貨投資のお悩みを解決するためには、以下の点を把握しておこう。

  • 外貨投資で失敗する一般的なパターン
  • 成功する投資家の共通点とは?
  • 外貨投資で悩んだ時の対処法

外貨投資で失敗する一般的なパターン

外貨投資で失敗するのは、損切りができずにずるずる続けてしまう場合だ。たとえば、既にかなりの損が出ているにもかかわらず、「もう少ししたら上がるかもしれない」と切り時がわからなくて続けてしまうケース。「この間は大きく勝てたから」と損になっていてもやめられないケースなどがある。

成功する投資家の共通点とは?

成功する投資家は、人の話をよく聞いている。情報収集を怠ることなく、しっかり話を聞いて、小さな情報も聞き逃さない。また、情報を想像力で膨らませることがなく、合理的に判断できる点も共通している。

たとえば、「株価が上昇傾向にある」という情報を、「株価が暴騰するのか」と、想像力で補ってしまったり話をすり替えてしまったりする方がいる。

しかし、成功する投資家はそのようなことはしない。聞いた話をそのまま受け止め、ほかの情報と照らし合わせて感情を交えることなく判断できる。

外貨投資で悩んだ時の対処法

外貨投資で悩んだときには、専門家に聞くといいだろう。特に独立系ファイナンシャルアドバイザーと呼ばれるIFAなら、投資に関する様々な不安や疑問に適切な答えを返してくれる。

また、個人のライフスタイルに合わせた最適な運用法もアドバイスしてくれるため、外貨投資に限らず資産に関して迷ったらぜひ頼ってみてほしい。

まとめ

外貨投資とは? 為替の仕組みや運用に関する疑問を徹底解説 資産運用ナビコラム

本記事では、為替市場の基本的な理解、運用戦略、具体的なステップを解説した。外貨投資は複雑ではあるものの、専門的な知識と戦略を学ぶことによってリスク管理ができ、資産を増やすこともできる。

外貨投資に関して疑問や不安があれば、「資産運用ナビ」を利用し、IFAに相談してみてほしい。IFAは疑問や不安を解決し、個人に合わせた資産運用方法について適切なアドバイスをしてくれるだろう。

IFAとともに運用知識を深め、安心して運用をスタートさせよう。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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