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資産運用で効率よく利益を出すための方法とは?投資のプロが伝授する戦略

「企業における資産形成成功への道筋」 わたしのIFAコラム
この記事で解決できるお悩み
  • 効率よく資産運用を行いたい
  • 資産運用の戦略について知識を深めたい
  • リスク管理方法について学びたい

資産運用を行う上で、誰しもが知りたいのは利益を最大化する方法だろう。とはいえ、資産運用には絶対がない。必ず利益が出る方法もなければ、必ず利益が最大化する方法も確立されていない。

だからこそ、どのような方法を実施すればよいかわからず、資産運用そのものを躊躇する人もいるのではないだろうか。

今回は、資産運用で利益を効果的に出すための方法や内容について解説する。これから資産運用や投資を始めたいと考えている人は、ぜひ参考にしてほしい。

目次

資産運用におけるポイント

資産運用におけるポイント 資産運用ナビコラム

資産運用における最大利益を考える上では資産運用の基本的なポイントを押さえる必要がある。

以下の3つが基本的なポイントとなってくる。

  • リスクとリターンのバランス
  • 長期的な視点での運用
  • 資産の分散投資

金融庁 総合政策局 総合政策課が公表している「長期・積立・分散投資とNISA制度」では、「長期投資」「積立投資」「分散投資」を投資のポイントとしてあげている。

この章では上であげた基本的な3つのポイントに関して、「長期投資」「積立投資」「分散投資」も絡めて解説していく。

リスクとリターンのバランス

資産運用で大きな利益を手に入れたいと考えた時「リターン(利益)」の大きい商品を考える人も多いかもしれない。しかし、「リターン」の大きさだけでなく、同時に「リスク」についても考える必要がある。

「リスクとリターンの関係」は以下の図を参考にしてほしい。

出典:金融庁「長期・積立・分散投資とNISA制度」

それぞれの金融商品を見ると「リスクとリターン」の度合いは、比例関係となっている。投資によって利益を最大化したいと考えた場合「リスクとリターン」の関係を念頭に入れておくと良い。

大きいリターンを期待できる商品は、リスクも大きい可能性がある。

どちらかを極端に取り入れるのではなく、重要なのはリスクとリターンの「バランス」を調整することである。資産運用をする場合、1つの投資先に絞るのではなく、さまざまな商品に資産を分散させることで、投資リスクを限りなく小さくできる。

長期的な視点での運用

資産運用を長期的な視点で行うと、「複利効果を高めつつ」「価格変動のリスクを抑える」ことが可能だ。

長期で資産運用を行うと「複利効果」によって「投資元本」が増える。

「投資元本」が増えることで、運用がプラスに増えた場合に利益も大きくなりやすい。さらに「投資元本」が増えると「価格変動のリスク」も抑えられる期待が持てる。

利益と損失の幅も小さくなるので、利益を効果的に出すには、長期的な視点で運用すると良いだろう。

資産の分散投資

資産の分散投資は、さまざまな商品に分けて投資をおこなうことで、損失リスクを最小限に抑えられる期待が持てる。この結果、資産運用で投資利益を効果的に出せるだろう。

具体的な分散投資の例は、以下の図を確認してほしい。

「資産運用で効率よく利益を出すための方法とは?〜投資のプロが伝授する戦略〜 私のIFAコラム」
出典:金融庁「長期・積立・分散投資とNISA制度」

投資先である商品・銘柄にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる値動きをする。一般的に、株式市場が加熱すると債券市場は冷め、反対に株式市場が落ち込むと、債券市場は加熱する。

分散投資は商品以外にも、通貨や地域の分散も含む。商品と同じく、通貨や地域においてもさまざまな値動きが生じる。

資産や通貨、地域による投資は、それぞれ異なる値動きをするため、購入が1度しかなければ急な市場の落ち込みで損失リスクが高まるだろう。こうしたリスクを回避するためには「ドルコスト平均法」が有効である。

ドルコスト平均法とは金融商品や通貨をまとめて購入するのではなく、少額で積立てするように継続して投資することで、安定的な投資効果を得ることが期待できる方法である。購入時期を一定間隔で統一させることで、価格の高い時期は購入できる量は少なくなるが、価格が低いと購入量が多くなる。

結果的に長期的な視点でみると投資額が平準化されるので、安定的な効果が生まれやすくなる。以上から、資産の分散投資が重要となる。

資産運用の戦略

資産運用の戦略 資産運用ナビコラム

資産運用の戦略にはどんなものがあるのだろうか。

この章では以下の3つの内容を解説していく。

  • アクティブ運用とパッシブ運用について
  • 投資におけるタイミングの重要性について
  • 運用商品の選定について

この3つについて知ることで、自分に合った運用方法や、金融商品の選び方、また投資をする上で気を付けなければならない点を考えることができる。

また、長期的な資産形成に向けた戦略を立案することもできるだろう。

アクティブ運用とパッシブ運用

投資にはアクティブ運用とパッシブ運用がある。

  • アクティブ運用
    • 市場の非効率的な面を分析して、ベンチマークを上回る運用成果を目指す方法
  • パッシブ運用
    • 市場のインデックスと同じ構成でベンチマーク通りの運用成果を目指す方法

アクティブ運用は、高い超過収益を狙えるが、難易度もリスクも高まることから、専門的な知識と経験が必要となってくる。パッシブ運用は、市場に連動した投資なので、比較的リスクを回避しつつ、投資利益を生み出す期待が持てる。

アクティブとパッシブのどちらを選ぶべきかはよくテーマになる。一般的に、アクティブ運用は投資に関するコストが高い場合がある。そのため、手数料やコストといった諸経費を気にする人は、パッシブ運用を検討しておくと良いだろう。

アクティブ運用は、市場のベンチマークを上回る投資効果を得るための手法なので、短期間であれば投資成果がパッシブ運用より早く出る可能性がある。そのため、少しでも早めに投資効果を出したい人は検討しても良いだろう。

最終的な判断がつかない場合は、IFAに相談してみることをおすすめする。

投資におけるタイミングの重要性について

投資のタイミングも重要だ。前章「資産の分散投資」の中で「期間の分散」について述べたが、投資する商品はそれぞれ異なる値動きをする。投資の理想は、価格が安い時に「購入」して、価格が高い時に「売却」することである。

こうした理想的な投資を実現させるには、タイミングが重要となる。長期的な視点で投資をしていても、どのタイミングで資産を売却するのか、将来の値動きを予想する必要がある。

だからこそ、タイミングをしっかりと図ることが重要となる。

運用商品の選定について

投資する商品を選ぶ場合は「分散投資」が重要となる。運用商品の選定におけるポイントは「分散投資」になぞらえると、次の3つである。

  • 銘柄
  • 地域
  • 期間

それぞれの性質を知り「リスクとリターンのバランス」を考えながら投資する商品を選定すると良いだろう。資産の増減や運用成果を確認しながら、徐々に自分に適切な割合で資産運用できるように調整していこう。

リスク管理と効果的な手法

リスク管理と効果的な手法 資産運用ナビコラム

リスク管理は、損失を最小限に抑え、利益を効果的に出すために重要な要素である。資産運用におけるリスクは常に潜んでいる。資産運用のリスクは、主に「株価変動リスク」「信用リスク」「流動性リスク」「金利変動リスク」「為替変動リスク」がある。

こうしたリスクをどの様に管理し、また避けていくかが重要となる。その際の判断材料となる「リスク許容度」「リバランスの重要性」について説明しよう。

リスク許容度の把握

「リスク許容度」とは、いくらまでなら損失を出していいかのボーダーラインである。個人の感覚でだけで出すのではなく、「保有資産」と「投資内容」から総合的にみて判断する必要がある。

いくら「分散投資」でリスクを減らしても、許容度を超えた損失は他の資産でカバーしきれない。

リスク許容度は、以下の2つの観点で考えると良い。

  • 投資元本
  • 資産の状況

「リスク許容度」を把握することで、新たな投資を実施すべきかも見極められる。事前にしっかりと把握しておこう。

リバランスの重要性

リバランスは、商品の投資配分を設定し、運用成果によって変動した配分を再度もとの投資配分に戻すことである。資産の割合を変更させてメンテナンスすることで、適切なリスク管理が実施できる。2020年の「コロナショック」では、株式市場が急激に冷え込み、株価も世界的に急落した。

いったん資産の配分割合を変更した後、コロナショックが収まり株価の回復が見られ始めたらその割合を元に戻す。こうした対応をしていると、損失リスクを最小限にくいとどめながら、投資効果がプラスになる可能性が高まる。

リバランスも資産運用では重要な方法の1つである。

IFAと資産運用の最大利益を狙う

IFAと資産運用の最大利益を狙う 資産運用ナビコラム

先ほどまで述べた資産運用で利益を出す方法やポイント以外にも、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)がパートナーとして支えてくれているかも重要なポイントである。

IFAについてよく理解したうえで、ぜひ自身の資産運用についても相談してみると良いだろう。

IFAとは

IFAは「特定の金融機関に属さない」資産運用のプロである。銀行や証券会社といった特定の機関にいないので、ノルマや販売方針に捉われずに、顧客の立場で投資の面をサポートする。

2022年12月末時点で、IFAとして登録されている金融商品仲介業者の登録外務員数は6,148人と、事業者は年々増え続けている。

IFAが提供する専門知識とサポート

IFAは幅広い投資手段の中から最適な金融商品を紹介してもらえる。投資に慣れていない場合、自分では分からないことも多い。IFAがいるおかげで、アドバイザーとして専門知識を駆使しながら最適な金融商品を探してもらえる。

担当者が異動することもないので、生涯にわたってサポートを受けられる点も魅力だ。資産運用のプロとして顧客にしっかりと寄り添ってくれる。

IFAと共に資産運用の成功へ

IFAのサポートを受けられれば、資産運用の成功に近づける期待も高まるだろう。一口にIFA と言っても、得意な領域は各アドバイザーにより異なる。

また、これまで資産額がいくらの投資家をメインで担当してきたかも確認しておくと良い。

資産運用で利益を出す方法としてIFAへの相談も検討しよう

資産運用で利益を出す方法としてIFAへの相談も検討しよう 資産運用ナビコラム

資産運用で利益を出す方法は、さまざまである。とはいえ、確実に資産が増やせる方法はない。だからこそ、資産運用で心得ておきたいポイントや手順は重要である。

効果的な投資成果を出すためにも、まずは「長期投資」「積立投資」「分散投資」を押さえておくとよい。

また金融のプロであるIFAに相談をするのも良いだろう。さまざまな商品から、自分の資産状況や目標に合わせて最適な商品を提案してくれる。

まずは「資産運用ナビ」で自分に合ったIFAを探し、気軽に自身の状況や将来の目標を相談してみてほしい。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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