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【投資の基本】初心者が資産形成に成功するための基礎知識

「為替取引の基礎知識 わたしのIFAコラム」
この記事で解決できるお悩み
  • 投資の基本的な仕組みを知りたい。
  • 投資商品には何があるか知りたい。
  • 初心者が投資を始める前に何を準備すべきか知りたい。

投資は我々にとって、経済的な安定を追求するための重要な手段だ。しかし、投資の世界は初心者にとって難しく、分かりづらいと感じることもあるだろう。

本記事では、投資の基本概念からスタートし、代表的な投資商品の特徴を解説する。さらに初心者が投資を始める前に知っておくべき点を具体的にまとめている。最後まで読んで、ぜひ投資活動に役立てて欲しい。

目次

投資の世界を基礎から理解する

投資の世界を基礎から理解する 資産運用ナビコラム

SNSなどには、「秒で億稼ぐ!」などの魅惑的な言葉が踊っている。そんな言葉を聞くと、投資というのは怪しく、難解で、習得不可能なもののように思えるかもしれない。

しかし、それは間違った認識だ。投資も基本から正しく理解することで、誰でも学んでいくことが可能な分野なのだ。まずは「投資とは何か」「どういう仕組みなのか」という根本的なところから学んで行こう。

投資とは何か

投資とは、時間、労力、資金、資産など、「何らかの資産」を、時間の経過とともに価値が高まることを期待して購入することだ。

言い換えると、潜在的に資金を増やすための手段である。

これは自己教育や新たなスキル習得のための時間と労力の投下も含むが、本記事では主に金融商品や資産への投資のみを扱う。

「何らかの資産」とは、株式、債券、不動産、仮想通貨などが該当する。これらに資金を投じることで、投資家は、利息や配当、投資利益などを通じて資金を増やすことができるのだ。

投資の仕組み

投資の基本は、「低い価格で購入し、高い価格で売却する」ことである。

資産を売却して利益を得ること、つまりキャピタルゲイン(投資に対するリターン)を実現することが、投資でお金を稼ぐ方法だ。以下はすべて、投資の例である。

  1. 企業が話題の新製品を生み出し売上を伸ばした。その結果収益が増え、市場での株価が上昇。投資家は株式の値上がり益を得た。
  2. 円安局面に入ったため、価値が安定している金へ投資家の資金が流入。その結果、金の需要が増大し、価格が上昇した。
  3. 物件をリフォームした結果、自宅マンションの価値が上昇。保有者は物件を売却し売却益を得た。

以上の例で共通するのは、投資には「時間の経過」という要素が関連していることだ。また、すべて成功の例を挙げているが、すべての投資には常に一定のリスクが伴うことも忘れてはならない。

投資は、将来の成長または収入の可能性を探るものだが、収益を生まないかもしれないし、時間の経過と共に価値を失うかもしれない。この点を理解することは大変重要だ。

投資の種類

投資といっても、その種類は非常に幅広い。金融商品だけでも株式、債券、商品(金など)、不動産の基本的な証券に加えて、これら資産を様々に組み合わせた投資信託やETF(Exchange Traded Fund)などのファンドが存在する。

各投資商品はそれぞれ特性やリスク、リターンが異なる。その特徴を理解し、自分の投資目的やリスク許容度に合わせて選ばなければならない。

代表的な投資商品

代表的な投資商品:株・投資信託・債券 資産運用ナビコラム

ここでは投資の基本的な商品といえる、株、投資信託、債券について紹介する。

株式投資

株式とは、公開もしくは非公開の企業の所有権の一部だ。

企業は、事業運営に必要な資金を調達するために株式を発行する。投資家は株式を購入することで、企業の経営権の一部を所有することができ、その利益および損失の一部を受け取る(キャピタルゲイン/ロス)ことができるのだ。

株式投資には、大きく「グロース投資」と「バリュー投資」という二つの戦略がある。グロース株投資は、企業の売上や利益の成長性が市場平均よりも高い銘柄に投資する手法のこと。

一方のバリュー投資は、現在の株価が本来の企業価値から見て割安な銘柄に投資する手法である。

投資信託

投資信託は、投資家から集めた資金を、プロのファンドマネジャーが、株式、債券、金融市場商品などに投資・運用する商品だ。

1万円程度の少ない金額から購入でき、すでに分散投資された商品に投資することでリスク軽減できるというメリットがある。また、金融の専門家が運用している点や、毎日基準価格(取引価格)が公表される透明性があることも魅力である。

一方で、元本割れの可能性があるというデメリットがある。投資信託の主なリスクには、価格変動リスク、為替変動リスク、信用リスク(発行体の倒産など)、流動性リスク(保有株式等を現金化できないリスク)などがある。また、購入時、保有期間、解約時に手数料が発生することも忘れてはならない。

債券投資

債券投資とは、投資家が発行体(国や地方公共団体、民間企業)に「お金を貸す」形をとる投資の方法だ。

債券は、事実上発行体(国や地方公共団体、民間企業)からの”借用証”であり、発行体は債券を発行し、期日には額面上の金額を返済することを保証する。また、一定期間ごとに利息を支払い、投資家に利息収入(インカムゲイン)をもたらす。

このように、比較的安全で、安定的に収益が得られるという魅力の反面、信用リスク、価格変動リスク(債券を途中で売却する場合)、金利変動リスク等の債券特有のリスクが存在する。

また、債券投資において投資家は、資金の貸与はするが経営参加はできないという位置にある。一方、株式投資における投資家は、株主として、持分に応じて議決権などを有し、経営に参加をすることができる。

投資初心者へはじめる前の5つのステップ

投資初心者へはじめる前の5つのステップ 資産運用ナビコラム

この章では、投資を始める前に”やっておくべきこと”を、5つ挙げる。必ずしもこの順番で取り組む必要はないし、何度やり直しても良い。

しかし、必ず投資を実行する前にすべての項目を検討して欲しい。

ステップ1:市場動向を理解する力をつける

投資を始める前には、基本的な金融市場の知識を身につけることが大前提だ。株や債券などの投資商品の仕組みや動向など、あなたの投資行動に直接的に影響する項目を学んでおこう。

また、インフレーション、金利、経済成長率などの経済指標の理解は、市場動向の理解に必要な知識だ。市場に参加する前に、基本的な内容は理解しておきたい。

ステップ2:目標と期間を設定する

具体的な投資商品の選定をはじめる前に、「投資の目標は何か?」を整理して欲しい。

車購入や旅行資金を貯めるなどの短期的目標(0-2年)か、住宅の頭金や教育費を貯めるなどの中期的(2-7年程度)な目標か。あるいは、老後資金を貯めるといった長期的な目標(7年以上)かを明らかにしておこう。

目標と期間を明らかにすることにより、どの資産に投資すべきか、どの程度のリスクを取ることができるかなどが見えてくる。

ステップ3 :「いくら投資するのか」を決める

投資にまわす金額も決めておこう。

目標金額とそこに到達するまでの期間に基づき、投資額を計算して決めるのが一つの方法だ。

毎月決まった額を投資したいと考えるなら、毎月の収支を振り返り、余剰金額を投資に回す方法や、毎月10%や20%、あるいは「毎月1万円」と決める方法がある。

投資額は、個人の状況や考え方によって決めるべきもので、正解はない。ただ、理想を高く掲げ過ぎず、長期的視点で無理なく続けられる金額にすること、また生活資金や緊急時の備えとは別に設定することを強く勧める。

また、「自分の資産の20%を投資に回す」「300万円を投資に回す」と決めても良い。

運用の割合については以下の記事を参考にして欲しい。

ステップ4:自分のリスク許容度を明確にする

投資戦略決定の際に考慮すべき要素の1つは、リスク許容度(リターンを得るためにどの程度のリスクまで耐えられるかを示すもの)だ。

「長期的なリターンが期待できるなら、短期的に投資額が増減しても構わない」と考えるのか、「価格の変動が少なく、安定したリターンを得たいのか」と考えるのか、その程度でも良い。

Web上の診断テストを利用するのも一つの方法だ。例えば、一般社団法人 全国銀行協会は「リスク許容度診断テスト」、フィデリティ証券は「リスク許容度の診断」を提供している。

投資目標とリスク許容度を把握して、自分に合ったポートフォリオを構築したい。

ステップ5 何に投資するかを決める

目標と時間軸、リスク許容度、投資額に基づき、投資対象を決めよう。このとき投資対象は、可能な限り多様化させておきたい。連動して動かない投資対象を組み合わせた分散投資を行うことで、リスクを軽減させることを狙いたい。

投資額が十分あるなら、株や債券、金、不動産などを組み合わせてポートフォリオを作ることが可能だろう。もしそうでないなら、投資信託やETFを利用する選択肢も検討したい。

IFAと資産目標の達成を目指そう

IFAと資産目標の達成を目指そう 資産運用ナビコラム

投資を始めるのは難しいことではない。そして、多額の資金が必要なわけでもない。

しかし、ここまで読んでいただいたとおり、投資商品は多種多様であり、投資を始める前には準備が必要だ。ポイントは「自分を見直し、自分に合った投資戦略を決めなければならない」という点だ。

もし、投資を始めることに不安を感じるのであれば、ぜひ、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)の支援を受けるという選択肢を検討してみて欲しい。

IFAの専門的なアドバイスと資産運用の戦略立案

IFAは金融分野において豊富な知識と経験を持つ専門家だ。特定の金融機関等に属さず、独立した立場で、投資家の個々のニーズや目標に合わせて専門的なアドバイスを提供する。

投資初心者から経験豊富な方まで、IFAは信頼できるパートナーとなるに違いない。

IFAとの連携

IFAは、投資家ひとりひとりの目標を理解し、最適なポートフォリオを策定することが得意だ。所属機関を持たないため、ノルマなどに縛られることなく、投資家にとって最適な投資商品を選択できる。

また、運用においては、継続的な監視と、資産状況に合わせてリバランス(資産を目標に合わせて再配分すること)が必要だ。これも、市場の動向や最新の投資情報に詳しいIFAの支援を受ければ、負担を大きく減らすことができる。

信頼のパートナー、IFAの選び方

IFAを選ぶ際には、金融業界での経験と得意分野を確認しておきたい。また、相性も重要だ。コミュニケーションがスムーズでなければ、相互を理解し信頼関係を築くことはできない。

「資産運用ナビ」なら、全国にいる優秀なIFAを簡単に探すことができる。まずは、60秒でできる無料検索を試して欲しい。相談は無料。しつこい勧誘などはない。検索から、資産形成への第一歩を踏み出してはいかがだろうか。

 投資は難しくない!準備が必要なだけ

 投資は難しくない!準備が必要なだけ 資産運用ナビコラム

この記事では、投資についての基礎知識と、投資初心者が知るべきポイントを解説した。改めて言うが、投資は難しいものではない。ただし、十分な準備は絶対に必要だ。

本記事で紹介したIFAと連携することで、資産運用の負担は格段に軽減される。

「どこでIFAを見つければ良いかわからない」「どのIFAに相談したらいいのだろうか」などの疑問があれば、IFA検索プラットフォーム「資産運用ナビ」の活用をおすすめする。

現在の資産状況や相談内容を選択するだけで、簡単にアドバイザーを探せるため、あなたにあったIFAを効率よく見つけることができる。ぜひ、信頼できるIFAを選び、相談してみて欲しい。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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