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賢く資産形成するために!最適なポートフォリオに必要な知識を徹底解説

この記事で解決できるお悩み
  • 資産形成を始めるための手順を把握したい
  • ポートフォリオの組み方について学びたい

「公的年金制度だけでは望みどおりの生活ができない」と認識している人は多いのではないだろうか。現在の年収に関係なく、現役を引退すれば、どうしても年収は下がる。そのため、どうやって資産を増やしていくか悩んでいる人もいるだろう。

そこでこの記事では、「資産形成を始めるための手順を把握したい」「ポートフォリオの組み方について学びたい」と考えている人向けに、資産形成やポートフォリオ構築に必要な知識について解説する。

目次

ポートフォリオの組み立て方

ポートフォリオの組み立て方 資産運用ナビコラム

資産運用する場合には、自分に合ったポートフォリオを構築する必要がある。ここでは改めてポートフォリオの意味を解説し、リスクとリターンのバランスの重要性についてまとめる。

ポートフォリオとは

ポートフォリオとは、金融商品の組み合わせを意味し、資金をどのように配分するか検討してポートフォリオを構築する。

具体的な資産配分として、「国内債券、外国債券、国内株式、外国株式を25%ずつ配分する」などがある。投資信託ではなく、個別株式を自分で選ぶ場合は、それぞれの配分も考えなければならない。

たとえば「米国25%、EU25%、新興国25%・・・」のように国別に構成を決めたり、「再生可能エネルギー25%、通信25%・・・」のようにセクター別に決めたりする。

リスク許容度と目標に基づく配分

ポートフォリオを組み立てる際には、リスクとリターンのバランスを考え、自身のリスク許容度の範囲内で最大のリターンを得られる組み合わせを検討する。

たとえば、リスク許容度が低く、安定した資産運用を希望する場合で、年率平均リターンも1%程度で目標達成できるなら、国内債券や外国債券の割合が高いポートフォリオを構築する。リスク許容度が低いにも関わらず、年率平均リターンを10%に設定してしまうと、気づかないうちにリスクが高くなってしまい、身の丈に合わない資産運用となってしまう。

目標額達成が厳しいなら、リスクとリターンのバランスはそのままに、毎月の投資額を増やしたり、税制優遇を受けたりするなど、ほかの方法で目標に近づけるように工夫しよう。

ポートフォリオのリバランス

リスクとリターンのバランスを考慮のうえ、ポートフォリオを構築したら、金融商品の価格は上下変動を繰り返すため、個別商品の値動きは気にせず、ポートフォリオ全体のリターンを確認しておく。

ポートフォリオ全体のリターンが芳しくない場合は、リスク許容度の範囲内でリバランスを実施して、ポートフォリオの最適化を図る。特に振れ幅が大きくなりがちな個別株式や株式投資信託は、組み入れ比率に影響を与えるため、定期的なメンテナンスを行う。

資産形成へのステップ

資産形成へのステップ 資産運用ナビコラム

資産形成は、無理なく行うことが前提である。投資をせず、収入の一部を貯蓄に回し、まとまった資金とするのも資産形成である。

しかし、貯蓄だけでは目標達成は難しいため、なるべく早めに資産形成を始めたり、積立投資をしたりする。ここでは資産形成へのステップを紹介する。

資産形成の初歩

資産形成は、昇給による収入アップを繰り返しながら、少しずつ資産を増やしていく。毎月の余剰資金は貯蓄して、将来のライフイベントや緊急時に使えるようにしておくが、それでも余裕がある場合は、投資へ回すとよい。

投資の選択

金融用語におけるリスクとは、振れ幅のことである。リスクの高い商品は、価格の上下幅が大きい商品であり、大きく値上がりすることもあれば、値下がりすることもある。

大きなリターンを求める場合、大きく値上がりしたときの売却益などが目標となるが、大きく値下がりすることもあるため、ハイリスク・ハイリターンの関係となる。

資産を育てるための戦略

投資の基本は、長期・積立・分散投資である。短期に利益を得ようとせず、毎月一定額を、値動きの異なる金融商品に投資する。個別株の配当金や投資信託の分配金は再投資し、複利効果で効率よく資産を育てる。

この戦略自体、それほど難しく感じないかもしれないが、投資先の選定、リスク許容度の確認、最適な投資額、ライフプランに基づいた投資計画の策定などは、個人で判断するのは難しいのではないだろうか。

可能であれば、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)のようなお金の専門家のアドバイスも活用しよう。

投資を始めるのに必要な資金とは

投資を始めるのに必要な資金とは 資産運用ナビコラム

投資を検討し始めると、どのくらいの資金が必要か、悩んでいるかもしれない。投資のための必要資金は投資先によって異なる。

また、将来の必要資金額によっても変わってくるだろう。ここでは投資を始めるのに必要な資金について解説する。

投資に回すべき金額とは?

投資について、数百万円のまとまった資金で個別株を購入し、株価が上昇したら売却して利益を得る、というイメージを抱いている人もいるかもしれない。

この方法も資産運用であるが、まとまった資金を得るまで時間がかかるため、投資機会を逃しかねない。もちろん、余剰資金が十分にあれば、この方法でも構わないが、投資を始める際には、長期・積立・小額投資が基本となる。

毎月投資に回せる金額は人それぞれだ。NISAやiDeCoの上限額でも十分な人もいれば、足りないと感じている人もいるだろう。

NISAやiDeCoなら税制優遇を受けながらの投資ができる。まずはこれらの制度を最大限活用できる金額から投資しよう。

一般的な投資商品の最低投資額

投資信託であれば、一般的に1万円程度から始められる。個別株は企業によって異なるが、50〜100万円程度が目安である。投資信託はポイント投資、個別株ならミニ株などもあるが、投資額が小さすぎて、目標額を達成しにくい。

このように商品によって最低投資額は異なるが、基本的には商品と投資額ではなく、資産状況や家計状況から自分の投資可能額を算出したほうがよいだろう。できれば、ライフプランを立て、将来の必要資金額を算出してから決めよう。

自身の資産状況の把握

投資を始める前に、自身の資産状況を把握することも大切である。保有する株式や投資信託、預貯金などは金融機関の口座で確認できる。住宅などの不動産を保有しているなら、評価額や時価を確認する。

一方、将来の資産を予測することも重要だ。ストック(資産)ではなくフローだが、たとえば、公的年金の受取額をシミュレーションしておくと、退職後の生活資金として必要な金額が明確になる。フローが十分にあれば、不動産取得などによりストックを増やせる。

ライフプランには、将来の収支を予測したキャッシュフロー表と資産状況を予測した貸借対照表がある。ストックとフローの両方を把握し、効果的な資産形成につなげたい。

IFAと共に投資の旅を始める

IFAと共に投資の旅を始める 資産運用ナビコラム

資産形成は、専門的な知識と豊富な経験があると成功しやすい。個人で資産形成をする楽しさはあるかもしれないが、将来の豊かな生活のために、専門家であるIFAを活用する方法もある。

ここでは、IFAと連携して進める資産形成について解説する。

IFAの役割とメリット

IFAは、顧客の状況に合わせたサポートが可能である。知識面で不足していれば補ってくれる。ポートフォリオが相応しくなければ改善案を提案する。投資計画が不明瞭であれば、計画策定からサポートしてくれる。

IFAにはさまざまな役割があるが、専門的知識や豊富な経験で、相談者に合わせたサポートをしてくれるのがメリットである。

IFAを通じた資産形成

IFAには豊富な経験とネットワークがある。証券や銀行での勤務経験があるものが多く、知識が豊富なため、あなたに適切な提案をしてくれるだろう。また金融機関や情報機関、ほかのIFAとのネットワークもある。

資産運用では最新の情報と情報分析が欠かせないため、ネットワークを活かした情報分析力も重要となる。

IFAとオーダーメイドのポートフォリオ作成

資産形成には、自分に適したポートフォリオが欠かせない。投資信託であれば、複数の商品に分散投資しており、便利だ。公的年金保険料を運用しているGPIFにならって組む方法もある。ネット情報が豊富であるため、自分に合っていそうな組み合わせを取り入れてもいいだろう。

しかし、いずれも自分に適しているかどうかは確信が得られない。資産の状況や目標額、世帯構成などパーソナライズされたポートフォリオを構築してもらえる。

自分に合ったIFAを選定するために、まずはアドバイスだけでも構わない。専門家からのサポートを実感しよう。

資産形成やポートフォリオの構築で悩んだらIFAに相談を!

資産形成やポートフォリオの構築で悩んだらIFAに相談を! 資産運用ナビコラム

この記事では、資産形成の手順や投資資金の考え方、そしてポートフォリオの組み立て方について詳しく解説した。

IFAの専門的な知識と経験は、あなたの資産形成の指針となり、効果的なポートフォリオを作成するのに役立つ。IFAとの相談は投資についての理解を深め、適切な資産形成を行うために重要なステップとなるだろう。

「資産運用ナビ」では、安心と信頼のもと、あなたの資産形成をサポートします。次の一歩を踏み出してみませんか?

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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