投資で資産運用する人が多い中で、退職金を運用するなら「投資より預貯金が良いなと」と思う人も居るだろう。
貯蓄に関しては普通預金と定期預金となってくるうち、定期預金には退職金専用の定期預金がある。
今回は退職金運用の中でもお薦めの銀行の定期預金について挙げてコメントをしていく。
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退職金の運用専用の定期預金とは
最初にお伝えしたように退職金専門の定期預金が出てきたが、どのようなものかを説明する。
退職金専用の定期預金は、金融機関ごとに条件は異なるものの、通常の定期預金よりも良い利率で貯めることのできる口座のことだ。
メリットとしては、通常の定期預金と同じように預金保険制度の対象となり銀行が破綻した場合、元本が保証されること、そして通常の定期預金より大きい利息を受け取ることが可能だ。
デメリットについては退職金専用の定期預金は数か月の運用になるため、満期を迎えたら通常の定期預金に戻ってしまう。
この点は注意が必要だ。
退職金運用のお薦め銀行については、沢山の金融機関があるが、その中でも以下の条件に沿った物を厳選する。
退職金専用の定期預金の銀行選びの条件として①年率1%以上②年数が長い③特典があると言ったポイントで解説していく。
退職金の運用専用の口座おすすめ銀行5選
それでは退職金運用用門口座のお薦め銀行について説明する。
条件は先ほど説明したように①年率1%以上②年数が長い③特典があると言ったポイントだ。
三井住友信託銀行 退職金特別プラン
退職後2年間利用が可能なプランで、退職金運用に関しては3ヶ月となるが、特に投資運用コースは金利7%と大きい。
退職金以外の資金もご利用いただける内容となっている。
参考:三井住友信託銀行「退職金特別プラン」(2023年1月参照)
東京スター銀行 ミックスパック
東京スター銀行は、ミックスパックプランというのがありいくつか条件はあるものの一番金利が高いものだと、年利5%となっている。金額ごとに年利が分かれているので自分に合った利用が可能だ。
参考:東京スター銀行「ミックスパック」(2023年1月参照)
イオン銀行 しっかり運用セットNEO
投資信託とセットで総額200万円以上預けると、3ヶ月ものの定期預金の金利が年7%(税引後 年5.577%)である。
資産運用をしながら定期預金の金利を受け取ることが可能だ。ご退職日から2年以内であればどなたでも利用可能である。
参考:イオン銀行「しっかり運用セットNEO」(2023年1月参照)
SMBC信託銀行PRESTIA
SMBC信託銀行のプレスティアは3つのプランがある。①外貨積立コース②外貨定期預金コース③投資信託コースである。
外貨積立コースと円定期預金3ヶ月ものの預入れとセットであれば円定期預金に特別金利が適用される。そのため通貨のリスク分散が可能となる。
参考:SMBC信託銀行「プレスティア 退職金運用プラン」(2023年1月参照)
三井住友銀行 資産づくりセット
初回特別金利(3ヶ月もの)が、円定期預金コースは年2.0%そして外貨定期預金コースが年5.0%となっている。
資産づくりセットでは対象の運用商品と同時に定期預金を申し込むと定期預金が上記の金利で利用することができる。
参考:三井住友銀行「<資産づくりセット> 退職金によるお預け入れ」(2023年1月参照)
この章では都市銀行やネット銀行について挙げましたが、所在地に近いエリアのものを挙げる。
居住地に近ければここもおススメ5選
先ほどは都市銀行を挙げたが、この章では地方銀行での退職金の運用でお薦めの銀行にもついて挙げていく。
地方銀行や信用金庫に関しては、地域に根ざした金融機関が多い。信用金庫に関しては、全国でなく特定の地域にしか支店が所在していないので、近隣地域にあれば検討すると良いだろう。
関西みらい銀行
関西みらい銀行は大阪市中央区に拠点を置く金融機関で現在はりそなグループの銀行だ。
店頭限定だが2つのプランがある。対象の投資商品と円定期預金の同時預入れで利用可能な「投資信託組入れコース」と「遠定期預金コース」がある。
参考:関西みらい銀行「店頭限定退職金運用プラン」(2023年1月参照)
横浜銀行
横浜銀行は神奈川県横浜市西区に拠点を置く地方銀行だ。
退職金受け取り後2年以内の方が利用できる。横浜銀行ファンドラップ・投資信託を申し込み後を条件とし、金額によって年利が変わる。50万円の同時申込であれば金利が年2.0%(税引後 年1.5937%)で、500万円以上同時にお申し込みの方であれば金利が年5.0%(税引後 年3.98425%)となっている。
更にプラスで投信積み立てを申込みすれば、50万円以上で年3%(税引後 年2.39055%)、500万円以上であれば6%(税引後 年4.7811%)となっている。
参考:横浜銀行「退職金専用プラン」(2023年1月参照)
とまと銀行
とまと銀行は岡山県岡山市北区に拠点を置く地方銀行だ。
預かり金額は300万円以上1,000万円未満は3ヶ月で年0.5%、1,000万円以上で年1.0%となっている。また、年金受取口座予約サービスもしくは年金振込利用でさらに年0.1%プラスされる。
ただし岡山県内の店舗限定のため岡山県の方であれば検討視野に入れるのも1つだ。
参考:とまと銀行「退職金運用向け金利優遇サービス セカンドプラスα (アルファ)」(2023年1月参照)
伊予銀行
伊予銀行は愛媛県松山市に拠点を置く地方銀行だ。
伊予銀行にはハッピーステージ1とハッピーステージ2があり、ハッピーステージ1の場合は預け入れ期間は3ヶ月でハッピーステージ2であれば預け入れ期間は1年となっているため、他の金融機関よりも長いといった長所がある。
お預かり金額は100万円以上となっている。また、ハッピーステージ1に関しては年1.0%(税引後 年0.796%)、そしてハッピーステージ2に関しては店頭表示金利プラス最大年0.3%(税引後 年0.239%)である。
ただし、愛媛県内の店舗に限定されている。
参考:伊予銀行「退職金専用定期預金 ハッピーステージ[1][2]」(2023年1月参照)
池田泉州銀行
池田泉州銀行は大阪府大阪市北区を拠点とする地方銀行だ。
退職金一時預りプレミアムプランの基本プランが年1.0%(税引後 年0.796%)が退職金でのお預かりプランだ。
ただ今まで紹介した銀行の中では預入期間が2か月と一番短く、預入金額に関しては300万円以上となっている。
参考:池田泉州銀行「退職金運用のご案内」(2023年1月参照)
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退職金専用口座のメリットとデメリット
このように退職金専用口座の場合、普通の定期預金よりも金利が大きいものも多いのも魅力であり、外貨預金と円預金とのセットのものは通貨が違うためリスクヘッジがしやすい点は魅力である。
ただし、期間は1年でなく3ヶ月になるため、計算するとこのようになる。
投資信託コースの場合
500万円を預けた場合
500万円×5.577%×90÷365=68757.5…
このように考えると、退職金専用口座は通常の金利より高いものの、預入期間は永遠というわけではない。
長期でもう少し運用成果を大きくしたいとなれば株式や投資信託などで運用するのも1つだ。
退職金の活用方法を考えよう
退職金専用口座を運用するとなると、どこの銀行が良いのか迷う部分も大きい。条件としては金利が高いものや預入金額が良心的なものを選ぶとよいだろう。
ただ、運用期間が短いため長期で運用したいとなれば、株式や投資信託などで運用するのも1つである。
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