「カードローン」という言葉を、一度は耳にしたことがあるはずだ。「お金を借りる」というイメージはあっても、実際どのような仕組みか理解できているだろうか。
カードローンは、会社と契約して数十万~数百万まで借入ができるサービスだ。
まとまったお金や急な出費が必要になった際、便利に活用できる。
ただ、仕組みや注意点を理解しておかないと、思わぬ損失につながる可能性もある。
そこで本記事では、カードローンの基本的な仕組みから具体的な利用方法、注意点などを解説する。
記事の内容を参考に、カードローンを適切に利用して生活の役に立ててほしい。
カードローンの仕組みとは?
カードローンは「お金を借りられるサービス」であるが、詳しく内容を見るとさまざまな特徴がある。
ここでは、カードローンの基本的な仕組みについて解説する。基本的な仕組みとして、次のようなことが挙げられる。
- カードローン会社と契約して利用する
- カードローン会社から借入・返済をする
- 利用限度額内なら何度でも借入が可能
- 担保・保証人は不要
- 資金使途は基本的に自由(事業性資金を除く)
それぞれの項目について、詳しく解説していく。
カードローン会社と契約して利用する
カードローンは、サービスを提供する会社や金融機関と契約することで利用が可能だ。
カードローンのサービスを提供する会社、金融機関には次のようなものがある。
- 銀行
- 信販系会社
- 消費者金融
みずほ銀行などのメガバンクや、地方銀行、楽天銀行といったネット銀行でカードローンの利用が可能である。
信販系会社とは、ローンや保険、クレジットカードの発行などを行う会社のことだ。
三井住友カードやJCBといった会社がある。消費者金融では、プロミスやアコム、アイフルなどが有名である。
まとまったお金が必要な個人に対して、小口の融資を行う会社だ。カードローンを契約するには以下の手順が必要となる。
- 申込
- 審査
- 契約
- 借入
申込は店頭や電話、自動契約機、Webなどで可能だ。ライフスタイルに合わせて使い分けよう。
申込後は、返済能力や信用情報に基づいた審査が行われる。審査によって利用の可否や利用限度額が決定される。
審査で決まった内容で契約を行うと借入が可能になる。
銀行、信販系会社、消費者金融のいずれにおいても同様の手順を踏むことがほとんどである。
カードローン会社から借入・返済をする
前述した通り、カードローンを利用するには、サービスを提供する会社と契約する必要がある。
契約完了後は「ローンカード」という借入をするための専用カードが発行され、必要に応じて利用できる。
当然、借入れしたお金は返済が必要である。分割払いで定期的に返済していくのが一般的だが、一括返済や随時の返済も可能だ。
ただ、カードローンで借入したお金には利息をつけて返さなければならない。
金利は利用額によって異なるが、返済が長期に渡ると返済総額も大きくなるため、注意しよう。
金利はカードローン会社ごとに異なり、おおよそ2%~15%前後であることが多い。
また、借入金額が大きいほど金利は低くなる。たとえば、三菱UFJ銀行では以下のような金利で借入が可能である。
借入額 | 金利 |
---|---|
10万円以上~100万円以下 | 年13.6% |
100万円超~200万円以下 | 年10.6%~13.6% |
200万円超~300万円以下 | 年7.6%~10.6% |
300万円超~400万円以下 | 年6.1%~7.6% |
400万円超~500万円以下 | 年1.8%~6.1% |
利用限度額内なら何度でも借入が可能
カードローンは契約時に利用限度額が定められる。たとえば、利用限度額が200万円であれば、それ以上の金額は借入ができない。
ただ、利用可能限度額内であれば、好きなタイミングで何度でも借入が可能だ。
たとえば、利用限度額が200万円で、50万円を借入れたとする。残りの150万円から、いつでも好きな金額を借入できる。
さらに、20万円返済した場合、借入可能額は170万円になる。「まとまったお金が必要になった」「急な出費で困っている」といった場合に便利だ。
担保・保証人は不要
ローンの契約をする際に、返済ができなかった場合の補償として「担保」や「保証人」といった仕組みがある。
借入金の返済が滞った場合には、不動産や預金などの担保や、保証人によって弁済される。
カードローンにおいては財産を担保に入れたり、保証人を立てる必要がない。
審査時に収入や信用情報の確認によって、返済能力の有無を判断しているからである。
安定した収入があれば、担保や保証人の必要がなく、書類の審査のみで借入ができることもカードローンの特徴である。
資金使途は基本的に自由(事業性資金を除く)
住宅ローンやカーローンといった、特定の支払いに利用するローンは資金使途があらかじめ決められている。
したがって、決められた使途以外の支払いにはあてられない。対して、カードローンは資金使途は基本的に自由である。
商品の購入や趣味・娯楽、旅行代金、万が一の出費など幅広いシーンで活用できるため、非常に利便性が高い。
ただ、注意しなければならないのは「事業性資金」としては利用できないことだ。
事業性資金として借入をしたい場合は、銀行融資やビジネスローンといったサービスを利用するとよい。
おすすめのカードローンについて詳しく知りたい方はこちら。
カードローンの申込方法
カードローンの申込方法は複数ある。店舗に足を運ばなくても手軽に申込ができる方法もあるため、自身に合ったものを選んでほしい。
カードローンの主な申込方法は以下の通りだ。
- Web
- 自動契約機・店舗
- 電話
それぞれの申込方法の内容を具体的に解説する。
本人確認なしでカードローンを借りる方法について詳しく知りたい方はこちら。
最近ではWebでの申込が主流
店頭や自動契約機、郵送などで行うことが多かったカードローンの申込だが、最近ではWebが主流になっている。
カードローン会社のホームページやアプリなどを使って、好きなタイミングで申込できるのが最大のメリットである。
個人情報の入力や、本人確認書類の撮影、画像の提出によって簡単に申込が可能となっている。
審査結果はメールや電話で受け取れるため、スマートフォンやパソコン1台で完結できることが強みである。
自動契約機・店舗での申込
Webでの申込が主流になりつつあるが、従来の自動契約や店舗の利用も可能だ。
自動契約機とは、消費者金融の店舗内や無人店舗に設置されてある機器で、契約や借入が簡単にできる。
店舗では、スタッフから説明を受けながら契約を進められることがメリットだ。自動契約機では、人目を気にせず手軽に契約や借入ができることが強みといえる。
いずれにせよ、本人確認書類が必要となるため、事前に用意しておこう。契約が完了すると最短でその場でローンカードを受け取ることが可能だ。
電話での申込
Webや店舗、自動契約機以外にも電話による申込が可能である。「Webを使い慣れていない」、「近くに店舗や自動契約機がない」といった方は電話での申込が便利。
オペレーターと直接話しながら契約を進められるため、不明な点をその場で確認できることもメリットだ。
オペレーターの指示に従って情報の入力、書類の提出を行うため、迷わず安心して手続きを進められる。
審査結果は入力した電話番号やメールアドレスあてに連絡がくる。
店頭や無人販売機に足を運ぶ必要がないため、手軽な申込方法といえる。
カードローンの自動契約機での申込について詳しく知りたい方はこちら。
カードローンの選び方は?
カードローンは主に銀行、信販会社、消費者金融から提供されるサービスである。
ただ、実にさまざまな金融機関が存在するため、どれを選んだらよいか迷う方も多いはずだ。
ここではカードローンを選ぶ際のチェックポイントについて解説する。
カードローンを選ぶ際に見るべきポイントは、以下の通りだ。
- 消費者金融系か銀行系か
- 金利
- 借入や返済の利便性
- ATMなどの手数料
- アプリの使いやすさ
ポイントをおさえることで、信頼できる金融機関を選ぶことが可能になり、大きな損失やトラブルを防げる。
各項目をチェックして、自分に合ったカードローンを選んでほしい。
消費者金融系か銀行系か
カードローンを提供する機関は、大きく「消費者金融系」と「銀行系」に分けられる。
消費者金融系と銀行系の特徴の違いは次の通りだ。
金利の高さ | 審査の通りやすさ | 融資までの時間 | |
---|---|---|---|
消費者金融系 | 高め | 通りやすい | 当日融資が可能 |
銀行系 | 低め | 厳しい場合もある | 数日かかる場合が多い |
同じカードローンでも金利の高さや、審査の通りやすさ、融資までのスピードに違いがある。
銀行系は審査が厳しい傾向にあるが、金利が低めに設定されているといったメリットがある。
一方、消費者金融系は、審査の通りやすさと融資までのスピードが早いことが特徴だ。
カードローンを最短で借りる方法について詳しく知りたい方はこちら。
金利をチェック
銀行系と消費者金融系でカードローンの金利に差があることは前述したが、各会社によっても金利の設定は異なる。
金利は返済総額の大小に関わる重要な指標であるため、カードローンを選ぶ際は必ずチェックしてほしい。
例として、銀行系カードローンの金利の違いを見てみよう。
金融機関 | 金利 |
---|---|
住信SBIネット銀行 | 年1.89%~14.79% |
楽天銀行 | 年1.9%~14.5% |
オリコ | 年4.5%~18.0% |
プロミス | 年4.5%~17.8% |
金融機関によって金利が異なっていることがわかる。数%の違いでも、借入額が大きくなると数万円単位で返済総額が変わるため、事前に確認が必要だ。
金利が低いカードローンを選ぶことが、お得な利用につながる。
借入や返済の利便性をチェック
カードローンの借入や返済の方法は複数ある場合が多い。どのような方法で借入や返済ができるのか、利便性についてチェックしよう。
カードローンの借入はATM、自動契約機、電話、Webが一般的だ。ただ、会社によって提供している借入方法が異なる場合もある。
そのため、自分に合った方法で融資を受けられるか事前に確認することが大切だ。
また、返済方法も金融機関によって異なる場合がある。ATMでの入金、Webを利用しての返済などがある。
「近くにATMがあるか」、「Webを利用できる環境か」といった観点で、利便性の高い返済方法を選んでほしい。
口座なしでカードローンを利用できるかについて詳しく知りたい方はこちら。
ATMなどの手数料をチェック
カードローンはコンビニや銀行のATMを利用して返済をすることが可能だ。非常に利便性の高いATMによる返済だが、手数料の有無はチェックしておこう。
ATMを利用するたびに手数料がかかる場合、返済が長期に渡るほど損をすることになる。銀行系のカードローンであれば、自行ATMの手数料は無料であることが多い。
また、条件を満たせば、コンビニのATMの手数料も無料になる場合もある。
さらに、消費者金融系のカードローンをATMで返済する場合、手数料がかかることがほとんどな点も覚えておこう。
金利にプラスして、手数料がかかってしまうことを念頭において、ほかの特徴と合わせて慎重に検討してほしい。
アプリの使いやすさをチェック
Webによる契約や借入、返済を利用する方が増えており、各金融機関からカードローン専用のアプリも提供されている。
アプリの使いやすさもカードローンを選ぶ際の要素になる。
- 表示内容はわかりやすいか
- 申請時の書類の提出が容易にできるか
- 借入や返済が簡単にできるか
- 返済期日の設定や変更ができるか
上記のような観点でアプリの使いやすさを考えることが大切である。
アプリは非常に利便性が高いため、スマートフォンやパソコンを使い慣れている方であれば、ぜひ使いやすいものを選んで活用してほしい。
カードローンの限度額について詳しく知りたい方はこちら。
カードローンのメリットは?
お金を借りられるサービスにはさまざまあるが、なかでもカードローンのメリットはどういった点にあるのか。
カードローンで特にメリットとして挙げられるのは次のようなことだ。
- スピーディーに借入ができる
- 入会金や年会費がかからない
- コンビニATMなどで手軽に借入ができる
カードローンの特徴とメリットをきちんと理解しておくことで、利用の判断がしやすくなる。
ぜひ参考にして、適切なタイミングでカードローンを利用してほしい。
最短即日~数日でスピーディーに借りられる
住宅ローンやカーローンといった特定の目的に合わせたローンは、契約や審査に数日~一週間以上かかることが多い。
カードローンは最短で当日から借入が可能であり、契約から利用までスピーディーに行われる。
前述したように担保や保証人が不要で、必要書類も、基本的に本人確認と所得確認ができるものがあれば申込可能だ。
急な出費が必要になった場合など、急いで融資を受けたい場合は、カードローンの利用が適しているといえる。
入会金や年会費などはかからないのが一般的
カードローンは、利用限度額の範囲内であれば、いつでも自由に借入できる。
契約だけ済ませて、必要になるまで利用しないといった場合もある。
カードローンでは入会金や年会費が無料であるため、とりあえず契約をして急な出費に備えておくことも可能なのだ。
生活のなかで、いつどのようなことが起きるかは予想できないものだ。
カードローンを契約しておき、万が一の際に困らないように資金源のひとつとして備えておくと、暮らしに安心感が生まれる。
コンビニATMなどでいつでも借りられる
今やどのコンビニにもATMが設置される時代となった。コンビニのATMを利用して借入や返済が手軽にできることも、カードローンの大きな魅力である。
毎回窓口や自動借入機に足を運ぶことは、時間も労力もかかるものだ。自宅近くにコンビニがある方は、すぐに借入や返済の手続きが可能である。
出張先や旅行先においても、急な出費が必要になった際に、近くのコンビニで借入ができる。
生活に根ざしたコンビニATMなどで手続きができることは、大きなメリットといえる。
カードローンのコンビニでの利用について詳しく知りたい方はこちら。
カードローンの注意点は?
カードローンは契約から利用までがスピーディーで、借入や返済の方法も大変手軽になっている。
ただ、利用の際には注意点があることも忘れてはいけない。
便利だからこそのデメリットもあるため、きちんと把握しておかないと返済が困難になる場合もある。
カードローンの利用によって損をしたり、苦しい状況に追い込まれたりしないよう、ここで解説する注意点をぜひ参考にしてほしい。
カードローンの注意点は次の通りだ。
- 無計画に借りると返済が困難になる
- カードローン会社によっては金利が高いことがある
無計画に借りてしまうと多重債務に陥る危険がある
カードローンは一度契約すると、利用限度額までであれば好きなタイミングで何度でも借入ができる。
利便性が高い反面、無計画に借入を行うと返済が困難になる可能性がある。
利用限度額と現在の借入額をきちんと把握し、返済可能な範囲内で利用するのが適切といえる。
利用限度額内であっても、月々の返済額と金利を計算し、返済能力を超える借入には注意が必要だ。
また、複数のカードローンを利用する際は、それぞれの借入状況、返済期日などを把握しておこう。
しっかり管理を行わないと、返済忘れや返済困難な状況が発生し、多重債務に陥る危険性がある。
ひとつのカードローンで利用限度額の増額が可能な場合もあるため、仕組みを把握したうえで計画的に利用してほしい。
自分で返済計画を立てにくい場合は、窓口相談や、各ローン会社のホームページにある「返済シミュレーション」を利用するとよい。
カードローン会社によっては金利が高め
銀行系カードローンと消費者金融系カードローンでは、金利が異なることを前述した。ただ、同じ銀行系、消費者金融系のなかでも金利に差がある。
金利の決まり方を確認してから借入を行うことで、よりお得に利用が可能だ。
たとえば、銀行系カードローンであれば、利用限度額に応じて金利が変動する場合がほとんどである。
同じ銀行系である「みずほ銀行」と「三菱UFJ銀行」のカードローンの金利を比較すると次の通りになる。
利用限度額の範囲は若干異なるが、参考にしてほしい。
利用限度額 | みずほ銀行 | 三菱UFJ銀行 |
---|---|---|
10万円超(以上)100万円以下(未満) | 年14.0% | 年13.4%~14.6% |
100万円超(以上)200万円以下(未満) | 年12.0% | 年10.6%~年13.6% |
200万円超(以上)300万円以下(未満) | 年9.0% | 年7.6%~年10.6% |
100万円超(以上)200万円以下(未満) | 年7.0% | 年6.1%~年7.6% |
400万円超(以上)500万円以下 (未満) | 年6.0% | 年4.6%~年6.1% |
同じカードローンでも、金利の決まり方や数値が異なることがわかる。特に幅をもたせて金利が設定されている場合は、借入の際に必ず把握してほしい。
リボ払いは月々の返済額を低額に設定することができる。しかし、返済が長期に渡ると、そのぶん利息の支払いも増えてしまい損することが多い。
そのため、強くおすすめすることはできない。
カードローンの金利相場について詳しく知りたい方はこちら。
カードローンの借入方法は?
カードローンは手軽にお金を借りることができる便利なサービスである。ここでは、カードローンを利用する際の借入方法について詳しく解説する。
複数の選択肢を知っておくことで、普段の生活に合わせて活用できる。また、急な出費が必要なときでも素早く借入ができる。
カードローンの一般的な借入方法は次の通りである。
- 専用ATM・コンビニATM・提携ATMからの振込
- 電話による銀行振込
- Webやアプリからの銀行振込
専用ATM・コンビニATM・提携ATM
誰でも利用しやすい借入方法として、ATMの利用がある。
契約時に発行されるローンカードを使用して、専用ATMやコンビニATM、提携ATMで簡単に現金の借入が可能だ。
利用しているカードローン会社のATMであれば、手数料が無料になる場合もあり、お得に借入ができる。
コンビニATMは手数料がかかる場合がほとんどだが、全国どこでも手軽に借入ができることがメリットだ。
カードローン会社によっては、ほかの金融機関と提携している場合があり、他社のATMでも利用限度額の範囲内で自由に借入ができる。
電話による銀行振込
地域によっては、近くにカードローン会社やコンビニがない場合もある。
ほとんどのカードローン会社では、電話による借入も実施しているため、手軽に利用できる。
電話でオペレーターに契約情報と借入額を伝えるだけで、指定した銀行口座への資金が振り込まれる。
Webやアプリを使い慣れていない方でも、電話一本で借入できることが魅力だ。
Webやアプリからの銀行振込
スマートフォンやパソコンを使い慣れている方には、Webやアプリによる銀行振込もおすすめだ。
最近では契約から借入、返済までWebやアプリで完結可能で、自宅からでも気軽に利用できるカードローン会社が増えている。
利用しているカードローン会社がWebやアプリでの借入に対応している場合は、積極的に活用しよう。
振込手数料が無料の会社もあるため、Webやアプリで借入を検討している方は、ぜひ事前にチェックしてほしい。
カードローンの返済方法は?
ATMや電話、Webページやアプリで手軽に借入ができるカードローンだが、返済する際はどのような方法があるのだろう。
返済方法も複数提供しているカードローン会社が多いため、ぜひここでおさえておきたい。
カードローンの返済は、一般的に次の方法が用いられる。
- 専用ATM・コンビニATM・提携ATM
- 銀行振込
- 口座振替
- 繰り上げ返済や一括返済も可能
専用ATM・コンビニATM・提携ATM
借入と同様、返済でもATMが利用できる。契約時に返済期日が設定されるため、それまでにATMでカードローン口座へ入金する方法だ。
カードローン会社やコンビニが近くにある場合は、返金も手軽に行える。
銀行のカードローンでは、キャッシュカードを利用して入金できる場合もあり、さらに便利になる。
ただ、口座振替など自動的に返済される方法と違い、返済期日を忘れるといったことには注意が必要だ。
銀行振込
近隣にコンビニATMや提携ATMがない場合もある。カードローンでは、所有する口座からの銀行振込による返済も可能だ。
ただし、銀行振込では手数料がかかる場合が多いため、留意しておこう。インターネットバンキングからの振込もできる。
スマートフォンやパソコンを使って、自分の普通預金口座から手軽に振込ができるうえ、手数料がかからない会社もある。
自宅からでも手軽に返済ができるため、ぜひ利用を検討しよう。ただ、ATMによる返済と同様に、返済期日を過ぎないよう注意が必要だ。
口座振替
ATMや銀行振込での返済は、期日を忘れずに入金する必要がある。口座振替を利用すると、月々決まった日に引落が行われるため、返済を忘れる心配がない。
一般的な返済方法であるリボ払いも、口座振替となることが多い。
返済期日を忘れて遅滞する心配のない口座振替だが、残高には注意が必要だ。
残高不足によって振替不可となった場合は遅延と見なされるため、引落口座には余裕をもってお金を準備しておこう。
繰り上げ返済や一括返済も可能
基本的にカードローンの返済は月々の支払いとなることがほとんどだ。
ただ、ボーナスや臨時収入でお金に余裕ができた際は、繰り上げ返済や一括返済も可能である。
カードローンの金利は返済残高にかかるため、返済が長期に渡るほど、返済額は大きくなってしまう。
お金に余裕ができた際に、繰り上げ返済や一括返済を行うことがおすすめとなる。
たとえ少額であっても、毎月少しずつ繰り上げ返済を重ねることで、利息分の支払いが少なく済む。
繰り上げ返済や一括返済は、ATMからの入金が一般的だが、手数料がかかる場合がある。
ある程度まとまったお金ができたら繰り上げ返済にあてるなど、利用のタイミングは考えよう。
消費者金融のカードローンの「総量規制」とは?
消費者金融のカードローンでは「総量規制」という法律による規則が適用される。
総量規制とは、利用者が返済能力を超えて借入をすることを防ぐための決まりのことだ。
この規則によって、利用限度額が最大でも「年収の3分の1」までと決められている。
また、銀行や信託会社など消費者金融以外の金融機関においても、総量規制に準じた規則を設けている場合がほとんどである。
カードローンで借入ができるのは「年収の3分の1まで」と理解してよい。
ただ、返済能力や信用情報によっては、借入限度額が年収の3分の1未満となる場合もある。
あくまでも借りすぎを防ぐための規制であり、必ずしも利用限度額が年収の3分の1になるわけではないことは覚えておいてほしい。
カードローンの仕組みを知って賢く利用しよう!
本記事では、カードローンの仕組みと具体的な利用方法について解説した。カードローンは手軽にお金を借りられる便利なサービスである。
まとまったお金が必要なときや、急な出費があるときは有効な選択肢のひとつとなる。
ただ、手軽で便利なゆえにデメリットには気を付けてほしい。
返済能力を超えた借入や、高金利での借入などは、家計に悪影響を及ぼしかねない。
多重債務など返済困難な状況に追い込まれないよう、利用計画の作成やカードローン会社の検討は、ぜひ慎重に行ってほしい。
カードローンを賢く利用すれば、生活は豊かな物となる。本記事を参考に、ぜひ適切な方法で気持ちよく利用してほしい。
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック | みずほ銀行カードローン | 三井住友銀行カードローン | SMBCモビット | アイフル | 楽天銀行スーパーローン | プロミス | プロミスレディース | アコム | オリックス銀行カードローン | 横浜銀行カードローン | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(実質年率) | 金利年1.4%~年14.6% | 年2.0%~年14.0% | 年1.5%~年14.5% | 年3.0%~年18.0% | 年3.0%~年18.0% | 年1.9%~14.5% | 年4.5%~年17.8% | 年4.5%~年17.8% | 年3.0%~年18.0% | 年1.7%~年14.8% | 年1.5%~年14.6% |
借入限度額 | 10万円〜800万円 | 10万円〜800万円 | 10万円〜800万円 | 1万円〜800万円 | 1万円〜800万円 | 10万円〜800万円 | 1万円〜500万円 | 1万円~500万円 | 1万円〜800万円 | 10万円〜800万円 | 10万円~1,000万円 |
無利息期間 | ー | ー | ー | ー | 最大30日間 | ー | 最大30日間 | 最大30日間 | 最大30日間 | 最大30日間 | なし |
審査時間 | 最短即日 | 最短当日 | 最短当日 ※1 | 最短30分 | 最短20分 ※申込状況によっては希望に添いかねます | 最短当日 | 最短3分 ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 | 最短3分 ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 | 最短20分 ※申込時間や審査により ご希望に沿えない場合がございます。 | 1週間程度 | 最短即日 |
融資速度 | 最短翌日 | 最短当日 | 最短当日 ※1 | 最短即日 | 最短20分 ※申込状況によっては希望に添いかねます | 最短翌日 | 最短3分 ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 | 最短3分 ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 | 最短20分 ※申込時間や審査により ご希望に沿えない場合がございます。 | 1週間程度 | 最短即日 |
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