オリックス銀行カードローンの申込の必要書類は？スムーズに手続きを進めるためのポイントを解説

オリックス銀行カードローンに申込を行う際、重要となるのが必要書類である。この書類に不備があれば、審査がスムーズに進まなくなるからだ。

また、状況などによっては申込そのものを断られる可能性もある。スムーズに利用がスタートできるように必要書類の準備・提出は慎重に行ったほうが良いだろう。

本記事ではオリックス銀行カードローンの必要書類について解説する。手続きをスムーズに進めるためのポイントも紹介するので参考にして欲しい。

オリックス銀行カードローンの必要書類

オリックス銀行カードローンに申込を行う際、提出を求められる必要書類は主に以下の2種類である。

それぞれの必要書類について、一般的な特徴なども含めて解説する。

本人確認書類

カードローンの申込時に必ず提出を求められるものが、本人確認書類だ。

カードローンには銀行系以外に消費者金融系・信販系などがあり、規模も大手から中小規模までさまざまである。

さらに申込方法もインターネット・アプリ・ローン契約機・電話・窓口など多数のパターンが用意されているところが多い。

新規申込を行う場合、このすべての規模・申込方法において本人確認書類の提出は必須条件だ。

例えば窓口での新規申込の場合は係員と直接やり取りをして行うが、それでも本人確認書類の提出は求められる。

一方、本人確認書類といってもさまざまな種類があるが、これについてはカードローン会社によって異なるので確認が必要だ。

なお、オリックス銀行カードローンで有効とされている書類の種類・提出方法・提出を求められる理由については後述するので、そちらを参考にして欲しい。

所得証明書類

オリックス銀行カードローンに限らず、所得証明書が求められる場合もある。一般的には以下の条件下にある場合に求められるだろう。

なおオリックス銀行カードローンでは、上記以外に「個人事業主・会社経営者」が申込を行う際にも所得証明書の提出が必要だ。

所得証明書は収入証明書と呼ばれることもあるが、オリックス銀行カードローンで有効とされているものは雇用形態などによって異なる。

雇用形態	会社勤務など	個人事業主・会社経営者
有効な所得証明書類	源泉徴収票 住民税決定通知書または課税証明書 納税証明書 確定申告書（付表込）	住民税決定通知書または課税医証明書 納税証明書 確定申告書（付表込）

なお、確定申告書については税務署の受領印があるものを提出しなければならない。ただし、E-tax利用の場合は受領印の代わりに受信通知の提出が必須だ。

オリックス銀行カードローンでスムーズに手続きを進めるためのポイント

オリックス銀行カードローンを素早く利用するためには、スムーズな手続きがカギとなる。その際、意識したほうが良いポイントは以下の5つだ。

それぞれのポイントについて解説するので、参考にして欲しい。

申込前に必要書類を準備しておく

必要書類は申込前に事前に準備しておいたほうが良いだろう。その理由は、必要書類の提出をもって最終審査がスタートするからだ。

オリックス銀行カードローンの場合、仮審査は申込フォームに必要事項を入力・送信すればすぐに開始される。

しかし、審査はこれだけではない。仮審査に通過した場合は通過の連絡とあわせて必要書類提出の連絡がメールで送られてくる。

案内に従って指定された書類を提出すれば最終審査が開始されるという流れだ。

提出に時間をかけてしまうと最終審査が開始されず、ローン利用のタイミングも遅れてしまうのである。

提出の案内が来る前に事前に準備をしておけば、手続きはスムーズに進む。なお、有効とされている本人確認書類については後述する。

オリックス銀行カードローンの申込方法については、以下記事で詳しく解説しているので、あわせて確認して欲しい。

信用情報に不安があるなら開示請求をする

カードローン全般で審査時に行われるのが信用調査だ。オリックス銀行カードローンの申込時にも行われ、ここで何らかの問題があると判断されれば審査に時間がかかる。

信用情報に不安がある場合は、あらかじめ開示請求をして確認しておくと良いだろう。信用情報が保管されている機関は主に以下の3つだ。

上記3つはそれぞれ加盟している金融機関などが異なる。オリックス銀行カードローンの場合は銀行系であるため、KSCに開示請求をしよう。

開示請求の方法と手続きの費用は以下の通りだ。

請求方法	インターネット	郵送
手続きの費用	1,000円	1,000円＋コンビニ手数料

開示請求で取り寄せた報告書には、ローン・クレジットカードなどに関する取引情報が記載されている。

審査で重視されやすいのは、借入残高・延滞のあたりだろう。返済の延滞・遅延がある場合は審査で時間がかかるだけではなく、通らない可能性もある。

借入残高については後述で解説するので、そちらを参考にして欲しい。

他社からの借入を整理する

他社からの借入がある場合は、申込を行う前に整理したほうが良いだろう。

カードローンサービスを展開している金融機関・ローン会社などは貸金業法により、多重債務者をつくらない取組み義務を負っているからだ。

オリックス銀行カードローンの場合、貸金業法に記載されている「複数社で100万円超借入」にあたる場合は審査で落ちる可能性が高くなるだろう。

前述した開示請求では、申込時に全体の借入総額が明記されている。審査ではこのあたりもチェック対象となっているので、注意したほうが良いだろう。

100万円を超えている場合はもちろん、それに近い借入総額がある場合も随時返済などを行って総額・件数を減らすことをおすすめする。

申込内容を十分にチェックする

オリックス銀行カードローンを利用する場合、Webサイトからの申込を行うことがあるだろう。このとき、注意したいのが必要事項の入力誤りだ。

申込時に内容と後日提出を求められる必要書類との間に相違が認められた場合、確認作業などで時間がかかってしまう。

また、意図的なのか故意なのか判断がつかない場合は申込を断られることもある。送信する前に誤りがないか確認したほうが良いだろう。

さらにオリックス銀行カードローンでは、以下の4つを申込時条件としている。

これらは申込時に満たしていなければならないので、申込時の必要事項とあわせて確認して欲しい。

借入希望額はできる限り少なくする

申込時の借入希望額にも注意が必要だ。貸金業法では「1社で50万円以上の借入」の場合、返済能力の確認を義務付けている。

その確認手段として用いられるのが所得証明書だ。借入希望額が高くなれば確認事項が増え、審査に時間がかかるまたは落ちる可能性が高くなる。

自分の定期的な収入も考慮して、借入希望額はできる限り少なくしておいたほうが、審査はスムーズに進むだろう。

オリックス銀行カードローンで利用できる本人確認書類の種類

オリックス銀行カードローンで有効とされている本人確認書類は以下の通りだ。

書類の種類	提出時に必要な項目・内容	注意点
運転免許証	有効期限・公安委員会名勝・公安員の確認が可能な状態で提出	変更事項がある場合は両面
マイナンバーカード （個人番号カード）	表面のみ	個人番号が記載された裏面は提出しない
健康保険証	氏名・住所・生年月日が確認できる状態で提出	裏面に住所欄がある場合は両面提出
パスポート	顔写真・所持人記入欄（住所の記載有）のページを提出	有効期限の確認要 2020年2月4日以降に申請したパスポートは所持人記入欄がないため、利用不可

なお、提出前に現住所・氏名・生年月日などが申込内容と一緒であることを確認して欲しい。

オリックス銀行カードローンを外国人が利用する場合の必要書類は？

オリックス銀行カードローンの申込条件として「日本国内に在住」とある。外国籍の場合は、どうすれば良いのか不安・疑問を抱く人もいるかもしれない。

本人確認書類として有効なものは以下の2つだ。

ただし注意点として「外国籍で通称異名による取引を希望する場合は、別途届出書類が必要」と明記されている。

該当する場合または本人確認書類に不安を覚える場合は、カードデスク（0120-890-690）に問い合わせをして欲しい。

なお受付は平日9：00〜18：00となっており、土日祝および12/31〜1/3は対応不可である。

オリックス銀行カードローン審査時に書類提出が求められる理由

カードローンで必ず行われる審査だが、なぜ書類提出が求められるのか疑問を抱いている人もいるかもしれない。その主な理由として以下の2つがあげられる。

それぞれの理由について解説するので、参考にして欲しい。

申込者本人の身分・収入を証明するため

書類提出が求められる理由として、申込者本人の身分や収入の確認があげられるだろう。

金融庁・全国銀行協会などは反社会的勢力との関係遮断に向けた取組みを推進しており、オリックス銀行カードローンも基本方針を定めている。

反社会的勢力との取引はしないという意思表示だ。その一環として申込者本人に本人確認書類の提出を求め、身分などを確認しているのである。

また、これと同時に定期的な収入の有無も確かめているだろう。オリックス銀行カードローンは申込条件として「安定収入がある人」としている。

必要書類から勤務先などを調べ、申込条件を満たしているかどうかの確認をするのだ。

返済能力を確認するため

返済能力の有無を確認する際にも、提出された書類が利用される。

貸金業法では「過剰貸付規制の強化」の一環として、全借入について返済能力の調査を義務付けており、オリックス銀行カードローンも調査を行わなければならない。

返済能力の調査・確認を行う際には、所得証明書・本人確認書類が欠かせない。これらと信用情報機関に照会を行った内容を照らし合わせてチェックするのだ。

オリックス銀行カードローンの必要書類提出方法

オリックス銀行カードローンに必要書類を提出する場合、どのようにすれば良いのかわからない人もいるだろう。事前に知っておけば、スムーズな提出が可能だ。

用意されている提出方法は以下の3通りである。

それぞれの提出方法・ポイントについて解説するので、参考にして欲しい。

Webで提出

オリックス銀行カードローンではWebでの提出を推奨している。手順は以下の通りだ。

手順	方法
1	本人確認書類を撮影・スキャンしてパソコンに保存
2	必要書類アップロードURLをクリックし、「画面選択」ボタンを押して保存した書類の画像ファイルを選択
3	「アップロード」ボタンを押下
4	画像を追加する場合は手順1〜3を繰り返す
5	すべてのファイルのアップロード完了後、画面下の「完了する」ボタンを押下し知恵手続き完了

必要書類アップロードのURLは、仮審査の結果とともにメールで送られてくる。迷惑メールボックスなどに配信されないように注意して欲しい。

なお、アップロードは携帯からはできない。パソコンからのみの対応となるため、この点も注意したほうが良いだろう。

FAXで提出

自宅にパソコンがない場合は、FAXでの提出も受け付けている。ただし、具体的な方法については非公開だ。

アップロード提出ができない場合は、カードデスク（0120-890-693）へ問い合わせをしよう。なお、受付は平日9：00〜18：00までとなっている。

郵送で提出

パソコン・FAXがない場合は、郵送での書類提出も可能だ。しかし、郵送先の住所などについては非公開である。

こちらも前述したFAXでの提出の場合と同様、平日9：00〜18：00の間でカードデスク（0120-890-693）へ問い合わせをして欲しい。

オリックス銀行カードローンで必要書類を提出する際の注意点

オリックス銀行カードローンに必要書類を提出する場合、以下の点に注意することをおすすめする。

それぞれの注意点について解説するので、提出する前にチェックして欲しい。

身分証明書・収入証明書の偽造をしない

身分証明書・所得証明書類の偽造はしてはならない。審査では信用情報・在籍確認など、さまざまな方法で身分・申込内容の確認が行われる。

偽造すれば必ず発覚し、信用を失うだろう。偽造が露呈すれば、オリックス銀行カードローンの審査で落ちて利用できない。

また信用情報には審査結果として「否決」と記載される。すると、その他のローン・クレジットカードの審査でも落ちる可能性が高まるのだ。

必要書類の偽造はデメリットが大きいので、やめておいたほうが良いだろう。

提出可能条件と合うものを準備する

提出する場合には、オリックス銀行カードローンが有効としている書類を準備・提出して欲しい。

例えば所得証明書の場合、有効とされているのは「源泉徴収票」「住民税決定通知書または課税証明書」「確定申告書」の3種類のみである。

ほかの金融機関・ローン会社の場合、2か月分の給与明細の提出が認められているところもあるだろう。しかし、オリックス銀行カードローンの場合は不可だ。

条件に合わない書類を提出してしまうと、カードデスクから確認の連絡が来たり、条件に合致した書類の再提出を求められたりする。

最終審査は必要書類の提出をもってスタートするため、審査開始が遅れてしまい、スムーズな利用開始が困難になるだろう。

スムーズに利用するためにも、必ず提出条件を確認して準備して欲しい。

適切に撮影できているか確認する

必要書類をアップロード方式で提出する場合、注意して欲しいのが撮影方法である。

オリックス銀行カードローンでは、公式サイトにて撮り直しの一例が紹介されているので見てみよう。

上記のような画像は受付できないと明記されているので、このような画像になった場合は撮り直しをして欲しい。

オリックス銀行カードローンで審査に時間がかかるのはなぜ？

オリックス銀行カードローンでは、審査期間については非公開だ。そのため、どれくらいの期間がかかるのか分からず、不安を覚えることもあるかもしれない。

審査に時間がかかる場合、主に以下の3つが理由として考えられる。

それぞれの理由について解説するので、参考にして欲しい。

申込の不備があったため

申込内容に不備があった場合、確認作業などの行程が増えることで時間がかかる。

Web申込の場合、入力時にミスをすることもあるかもしれない。しかし不備があれば審査に時間がかかり、利用のタイミングも遅れてしまうのだ。

審査をスムーズに進めるためにも、申込時の必要事項は繰り返し確認してから送信するようにしたほうが良いだろう。

在籍確認が取れなかったため

オリックス銀行カードローンでは、審査の一環として在籍確認が行われる。

例えば1回目で在籍の確認が取れなかった場合、日を改めて再度行われることもあるだろう。1日で完了する在籍確認が、何日間にもわたって行われることもあるのだ。

勤務先によっては本人が電話に出られないケースもあろうだろう。そのような場合は、事前に勤務先に在籍確認がある旨を伝えておくことをおすすめする。

審査時間外・休業日が入ったなどタイミングが良くなかったため

オリックス銀行カードローンに申込を行う際は、タイミングにも注意が必要だ。

「よくある質問」では、審査の期間に関する質問に対して「土日祝が間に入る場合や申込・審査状況によって時間がかかる場合がある」としている。

土日祝はカードローンの審査を実施していないことがわかるだろう。

また銀行の多くは営業時間内に審査を行うことが多く、時間外に申込を行った場合は翌日以降に審査が開始される。

申込・審査状況については利用者側で確認することは困難だが、時間外・休業日は避けることが可能だ。スムーズに借りたい場合も申込のタイミングには注意しよう。

オリックス銀行カードローン申込の必要書類について知りたいなら

オリックス銀行カードローンの必要書類について解説した。

有効とされる必要書類の種類は金融機関・ローン会社などによって異なる。

しかし基本的には公式サイトで有効な書類の種類が明記されており、オリックス銀行カードローンも同様だ。

「申込をスムーズに進めたい」または「必要書類について知りたい」場合は、公式サイトで確認して事前に準備しておくことをおすすめする。