オリックス銀行カードローンの返済方法とは？コンビニATMや銀行振込での返済方法を紹介

急な出費があってもすぐに利用できるカードローンは非常に便利で心強いものだ。

また、借入だけでなく返済しやすいことも、メリットといえるだろう。

中でも、オリックス銀行が提供するカードローンは、知名度の高さなどで人気がある。

オリックス銀行カードローンでは、複数の返済方法が用意され自分で選べるようになっている。

これから利用する人はもちろん、すでに利用している人もどのような返済方法があるのかを知っておくといいだろう。

なぜなら、余裕ができたのでいつもより多く返済したい、あるいは返済日を変更したいなどのイレギュラーなケースが発生する可能性があるからだ。

そこで、本記事ではオリックス銀行カードローンの返済方法を中心に、契約の流れ・利用時の注意点などを紹介する。

オリックス銀行カードローンの毎月の返済方法は？

カードローンは毎月返済が基本だが、オリックス銀行カードローンでは以下の返済方法が用意されている。

それぞれについて、詳しい内容と注意点を解説する。

指定口座からの自動引き落とし

オリックス銀行カードローンは、申込時に融資金を振り込む口座を登録する。

そして、その口座は返済のための自動引き落とし口座としても使用できる。

毎月の返済日の前日までに、必要な金額を入金しておけばよいので手間は少なくて済む。

ただし、以下の金融機関は口座引き落としができないので注意しておこう。

口座引き落としによる返済を希望する場合は、申込時にしっかり確認して欲しい。

提携ATMからの返済

オリックス銀行から発行されたローンカードを使って返済する方法もある。

コンビニ・スーパーなど全国の提携ATMから利用可能で、終日手数料がかからない。

ただ、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・西日本シティ銀行窓口併設の提携ATM以外は、基本1,000円単位で返済が必要だ。

一括返済したい場合など、端数が必要になる場合は事前に利用できるATMを調べておくことをおすすめする。

返済専用口座への振込返済

オリックス銀行カードローンでは、顧客ごとに返済専用口座を用意している。

振込手数料はかかるが、最寄りのATMから専用口座に振込返済ができる。

また、インターネットバンキングを利用して振込も可能だ。

なお、返済専用口座はメンバーズナビにログインすればメニューから確認できる。

返済専用口座への振込返済は提携ATMが近くにない場合・ローンカードが磁気不良で使えない場合にも使えるのが利点だ。

なお、返済専用口座は海外からの送金には対応していないので、海外出張・旅行時には注意して欲しい。

以下の記事では、オリックス銀行カードローンのコンビニATMでの返済方法について細かく解説している。

コンビニから返済したい方は要チェックだ。

オリックス銀行カードローンは一括返済できる？

オリックス銀行カードローンでは、基本的に随時返済と同じ流れで一括返済が可能だ。

ただし、一括返済の場合は利息を含めた返済総額を計算し、端数を含めて返済手続きを行う必要がある。

一括返済をする場合には、以下の方法が用意されている。

約定返済で利用している提携ATMの多くは、1円単位の端数の返済ができない。

そのため、一括返済は硬貨対応ATMに限られる。

一括返済が終わると、残高証明書（残高0円）の発行ができる。

完済証明書が必要な場合は、残高証明書が完済証明書の代わりとして使える。

一括返済についての手続き・不明点については、直接カードデスクに問い合わせてみよう。

以下の記事では、オリックス銀行カードローンの一括返済について詳しく解説しているので、参考にして欲しい。

オリックス銀行カードローンの返済日はいつ？

約定返済日はあらかじめ毎月10日または月末日のどちらか、自分で選んだ日が設定される。

返済日の14日前の午前3：00時点が基準時となり、返済金額は基準時のお借入残高に応じて決定する仕組みになっている。

提携ATMから振込・返済専用口座へ振込の場合、毎月の返済は基準時以降から約定返済日までの間に行う必要がある。

基準時より前に返済すると当月の約定返済にはならず、随時返済扱いになってしまうので要注意だ。

返済方法が口座引き落としの場合も注意点がある。

それは、約定返済期間中に返済専用口座へ振込をしても、約定返済日の口座引き落としが停止しないことだ。

基準時に借入残高があると口座引き落としされ、その分は随時返済として処理される。

残高が足りない状態で約定返済日を迎えると、返済遅延と見なされて様々なペナルティを負う可能性もあるので、気をつけておこう。

以下の記事では、オリックス銀行カードローンの返済日・注意点について詳しく解説しているので、参考にして欲しい。

オリックス銀行カードローン返済日について詳しく知りたい方はこちら

「オリックス銀行カードローンの返済日はいつ？返済遅延しないためのコツを解説」

オリックス銀行カードローンの返済方式

オリックス銀行のカードローンの返済方式は、「残高スライドリボルビング方式」を採用している。

これは、借入残高に応じた額を毎月返済する仕組みだ。

毎月一定額を返済するリボ払いとは異なり、借入残高が少なくなるほど返済額が減っていくようになっている。

借入残高から返済額を算出するため、随時返済・追加借入をすると当月の返済金額も変わる。

慣れないと返済額の管理がしにくいが、仕組みさえ理解してしまえば自分で毎月の返済額をコントロールできる。

なお、オリックス銀行カードローン・残高スライドリボルビング方式の返済額については以下の表を参考にして欲しい。

借入残高	毎月の返済額
10万円以下	3,000円
10万円超30万円以下	6,000円
30万円超50万円以下	9,000円
50万円超100万円以下	15,000円
100万円超150万円以下	20,000円
150万円超200万円以下	25,000円
200万円超250万円以下	30,000円
250万円超300万円以下	35,000円
300万円超400万円以下	40,000円
400万円超500万円以下	50,000円
500万円超600万円以下	60,000円
600万円超	70,000円

オリックス銀行カードローンの審査基準

オリックス銀行カードローンは、限度額の範囲内ならいつでも借入可能で、返済方法も選べる。

しかし、当然ながら他社のカードローンと同様に審査に通らなければ利用できない。

そこで、オリックス銀行カードローン申込時の審査基準について解説する。

申込基準をクリアしているか

オリックス銀行カードローンを利用する場合は、申込時に以下の条件を満たしていることが必要だ。

また、申込出来るのは本人に限られる。

なお、担保・保証人は不要だ。オリックス・クレジット株式会社または新生フィナンシャル株式会社の保証を受ける際の保証料も発生しない。

毎月安定した収入があることが条件なので、正社員でないパート・アルバイトであっても申込可能となっている。

返済能力があるか

申込基準の「毎月安定した収入がある」にも関わることだが、本人の返済能力は審査基準の一つになる。

就業していて定期的な収入があっても、希望借入額が返済能力を超えていると判断されると審査に通らない。

また、審査に通ったとしても、借入可能額が低くなってしまうことがある。

つまり、希望すればいくらでも借入ができるわけではないということだ。

カードローンを利用すると毎月返済が必要になる。返せる見込みのない金額を借りることはできないのである。

借入額だけでなく、現在の自分の収入で毎月どの程度なら返済できるか、前もってシミューレーションしておこう。

総量規制に該当していないか

総量規制とは、貸金業者から借入をする上限を規制する法律のことだ。

これにより、年収の3分の1を超える貸し付けはできないとされている。

オリックス銀行は消費者金融・信販会社といった貸金業者には該当しないため、総量規制は適用されない。

つまり、銀行が認めれば、年収の3分の1を超える借入も可能ということになる。

しかし、総量規制に該当しなくても審査に受かる必要はある。

内容は公開されていないが、信用情報に問題があったり、複数ローンを組んで多重債務になっていたりすれば借入は厳しくなる。

オリックス銀行カードローンの契約までの流れについて

カードローンを利用する際は、申込をしてから借入できるまでの流れを確認しておく必要がある。

支払いなどで時間に迫られているような場合、間に合わない可能性があるからだ。

オリックス銀行カードローンでは以下の段階を経て、契約・利用開始になる。

あらかじめスケジュールを組み、不明点や気になることは問い合わせて確認しておくとよい。

申込

オリックス銀行カードローンへの申込は、24時間いつでもWebサイトからできる。

手続きは「個人情報の取扱いに関する規定」「カードローン取引規定」「保証委託約款」に同意し、申込フォームに従って必要事項を入力するだけで済む。

連絡先・メールアドレスは必須なので、事前に準備しておきたい。

注意事項には、所得証明書類の提出・勤務先への在籍確認・預金口座振替依頼書について記載されている。

手続きを急ぐあまり、注意事項を確認せずに進めてしまうと、後で慌てることになる。必ず読んでおこう。

審査

申込をすると、オリックス銀行と保証会社で審査が行われ、仮審査を通過した段階で電話連絡が来る。

それとは別に、申込時に記入したメールアドレス宛に「Eメールアドレス確認用URL」が送付される。

受信確認を済ませておけば、審査結果がEメールで届くようになっているのだ。

その他に書面での連絡も受けることができる。

ただ、早く結果を知りたい場合はメールアドレス確認を済ませておくことをおすすめする。

なお、土・日・祝日が間に入る審査や、さまざまな状況によって時間がかかる場合がある。

審査結果の理由・審査内容については、問い合わせても一切回答はもらえない。

勤務先への在籍確認・本人確認および申込内容の確認

オリックス銀行カードローンの申込をして仮審査を通過すると、勤務先への在籍確認が行われる。

このとき、会社名は名乗らずに担当者の個人名で電話するため、カードローン申込をしたことが会社に知られる心配はない。

申込時に記入した勤務先に在籍していることが確認されると、指定した連絡先に本人確認・申込内容の確認が電話で行われる。

携帯・スマホの電話番号を連絡先として登録しておけば、直接連絡をもらえるので安心だ。

勤務先への在籍確認とは別なので、そこでカードローン申込をしたことを伝えればよい。

ローンカード発行

カードローンの審査に通過すると、ローンカードが発行される。

カードは勤務先への在籍確認・本人確認・申込内容の確認が完了した翌営業日に、簡易書留（転送不要）での郵送となる。

ローンカードが届くと、全国の提携ATMで利用可能だ。

カードは磁気を帯びたものに近づけると、記録データが破損して利用ができなくなることもあるので注意して欲しい。

何らかの原因でローンカードが使えなくなった場合は、カードデスクまで連絡して確認してみよう。

必要書類の提出

在籍確認・本人確認・申込内容の確認が完了した段階で、登録のEメールアドレスに「必要書類アップロード用URL」が送付される。

必要書類とは本人確認書類・所得証明書類のことだ。

本人確認書類は以下の通りとなる。

氏名・住所・生年月日の3項目が確認できるもので、有効期限内または現在有効なものが必要だ。

所得証明書類は利用限度額が50万円超の場合には原則提出が必要だ。

また、審査結果によっては50万円以下であっても必要となることがある。

必要書類の提出はインターネットからアップロードするだけで済むため、郵送する手間はかからない。

利用開始

オリックス銀行側で必要書類の受信が確認されると「お手続き完了のご連絡」メールが届く。

必要書類の確認と最終審査が終了すれば、ローンカードが利用できる状態になっているという流れだ。

また、IDまたはカード番号とパスワードを入力し、メンバーズナビにログインすれば振込融資の手続きも行える。

借入方法には 振込融資または提携ATMからの引き出しの2種類があることを覚えておきたい。

登録口座とは別に、任意で融資金を受け取るための専用口座の登録もできる。

生活費出し入れの口座と使い分けしたい場合に便利だ。

利用開始後はメンバーズナビからさまざまな手続きが可能になっている。

そのため、メニューからチェックしておくことをおすすめする。

オリックス銀行カードローン利用時の注意点

使いみちが原則自由なカードローンは、急にお金が必要になったときでも手軽に利用できるが、デメリット・注意点もある。

後から「このようなはずではなかった」ということにならないように、利用する際の注意点を紹介する。

内容をしっかり理解してオリックス銀行カードローンを上手に活用して欲しい。

即日融資には対応していない

カードローンは即日融資できるイメージがあるかもしれないが、それは消費者金融系のことを指している。

オリックス銀行カードローンは銀行系なので新規契約時の即日融資に対応していない。

数ヶ月待つようなことはないが、申込・審査状況によっては時間がかかることになる。

なお、すでにオリックス銀行カードローンに契約済みの場合、PayPay銀行の口座ならいつでも即日融資に対応している。

それ以外の銀行は、平日8：40～15：00までの受付分のみとなる。

これは「即時振込サービス」と呼ばれるものだ。

ただ、入金が遅れているなど取引状況によってはサービスが利用できないので注意したい。

最高金利が高い

オリックス銀行カードローンの借入利率は利用限度額に応じて、年利1.7～14.8％で設定される。

他社比較表をみると消費者金融系のカードローンよりは金利は低いが、銀行系カードローンの中では、やや最高金利が高めだ。

商品名	年利
オリックス銀行カードローン	1.7～14.8％
三井住友銀行カードローン	1.5～14.5％
三菱UFJ銀行カードローン	1.8～14.6％
みずほ銀行カードローン	2.0～14.0％
アコム	3.0～18.0％
アイフル	3.0～18.0％

ただし、利率は利用限度額によって変わるため、常に最高金利が適用されるわけではない。

銀行系はそれほど大きな差はないが、違いがあることはデータとして知っておきたい。

返済が滞った際に遅延損害金が発生する

オリックス銀行カードローンに限ったことではないが、返済が遅れてしまうと返済遅延金がかかる。

遅延損害金は借入残高に対して借入利率+ 2.1％（年率）で計算される。

例として借入日数30日で100万円借入したとして、金利14.8％と2.1％を加えた16.9％の利息額を計算してみよう。

計算式：利息＝元金×金利÷365×30日で算出できる。

大きな負担増には見えないかもしれないが、滞納期間が長くなればなるほど、返済遅延金は増えていく。

滞納が続くと返済遅延金だけでなく個人の信用情報にも関わるため、早めの対処が重要だ。

オリックス銀行カードローンの返済期日に遅れた場合の対処法とは？

返済日の管理をしていても、うっかり支払いを忘れたり引き落とし口座の残高不足で返済が遅れる可能性がある。

その際に絶対にやってはいけないのは、放置してしまうことだ。

返済期日に遅れたことがわかった段階で、すぐにカードデスクに連絡を入れよう。

うっかりミスで返済が遅れた場合は、返済できる旨を事情を説明し、早急に返済することが重要だ。

また、返済確認ができなかった場合は、自動音声システムでカードローンの返済の案内や返済予定日の変更ができるので利用しよう。

カードローンの返済延滞は信用情報に記録され、次にローンを組んだり借入をする場合に影響する。

延滞しないように期限や返済金額を確認し、計画的な返済を心がけて欲しい。

以下の記事では、オリックス銀行カードローンの振込時間について細かく解説しているので確認しておこう。

オリックス銀行カードローンを無理なく返済するためには？

気軽に利用できるカードローンは、自分でも気がつかないうちに借入額が大きくなっていることがある。

そうなると毎月返済の負担も増えて長引いてしまう。

そこで、カードローン利用において、無理のない返済のために心がけたい点を解説する。

必要のない借入を避ける

全国銀行協会では、お金を借りる際の心構えとして「無理のない借入」を挙げている。

カードローンはコンビニのATMからでも手軽に利用できるため、預金と同じような感覚で借入してしまうことがある。

借り過ぎを避けるためには、身の丈以上の借入はしないことだ。

そのためには、毎月の収支を計算して自分なりの借入可能額を設定しておくことをおすすめする。

借入可能額を超える場合は、欲しいものがあっても我慢が必要だ。

随時返済を活用する

すでにカードローンを利用していて、返済中の場合は随時返済を活用するのもよい。

オリックス銀行カードローンの毎月の返済額は、借入残高に応じて決定する。

つまり、借入残高が少なくなるほど返済額が減るということになる。

資金に余裕があるときは、通常の約定返済とは別に随時返済することで、借入残高を少なくできる。

この仕組みを活用すれば、返済額を自分でコントロールすることが可能になり無理のない返済につながる。

カードローンは無理なく上手に使いこなせば、生活をサポートする便利ツールとして活用できる。

借り過ぎや返済の負担を減らすため、借入残高のチェックは忘れずにやっておこう。