- イオンカードで設定できるのはイオン銀行のみなのか?
- 引落口座として、他にどんな銀行を設定できるのか?
- 引落口座にイオン銀行を設定するメリットはあるのか?
イオンフィナンシャルサービス株式会社が発行しているクレジットカード(以下イオンカード)の引落口座として設定できるのは、「イオン銀行のみ」と誤解している人も多いだろう。
実際のところ、イオンカードによって設定できる引落口座は異なる。そこで本記事では、人気のイオンカードごとに設置できる引落口座について解説する。
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イオンカードセレクトで設定できるのはイオン銀行のみ
50種類以上あるイオンカードの中でも、人気の高いカードが「イオンカードセレクト」だ。このイオンカードセレクトで設定できる引落口座は、イオン銀行のみとなっている。
イオンカードセレクトの基本情報
イオンカードセレクトには、通常デザイン1種、ディズニーデザイン2種、さらにミニオンズデザイン1種の計4種がある。それぞれの基本情報は下記のとおりだ。
イオンカードセレクト | イオンカードセレクト(ミッキーマウス デザイン) | イオンカードセレクト(トイ・ストーリー デザイン) | イオンカードセレクト(ミニオンズ) | |
券面デザイン | ||||
国際ブランド | Visa Mastercard JCB | JCB | JCB | Visa Mastercard |
ポイントの種類 | WAON POINT | WAON POINT | WAON POINT | WAON POINT |
ポイント還元率 | 0.5〜1.0% | 0.5〜1.0% | 0.5〜1.0% | 0.5〜1.0% |
キャッシュカード機能 | あり | あり | あり | あり |
家族カード | 無料(最大3枚) | 無料(最大3枚) | 無料 (最大3枚) | 無料(最大3枚) |
ETCカード | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
付帯保険 | ショッピングセーフティ保険 カード盗難補償 | ショッピングセーフティ保険 カード盗難補償 | ショッピングセーフティ保険 カード盗難補償 | ショッピングセーフティ保険 カード盗難補償 |
電子マネー | イオンiD Apple Pay 電子マネーWAON | イオンiD Apple Pay 電子マネーWAON | イオンiD Apple Pay 電子マネーWAON | イオンiD Apple Pay 電子マネーWAON |
申し込み条件 | 満18歳以上(高校生不可)の電話連絡が可能な方 | 満18歳以上(高校生不可)の電話連絡が可能な方 | 満18歳以上(高校生不可)の電話連絡が可能な方 | 満18歳以上(高校生不可)の電話連絡が可能な方 |
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選択できる国際ブランドを除いては、基本情報に違いはない。いずれも、引落口座をイオン銀行に指定することで発行できる。
イオンカードセレクト(ミニオンズ)はゴールドカード無料発行の対象外
イオンカードセレクトの通常デザインとディズニーデザイン2種は、イオンゴールドカードの無料発行対象だ。
年間で50万円以上のクレジットカード利用があり、かつイオングループが定める基準を満たしていれば、無料発行に招待される。
- 最高5,000万円の旅行傷害保険が付帯する
- クレジットカードの利用限度額が最大100万円から200万円に上がる
- ショッピングセーフティ保険の上限額が年間50万円から300万円に上がる
一方でイオンカードセレクト(ミニオンズ)は、同じイオンカードセレクト系でもイオンゴールドカード無料発行の対象ではないため、注意してほしい。
その代わり、イオンカードセレクト(ミニオンズ)には下記のメリットがある。
- 映画優待でイオンシネマチケットがいつでも税込1,000円※で買える(上限あり)
- USJ内のクレジット利用でポイント還元率が基本の10倍にアップ
イオンゴールドカードの無料発行はできないが、映画をよく観る人やUSJによく行く人は、イオンカードセレクト(ミニオンズ)の方がお得に利用できるだろう。
※・沖縄・鹿児島・宮崎・山陰・奈良などご利用できない地域がございます。イオン商業施設内の他社映画館は対象外です。
・イオンシネマ/シアタス以外の映画館および、「割引対象外」表示がある特別興行などではご利用いただけません。
・2023年10月1日(日)までに「特別鑑賞シネマチケット」 1,000円(税込)を12枚以上購入されているカード会員さまは、次回登録日まで同単価のチケットは追加購入いただけません。(例)2月1日に初回登録した場合、翌年2月1日に年間購入枚数の累積がリセットされます。
・対象カード会員さまが「暮らしのマネーサイト」専用販売サイトにて、イオンシネマで利用可能なシネマチケット(前売券)を優待料金で購入いただける特典です。劇場での直接購入は一般料金からの「イオンカード割引き」が適用されますのでご注意ください。
・「暮らしのマネーサイト」ログインには、イオンスクエアメンバーIDのご登録(無料)が必要となります。
・利用対象興行の3D/4D/IMAXなどの特殊スクリーンやアップグレードシートなどの特別席は、座席指定時に追加料金でご利用いただけます。
・シネマチケットの購入は「本人認証(3Dセキュア)」登録済みのイオンカードセレクト(ミニオンズ)、イオンカード(ミニオンズ)、TGC CARDのクレジット払いに限らせていただきます。
・本特典はイオンエンターテイメント(株)が提供いたします。販売画面の記載事項も合わせてご確認ください。
・転売・換金目的の利用が発覚した場合、本特典の利用を停止する場合がございます。
・本特典の内容が変更になる場合や予告なく終了となる場合がございます。
イオンカードセレクトを発行するメリット
イオンカードセレクト(計4種)は、引落口座をイオン銀行に設定することで発行できる、特別なイオンカードだ。そのため、他のイオンカードにはないメリットがいくつかある。
常時1.5%のポイント還元が可能
イオンカードのポイント還元率は、0.5%が基本だ。クレジットカードの利用200円につき、1WAON POINT獲得できる。
これが対象のイオングループ店舗で利用した場合、ポイント還元率は1.0%(200円=2WAON POINT)に上がる。つまり、イオンカードは常時1.0%のポイント還元が可能になるクレジットカードというわけだ。
- イオン
- イオンモール
- イオンスタイル
- イオンバイク
- マックスバリュー
- ダイエー
- ミニストップなど
イオンカードセレクトの場合、さらに常時1.5%のポイント還元が可能になる。
というのも、イオンカードセレクトから電子マネーWAONにオートチャージをした場合、WAONポイントが0.5%還元される。さらに、電子マネーWAONを使い、対象のイオングループ店舗で決済すれば、WAONポイントが1.0%還元される。
これで、合計で1.5%(200円=3WAONポイント)のポイント還元率になるわけだ。
※イオンカードのクレジットカード利用で獲得できるポイント=WAON POINT、電子マネーWAONのオートチャージや決済で獲得できるポイント=WAONポイント
公共料金支払いでポイントが貯まる
イオンカードセレクトを所有している人は、公共料金の支払い(口座振替)をイオン銀行に指定するだけで、WAONポイントが貯まる。
利用できるのは電気料金、固定電話料金、携帯電話料金、NHK料金の4つだ。これら公共料金の口座振替1件につき、5WAONポイントを毎月獲得できる。
各公共料金で1件ずつ振替したとして、毎月20WAONポイントが何もしなくても獲得できるわけだ。
毎月の給与受け取りでポイントが貯まる
さらに、イオンカードセレクトを所有している人が給与振込口座をイオン銀行に指定すると、給与を受け取るだけで毎月10WAONポイントを獲得できる。
ちなみにポイント獲得の対象になるのは、残高履歴明細票や取引明細書の摘要欄に「給与」と表示されている入金のみだ。
入金方法が「給与」扱いではない場合、ポイント獲得の対象にならないので注意してほしい。
イオン銀行スコアを獲得できる
イオン銀行スコアとは、イオン銀行口座を所有している人が、取引実績などに応じて獲得できるスコアのことだ。
スコアが高いほど預け入れの金利(普通預金適用金利)が高くなり、ATM出金手数料や他行宛振込手数料の無料回数が増える。
ブロンズ | シルバー | ゴールド | プラチナ | |
普通預金金利 (税引前の金利) | 年0.020% | 年0.030% | 年0.050% | 年0.150% |
他行ATM手数料無料回数 | 月1回 | 月2回 | 月3回 | 月5回 |
他行振込手数料無料回数 | 0回 | 月1回 | 月3回 | 月5回 |
必要スコア | 20点〜 | 50点〜 | 100点〜 | 150点〜 |
イオンカードセレクトを所有している人は、取引実績に関係なく、イオン銀行スコアを10点獲得できる。
イオンカードセレクトからイオンゴールドカードが発行されれば、イオン銀行スコアをさらに30点獲得できる。
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その他のイオンカードで設定できる引落口座とは
ここまで、イオンカードセレクトで設定できる引落口座(イオン銀行のみ)や、イオンカードセレクトのメリットを解説した。
ここからは、その他のイオンカードで設定できる引落口座について解説する。
イオンカードで設定できるメガバンク・都市銀行
イオンカードで設定可能なメガバンク、都市銀行は下記の通りだ。
- イオン銀行
- ゆうちょ銀行
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- 三菱UFJ信託銀行
- みずほ信託銀行
- 三井住友信託銀行
- SMBC信託銀行
- SBI新生銀行
- PayPay銀行
- ソニー銀行
- 楽天銀行
- 住信SBIネット銀行
- auじぶん銀行
イオン銀行以外にもイオンカードはゆうちょやPayPay銀行、ソニー銀行なども可能だ。
その他のイオンカードにおいても、引落口座としてイオン銀行を設定できる。ただし、イオンカードセレクトのようなメリットはないので注意してほしい。
すでにイオン銀行口座を所有している人や、これからイオン銀行の口座開設する予定のある人は、イオンカードセレクトの申し込みをおすすめする。
なお、イオンカードは銀行なしでも作成できるのかについては下記記事を参考にして欲しい。
イオンカードで設定できるその他の銀行
メガバンク、都市銀行を除いては、引落口座として下記の銀行を設定できる。
- 全国の地方銀行
- 全国の信用金庫
- 全国の信用組合
- 全国の労働金庫
- 全国の農協
- 全国のJAバンク
- 北海道/東日本のJAマリンバンク
イオンカードは農協やJAバンク、メガバンク、都市銀行を含め、全国多数の金融機関と提携している。
そのため、所有している銀行口座がイオンカードの引落口座に指定できないケースは少ない。
ただし例外もあるため、詳しくはイオンカードと提携可能な金融機関一覧を参考にしてほしい。
まとめ
本記事で解説した情報を、改めて整理する。
- イオンカードセレクトで設定できる引落口座はイオン銀行のみ
- イオンカードセレクトはポイント還元率1.5%などのメリットがある
- その他のイオンカードはイオン銀行を含め多数の金融機関を設定できる
- ただしイオンカードセレクトのようなメリットはない
イオン銀行口座を所有している人や、イオン銀行口座を解説する予定の人は、やはりイオンカードセレクトの申し込みがお得だ。
イオンカードセレクト特有のメリットを受けられるだけでなく、新規入会特典で優遇される場合も多い。
イオン銀行口座を解説する予定がなかった人も、まずはイオンカードセレクトへの申し込みを優先的に検討してみよう。申し込みは以下のボタンから可能だ。
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