- おすすめな高還元率のクレジットカードを知りたい
- クレジットカードを選ぶポイントとは?
- 還元率をアップする方法を知りたい
「ポイント還元率が高いクレジットカードを持ちたい!」「ポイントを貯めて、普段の生活を少しでも楽にできたらいいな」と考える方も多いのではないだろうか。クレジットカードを使うと、利用額に応じてポイントが付くのでお得に買い物ができる。
世の中には様々なカードがあるが、少しでもポイントが多く貯まるカードを選ぶことで、経済的に恩恵を受けられる。
しかし、クレジットカードの種類は非常に多いうえに還元率をはじめとした条件が分かりにくいため、「自分が欲しいカードが分からない!」と感じるかもしれない。
この記事では、ポイント還元率が高いクレジットカードを3つ厳選し、ランキング形式で紹介する。
一般的に年会費が発生し、審査条件が厳しい「ゴールドカード」や「プラチナカード」は除いているので、クレジットカード初心者にもおすすめできる。
最後まで読めば、効率よくポイントを貯められるカードの種類を知り、日々の生活にゆとりを持たせることができる。
初めてカードを選ぶ方やよりよいカードを探している方に役立つ内容となっているので、ぜひ参考にしてほしい。
ポイント還元率が高いクレジットカードランキング
クレジットカードの決済額に対してポイントが貯まる割合を「還元率」と呼ぶ。
例えば、200円につき1ポイント貯まれば還元率は0.5%だ。
貯めたポイントは支払いや商品との交換などに使えるので、還元率が高いほどお得なクレジットカードと評価できる。
標準的な還元率は0.5%〜1.0%程度で、この点を基準として押さえておくといいだろう。
しかし、年会費無料のカードでも、条件を満たせば高還元率の恩恵を受けられる。
以下で、最大還元率が高いカードを紹介する。
1位:三井住友カード(NL)|最大還元率20%
- 対象店舗でスマホのタッチ決済をする(+6.5%)
- 対象の三井住友カード(家族カード除く)を持っている家族を登録する(+1.0~5.0%)
- Vポイントアッププログラムを受ける(+1.0~8.0%)
三井住友カード(NL)は、年会費が永年無料で家族カードも無料で付けることができる。
18歳以上(高校生を除く)ならば誰でも申し込みが可能だ。
基本の還元率は0.5%だが、セブン‐イレブンやマクドナルドなどの対象店舗では7%になる。※
三井住友カード(NL)をスマホに設定し、対象店舗でスマホのタッチ決済をすることが条件だ。
対象店舗の中には、セブン‐イレブンやローソンをはじめ、誰もが利用したことがあるような大手コンビニや外食チェーンレストランが名を連ねている。
つまり、多くの方が日常的に使うシーンがあり、お得に活用できるチャンスがある。
家族の中に三井住友カード(家族カードを除く)を持っている人や、検討している人がいれば還元率アップのチャンスだ。
対象の三井住友カードを持っている家族を登録することで、1人につき1.0%、対象店舗のスマホのタッチ決済による還元率がアップする。(家族ポイントは最大5.0%アップ)
さらに、Vポイントアッププログラムにより、対象店舗でスマホのタッチ決済をした場合の還元率がアップする。
Vポイントアッププログラムでは、銀行やローン、証券取引などをSMBCグループの会社で行う場合にポイントアップを受けられる。
例えば、Oliveアカウントを契約して三井住友銀行で外貨取引をすることや、SBI証券口座を保有するなどの条件を満たした場合にそれぞれポイント還元率がアップする。
全ての条件をクリアするのはハードルが高いが、少なくとも対象店舗でのスマホのタッチ決済は誰でもできるので、7%の還元率は達成可能だろう。
カードの券面にクレジット番号が記載されていないナンバーレスタイプであることから、セキュリティの面で安心できるカードだ。
覗き見されるリスク、カードを落として自分のカード情報を知られるリスクがない。
※対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元
※最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)。
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。
その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※Google Pay™ で、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。
2位:楽天カード|最大還元率16.5%
- 楽天市場で楽天カードで支払う(+2%)
- 楽天系列のサービスを利用する(+0.5~13.5%)
楽天カードは18歳以上なら誰でも申し込むことが可能だ。
年会費は無料であり、家族カードも無料で使うことができる。
カードの利用ごとに楽天ポイントが1.0%の割合で付与され、ショッピングサイトの楽天市場で使えばさらに3.0%上乗せされる。
さらにSPU(スーパーポイントアッププログラム)により、還元率が3.0%~最大16.5%となる。
SPUとは、楽天モバイルや楽天証券、楽天銀行などの楽天グループのサービスを利用している場合に、楽天市場でのショッピングのポイント付与率がアップする特典だ。
- 楽天モバイルでRakuten最強プラン利用→+4.0%
- 楽天トラベルで月1回5,000円以上予約し、利用→+1.0%
- 楽天銀行を楽天カードの引き落とし口座にし、給与の振込口座にする→+0.5%
- 楽天ブックスで月1回3,000円以上利用→+0.5%
- 楽天ビューティで月1回3,000以上利用→+0.5%
楽天グループのサービスを利用すればするほど、ポイント還元率がアップする。
日ごろから楽天のサービスを利用する機会が多い方にとって、「気づいたらポイントがたくさん貯まっていた」という可能性があるだろう。
「楽天市場で買い物をする機会がある」という方であれば、持たない理由がない。
楽天ユーザーであれば申し込みを検討するべき一枚だ。
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3位:JCB CARD W|最大還元率16.0%
- 対象のJCBオリジナルシリーズパートナー店を登録して決済する
JCB CARD Wは、18〜39歳限定(高校生除く)で申し込むことができるクレジットカードだ。
本人または配偶者に安定した収入があることが条件となる。
基本の還元率は1.0%だが、JCBオリジナルシリーズパートナーとして登録されている特約店を利用した場合に還元率がアップする。
普段の生活で利用する店がパートナー店であるかどうか、確認するといいだろう。
- スターバックスコーヒー→16.0%(30倍)
- くら寿司→11.0%(25倍)
- ローソン→7.0%(21倍)
- マツモトキヨシ・ココカラファイン→7.0%(21倍)
JCBでは「ポイントアップ祭」を定期的に行っており、イベントごとに最大還元率が店舗によって変化する特徴がある。
条件やタイミング次第では10.0%以上の還元を受けられるため、自宅近くの店舗が対象になっているかチェックするといいだろう。
JCB CARD Wのポイント還元率アップの仕組みや達成条件は、三井住友カード(NL)や楽天カードと比べるとシンプルでわかりやすい。
電気やガスなど、生活に欠かせないインフラ料金もポイントアップの対象となっているため、ぜひ確認してみよう。
ただし、ポイントアップを受けるためには、対象の店舗についてポイントアップの登録手続きをする必要がある。
うっかりしていると、せっかくの高還元を受けられる機会を逃してしまうため、要注意だ。
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※キャンペーン期間:2024年10月1日(火)~2025年3月31日(月)
ポイント還元率が高いクレジットカードを選ぶときのポイント
初めてクレジットカードを選ぶ人にもおすすめできるカードについて紹介してきた。
基本的に多くの方におすすめできるカードではあるが、より効率よくポイントを獲得するには、自分との相性を確認することが欠かせない。
以下で、自分自身に合ったカードを選ぶためのポイントについて解説する。
こちらの記事で紹介した以外のカードを検討するときに役立つので、参考にしてみてほしい。
年会費が無料かどうか
クレジットカードには年会費が有料のものと無料のものがあり、初めてクレジットカードを選ぶときは無料のものを選ぶのがおすすめだ。
年会費が無料のカードなら、コストを負担することなくカードの利便性や経済的メリットを享受できる。
有料のクレジットカードの方が、還元率や他のサービスで優れている場合が多い。
しかし、上手く使わないと年会費分を損してしまうことになるため、気を遣う必要がある。
特段の事情がない限り、初めてカードを使う場合は気兼ねなく使える無料のものを選ぶべきだろう。
基本の還元率はどうか
クレジットカードを選ぶ際、基本還元率の高さは重要だ。
高還元率のカードは、還元率アップの条件として「対象ショップ」が限定されていることが多い。
大手のコンビニやスーパーなどの店舗が高還元率の対象になっていたとしても、日常的に当該店舗ばかり利用するわけではない。
また、ポイントを獲得するために余計な買い物をすると、結果的に損をするため本末転倒だ。
余計な買い物を防ぎつつ効率よくポイントを獲得するためにも、基本の還元率についてもよく検討するべきだろう。
たとえば、上記で紹介したカードの中で最大の還元率を誇るのは、20.0%の三井住友カード(NL)だ。
しかし、基本の還元率は0.5%となっており、基本の還元率が1.0%である楽天カードやJCB CARD Wに劣る。
自分自身が普段どのようなショップを利用しているかよく理解したうえで、適切なクレジットカード選びをするといいだろう。
達成条件や基本還元率を踏まえた上で、最も合うカードを選ぼう。
還元率アップの条件は達成できるかどうか
高還元率の条件が、現実的に達成できるか確認することは重要だ。
クレジットカードの広告でアピールされる「最大の還元率」に目を奪われてしまいがちだが、人によっては還元率アップの恩恵を受けられない可能性がある。
例えば、三井住友カード(NL)の最大の還元率20.0%を達成するには、家族が5人以上いてそれぞれ三井住友カードを持っている必要がある。
また、自身はSMBCグループの銀行やSBI証券で取引をしなくてはならない。
家族は自由に増やせるものではないし、たとえ人数がいたとしても指定したクレジットカードを取得してもらうことが難しいケースもあるだろう。
人によっては、三井住友カード(NL)で実現できる還元率は「対象店舗でのタッチ決済」の7%前後に留まる可能性がある。
自分ではコントロールできないような条件達成を目指すと、心身を消耗してしまう可能性があるので注意が必要だ。
JCB CARD Wの還元率アップの条件は比較的シンプルで簡単なので、場合によっては「三井住友カード(NL)よりもJCB CARD Wのほうが使い勝手がいいし、ポイントが貯まる」ということもある。
このように、ポイント還元率アップの条件面を冷静に考えたうえで、よりよい判断をしてほしい。
クレジットカードにおけるポイント還元率アップの条件について
還元率をアップする条件は、大別すれば次の4つに分けられる。
- 特定の店舗利用でアップ
- 他のサービス利用でアップ
- 利用金額でアップ
- スマホのタッチ決済でアップ
各カードで仕組みや特徴が異なるため、条件をしっかりとチェックしよう。
それぞれの利用方法について解説する。
特定の店舗利用でアップ
下記のように、還元率アップの条件が特定の店舗・サービス利用となっているカードは多い。
- 三井住友カード(NL):セブン‐イレブンやマクドナルドなど
- 楽天カード:楽天市場での利用でアップする楽天カード
- JCB CARD W:マツモトキヨシやスターバックスコーヒーなど
クレジットカード発行会社と関係が深いパートナー会社のサービスの利用促進や顧客取り込みを目的として、このような「特約店」が設定されている。
自分自身が日常的にどのような店舗をよく利用するかどうかを振り返って、お得に利用できるか判断しよう。
他のサービス利用でアップ
クレジットカード以外の自社サービスを利用することで、ポイント還元率がアップする仕組みがある。
例えば、三井住友カード(NL)のVポイントアッププログラムや、楽天カードのSPU(スーパーポイントアッププログラム)が該当する。
カード会社の関連グループのサービス利用や銀行口座開設、証券取引などをすることで、カードのポイント還元率がアップする仕組みだ。
同グループ会社の利用促進、顧客を取り込むための仕組みと言えるだろう。
銀行口座開設や証券取引などを検討している場合は、有効活用すると良いだろう。
利用金額でアップ
「前月」「前年」の利用実績に応じて、ポイント還元率が変動するタイプのクレジットカードがある。
たとえば、PayPayカードは200円以上の支払いを30回以上、かつ10万円以上利用していると、翌月の還元率がアップする。
利用金額に応じてポイント還元率が変動するカードを保有する場合は、日々の支払い金額を考え、条件を達成できる見込みがあるか判断する必要があるだろう。
ただし、そこまでクレジットカードを使わない方の場合は、あまり魅力的ではない。
特典を得るために無駄遣いをするのは本末転倒である点に留意し、健全な家計運営を行うことが大切だ。
スマホのタッチ決済でアップ
スマホのタッチ決済が還元率アップの条件となることがある。
例えば、三井住友カード(NL)は、還元率アップ対象店舗での決済方法でスマホのタッチ決済をすることを条件としている。
スマホさえあれば達成できるため、誰でも達成できるだろう。
最初の設定さえ済ませれば簡単にできるため、ぜひ取り組んでみてほしい。
そのほか還元率が2%や還元率が3%のクレジットカードについて知りたい方は以下記事を参考にしてほしい。
ポイント還元率が高いクレジットカードを選ぶときの注意点
高還元率をうたうクレジットカードを選ぶ際には、いくつかの注意点がある。
メリットだけに捉われるのではなく、デメリットや注意点にも注意を払うことが大切だ。
以下で、高還元率のクレジットカードを選ぶときの注意点をまとめたので、参考にしてほしい。
自身のライフスタイルや価値観と合っているか
クレジットカードが、自分自身のライフスタイルに合っているかよく検討する必要がある。
広告では「高還元」をうたうものが多いが、実際には達成困難な条件であることも多い。
比較的簡単な特定の店舗利用で還元率が上がるタイプのものであっても、日常生活圏内にその店舗が少なければ無意味だ。
カードの特徴や強みを活かしきれない場合、なかなか還元率が上がらずもったいない結果に終わる可能性がある。
自分が普段利用する店舗やサービス、生活習慣にマッチしているかどうか、きちんと確認しよう。
将来的に還元率は下がる可能性がある
現在はポイント還元率が高くても、将来的に還元率が下がる可能性がある点に留意しよう。
クレジットカード発行会社の思惑として、なるべく多くの人にカードを使ってもらうべく、還元率をアップするキャンペーンを行うことがある。
還元率の縮小や付帯サービスの劣化など、改悪が行われる可能性がある点にも注意が必要だ。
「現在の仕組みが今後もずっと続く保証はない」点に留意しよう。
将来的に還元率が下がる可能性もふまえて、自分自身と相性が良いであろうカードを選ぼう。
「もし還元率が下がっても、使い続けるかどうか」を判断基準の一つとして設けると良いだろう。
ポイント還元率ランキングを基に自分に適したクレジットカードを作成しよう!
クレジットカードの基本の還元率は0.5%~1.0%が標準的なレベルだが、年会費無料のカードであっても条件を達成すれば高還元率となるカードは存在する。
ただし、高還元率にするためには所定の条件をクリアする必要があり、人によって実現が難しいものもある。
自分の生活習慣やライフスタイルなどを鑑みて、実現可能かどうか判断することが重要だ。
カード会社の広告がアピールするメリットだけに目を奪われることなく、自分自身のライフスタイルと合っているか、冷静に考えてみてほしい。
この記事で紹介したクレジットカードならば、最大還元率はできなくとも標準以上の還元率を達成するのは難しくない。
これからカードを選ぶ人で、興味が湧いたらぜひ申し込みを検討してほしい。