- 2枚目のクレジットカードで審査落ちする原因が分からない
- 2枚目のクレジットカードで審査に受かるコツが知りたい
- 審査に通りやすいクレジットカードを教えてほしい
1枚目に所有しているクレジットカードに対して「ポイント還元率を高くしてほしい」などの願望を持っている人もいるはずだ。
そこで検討するのが、2枚目のクレジットカードとなる。
しかし、2枚目となると「審査に落ちるのでは?」と不安になる人も多い。
そこで本記事では、2枚目のクレジットカードで審査落ちする原因や防ぐ方法、さらに審査落ちした場合の対処法を含めて解説する。
記事の最後では比較的審査に通りやすいと言われるクレジットカードも紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。
2枚目のクレジットカードで審査落ちする原因
まずは2枚目のクレジットカードで審査落ちする原因を整理していこう。
主に4つの原因が考えられる。
1枚目発行から期間をあけていない
1枚目のクレジットカードを発行してから期間をあけずに申し込むと、審査に落ちる可能性がある。
短期間で複数のクレジットカードに申し込むと、「お金に困っている人」とみなされるケースがあるからだ。
特に、1枚目のクレジットカードを早々に限度額いっぱいまで利用し、2枚目に申し込む人は注意してほしい。
信用情報機関にはあなたのクレジットカード利用状況が記録されている。
記録された情報から、限度額ギリギリまで利用しているかどうかをカード発行会社は把握できるようになっているのだ。
1枚目のクレジットカードの利用限度額がいっぱいになってから2枚目を申し込めば、「お金に困っている人」という印象を与える。
カード会社は貸し倒れのリスクを避けたいので、審査に落ちる可能性も高くなるのだ。
クレヒスが積み上がっていない
クレヒスとは信用情報のことであり、クレジットカードの利用・支払い状況などの情報を指す。
クレヒスは信用情報機関に保管され、カード発行会社なら申込者のクレヒスを紹介できるようになっている。
1枚目のクレジットカードを発行してからほとんど使用していない人は、クレヒスが積み上がっていない状態だ。
クレヒスは「支払いをしっかり行う人かどうか」の尺度になっている。
支払い遅延などの金融事故がなく良質なクレヒスを積み上げている人は、カード発行会社から信用されやすい。
一方で、金融事故がないからといってクレヒスが積み上がっていなければカード発行会社からの信用は低くなる。
こうなると、2枚目の審査に落ちる可能性も出てくるのだ。
金融事故を起こしてしまっている
金融事故とは、クレジットカードの決済代金の支払いが遅延していたり、強制解約された状態などを指す。
金融事故を起こしてしまった人はカード発行会社からの信用が著しく低くなり、審査に落ちる可能性が高い。
キャッシング枠を設定している
クレジットカードの中には、キャッシングサービスを提供しているものが多い。
キャッシングは、カードローンと同じように全国のATMから現金を引き出せる便利なサービスだ。
しかし、このキャッシングサービスが、2枚目のクレジットカードの審査落ちの原因になることがある。
クレジットカードのキャッシングサービスは「総量規制」の対象だ。
総量規制とは「年収の3分の1以上の貸付を行ってはいけない」というルールであり、カード発行会社が守るべきものになる。
そのため、2枚目のクレジットカードを申し込む際にキャッシング枠を設定すると、総量規制の対象になることがある。
こうなると、確実に審査落ちしてしまうので注意が必要だ。
2枚目のクレジットカードで審査落ちを防ぐ方法
続いて、2枚目のクレジットカードで審査落ちを防ぐ方法を3つ紹介する。
十分な期間を空けクレヒスを積み上げてから申し込む
2枚目のクレジットカードを申し込むときは、1枚目から十分な期間を空けてから申し込もう。
具体的には「半年以上」を目安にしてほしい。
なぜなら1枚目のクレジットカードの申し込み情報は、クレヒスとして6ヶ月間保管されているからだ。
特に、1枚目のクレジットカードで審査に落ちている人は、6ヶ月の保持期間を過ぎてから申し込むべきと言える。
一方で、1枚目のクレジットカードで良質なクレヒスを積み上げていると思う人は、半年の経過を待たずに申し込んでもよい。
キャッシング枠を0円または低めに設定して申し込む
前述の通り、クレジットカードのキャッシングサービスは総量規制の対象だ。
2枚目のクレジットカードを申し込む際に、キャッシング枠を1円でも設定すると総量規制の対象になってしまう。
一方でキャッシング枠を0円に設定すれば総量規制の対象にならないため、審査落ちのリスクを少しでも軽減できる。
どうしてもキャッシングサービスを利用したい人は、キャッシング枠を可能な限り低めに設定しよう。
ちなみに、クレジットカードのキャッシング枠は発行後に申請することもできる。
まずはキャッシング枠を0円で設定し、発行後に利用したい金額を設定するのも審査に通りやすくなる1つの方法だ。
審査に通りやすいとされるクレジットカードに申し込む
2枚目のクレジットカードで審査落ちが不安な人は、「審査に通りやすい」とされるクレジットカードに申し込もう。
一般的には、小売企業が発行する「流通系」と呼ばれるクレジットカードが審査に通りやすい。
消費者金融が発行するクレジットカードも審査に通りやすいが、人前で出すのに抵抗がある人もいるかもしれない。
まずは、流通系クレジットカードの中でも審査に取りやすいカードを検討してみよう。
2枚目のクレジットカードで審査に落ちてしまったときの対処法
続いて、2枚目のクレジットカードで審査に落ちてしまったときの対処法を4つ紹介する。
半年以上空けてから新たに申し込みする
2枚目のクレジットカードで審査に落ちてしまったら、半年以上の期間をあけてから新たに申し込んでみよう。
前述のように、クレジットカードの申し込み情報はクレヒスとして6ヶ月間保持される。
よって、半年以上の期間を開ければ前回の申し込み情報が消された状態で申し込めるのである。
そうなれば、クレジットカードの審査に通る可能性を上げることができる。
次の申し込みまでクレヒスを積み上げておく
次の申し込みまでに良質なクレヒスを積み上げておくのも、一つの対策となる。
多くのカード発行会社は申込者のクレヒスを照会し、返済能力があるかどうかや信用性が高いかどうかチェックしている。
たった半年間でも良質なクレヒスが積み上がっていれば、次の申し込みで審査に通る可能性は高い。
借入金をしっかりと返済する(特定のローンを除く)
現在、消費者金融からの借入がある人はしっかりと返済しておこう。
全額返済は難しくても、コツコツ返済することが大切だ。
そうすることで良質なクレヒスが積み上がり、次にクレジットカードに申し込む際の信用度を上げられる。
ただ、住宅ローンなどは毎月しっかり返済すればそれだけでクレヒスが積み上がるので、無理に繰上げ返済する必要はない。
デポジット型のクレジットカードを検討する
2枚目のクレジットカードで審査に落ちてしまった人の中で、すぐにカードが必要な人はデポジット型を検討しよう。
「デポジット型のクレジットカード」とは事前に保証金を入金しておくタイプのクレジットカードだ。
保証金がクレジットカードの利用限度額になるため、カード発行会社のリスクが低い。
そのため、クレヒスに傷がある人なども発行できる可能性がある。
2枚目におすすめ!審査落ちを避けやすいクレジットカード7選
それでは最後に、2枚目におすすめの審査に通りやすいクレジットカード7選を紹介する。
カード名 | PayPayカード | リクルートカード | イオンカード (WAON一体型) | dカード | 楽天カード | エポスカード | ライフカード |
---|---|---|---|---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
国際 ブランド | Visa Mastercard JCB | Visa Mastercard JCB | Visa Mastercard JCB | Visa Mastercard | Visa Mastercard JCB American Express | Visa | Visa Mastercard JCB |
ポイント還元率 | 1.0〜5.0% | 1.2〜20.0% | 0.5〜1.0% | 1.0〜15% | 1.0〜3.0% | 0.5〜15% | 0.1〜2.5% |
ポイントの種類 | PayPayポイント | リクルートポイント | WAON POINT | dポイント | 楽天ポイント | エポスポイント | サンクスポイント |
家族カード | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | なし | 無料 |
ETCカード | 年会費550円 (税込) | 無料 ※Visa、Mastercard発行手数料1,100円(税込) | 無料 | 年会費550円(税込) /初年度無料1回以上利用で翌年度無料 | 年会費550円 (税込) | 無料 | 年会費1,100円(税込) /初年度無料1回以上利用で翌年度無料 |
スマホ 決済電子マネー | PayPay Apple Pay QUICPay QUICPay+ | 楽天Edy nanaco モバイルSuica SMART ICOCA | イオンiD Apple Pay 電子マネーWAON | iD Apple Pay | 楽天Edy Apple Pay Google Pay | Google Pay Apple Pay EPOS PAY 楽天Edy 楽天Pay PayPay d払い モバイルSuica | Apple Pay Google Pay |
海外旅行傷害保険 | なし | 最高2,000万円 (利用付帯) | なし | 2,000万円 (利用付帯) | 最高2,000万円 (利用付帯) | 3,000万円 (利用付帯) | なし |
国内旅行傷害保険 | なし | 最高1,000万円 (利用付帯) | なし | 1,000万円 ※29歳以下限定 | なし | なし | なし |
その他の保険 | なし | ショッピング保険 | ショッピングセーフティ保険 カード盗難補償 | スマホ保険 ショッピング保険 カード盗難保険 | カード盗難保険 ネット不正保険 | なし | ショッピング保険 カード盗難保険 シートベルト保険 |
申し込み条件 | 日本国内在住の満18歳以上の方(高校生を除く) 本人またはまたは配偶者に安定した継続収入がある方 本人承認が可能な携帯電話をお持ちの方 | 18歳以上で本人または配偶者に安定した収入のある方(高校生を除く) | 18歳以上 (高校生不可) | 満18歳以上であること(高校生を除く) 個人名義であること ご本人名義の口座をお支払い口座として設定いただくこと その他当社が定める条件を満たすこと | 18歳以上の方 (高校生を除く) | 満18歳以上の方 (高校生を除く) | 日本国内にお住まいの18歳以上で、電話連絡が可能な方 |
詳しくはこちら | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら |
それぞれのメリットや特徴を見ていこう。
PayPayカード
PayPayカードはQRコード決済のPayPayが発行しているクレジットカードだ。
PayPayの利用実績がある人なら比較的審査に通りやすく、2枚目のクレジットカードでも審査に通る可能性がある。
PayPayカードはクレジットカード払いに対応できるだけでなく、PayPayへの残高チャージにも対応している。
通常は銀行口座などからのチャージにしか対応していないため、キャッシュレス決済を強化できるのがこのカードの特徴だ。
\ 年会費永年無料! /
※ご利用金額200円(税込)ごとに最大1.5%のPayPayポイントがもらえます。 ※出金・譲渡不可。PayPay/PayPayカード公式ストアでも利用可能。 なお、所定の手続き後にPayPay加盟店にて使用できます。 手続きはこちら(https://paypay.ne.jp/help/c0021/)からご確認ください。 ※ポイント付与の対象外となる場合があります。 例)「PayPay決済」「PayPay(残高)チャージ」「nanacoクレジットチャージ」 「ソフトバンク通信料(ワイモバイル、LINEMOを含む)」 「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを介してのPayPay残高チャージのご利用分」
リクルートカード
リクルートカードは通常のポイント還元率が1.2%という高還元のクレジットカードだ。
1枚目のクレジットカードにポイントプログラム面で不満を感じている人は検討してみよう。
2枚目としてリクルートカードを所有すれば、特約店以外でのポイント還元率を強化できるメリットがある。
また、リクルートカードはリクルートグループが運営する店舗・サービスでポイント還元率が上がる。
さらに1ポイント=1円として利用できる使いやすさもあるため、非常におすすめの1枚と言える。
\最大8,000円ポイントプレゼント /
イオンカード(WAON一体型)
イオンカード(WAON一体型)は対象のイオングループ店舗でお得に使えるクレジットカードだ。
イオングループ店舗ならポイント還元率はいつでも1.0%になり、毎月10日・20日は買い物代金がOFFになったり映画チケットが1,100円(税込)で買えたりする。
また、イオンフィナンシャルサービス株式会社が発行している流通系カードなので比較的審査に通りやすいのもおすすめポイントだ。
生活圏にイオングループ店舗がある人はぜひ検討してほしい。
また、イオンカード(WAON一体型)は年間50万円以上利用すると年会費永年無料でイオンゴールドカードに案内される。
そのため、年会費無料でゴールドカードを持ちたい人にもおすすめだ。
対象のイオンモール専門店で
\ 1ヶ月間ご請求時にまいにち5%OFF /
dカード
dカードはドコモが発行している流通系カードであり、比較的審査に通りやすいクレジットカードとなる。
それでいて、ポイント還元率が通常1.0%、国内・海外旅行保険が付帯するなど総合力に優れている。
また、対象のスマホ料金をdカードで支払うと、毎月187円割引になるためドコモ系列キャリアを契約している人にもおすすめだ(irumo 0.5GB、ahamoは対象外)。
2枚目のクレジットカードで全体的な付帯サービスを強化したい人は検討してみよう。
楽天カード
楽天カードは楽天グループが発行する流通系カードなので比較的審査に通りやすい。
ポイント還元率は通常1.0%、楽天市場で利用すればいつでも3.0%になり、高い還元率を誇っている。
2枚目のクレジットカードとしてポイントプログラムを強化したい人におすすめだ。
また、楽天カードは国際ブランドとしてアメリカン・エキスプレスを選べるのもメリットだ。
アメリカン・エキスプレスなら複数の優待サービスを利用できる「アメリカン・エキスプレス・コネクト」を利用できる。
ポイント還元率に加えて優待サービスを充実させたい場合は、楽天カード・アメリカン・エキスプレス(R)・カードを申し込もう。
\ 新規入会&利用で5,000ポイントプレゼント /
エポスカード
エポスカードはマルイグループが発行している流通系カードだ。
比較的審査に通りやすい上に、マルイグループ店舗で利用するとポイント還元率がいつでも1.0%になる。
また、年4回実施される「マルコとマルオの7日間」ならマルイ・モディ全店で買い物代金が10%OFFになる。
マルイグループ店舗をよく利用する人は、2枚目のクレジットカードとして検討してみよう。
\ 入会金・年会費永年無料! /
ライフカード
ライフカードは流通系カードではなく信販系カードに分類されるクレジットカードである。
ただ、比較的審査に通りやすいとされているので審査落ちが怖い人にもおすすめの1枚だ。
ライフカードは、利用金額に応じてポイント還元率がアップするのが特徴となる。
たとえば、年間200万円以上の利用で、次年度のポイント還元率が2倍になる。
2枚目のクレジットカードをメインカードとして利用したい人にも、向いているカードだ。
\最大15,000円キャッシュバック /
審査落ちを防ぐコツを掴んだらさっそくクレジットカードの2枚目を作成しよう
本記事では2枚目のクレジットカードで審査落ちする原因や防ぐ方法、さらに審査落ちした場合の対処法まで解説した。
2枚目のクレジットカードだからといって、審査に落ちやすいわけではない。
重要なのは良質なクレヒスを積み上げ、金融事故のない状態を作ることだ。
1枚目のクレジットカードが無事発行されている人は、まずは計画的に利用して良質なクレヒスを積み上げてほしい。
そうすれば、2枚目のクレジットカードで審査落ちする可能性をかなり下げることができる。
また、本記事で紹介したクレジットカードはそれぞれ、新規入会キャンペーンを実施している。
条件を達成すれば数千円のポイント還元・キャッシュバックを得られるので、お得な機会を逃さず申し込もう。
クレジットカードは何枚まで作れるのかと気になる方は下記記事も参考にしてほしい。