三井住友カード プラチナプリファードの損益分岐点は?特約店・クレカ積立での年会費の回収方法とOlive・ゴールドとの比較も解説

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三井住友カード プラチナプリファードは年会費33,000円(税込)と高額ですが、ポイント還元率が高いため、使い方次第で年会費以上のポイントを獲得できます。

通常の還元率は1%、特約店では最大10%還元、さらにSBI証券のクレカ積立では最大3%のポイントが貯まるなど、ポイント獲得のチャンスが豊富です。

この記事では、年会費を回収するための損益分岐点を、通常利用・特約店・積立投資といった利用パターン別に解説します。

具体的な金額や計算式をもとに、あなたの生活スタイルに合った年会費の回収方法=元の取り方を見つけていきましょう。

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目次

損益分岐点とは?三井住友カード プラチナプリファードの年会費を回収する基本の計算式

損益分岐点とは、年会費と獲得ポイントが釣り合う地点のことです。

三井住友カード プラチナプリファードの場合、通常還元・継続特典・特約店などを組み合わせて、年会費33,000円(税込)を回収できる利用額のことを指します。

この章では、損益分岐点を算出するための基本的な考え方と計算式を紹介します。

詳しい計算手順や具体例は次のセクションで展開しますので、まずは全体像を把握しましょう。

損益分岐点は年会費と実質的なポイント価値から求める

損益分岐点は、年会費と実質的なポイント価値=実行還元率から計算することができます。

基本的な計算式は以下の通りです。

損益分岐点 = 年会費 ÷ 実効還元率

また、三井住友カード プラチナプリファードの実効還元率は、以下のように複数の要素を組み合わせて算出します。

実効還元率 =
通常1% + (特約店加算の加重平均) + (外貨利用の該当比率) + (Vポイントアップ等の加算) + (継続特典の段階的加点)

継続特典とは、前年利用額100万円ごとに10,000ポイント、最大40,000ポイントまで獲得できる三井住友カード プラチナプリファード独自の特典です。

具体的には、100万円未満は0ポイント、100万円で10,000ポイント、200万円で20,000ポイントといった形で階段上に付与されます。

ここに注意!

Vポイントは原則として1ポイント=1円相当で計算しますが、交換先によってはポイント価値が目減りする場合もあるため、後ほど注意点として解説します。

なお、SBI証券のクレカ積立は継続特典の集計対象外です。

つまり、積立分は年間利用額に含まれず、継続特典のポイント計算には影響しません。

通常利用の場合の損益分岐点は年間200万円

それでは、実際に三井住友カード プラチナプリファードの損益分岐点を計算していきましょう。

ここでは、「通常利用=基本還元(1%)による通常ポイントと継続特典の2つのみの合計獲得ポイント」で考えてみます。

年間利用額をS円とした場合、獲得ポイントは以下の式で算出できます。

  • 通常ポイント = 0.01 × S
  • 継続特典 = 10,000 × floor(S ÷ 1,000,000) (上限40,000ポイント)

floorは小数点以下を切り捨てる関数です。つまり、100万円ごとに10,000ポイントが付与される仕組みです。

実際の獲得ポイントを表で確認しましょう。

年間利用額通常
ポイント
継続特典合計
ポイント
年会費差額
100万円10,000P10,000P20,000P-13,000円
200万20,000P20,000P40,000P+7,000
300万円30,000P30,000P60,000P+27,000円
400万円40,000P40,000P80,000P+47,000円

この表から、通常利用のみの場合、年間200万円が損益分岐点の目安となることが分かります。

200万円の利用で合計40,000ポイントを獲得でき、年会費33,000円(税込)を上回ります。

ただし、電子マネーチャージ(Suica、PASMO等)、SBI証券のクレカ積立、国民年金保険料などは、年間利用額に含まれません。

これらを除外して試算する必要があるため、注意してください。

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通常利用のみで三井住友カード プラチナプリファードの損益分岐点を超える方法

前章の通り、通常利用時の三井住友カード プラチナプリファードの損益分岐点は年間200万円となります。

続いては、特約店を使わずに、日常の買い物だけでこの損益分岐点を超える具体的な方法を考えていきましょう。

年間200万円という数字は、毎月約16.7万円の利用額に相当します。

費目ごとのチェックリストと、対象外取引の識別方法も紹介しますので、実践の参考にしてください。

年間200万円利用を達成するには?

年間200万円以上利用するなら、日常の支払いを三井住友カード プラチナプリファードに集約することが重要です。

まずは家計の置き換えリストを確認しましょう。

カード払いに置き換えられる主な費目

  • 食費・日用品
    スーパー、コンビニ、ドラッグストアでの買い物
  • 通信費・光熱費
    スマホ料金、電気・ガス・水道
  • 保険料
    生命保険、自動車保険(カード払い可能な会社)
  • 通販
    Amazon、楽天市場などのネットショッピング
  • 交通費
    ガソリン代、高速道路(ETC)
  • 家賃
    一部の物件ではカード払いに対応

次に、ポイント還元の対象・非対象の識別表から、三井住友カード プラチナプリファードで決済するべき取引を確認します。

費用対象可否備考
スーパー・コンビニ通常還元1%
公共料金売上票遅延で対象外期間に
入るリスクあり
電子マネーチャージ×Suica、PASMO等は対象外
SBI証券積立×継続特典の集計対象外
国民年金×ポイント付与対象外

月16.7万円×12か月で約200万円を達成するには、固定費をカード決済するのが効果的です。

これをもとに実際のカード利用例を組むと、例えば以下のような組み合わせで月16.7万円、年間約200万円を達成することができます。

年間200万円支出の内訳例

項目月利用額
家賃8万円
光熱費2万円
通信費(携帯料金)1万円
食費・日用品3万円
その他2.7万円
合計16.7万

また、継続特典は翌年度に付与される点も覚えておきましょう。

つまり、今年200万円使えば、来年の初めに20,000ポイントが付与されます。

プリファードストア・外貨決済を利用すれば損益分岐点はさらに下がる

もし年間利用額が200万円に届かない場合でも、特約店や外貨利用、キャンペーンを活用して損益分岐点を超えることできます。

年間120万円の利用を想定して具体的に計算してみましょう。

  • 通常ポイント:12,000P
  • 継続特典:10,000P
  • 合計:22,000P
  • 不足額:33,000 – 22,000 = 11,000P

この11,000ポイントを特約店で補うには、還元率7%(通常1% + 特約店+6%)の店舗で約16万円使えば達成できます

11,000P ÷ 0.06(特約店加算分のみ) ≒ 約18.3万円

ただし上記は特約店加算分のみの計算で、実際には通常還元1%も付くため、もう少し少ない金額で達成できます。

また、外貨ショッピングで+2%の還元を受ける場合も同様に逆算できます。

ここに注意!

海外での買い物や外貨決済のネットショッピングが対象ですが、日本円決済は対象外なので注意してください。

また、対象外取引を除外した上で計算する必要があります。

電子マネーチャージやVポイントPayへのチャージ、国民年金保険料などは、いくら使ってもポイント付与の対象になりません。

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特約店を活用して三井住友カード プラチナプリファードの損益分岐点を下げる方法

前述の通り、特約店(プリファードストア)を活用すれば、損益分岐点を大きく下げられます。

この章では、+6%と+9%の2つのケースに分けて、損益分岐点の計算方法を解説します。

さらに、自分の生活導線に合った特約店の見つけ方や、対象外となるパターンも紹介します。

特約店は予告なく変更・終了する可能性があるため、最新情報の確認方法も押さえておきましょう。

7%還元対象店舗なら年間約48万円が損益分岐点

特約店で+6%の追加還元を受けられる場合、損益分岐点は大幅に下がります。

合計還元率は7%(通常1% + 特約店+6%)となり、損益分岐点の概算は以下の通りです

33,000円 ÷ 0.07 ≒ 約47.1万円

これは月あたり約4万円の利用で達成できる金額です。

なお、7%還元の対象店舗には、以下のような身近なお店が含まれます。

  • コンビニ
    セブン-イレブン、ローソン
  • カフェ
    スターバックス、ドトールコーヒーショップ
  • ファミレス
    サイゼリヤ、ガスト など

ただし、スマホのタッチ決済が条件となります。

カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外となり、通常還元1%のみが適用されます。

10%還元対象店舗なら年間約33万円が損益分岐点

+9%の特約店を利用する場合、損益分岐点はさらに下がります。

合計還元率10%(通常1% + 特約店+9%)で計算すると、損益分岐点は以下の通りです。

33,000円 ÷ 0.10 = 33万円

月あたりでは約2.75万円の利用で達成できる計算です。

10%還元の対象には、以下の宿泊予約サイトなどが含まれます。

  • Expedia(エクスペディア)
  • Hotels.com(ホテルズドットコム)

ただし、これらのサイトを利用する際は、会員専用サイト「For Platinum Preferred Members」経由での予約が必須です。

直接サイトにアクセスして予約した場合、追加ポイントは付与されません。

会員専用サイトを経由した予約の手順やその他の要件は、必ず事前に確認してください。

また、予約から付与までに時間がかかる場合があるため、ポイント付与時期も把握しておくと良いでしょう。

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特約店で効率的にポイントを貯める方法

特約店を最大限に活用するには、自分の生活導線に合わせて「どの対象店舗で・いくら使うか」を明確にすることが効果的です。

特約店と利用額の決め方

  1. 自宅・職場・通勤経路を地図上で確認
  2. その範囲内にある特約店をリストアップ
  3. 各店舗での月間利用額を見積もる
  4. 合計額が目標に達するかチェック

これを元に、たとえば以下のような配分を考えるイメージです。

どの対象店舗でいくら使うか
自宅近くのコンビニ月2万円
職場近くのカフェ月1万円
通勤途中のドラッグストア月1万円

ただし、対象外となりやすいパターンもあるため注意が必要です。

対象外となりやすいパターン

  • 商業施設内の一部店舗(駅ビル、ショッピングセンター等)
  • バーコード決済(PayPay、楽天Pay等)経由の支払い
  • iD決済での支払い
  • カード現物のタッチ決済(一部店舗)
  • カードの差し込みや磁気取引

これらの支払い方法では、特約店の追加ポイントが付与されず、通常還元1%のみとなります。

また、特約店は予告なく変更・終了する可能性があります。

定期的に公式サイトで最新情報を確認し、対象店舗や条件の変更がないかチェックしましょう。

クレカ積立・Vポイントアッププログラムを活用して三井住友カード プラチナプリファードの損益分岐点を下げる方法

SBI証券のクレカ積立とVポイントアッププログラム、家族ポイントを組み合わせることでも、年会費33,000円(税込)を回収するために必要な利用額を大幅に下げられます。

この章では、各特典を使った場合の損益分岐点(月間・年間利用額)を具体的に示します。

特に対象可否や達成要件を見落とすと、期待したポイントが付与されないため、詳細をしっかり押さえておきましょう。

SBI証券クレカ積立だけで年会費を回収するには?

SBI証券のクレカ積立では、三井住友カード プラチナプリファードなら最大3%のポイントが付与されます

ただし、ポイント付与率はクレカ積立以外の年間利用額で決まる点に注意が必要です。

利用額別のポイント付与率

年間利用額付与率月10万円積立時の年間ポイント年会費回収に必要な積立額
500万円以上3.0%36,000P年間110万円(月約9.2万円)
300万円以上2.0%24,000P年間165万円(月約13.8万円)
300万円未満1.0%12,000P年間330万円(月約27.5万円)

上記より、クレカ積立で得られるポイント「のみ」で年会費33,000円(税込)を回収するには、以下の条件を満たす必要があります。

年会費回収に必要な条件

  • 通常利用:年間500万円以上
  • クレカ積立:月約9.2万円以上(年間約110万円)

たとえば、通常利用で年間500万円使って3.0%の付与率を達成した場合、月9.2万円(年間約110万円)の積立で33,000ポイントを獲得でき、クレカ積立で得たポイントだけで年会費を完全に回収できます。

月10万円の上限まで積み立てれば、年間36,000ポイントとなり、+3,000円のプラスになります。

ただし、クレカ積立分は継続特典の集計対象外である点に注意してください。

つまり、月10万円×12か月=120万円を積み立てても、継続特典の年間利用額には含まれません。

また、月間の積立上限は10万円のため、2.0%以下の付与率では積立のみで年会費を回収することはできません。

なお、ポイントは「Vポイント」として付与されます。ANAマイル移行用のポイントとは異なるため、ポイントの種類も確認しておきましょう。

家族ポイントで損益分岐点はどう変わる?

家族ポイントは、登録人数に応じて対象店舗での還元率がアップし、損益分岐点を下げられます。

登録人数別の損益分岐点

登録人数追加還元率合計還元率年間利用額(損益分岐点)
本人のみ7%年間47.1万円
2人登録+1%8%年間41.3万円
3人登録+2%9%年間36.7万円
4人登録+3%10%年間33万円
5人以上登録+5%12%年間27.5万円
  • 対象店舗・スマホタッチ決済前提

5人以上登録すれば、対象店舗での年間27.5万円(月約2.3万円)の利用で年会費を回収できます。

登録できるのは、生計の同一性を問わない二親等以内の家族です。つまり、別居の親や兄弟も登録できます。

ここに注意!

  • 家族の登録漏れ
  • 対象店舗以外での利用
  • 支払い方法が条件を満たしていない(iDや差し込み)
  • 家族カードは対象外(本会員のみ)

また、家族ポイントを正しく適用するために、以下のチェックリストで事前に確認を行いましょう。

  • 家族全員が登録されているか
  • 対象店舗で買い物しているか
  • スマホのタッチ決済を使っているか
  • 家族カードではなく本会員のカードを使っているか

なお、登録は三井住友カードのVpassアプリまたはウェブサイトから行えます。

詳細は公式サイトで確認してください。

Vポイントアッププログラムで損益分岐点はいくらになる?

Vポイントアッププログラムは、対象のコンビニ・飲食店での利用時に還元率をアップできる仕組みです。

三井住友カード プラチナプリファードでこの特典を活用した場合の損益分岐点を見てみましょう。

還元率別の損益分岐点

達成条件合計還元率月間利用額年間利用額
スマホタッチ+家族5人+対象サービス全達成13%月約2.1万円年間25.4万円
スマホタッチ+家族5人12%月約2.3万円年間27.5万円
スマホタッチのみ7%月約3.9万円年間47.1万円

例えば家族5人以上を登録すれば12%還元となり、対象店舗での年間27.5万円(月約2.3万円)の利用で年会費を回収できます。

さらに、SBI証券や住友生命などの対象サービスを利用すれば、最大13%程度まで還元率を上げることができ、年間25.4万円まで損益分岐点を下げることができます。

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還元率アップの内訳

三井住友カード プラチナプリファードで達成できる還元率の内訳は以下の通りで、合計で最大13%程度となります。

  • 通常ポイント:0.5%
  • スマホのタッチ決済:+6.5%
  • 家族ポイント(5人以上登録):+5%
  • 対象サービス利用:+1~2%程度(Olive限定条件を除く)

また、対象サービスで還元率を上げるには、具体的に以下のような条件があります。

  • SBI証券での取引(投信積立等):+1%~2%
  • 住友生命「Vitality」契約:+1%~2%
  • SMBCモビット:+1%

自分が達成しやすい項目を選んで、無理のない範囲で損益分岐点を下げましょう。

Oliveならさらに損益分岐点を下げられる

なお、Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファードなら、Olive限定の特典により最大20%還元を達成でき、損益分岐点をさらに下げられます。

カード最大還元率年間利用額(損益分岐点)
Olive プラチナプリファード20%年間16.5万円(月約1.4万円)
三井住友カード プラチナプリファード13%年間25.4万円(月約2.1万円)

Olive限定の特典には、アプリログイン(+1%)、選べる特典(+1%)、外貨預金積立(+1~2%)などがあります。

三井住友銀行の口座開設が必要ですが、対象店舗での利用が多い方は検討する価値があるでしょう。

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他の三井住友カードとの損益分岐点の比較

三井住友カード プラチナプリファード以外にも、Oliveフレキシブルペイ(プラチナプリファード)や三井住友カード ゴールド(NL)など、似た特典を持つカードがあります。

そこでこの章では、それぞれのカードの還元率・上限・口座要件・即時発行の可否などを一次情報に基づいて比較します。

年間利用額や生活スタイルに応じて、どのカードが最適かを判断しましょう。

Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファードとの違い

Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファードは、三井住友銀行のOlive口座とセットになったカードです。

項目三井住友カード プラチナプリファード
Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード

公式サイト

公式サイトで
詳細を見る

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口座連携不要Olive口座必須
年会費
(税込)
33,000円33,000円
基本還元率1%1%
継続特典最大40,000P最大40,000P
Vポイントアップ対応対応(条件が有利)

Oliveの最大の特徴は、Vポイントアッププログラムの条件達成がしやすい点です。

Oliveアカウントでのアプリログイン(+1%)や、選べる特典でVポイントアップ選択(+1%)など、口座連携により達成できる項目があります。

Vポイントアップの上限は20%ですが、対象店舗はコンビニ・飲食店に限定されます。

また、クレジットモードでの利用が必須で、iD利用は一律デビットモードとなるため対象外です。

対象店舗(コンビニ・飲食店)の利用頻度が高い方や、家族ポイントを活用できる方なら、 Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファードの方が有利でしょう。

反対に、口座連携の手続きは面倒という方には、三井住友カード プラチナプリファードがおすすめです。

三井住友カード ゴールド(NL)との違い

三井住友カード ゴールド(NL)には、年間100万円以上の利用で翌年度以降の年会費が永年無料になる特典があります

年間利用額別の比較

三井住友カード プラチナプリファード
三井住友カード ゴールド(NL)
三井住友カード ゴールド(NL)
100万円未満年会費負担大年会費5,500円(税込)
100万円以上継続特典10,000P翌年度以降年会費無料
200万円以上損益分岐点到達継続特典10,000P

年間100万円利用で翌年度から年会費が無料になるため年間利用額が100万円前後の方には三井住友カード ゴールド(NL)がおすすめです。

一方、三井住友カード プラチナプリファードは特約店での還元率が高く、SBI証券のクレカ積立でも最大3%のポイント付与があるため、年間200万円以上利用する方や投資を活用する方にはお得になります。

  • 年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料。年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください

年間利用額別に見る最適なカード

これらの違いをもとに、年間利用額・特約店比率・Olive可否の3軸で、最適なカードを判断できます。

年間利用額が100万円未満の場合、三井住友カード ゴールド(NL)の年会費5,500円の方が負担が少なくなります。

ただし、対象店舗(コンビニ・飲食店)での利用が多く、Olive口座を開設できる方は、Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファードも選択肢になります。

年間利用額が100~200万円の場合は、特約店の利用頻度とOlive口座の可否で判断が分かれます。

特約店をほとんど使わない方は、三井住友カード ゴールド(NL)で年間100万円達成すれば翌年度以降の年会費が無料になるため、こちらがおすすめです。

年間利用額が200万円を超える場合は、通常利用だけで損益分岐点を超えられるため、三井住友カード プラチナプリファードが有利です。

Olive口座を開設できる方は、対象店舗でのVポイントアップの恩恵も受けられるため、Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファードを検討しましょう。

利用パターン別の推奨カード

スクロールできます
年間利用額特約店比率Olive口座推奨カード理由
~100万円少ない三井住友カード ゴールド(NL)年会費5,500円で負担が少ない
~100万円多い可能Olive プラチナプリファード対象店舗で最大20%還元
~100万円多い不可三井住友カード ゴールド(NL)年会費負担を抑えつつ特約店活用
100~200万円少ない三井住友カード ゴールド(NL)100万円達成で翌年度年会費無料
100~200万円多い可能Olive プラチナプリファード特約店+Vポイントアップで年会費回収可
100~200万円多い不可三井住友カード プラチナプリファード特約店で年会費回収可
200~400万円可能Olive プラチナプリファード継続特典+Vポイントアップで最大化
200~400万円不可三井住友カード プラチナプリファード継続特典で確実に年会費回収
400万円~可能Olive プラチナプリファード最大40,000Pの継続特典+高還元
400万円~不可三井住友カード プラチナプリファード最大40,000Pの継続特典
  • 年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料。年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。

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あなたの利用パターンで何円お得になる?

ここまで損益分岐点の計算方法を解説してきましたが、実際の利用パターンでどれくらいお得になるかイメージしにくいかもしれません。

この章では、代表的な4つのパターン(日常決済中心/旅行・ふるさと納税多め/投信積立活用/家族利用)を用意し、年会費と獲得ポイントの差額を具体的に紹介します。

自分に近いパターンを参考にしてください。

日常決済中心の場合

想定ケース

  • 年間利用額:150万円
  • 特約店利用:月3万円(年36万円、還元率7%)
  • 通常利用:月9.5万円(年114万円、還元率1%)

年会費との差額は+13,600円

項目年間利用額還元率獲得ポイント
通常利用114万円 1%11,400P
特約店利用
(通常分)
36万円 1%3,600P
特約店利用
(加算分)
36万円 6%21,600P
継続特典150万円10,000P
合計 46,600P
年会費差額+13,600

特約店でのタッチ決済要件を満たせば、年間150万円の利用でも年会費を回収し、さらにお得になります。

ただし、商業施設内の店舗や、バーコード決済・iD決済は対象外となるため、支払い方法に注意が必要です。

旅行・ふるさと納税が多い場合

想定ケース

  • 年間利用額:200万円
  • 通常利用:160万円
  • 宿泊予約(Expedia):30万円(還元率10%)
  • ふるさと納税:10万円(還元率6%、2025年10月1日停止)

年会費との差額は +39,000円

項目年間利用額還元率獲得ポイント
通常利用160万円1%16,000P
宿泊予約
(通常分)
30万円1%3,000P
宿泊予約
(加算分)
30万円9%27,000P
ふるさと納税
(通常分)
10万円1%1,000P
ふるさと納税
(加算分)
10万円5%5,000P
継続特典200万円20,000P
合計72,000P
年会費差額+29,000

さらに、外貨ショッピング(海外での買い物)では+2%の還元があります。

ただし、これは外貨決済のみが対象で、日本円決済は対象外です。海外旅行や外貨ECサイトでの買い物が該当します。

また、宿泊予約は会員専用ページ「For Platinum Preferred Members」経由が必須です。

直接サイトにアクセスして予約すると、追加ポイントは付与されません。

予約から付与までに時間がかかる場合もあるため、ポイント付与時期を確認しておきましょう。

資産形成でクレカ積立を活用する場合

想定ケース

  • 年間利用額:300万円(積立除く)
  • SBI証券クレカ積立:月10万円(年120万円)
  • ポイント付与率:2.0%(年間300万円達成)

年会費との差額は+51,000円

項目年間利用額還元率獲得ポイント
通常利用300万円1%30,000P
クレカ積立120万円2%24,000P
継続特典300万円30,000P
合計84,000P
年会費差額+51,000

クレカ積立は年会費回収に非常に有利ですが、継続特典の集計対象外である点に注意してください。

上記の例では、通常利用300万円で継続特典30,000ポイントを計算していますが、クレカ積立120万円はこの集計に含まれません。

また、年間利用額別の付与率と月間上限を再確認しましょう。

年間利用額ポイント付与率月10万円積立時の年間ポイント
500万円以上3.0%36,000P
300万円以上2.0%24,000P
300万円未満1.0%12,000P

なお、投資信託は元本割れリスクがあります。

将来の運用成果を保証するものではないため、リスクを理解した上で投資してください。

家族で利用する場合

想定ケース

  • 本会員:年間180万円
  • 家族カード:年間120万円
  • 合計:300万円
  • 特約店利用:月5万円(年60万円、還元率7%)
  • 家族ポイント:5人登録(+5%)

年会費との差額は+93,000円

項目年間利用額還元率獲得ポイント
通常利用240万円
(300万円ー60万円)
1%24,000P
特約店利用
(通常分)
60万円1%6,000P
特約店利用
(加算分)
60万円6%21,600P
継続特典300万円10,000P
家族ポイント60万円5%30,000P
合計126,000P
年会費差額+93,000

家族カードの利用額は、本会員の年間利用額に合算されます。

つまり、本会員と家族カードを合わせて300万円なら、継続特典は30,000ポイントです。

また、家族ポイントは、登録人数に応じて還元率がアップします。

ただし、対象店舗での利用かつスマホのタッチ決済が条件です。

加えて、家族カードではなく本会員のカードで支払う必要がある点にも注意しましょう。家族カードは家族ポイントの対象外です。

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三井住友カード プラチナプリファード利用時のリスクと注意点

三井住友カード プラチナプリファードは高還元率が魅力のクレジットカードですが、いくつかのリスクや注意点があります。

この章では、対象外取引・ポイント価値の目減り・各種上限や適用条件・規約改定のリスクを、「何が」「なぜ」「どう防ぐ」の3点セットで整理します。

ポイント対象外の取引

一部の取引は、三井住友カード プラチナプリファードで支払ってもポイント付与の対象外となります。

公式の「特典の詳細」ページに記載されている対象外取引を確認しましょう。

主な対象外取引

  • 電子マネーチャージ(Suica、PASMO、nanaco、WAON等)
  • VポイントPayアプリへのチャージ
  • プリペイドカードへのチャージ
  • SBI証券つみたて投資(継続特典の集計対象外)
  • 国民年金保険料
  • 年会費(カード、ETC、PiTaPa)
  • キャッシングリボ
  • 海外ATMでの現金引き出し
  • リボ払い・分割払い手数料

また、公共料金やETCは売上票の遅延で対象外期間に入るリスクがあります。

加盟店から三井住友カードへの売上票到着が遅れた場合、利用対象期間外となり、継続特典の集計に含まれない可能性があります。

特に公共料金やETCカードの利用分は遅れやすいため、注意が必要です。

交換先によってはポイント価値が1円未満になる

Vポイントは原則1ポイント=1円相当ですが、交換先によって価値が変動します。

交換レートの例

交換先レート実質価値
カード利用額充当1P=1円等価
ANAマイル1P=0.6マイル目減り
dポイント1P=1円等価
楽天ポイント1P=1円等価

1ポイント=1円未満になる交換先を選ぶと、実質的な損益分岐点が遠のきます。

たとえば、年会費33,000円(税込)を回収するのに、等価交換なら33,000ポイントで済みますが、1P=0.6円相当の交換先なら55,000ポイント必要になります。

損益分岐点を正確に把握するには、自分が利用する交換先のレートを事前に確認し、等価または目減りする場合は必要ポイント数を調整して計算しましょう。

交換レートは変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトで確認してください。

ポイント上限・適用条件・改定リスク

三井住友カード プラチナプリファードには、ポイント特典に関していくつかの上限や条件があります。

主な上限と条件

  • Vポイントアッププログラム:上限20%
  • 特約店:対象店舗・決済手段に制限あり
  • 継続特典:最大40,000ポイント(年間400万円)
  • SBI証券クレカ積立:月間上限10万円

特約店の対象店舗や決済手段は、予告なく変更・終了する場合があります。

たとえば、ふるさと納税サイト「さとふる」「ふるなび」は、2025年10月1日に特約店から除外されました。

このように、条件は常に変動する可能性があるため、公式サイトや会員向けメールで変更情報をチェックし、定期的に条件を見直しましょう。

まとめ

三井住友カード プラチナプリファードの損益分岐点について、主要なポイントをまとめます。

  1. 通常利用のみなら年間200万円が目安
    継続特典と通常還元を合わせて年会費33,000円(税込)を回収
  2. 特約店を活用すれば大幅に下がる
    7%還元の特約店なら年間約48万円
    10%還元なら年間約33万円で損益分岐点に到達
  3. 対象外取引は必ず除外して試算
    電子マネーチャージ、SBI証券のクレカ積立(継続特典の集計対象外)、国民年金などは年間利用額に含まれません
  4. Oliveなら20%還元も可能だが条件あり
    対象店舗限定、スマホのタッチ決済必須
    iD、カード差し込み、磁気取引は対象外となります
  5. 積立は継続特典の集計対象外
    SBI証券のクレカ積立は、ポイント付与率最大3%と魅力的ですが、継続特典の年間利用額には含まれません

まずは自分の家計を見直し、カード払いに置き換えられる費目をリストアップしましょう。

次に、生活導線に合った特約店をリストアップし、月間の利用配分を考えます。

試算の結果、年会費を回収できそうなら申し込みを検討してください。

三井住友カード プラチナプリファードの高還元率を活かして、賢くポイントを貯めましょう。

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よくある質問(FAQ)

年間200万円未満で元を取るには?

年間利用額が200万円未満の場合、不足ポイントを特約店や外貨利用で補う方法があります。

まず、不足ポイントを計算します。

不足ポイント = 33,000 – (通常1% × 年間利用額 + 継続特典)

たとえば、年間120万円の場合は以下の通りです。

  • 通常ポイント:12,000P
  • 継続特典:10,000P
  • 合計:22,000P
  • 不足:33,000 – 22,000 = 11,000P

この11,000ポイントを、還元率7%(通常1% + 特約店+6%)の店舗で補うには、特約店加算分のみで計算すると以下の通りです。

必要利用額 = 11,000P ÷ 0.06 ≒ 約18.3万円

還元率10%(通常1% + 特約店+9%)なら、約12.2万円で達成できます。

外貨ショッピング(+2%)を活用する場合も同様に逆算できます。

ただし、外貨決済のみが対象で、日本円決済は対象外です。

対象外取引(電子マネーチャージ、SBI証券積立の継続特典対象外等)を除外した上で試算してください。

また、スマホのタッチ決済や専用ページ経由などの要件を満たす必要があります。

Oliveやゴールドとのボーダーラインは?

Oliveや三井住友カード ゴールド(NL)と三井住友カード プラチナプリファードのどれを選ぶかは、年間利用額・対象店舗の利用頻度・家族ポイント登録可否・口座連携可否で判断できます。

スクロールできます
年間利用額対象店舗頻度口座連携推奨カード
~100万円低い三井住友カード ゴールド(NL)
100~200万円低い三井住友カード ゴールド(NL)
100~200万円高い可能Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード
200万円~不要三井住友カード プラチナプリファード

Oliveフレキシブルペイの特徴は、対象店舗(コンビニ・飲食店)での還元率が最大20%まで上がる点です。

ただし、スマホのタッチ決済が条件で、iD、カード差し込み、磁気取引は対象外となります。

三井住友カード ゴールド(NL)は、年間100万円以上の利用で翌年度以降の年会費が永年無料になります

年間利用額が100万円前後なら、三井住友カード ゴールド(NL)の方がお得です。

最新の条件や数値は、公式サイトで確認してください。

  • 年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料。年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください

マイルに交換すると必要決済額はどれくらい増える?

Vポイントをマイルに交換する場合、交換レートによって実質的な損益分岐点が変わります。

例えばVポイントからANAマイルに交換する場合のレートは1P=0.6マイルとなっています。

1ポイント=1円として計算していた損益分岐点が、1ポイント=0.6円相当になると、必要ポイント数が増えます。

たとえば、通常利用のみで年会費33,000円(税込)を回収する場合、等価交換なら年間200万円で40,000ポイント獲得すれば足ります。

しかし、ANAマイルに交換すると、40,000ポイント→24,000マイルとなり、実質価値は24,000円相当です。

よって、33,000円(税込)を回収するには、以下のポイント数が必要です。

必要ポイント = 33,000 ÷ 0.6 = 55,000P

通常利用1%のみで55,000ポイントを獲得するには、年間550万円の利用が必要になります。

ただし、継続特典(年間400万円で40,000P)や特約店を組み合わせれば、必要決済額を減らせます。

交換レートは変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトで確認してください。

また、マイルの価値は使い方によって変動するため、自分の利用方法に合わせて判断しましょう。

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出典

三井住友カード プラチナプリファード公式ページ
https://www.smbc-card.com/nyukai/card/platinum-preferred.jsp

三井住友カード プラチナプリファードの損益分岐点は?ゴールド、Oliveとの比較も解説!|クレジットカードの三井住友VISAカード
https://www.smbc-card.com/nyukai/magazine/status-card/platinum-breakeven-point.jsp

プリファードストア(特約店)一覧|三井住友カード プラチナプリファード
https://www.smbc-card.com/mem/platinum-preferred/special-store/index.jsp

三井住友カードつみたて投資のポイント付与率および条件|クレジットカードの三井住友VISAカード
https://www.smbc-card.com/mem/for_sbi/plan/pop/index.jsp

Vポイントアッププログラム|クレジットカードの三井住友VISAカード
https://www.smbc-card.com/mem/wp/vpoint_up_program/index.jsp

特典の詳細|三井住友カード プラチナプリファード
https://www.smbc-card.com/mem/platinum-preferred/attention.jsp

対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元!|クレジットカードの三井住友VISAカード
https://www.smbc-card.com/mem/cardinfo/cardinfo9001629.jsp

Vポイントアッププログラム|概要・対象店舗(コンビニ・飲食店)、Olive(オリーブ)・SBI証券等の対象サービス:三井住友銀行
https://www.smbc.co.jp/kojin/vpoint-up/

三井住友カード プラチナプリファードのメリットや特徴を徹底解説!|クレジットカードの三井住友VISAカード https://www.smbc-card.com/nyukai/magazine/status-card/platinum-advantages.jsp

三井住友カードの還元率について
  1. 最大7%還元について:最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)。商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。カード現物のタッチ決済の還元率は異なります。一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
  2. SBI証券のクレカ積立のポイント還元について:特典を受けるには一定の条件がございますので、三井住友カードのHPをご確認ください。
目次