- クレジットカードの3枚目は審査に落ちやすいって本当?
- クレジットカードの審査に通るコツが知りたい
- 3枚目におすすめのクレジットカードが知りたい
クレジットカードの平均保有枚数は「3.0枚」という調査結果がある。
多くの人はクレジットカードを3枚以上保有し、使い分けによってお得なクレジットカードライフを送っていると言える。
しかし、クレジットカードを3枚も作るとなると「審査落ちが不安」という気持ちが出てくるかもしれない。
ただ、結論から書くと、クレジットカードは3枚目だからといって審査落ちしやすいわけではない。
そこで本記事ではクレジットカードの3枚目を作りたい人に向けて、審査通過のコツやおすすめのカードなどを紹介する。
クレジットカード3枚目は多重申し込みに注意
クレジットカードの3枚目を申し込む際は「多重申し込み」に注意してほしい。
ここでは、クレジットカードの多重申し込みについて解説する。
クレジットカードの多重申し込みとは
クレジットカードの多重申し込みとは、短期間で複数のクレジットカードに同時に申し込む行為のことだ。
この行動は、カード発行会社からの信用を落としてしまう可能性を秘めている。
ちなみに、多重申し込みに明確な基準はないため、同時に3枚のクレジットカードに申し込んでも審査に通る人はいる。
しかし大半の場合、クレジットカードを同時に申し込むと多重申し込みとみなされる可能性が高い。
多重申し込みになると審査に落ちやすい
なぜ多重申込が審査に悪影響を与えるかというと、複数のクレジットカードに同時に申し込むことで「お金に困っている人」というレッテルを貼られる可能性があるからだ。
クレジットカードは利用者の信用(クレジット)によって成り立つ決済サービスだ。
そのため、カード発行会社は利用代金が支払われない「貸し倒れ」を避けなければいけない。
そこで様々な情報を参考に、申込者の信用をチェックしているのである。
参考にしている情報としては、下記のようなものが挙げられる。
- 年収
- 勤続年数
- 持ち家or賃貸
- ローン有無
- クレヒス(信用情報)
- 申込者の支払いに関する情報。過去に滞納や踏み倒しがないか・継続的に支払いが出来ているかといったことが記録されている。
これらの情報に加えて、同時に複数枚のクレジットカードに申し込んでいないかもチェックされる。
ちなみにクレジットカードの申し込み情報は、クレヒスとして信用情報機関に管理されている。
つまり、あなたが同時に何枚のクレジットカードに申し込んでいるかは、カード発行会社に筒抜けになっているのだ。
次章にて、クレジットカードの多重申し込みとみなされる可能性の低い枚数について解説する。
クレジットカードの3枚目を作成する際の審査通過のコツ
それでは、クレジットカードの3枚目の審査に通過するコツを紹介する。
同時申し込みは2枚まで
クレジットカードの多重申し込みとみなされないためには、厳選した1枚にだけ申し込むのが理想だ。
もし、どうしても同時申し込みをしたい場合は、「2枚」を限度にしよう。
クレジットカードの同時申し込みが2枚までなら多重申し込みとみなされる可能性は高くない。
ただし、現在使用しているクレジットカードが利用限度額に達していたり、支払いを遅延していたりする人の場合は「返済能力が低い」とされてしまう。
こうなると、カード発行会社から信用されない可能性が高くなると言わざるを得ない。
2枚目発行から半年以上あける
最後にクレジットカードを発行してから半年以上あける、というテクニックがある。こうすることで、審査通過の可能性を少しでも上げられる。
なぜなら、クレジットカードの申し込み情報がクレヒスとして記録される期間は6ヶ月間だからだ。
この期間を「次のクレジットカードを申し込むまでにあけるべき期間」とするのが一般的なのである。
ただし、半年以上あければ審査に通過することが保証されるわけではない。
結局のところさまざまな情報をチェックされた上で、申込者の信用度が高いかどうかで審査通過が判断される。
年収を高めたり、別のカードの支払いを続けていくことが重要になってくるわけである。
半年間の間で、自身の信用情報を高められるようにしてほしい。
キャッシング枠は0円で設定する
ほとんどのクレジットカードでは、キャッシングサービスが提供されている。
これは、カードローンのように全国のATMなどで現金を引き出せるサービスだ。このキャッシングサービスの利用枠は、0円で設定することをおすすめする。
なぜなら、クレジットカードのキャッシングサービスは貸金業法の「総量規制」の対象になるからだ。総量規制とは、年収の3分の1以上の貸し付けを行ってはいけないというルールだ。
クレジットカードのキャッシング枠を少しでも設定すると、カード発行会社は総量規制を意識しなければいけないため、審査が厳しくなる。
キャッシングサービスを利用する予定がなければ、キャッシング枠は必ず0円で設定しよう。
偽った情報で申し込まない
クレジットカードの審査に通りたいからといって、偽った情報で申し込むのは絶対にやめよう。
信用情報機関が管理しているクレヒスにはさまざまな情報が管理されている。
クレジットカードの利用・支払いだけでなく、金融機関からの借入・返済、スマホ代金の支払いといった情報もクレヒスとして管理されているのだ。
そのため偽った情報で申し込んでも、カード発行会社にはほぼ確実に嘘を見抜かれてしまう。
こうなれば審査に落ちるどころか、今後別のカード会社の審査に通ることもままならない。
クレジットカードの申し込みを行う際は、全ての情報を正直に入力しよう。
比較的に審査に通りやすい!3枚目におすすめのクレジットカード7選
最後に、3枚目に申し込むクレジットカードとしておすすめの7枚を紹介する。
いずれも「比較的審査に通りやすい」と言われているクレジットカードだ。
カード名 | イオンカードセレクト | 三井住友カード(NL) | PayPayカード | リクルートカード | dカード | 楽天カード | ANA VISAカード |
---|---|---|---|---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 永年無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 2,200円 (税込)/初年度無料 |
国際ブランド | Visa Mastercard JCB | Visa Mastercard | Visa Mastercard JCB | Visa Mastercard JCB | Visa Mastercard | Visa Mastercard JCB American Express | Visa |
ポイント還元率 | 0.5〜1.0% | 0.5%~7% | 1.0〜5.0% | 1.2〜20.0% | 1.0〜15% | 1.0〜3.0% | Vポイント |
ポイントの種類 | WAON POINT | Vポイント | PayPayポイント | リクルートポイント | dポイント | 楽天ポイント | 0.5% |
家族カード | 無料 | 永年無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 1,100円 (税込)/初年度無料 |
ETCカード | 無料 | ETCカード 550円(税込) ※初年度無料 ※前年度に一度でもETC利用のご請求があった方は年会費が無料 | 年会費550円(税込) | 無料 ※Visa、Mastercard発行手数料1,100円(税込) | 年会費550円(税込) /初年度無料1回以上利用で翌年度無料 | 年会費550円(税込) | 年会費550円(税込) ※1回以上の利用で翌年無料 |
スマホ決済 電子マネー | イオンiD Apple Pay 電子マネーWAON | iD(専用) Apple Pay Google Pay QUICPay+ PiTaPa WAON | PayPay Apple Pay QUICPay QUICPay+ | 楽天Edy、nanaco モバイルSuica SMART ICOCA | iD Apple Pay | 楽天Edy Apple Pay Google Pay | Apple Pay Google Pay QUICPay ANA QUICPay+ nanaco PiTaPa |
海外旅行傷害保険 | なし | 最高2,000万円 (利用付帯) | なし | 最高2,000万円 (利用付帯) | 2,000万円 (利用付帯) | 最高2,000万円 (利用付帯) | 最高1,000万円 (利用付帯) |
国内旅行傷害保険 | なし | なし | なし | 最高1,000万円 (利用付帯) | 1,000万円 (利用付帯)※29歳以下限定 | なし | 最高1,000万円 (利用付帯) |
その他の保険 | ショッピングセーフティ保険 カード盗難補償 | なし | なし | ショッピング保険 | スマホ保険 ショッピング保険 カード盗難保険 | カード盗難保険 オンライン不正利用保険 ゴルファー保険 | ショッピング保険 |
申し込み条件 | 18歳以上 (高校生不可) | 満18歳以上の方 (高校生を除く) | 日本国内在住の満18歳以上の方 (高校生を除く) 本人またはまたは配偶者に安定した継続収入がある方 本人承認が可能な携帯電話をお持ちの方 | 18歳以上で本人または配偶者に安定した収入のある方(高校生を除く) | 満18歳以上であること(高校生を除く) 個人名義であること ご本人名義の口座をお支払い口座として設定いただくこと その他当社が定める条件を満たすこと | 18歳以上の方(高校生を除く) | 満18歳以上の方(学生を除く) |
詳しくはこちら | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら |
クレジットカードごとに特徴やメリットを見ていこう。
イオンカードセレクト
イオンカードセレクトはイオンフィナンシャルサービス株式会社が発行しているクレジットカードだ。
クレジットカード、キャッシュカード、さらにWAON POINTカードが一体になった1枚3役のカードとして人気が高い。
イオンカードセレクトは対象のイオングループ店舗で利用すると、ポイント還元率がいつでも1.0%になる。
さらに毎月20日・30日は買い物代金が5%OFFになるなど、イオングループ店舗における割引優待が豊富だ。
生活圏にイオングループ店舗がある人には必ず検討してほしい。
また、イオンカードセレクトでクレジット決済を年間50万円以上使用すると、イオンゴールドカードに永年無料で招待される。
1枚目・2枚目が一般カードでそろそろゴールドカードが欲しいという人は、イオンカードセレクトをメインカードにすることも検討しよう。
このカードがあれば、年間50万円以上の条件達成も難しくないはずだ。
\期間中の入会から1か月間対象店舗で請求時5%OFF/
さらに Web限定!最大7,000ポイントもらえる
三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)は三井住友カード株式会社が発行しているクレジットカードだ。
ナンバーレスを採用したスタイリッシュなデザインと、SMBCグループのブランド力が人気を得ている。
三井住友カード(NL)の通常ポイント還元率は0.5%だ。
さらに、対象のコンビニ・飲食店でのスマホのタッチ決済なら最大7%にアップするため、対象のコンビニ・飲食店をよく利用する人はぜひ申し込んでほしい。
また、三井住友カード(NL)は海外旅行傷害保険を他の保険サービスに無料で切り替えられる。
1枚目・2枚目のクレジットカードにすでに海外旅行保険が付帯している場合は、保険サービスを切り替えよう。
※対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元
※最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)。
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗あり
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿して支払い必要な場合あり
その場合、支払い分はタッチ決済分のポイント還元の対象外となる
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、利用店舗によって異なる場合あり
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合あり
※Google Pay™ で、Mastercard®タッチ決済は利用不可、ポイント還元も受けられないので注意
PayPayカード
PayPayカードはQRコード決済のPayPayが発行しているクレジットカードだ。
普段からPayPayを利用している人なら信用があり、審査に通る可能性が高い。
また、PayPayカードはPayPay残高のオートチャージに対応しており、キャッシュレス決済手段を大幅に強化できる。
1枚目・2枚目のクレジットカードに対して「決済面で弱点がある」と感じていた人におすすめの3枚目と言える。
\ デポジット型クレジットカード /
※ご利用金額200円(税込)ごとに最大1.5%のPayPayポイントがもらえます。 ※出金・譲渡不可。PayPay/PayPayカード公式ストアでも利用可能。 なお、所定の手続き後にPayPay加盟店にて使用できます。 手続きはこちら(https://paypay.ne.jp/help/c0021/)からご確認ください。 ※ポイント付与の対象外となる場合があります。 例)「PayPay決済」「PayPay(残高)チャージ」「nanacoクレジットチャージ」 「ソフトバンク通信料(ワイモバイル、LINEMOを含む)」 「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを介してのPayPay残高チャージのご利用分」
リクルートカード
リクルートカードはリクルートグループが発行しているクレジットカードだ。
券面デザインがスタイリッシュな上に、通常のポイント還元率が1.2%と高還元のため人気が高い。
ポイント還元を強化したいと思っている人は、ぜひ申し込んでほしい。
また、リクルートカードはポンパレモールなどリクルートグループのサービスで利用すると、ポイント還元率がアップする。
ポンパレモールでは必ず4.2%還元され、貯まったポイントはホットペッパービューティーなどで利用可能だ。
dポイントやPONTAポイントへの交換も可能なので使い勝手もいい。
\最大8,000円ポイントプレゼント /
dカード
dカードはドコモグループが発行しているクレジットカードだ。
年会費無料のクレジットカードながら、海外・国内旅行保険だけでなくスマートフォン保険なども付帯している。
このことから、総合力の高いクレジットカードと言える。
ポイント還元率は通常1.0%、特約店ならさらにポイントアップがあるため、メインカードにしても満足できる。
また、ドコモ系キャリアユーザーならスマホ代金の支払いをdカードで行うと毎月187円割引される(irumo 0.5GB、ahamoは対象外)。
楽天カード
楽天カードは楽天グループが発行しているクレジットカードだ。
通常のポイント還元率は1.0%、楽天市場で利用すると3.0%にアップする。
オンラインショップとはいえ、常時3.0%でポイント還元されるのは非常に大きい。
しかも楽天市場は日本最大級のオンラインモールであり、ファッションアイテムから日用品、家電製品までその品揃えは豊富だ。
また、大手スーパー・ドラッグストアに負けない価格で食品や日用品を購入できるのも非常に嬉しい。
日頃の買い物の一部を楽天市場に移行すればポイントをザクザク貯められるのがメリットだ。
\ 新規入会&利用で5,000ポイントプレゼント /
ANA VISA ワイドカード
ANA VISA ワイドカードはANAと三井住友カードが提携・発行しているクレジットカードだ。
年会費2,200円(税込、初年度無料)はかかるが、ポイントではなくマイルを貯められるお得な1枚になる。
ANA VISA ワイドカードの使用で貯まったポイントは、1ポイント=1マイルとしてANAマイルに交換できる。
つまり、マイルの還元率は0.5%となる。マイルは商品等への交換レートが高いプログラムなので、使い方次第で実質還元率を引き上げることも可能だ。
審査の注意点を理解したらさっそくクレジットカードの3枚目を作成してみよう
本記事では、審査通過のコツや3枚目におすすめのクレジットカードなどを紹介した。
本記事で紹介したコツを意識すれば必ず審査に通るわけではないが、審査通過の可能性を少しでも上げられるのでぜひ試してみて欲しい。
まずは3枚目のクレジットカードに申し込む目的を明確にしよう。
本当に3枚目が必要かどうかを検討した上で、自分に合ったカードを選ぶことが重要だ。
ちなみに本記事で紹介したクレジットカードはそれぞれ、新規入会キャンペーンを実施している。
入会・利用の条件達成で数千円相当のポイント還元やキャッシュバックを得られるので、お得な機会を逃さずぜひ申し込んでみてほしい。
クレジットカードは何枚まで作れるのかと気になる方は下記記事も参考にしてほしい。