- 野村證券のサービスにどのような特徴があるのか知りたい
- 野村證券の評判が知りたい
- 運用相談をどこにするべきかわからない
野村證券は国内No.1の証券会社だ。
資産運用だけでなく相続や贈与など、富裕層向けのサービスも充実しているのが特徴だ。
一方でネット証券に比べて、手数料が高いといったデメリットもある。
本記事では野村證券の特徴や評判、サービス内容について詳しく解説する。
どこの証券会社で口座を開設したら良いのか迷っているという方は参考にしていただきたい。
また、野村證券のような対面証券の評判とその特徴についてはこちらにまとめてあるのでぜひ見てほしい。
[hikaku_button id=”button_a_top”]
野村證券の総合評価

まずは、弊社が野村證券で取引をする投資家を対象に実施したアンケートをもとにした野村證券の総合評価から確認しよう。
※各項目の指標
口座開設:手続きやキャンペーンの内容など
取引手数料:妥当だと感じるか
取扱商品:種類や充実度
取引のしやすさ:取引ツールや分析ツールの利便性など
提供される情報:情報提供はタイムリーか、情報量は充実しているかなど
サポート体制:担当者のクオリティや問い合わせ窓口の対応など
特典・サービス:ポイント投資・銀行やクレジットカードとの連携など
項目 | 詳細 |
総合評価 | 3.19 |
口座開設 | 3.16 |
取引手数料 | 2.83 |
取扱商品 | 3.35 |
取引のしやすさ | 3.21 |
提供される情報 | 3.36 |
サポート体制 | 3.42 |
特典・サービス | 3.18 |
このように、野村證券については概ね標準的な評価が集まったものの、取引手数料については他の項目と比較して若干低評価の割合が多い結果となった。
ネット証券が浸透したことで、対面型証券のコストは相対的に高いと感じてしまう投資家が多いようだ。
[hikaku_button id="button_a_middle"]
野村證券の良い評判と口コミ

野村證券には、どのような口コミが寄せられているのだろうか。まずは良い評判と口コミの内容を見ていこう。
業界最大手の証券会社で信頼できる
野村證券の良い評判でもっとも多い内容が「業界最大手で信頼できる」ことだ。いくつかのアンケート内容を紹介していく。

老舗の証券会社さんなので、様々な面で安定感と信頼感がとてもあります。セミナーなどの勉強会なども充実しているので、最新の経済動向を把握しやすいいです。



大手ということで安心感もあり口座開設しました。アプリから株の情報が見れたり、売買取引ができるので、ちょっとした空き時間にも株取引ができ便利です。



業界大手の証券会社だけあって、投資情報の精度が高く、自分に合った銘柄選定や投資スタンスの見極めをする上で十分活用できているから。
野村證券は、国内でもトップクラスの顧客基盤に強みを持っている。
また、野村證券が創業したのは1925年で、100年近く経営を続けている点も評価されている。
実際に、野村證券が大手ということで口座開設を決めた人がいた。また、信頼できる証券会社として評価している口コミもある。
投資判断の材料となる有益な情報を提供している
続いて満足度の高い内容が「情報提供」だ。こちらの評判を参考にしてほしい。



野村證券では、投資に関する情報提供が非常に充実しています。特に、月次レポートや市場分析の内容が詳細で、投資判断に役立つだけでなく、金融知識を深めるための参考にもなります。また、タイムリーな情報更新があり、投資の方針を柔軟に調整できる点が良いです。



月次レポートの内容が丁寧で、投資判断の参考になるので個人的にとても役立っているからです。



情報の質が良く、業種ごとに専門のアナリストがいるため、安心できます。
野村證券には専門アナリストが在籍しており、数々のレポートを公開している。
野村證券の口座を開設すれば、旬の銘柄やマーケットの展望などのレポートを見られるので、投資の参考にしている人も多い。
また、レポートを定期的に読むことで、投資に関する知識を学べるのも利点だ。
取扱商品が多い
取扱商品の数が多い点を評価している投資家も多くいる。詳しい内容はこちらだ。



取り扱い商品がとにかく多くて選択の幅が広いですし中でも野村のESG投資という他ではあまり扱ってないような珍しい商品も取り扱ってるので。



取り扱っている商品が多いからとても満足している。商品が多いのでさまざまな知識を得ることができる。



IPOの主幹事証券会社になることが多いため、必然的に割当数も多くなり、当選確率を高めることができるだけでなく、申込みの時点では入金が必要ないため、気軽に申し込みできるのがメリットだと思う。
取扱商品が多いので、投資をする際の選択肢が多くて良いと評価されている。
また、取扱商品を通じて投資の学びになると答えている人もいた。
さらに、野村證券はIPOの主幹事となるケースが多い。2024年には16社の主幹事となった。IPO投資をしている人からも、高く評価されている。
問い合わせ窓口の対応がよい
野村證券の問い合わせ窓口に関する満足度も高いようだ。詳しい評判はこちらを参考にしてほしい。



ちょっとした疑問や相談ごとにも親身になって対応してくれるサポート体制にはリスペクトしかありません。



以前投資信託の件でわからないことがあったので野村證券に問い合わせたところとても対応が良かった。



野村證券で最も満足している点は、やはり長年の実績と信頼感です。大手証券会社ならではの豊富な情報提供や、専門家によるサポート体制が充実しており、安心して投資に臨める点に大きな魅力を感じています。
投資をしていると、疑問が生じることがある。
野村證券には、疑問に対して親身になって対応してくれる問い合わせ窓口があるため、不安を解消しながら運用ができるだろう。
また、問い合わせ窓口に相談したときの対応が良いという内容もあった。
投資家が相談しやすいサポート体制を整えているので、安心して投資が続けられる。
担当者が頼りになる
担当者が頼りになることも野村證券の魅力だ。具体的な内容はこちらだ。



担当者がいるので相談しやすいです。不安なことがあればちょっとしたことでも話ができるので安心できます。



細々とした質問でも、担当者が真摯に対応してくれる。ネット証券にはない良さだと考える。



対面で投資に関する相談やアドバイスを受けることが出来、自分の担当者は親身に相談に乗ってくれるから。
近年ではネット証券が主流となっているが、対面での相談ができないケースがある。
野村證券では対面での相談に対応しているので、満足しているようだ。
さらに、真摯に対応してくれる担当者もおり、安心して投資ができる点も評価されている。
[hikaku_button id=”button_a_middle”]
野村證券の悪い評判と口コミ


野村證券には、多くの良い評判や口コミがあることが分かった。しかし、中には野村證券に満足していない人もいる。
ここからは、野村證券の悪い評判と口コミの内容を紹介していく。
取引がしにくい
野村證券の悪い評判と口コミでもっとも多い内容が「取引のしにくさ」だ。具体的な理由について見ていこう。



注文ツールがネット証券のように整備されていないのでデイトレには向かないと思います。最近はこちらをあまり使っていません。



メイン取引先として使用するうえで、もう少しインターネット取引が簡単にできるようになるとさらに使いやすくなると思うのでそこを改善してほしいです。



私が作った頃に比べると大分ネット関係のサービスは向上しました。ただネット専業の証券会社に比べると使い勝手や手数料などでイマイチではあります。実店舗を利用したい人向けかなというのが正直な感想です。
株式などの取引をする際、利用すると便利なのが注文ツールだ。インターネットを通じた取引がメインの人は、活用しているだろう。
野村證券の注文ツールは使いにくく、不満を覚えている人がいた。注文ツールの使い勝手は、投資成績に直結することもある。
今後はユーザーの声を参考にして、使いやすいように改善されることを期待したい。
ネット証券よりも手数料が高い
手数料が高いといった声も多く聞かれる。アンケートの内容を見てみよう。



証券会社の老舗ですね。なので手数料が高いです!オンラインでしか取引しないので、手数料が非常にもったいなく感じます。窓口での取引を望む方には、お勧めだとは思います。



取引手数料が無料なネット証券もあるこのご時世なのに、売買手数料がやや高い。



中長期的なスパンでのトレードを前提とした場合は問題ないが、デイトレードやスイングトレード向けのボックス料金プランなどを充実化させてほしいため。
近年では、国内株式の売買手数料を無料としているネット証券が増えている。
しかし、野村證券では売買手数料がかかってしまう。また、他社と比較しても高いといった声も多い。
手数料が高いと、手数料分のリターンを得なければ資産は増えない。売買手数料が安くなれば、顧客満足度も高くなるだろう。
カスタマーサポートにつながらないことがある
良い評判と口コミには、問い合わせ窓口の対応がよいとあった。しかし、カスタマーサポートになかなかつながらないことがあるようだ。



問い合わせがなかなか繋がらなかったり返事が遅かったりするのでそのあたりを改善してほしい。



問い合わせしたくてもフリーダイヤルが繋がらない事が多い。困った事があります。



わからないことがあったときにすぐに問い合わせられる窓口が近くにあるといい。
野村證券では電話での問い合わせができるよう、複数のコールセンターを設けている。しかし、電話がつながらないことがあるようだ。
電話をかけるタイミングや混雑状況によって、つながりにくいことが考えられる。しかし、特定のタイミングでしか電話をかけられない人もいるだろう。
スムーズにカスタマーサポートにつながるよう、今後の改善が求められる。
[hikaku_button id="button_a_middle"]
特徴と評判から見た野村證券が向いている投資家とは


野村證券には、良い評判もあれば悪い評判もあることが分かった。では、野村證券が向いている投資家には、どのような特徴があるのだろうか。
ここからは冒頭で紹介したアンケートデータの詳細な内容を紹介し、そこからわかる野村證券が向いている投資家の特徴について解説していく。
項目別に見る野村證券の5段階評価
項目 | 詳細 |
口座開設 | 3.16 |
取引手数料 | 2.83 |
取扱商品 | 3.35 |
取引のしやすさ | 3.21 |
提供される情報 | 3.36 |
サポート体制 | 3.42 |
特典・サービス | 3.18 |
口座開設
口座開設の項目は、口座開設手続きやキャンペーンなどの内容の満足度を評価したものとなっている。
評価は3.16点だ。☆3がもっとも多い。可もなく不可もなしといったところだろう。
野村證券では、キャッシュバックキャンペーンや口座開設キャンペーンなどを定期的に実施している。
野村證券で取引をする人は、キャンペーンを利用することをおすすめする。
取引手数料
続いて、取引手数料を見てみよう。こちらは、取引手数料が妥当かどうかを評価基準としている。評価は2.83点だ。
やや低めの評価となっているが、☆3をつけた人は6割以上いる。取引手数料を下げることで、☆3以上の評価をする人が増えそうだ。
取扱商品
取扱商品の評価は3.35点となっている。良い評価に「取扱商品が多い」とあるように、満足している人は多いようだ。
また、☆1をつけている人は一人もいなかった。
取引のしやすさ
取引のしやすさでは、取引ツールや分析ツールの利便性などを評価している。評価は3.21点だ。
取引ツールは使いにくいという声があがっている。また、インターネット取引がしにくいといった評判もある。
しかし、近年ではインターネット関連のサービス内容は改善されており、使いやすくなっているようだ。
また、スクリーニング機能は使いやすく、銘柄分析に役立てている人もいる。
提供される情報
提供される情報の項目では、情報提供はタイムリーか、情報量は充実しているかなどを評価基準としている。評価は3.36点だった。
野村證券から提供される情報は有益であり、投資判断をするうえで役立っていると評価している人は多い。
また、タイムリーな情報が提供されるので、満足しているようだ。
また、専門アナリストの情報力が優れていると評価する声もある。投資に関する情報を仕入れるために、野村證券の口座を開設してもよさそうだ。
サポート体制
サポート体制では、担当者のクオリティや問い合わせ窓口の対応などを評価している。点数は3.42点だ。
サポート体制の項目で特筆すべき点は、☆5をつけている人が全体の15.3%もいることだ。
ほかの項目よりも高い評価をつけている人が多いことから、サポート体制のクオリティの高さがうかがえる。
回答されたアンケート結果を見ても、問い合わせ窓口の対応の良さを高く評価をしている人が多くいた。
資産管理
最後に資産管理の項目を見てみよう。この項目では望んだ運用成績が出ているか、それに見合う提案を受けているかなどを評価している。点数は3.18点だ。
運用成績は担当者の質や相場の状況などにより変動するため、評価のしにくい部分だ。評価を見てみると、7割以上の人が☆3を選択している。
また、☆1をつけているのは2人しかいなかった。大きな不満を抱えている人は少数のようだ。
野村證券での取引が向いている人の特徴とは
野村證券での取引が向いている人の特徴には、下記の5つがある。
- 大手証券会社を利用したい
- 投資に役立つ情報を知りたい
- 親切な問い合わせ窓口を利用したい
- 多くの取扱商品の中から投資する銘柄を選びたい
- IPO投資をしている
当てはまる特徴が多い人は、野村證券での取引を検討するとよいだろう。
大手証券会社を利用したい
野村證券は大和証券やSMBC日興証券などとともに、5大証券会社と呼ばれている。
株式投資に詳しくなくても、名称を聞いたことがある人は多いだろう。野村證券が創業したのは1925年であり、100年近く経営を続けている実績がある。
上記の内容から、野村證券は日本を代表する証券会社のひとつであると判断できる。大手証券会社を利用したい人におすすめしたい。
投資に役立つ情報を知りたい
野村證券の口座を開設し、オンラインサービスにログインすると、さまざまなレポートを見られる。
レポートの内容や更新タイミングについてまとめた表がこちらだ。
レポート | 更新タイミング | 内容 |
---|---|---|
Nomura Fund21 | 偶数月の第1営業日 | 投資戦略やトレンド、個別銘柄などを紹介する |
Nomura21 Global | 毎月下旬頃 | ・専門アナリストによる銘柄選定や相場の展望について紹介する ・動画による解説もあり |
銘柄ピックアップー話題のテーマからー | 随時 | 話題となっているテーマに関する国内外の銘柄を紹介する |
野村週報 | 毎週金曜日 | ・株式のマーケット情報やイベントカレンダーなどをまとめている ・専門アナリストのレポートや注目すべきトピックを紹介する |
国際金融為替ウィークリー | 毎週第2営業日 | 米ドルや英ポンド等の主要通貨の動向を専門アナリストが分析する |
国際金融為替マンスリー | 毎月下旬頃 | 外国為替市場と関連する環境を調査したレポートを公開する |
野村マンスリー投資会議(要約) | 毎月下旬頃 | 投資シナリオを前提とした具体的な投資戦略や資産の見方について紹介する |
なお「Nomura Fund21」は、野村證券の口座を開設していなくても見られるレポートだ。レポートの内容が気になる人は、一度見てみるとよいだろう。
親切な問い合わせ窓口を利用したい
野村證券の問い合わせ窓口は、親切で頼りになると高く評価されている。
また、HDI-JapanによるHDI格付けベンチマークにおいて、最高評価の三つ星を獲得している。
「HDI格付けベンチマーク」とは、顧客の視点で問い合わせ窓口やWebサポートのクオリティとパフォーマンスを評価するものだ。
第三者からも高評価を受けていることが分かる。困ったことを相談したい人は、野村證券がおすすめだ。
多くの取扱商品の中から投資する銘柄を選びたい
野村證券は、数多くの取扱商品をそろえている。国内外株式や投資信託をはじめ、地球に優しいESG投資の取り扱いもある。
投資方針に合わせた銘柄を選べるのは、野村證券で投資をするメリットだ。
IPO投資をしている
「IPO」投資とは、上場前の銘柄を購入しておき、上場時に売却する投資手法のことだ。抽選に当選した人のみが、上場前のIPO株を購入できる。
抽選で購入できなかった人は、IPO株が上場したあとに買い注文を出す。買い注文が増えれば増えるほど、初値は上昇していく。
初値がついた時点で売却すれば、大きな利益を得られる。ただし、必ず株価が上昇するとは限らないが、上昇する確率は大きい。
IPO投資を成功させるコツは、主幹事となる証券会社を利用することだ。
主幹事の証券会社を利用すれば、他社よりも割当株数が多くなるため、当選確率がアップする。
野村證券は主幹事となるケースが多いため、IPO投資で利益を出す可能性が高くなる。
また、野村證券のIPOの抽選に参加する際は、事前入金が必要ない。資金を寝かせておく必要がないので、投資効率の向上が期待できる。
IPO投資をしている人は、ぜひ野村證券を利用しよう。
野村證券での取引が向いていない人の特徴とは
反対に、野村證券での取引が向いていない人の特徴を見ていこう。野村證券での取引が向いていない人の特徴には、下記の4つがある。
- 手数料を抑えた取引を希望している
- 取引しやすいツールを使いたい
- 貯めたポイントを有効活用したい
- 投資に回せる資産が少ない
なお、該当する特徴が多いからといって、野村證券での取引を諦める必要はない。投資をする際の判断基準のひとつとして、把握しておいてほしい。
手数料を抑えた取引を希望している
野村證券は取引手数料が高い傾向がある。
取引頻度の低い人や長期投資をしている人にはさほど影響はないが、短期的な取引を繰り返している人には、大きな負担となるだろう。
取引手数料が高い証券会社で取引をすると、かかった手数料よりも大きなリターンを得なければ、手数料負けとなる可能性が高まる。
手数料を抑えた取引をしたい人は、取引頻度や運用期間等を鑑みて判断することをおすすめする。
取引しやすいツールを使いたい
金融商品を取引する際に役立つのが取引ツールだ。取引ツールを使えば、スムーズな取引が可能となる。
また、チャート分析にも対応している取引ツールもあり、利用している人も多いだろう。
しかし、ネット証券と比較すると使いにくいという口コミが多く投稿されており、満足していない人が多いようだ。
また、一部の注文方法に対応していないので、使っていないという人もいる。
デイトレードのように、一瞬の判断ミスが命取りとなるような短期トレードをしたい人にはおすすめできない。
また、初心者でも取引しやすいような取引ツールを使いたい人は、他社のツールを使うほうがよいかもしれない。
貯めたポイントを有効活用したい
近年では、ポイント投資に対応している証券会社が増えてきた。ポイントを使って金融商品を購入すれば、現金を使う必要がなくなる。
使わずに済んだ現金を投資に回せば、投資効率の向上が期待できる。
しかし、野村證券はポイント投資に対応していない。金融商品を購入する際は、現金を使うととなる。
また、クレカ積立にも対応していないので、特定のポイントを貯めることもできない。
貯めたポイントを金融商品の購入代金に充てたい人は、ほかの証券会社の利用をおすすめする。
投資に回せる資産が少ない
野村證券は富裕層向けのサービスを提供しており、経営者などの富裕層に人気がある。
また、IPO投資では資金の多い投資家に優先的にIPO株を配分するケースがあるため、投資資金のある人にはメリットが多い。
しかし、投資に回せる資金が少ない人は、IPOの抽選に当選できない可能性が高まる。
投資に回せる資産が少ない人は、野村證券で取引をするメリットを感じられないだろう。
[hikaku_button id="button_a_middle"]
資産運用の相談先にはどんな選択肢がある?


野村證券の問い合わせ窓口や担当者の評判はよく、利用したいと考えている人も多いだろう。
資産運用の相談先には問い合わせ窓口や担当者などがあるが、ほかに相談できる人はいるのだろうか。
ここからは、資産運用の相談先や専門家に相談するメリットについて解説していく。
近年の大手証券会社の傾向
近年では、インターネットを利用する取引が主流となっている。
スマートフォンがあれば場所を問わずに取引ができるため、利便性の高さに魅力を感じている人が多い。
また、売買手数料を引き下げているネット証券も多い。SBI証券を見てみると、インターネットコースによるインターネット取引をする場合、国内株式の売買手数料が無料となる。
このように、業界での競争が激化しているのが現状だ。
大手証券はネット証券との差別化を図るために、富裕層の資産管理を強化する傾向にある。
野村證券が富裕層向けサービスとして提供しているのが「野村SMA」(エグゼクティブ・ラップ)だ。
野村SMAでは、契約者の意向を聞いたうえで最適な投資プランを作成し、野村證券が運用をする。
運用中は専用レポートなどを通じて、契約者に運用状況を報告する内容となっている。
運用をお任せできる点は魅力的だが、契約金額は3,000万円からだ。多くの余剰資金を保有している人しか利用できないだろう。
今後も大手証券会社は生き残りをかけて、富裕層向けサービスを強化していくかもしれない。
大手証券会社で資産運用の相談をするデメリット
大手証券会社で資産運用の相談をするデメリットには、下記の2つがある。
- 顧客の希望に沿わない金融商品を紹介される可能性がある
- 担当者と長期的な関係を築きにくい
大手証券会社では、厳しい販売ノルマが課せられている。販売ノルマを達成するためには、相談にくる人に特定の金融商品を購入してもらわなければならない。
自分の都合を優先する結果、相談者の希望に沿わない金融商品を紹介される可能性がある。
証券会社では、定期的に転勤がある。相性のよい担当者と良好な関係を築けていたとしても、転勤により関係性が途切れてしまうケースは珍しくない。
新しい担当者がつくと、イチから信頼関係を構築していく必要がある。ただし、新しい担当者がついたとしても、自分に合うとは限らない。
同じ担当者と長期にわたる関係性を築きにくいのは、大きなデメリットだといえる。
資産運用を専門家と進めるべき理由
また、大手証券会社での相談にはデメリットがあるものの、資産運用は専門家と進めるべきだ。
資産運用を専門家と進めるべき理由には、下記の2つがある。
- 自分の知らない運用方法や銘柄を教えてもらえる
- ストレスを取り除きながら運用できる
最適な運用方法を決める要因はいくつもある。そのため、万人におすすめできる運用方法はない。
また、マーケットは常に変動しており、最新情報をチェックするのは大変だ。
資産運用の専門家は専門知識が豊富だ。一般投資家が知らない運用方法や銘柄を知っているケースが多い。
知らない運用方法や銘柄を知ることで、パフォーマンスが向上する可能性がある。
資産運用の専門家は、さまざまなシナリオを描いて運用している。
相場の世界で何が起こるのかは誰にも予測できない。そのため、予測できないことが起きたとしても、冷静に対処できるように投資戦略を立てているのだ。
もし未曽有の大暴落が起きたとしても、信頼できる専門家に相談すれば、的確なアドバイスを受けられるだろう。
ストレスなく長期投資を続けられるので、保有している投資商品を投げ売りする心配もなくなり、安定したリターンが期待できる。
資産運用ナビを利用するメリットと活用法
頼れる資産運用の専門家を探している人におすすめのサービスが「資産運用ナビ」だ。
「資産運用ナビ」は、投資家とアドバイザーをマッチングさせるサービスだ。
相談内容や希望の面談方法などを入力・選択すると、条件に合うアドバイザーとマッチングする。
相談を希望するアドバイザーは3人まで選択できるので、末長く付き合いができるアドバイザーを見つけやすい。
また、WEB面談にも対応しているため、場所を問わずに相談できる点もメリットだ。
もちろん、対面での面談も可能だ。「資産運用ナビ」を活用すれば、中立的な立場からのアドバイスを受けられる。
「資産運用ナビ」で紹介されるIFAは特定の金融機関に所属していないので、相談者に寄り添ったアドバイスができるのだ。
また、厳しいノルマもないので、相談者に適した銘柄の提案もできる。銘柄選びに悩んでいる人は、アドバイザーに意見を求めてみよう。
さらに、IFAには転勤がない。そのため、同じアドバイザーと末長く良好な付き合いができるのだ。
資産運用の悩みを相談したい人は、資産運用ナビを利用してみることをおすすめする。
[hikaku_button id="button_a_middle"]
野村證券の会社概要


ここまでアンケート調査に基づく野村證券の評判や口コミについて解説してきた。
ここでは改めて、野村證券の会社概要やサービス内容、取扱商品の詳細について確認しておこう。
野村證券の会社概要
2001年10月持株会社の移行によって、野村ホールディングスと野村證券に機能を分割したことによって設立された。
会社概要は下記の通りだ。
会社名 | 野村證券株式会社 |
---|---|
英文社名 | Nomura Securities Co.,Ltd. |
登録番号等 | 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第142号 |
本店所在地 | 東京都中央区日本橋1-13-1 |
設立日 | 2001年5月7日 |
代表取締役社長 | 奥田 健太郎 |
資本金 | 100億円 |
大株主(持株比率) | 野村ホールディングス株式会社(100%) |
事業内容 | 証券業 |
国内口座数 | オンライン口座数について 残あり顧客口座数について |
加入協会 | 日本証券業協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 一般社団法人第二種金融商品取引業協会 一般社団法人日本STO協会 |
貸金業者に 関する事項 | 登録番号:関東財務局長(7)第01372号 登録有効期間:2022年9月22日~2025年9月21日 |
野村ホールディングスは、1925年12月25日に大阪野村銀行の証券部を分離して設立された。
つまり野村證券にはおよそ100年の歴史がある。
2024年3月末時点の口座開設数は550万口座だ。
また顧客資産残高は154兆円と国内トップクラスの数字だ。
野村證券には長い歴史と実績があり、非常に信頼できる証券会社といえる。
野村證券が提供するサービス
野村證券は個人や法人を問わず、お金に関する総合的な資産管理サービスを提供している。
株式や債券の伝統的な資産運用はもちろん、相続や資産承継、M&Aなど金融以外のコンサルティングも行っている。
NISA口座やiDeCo口座も開設できるため、節税しながら効率的に資産形成も行える。
また野村證券は店舗型の証券会社であるため、インターネットに詳しくない方でも気軽に相談できるのが魅力だ。
さらに土日も受付しているコールセンターを提供しており、平日昼間の仕事で忙しい方でも、相談できる体制を整えている。
オペレーター全員が外務員資格を取得しており、専門的な資産運用の相談も行える。
オンラインサービスも充実しており、リアルタイムのマーケット情報やアナリストが作成したレポートや動画などをいつでも閲覧できる。
口座を開設していれば誰でも無料で利用できるのも嬉しいポイントだ。
野村證券の取扱商品の詳細
野村證券で取り扱いのある商品の種類はこちらだ。取扱商品数も記載しているので、確認してほしい。
取扱金融商品の種類 | 取扱商品数 | 取引手数料 |
---|---|---|
国内株式(REITやETF等含む) | 4,897 | 下表1を参考 |
外国株式 | 1,290 | 下表2を参考 |
投資信託 | 1,233 | 投資信託銘柄ごとの買付金額や買付口数により変動する |
債券(既発債券を除く) | 17 | 購入対価のみの支払い(スプレッドあり) |
FX(外国為替証拠金取引) | 12ペア | 無料(スプレッドあり) |
ラップ口座 | 3 | 利用するラップ口座により異なる |
野村のESG投資 | 21 | ・購入時手数料:申込金額の最大5.5% ・信託財産留保額:換金時の基準価格の最大2.0% ・信託報酬:信託財産の純資産総額の最大1.65% |
国内株式手数料は、約定代金と基本料率により変動する仕組みだ。下表1を参考にしてほしい。
なお、こちらは店舗取引口座の取引手数料となる。オンライン専用支店の手数料と異なる点に注意してほしい。
約定代金 | 基本料率 |
---|---|
20万円以下 | 2,860円 |
20万円超~50万円以下 | 約定代金の1.4300% |
50万円超~70万円以下 | 約定代金の1.1000%+1,650円 |
70万円超~100万円以下 | 約定代金の0.9460%+2,728円 |
100万円超~300万円以下 | 約定代金の0.8800%+3,388円 |
300万円超~500万円以下 | 約定代金の0.8470%+4,378円 |
500万円超~1,000万円以下 | 約定代金の0.7040%+11,528円 |
1,000万円超~3,000万円以下 | 約定代金の0.5720%+24,728円 |
3,000万円超~5,000万円以下 | 約定代金の0.2640%+117,128円 |
5,000万円超~ | 約定代金の0.1100%+194,128円 |
オンラインサービスの現物取引を利用する場合、上記手数料から20.0%分の割引が適用される。
また、オンラインサービスの信用取引をするときは、上記手数料の70.0%分が割引される。
外国株式手数料は下表2を参考にしてほしい。
売買金額 | 基本料率 |
---|---|
71,000円以下 | 約定代金の11.00% |
71,000円超~75万円以下 | 7,810円 |
75万円超~500万円以下 | 約定代金の1.0450% |
500万円超~1,000万円以下 | 約定代金の0.8250%+11,000円 |
1,000万円超~5,000万円以下 | 約定代金の0.6160%+31,900円 |
5,000万円超~1億円以下 | 約定代金の0.4180%+130,900円 |
1億円超~ | 約定代金の0.1980%+350,900円 |
国内株式と同じく、オンラインサービスの外国株式取引をおこなうと、上記手数料から20.0%分の割引が適用される。
野村證券の口座を開設するには


野村證券の口座開設方法には、下記の2つがある。
- ネットを利用する「スピード口座開設」で手続きをする
- 郵送で手続きをする
それぞれの口座開設方法について解説していくので、希望する方法の手順を参考に進めてほしい。
ネットを利用する「スピード口座開設」で手続きをする
スマートフォンによるネットを利用した口座開設を選択すると、最短で当日から取引をはじめられる。
少しでも早く取引を始めたい人は「スピード口座開設」を選択するとよいだろう。
口座開設手順はこちらだ。
- 野村證券の申し込みフォームにアクセスして、メールアドレスを入力する
- 野村證券から届いたメールを開封し、初めのリンクを開く
- 本人確認方法のご選択画面が表示されるので「最短当日に口座開設」を選択する
- 認証アプリをダウンロードする
- 認証アプリを開かず、前の画面に戻る
- 画面を下までスクロールして「開始する」ボタンをタップして認証アプリを開く
- マイナンバーカードのパスワードを入力する
- マイナンバーカードを読み取る
- 個人情報を確認して「次へ」ボタンをタップする
- 「閉じる」ボタン、「アプリ終了」ボタンの順にタップする
- ご本人確認の完了と表示されたら、口座開設手続きに進む
- 住所・氏名等を入力する
- 出金先金融機関やパスワード等を登録する
- 口座開設完了メールを受信する
認証アプリをダウンロードしたあとは、必ず前の画面に戻ろう。
また、マイナンバーカードのパスワードを入力するので、事前に確認しておくとスムーズに手続きができる。
郵送で手続きをする
もうひとつの口座開設方法は、郵送にて手続きをする。取引を開始するまでには、最短7営業日ほどかかる。
- 必要事項を入力して、口座開設申込書を請求する
- 届いた口座開設申込書に記入・捺印をする
- 口座開設申込書と本人確認書類を送る
- 「口座開設完了のご案内」を郵送にて受け取る
口座開設には、マイナンバーを提供する必要がある。マイナンバーカードや通知カードなどを用意して、コピーを取っておこう。
マイナンバーカードのコピーを提出する場合、QRコード部分は塗りつぶしてから郵送しよう。
また、本人確認書類も必要だ。顔写真付きのパスポートや運転免許証などのコピーを提出すること。
有効期限と住所、氏名、生年月日が見えなければ認められないので注意してほしい。
野村證券の評判を確認して口座開設を検討しよう


野村證券の良い評判や口コミには、業界最大手の証券会社で信頼できる、問い合わせ窓口の対応がよいなどがある。
一方で悪い評判や口コミには、取引がしにくい、ネット証券よりも手数料が高いなどがある。
項目別に野村證券の評価を確認したところ、☆3以上の評価を得ている項目がほとんどだった。総合的に見れば、概ね満足している人が多いようだ。
野村證券は問い合わせ窓口に関する評判が良いので、相談したいと考えている人は多いだろう。
しかし、野村證券をはじめとする大手証券会社で運用相談をすると、顧客の希望に沿わない金融商品を紹介される可能性がある。
そこでおすすめしたいのが、「資産運用ナビ」の利用だ。資産運用ナビを利用すれば、中立的な立場からのアドバイスを受けられる。
また、同じアドバイザーと長期的に関係を継続できるため、不安な点を相談しながら運用を続けられるのがメリットだ。
資産運用の相談先を探している人は、「資産運用ナビ」を利用してみてはいかがだろうか。
[hikaku_button mode=”10″ id=”button-a-bottom”]
野村證券の評判に関するQ&A


[hikaku_button mode=”10″ id=”button-a-bottom”]