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対面証券のおすすめ5選!信頼できる証券会社を見つけよう

この記事で解決できるお悩み
  • おすすめの対面証券が知りたい
  • 初心者に優しい対面証券を選びたい
  • 各対面証券の違いを理解したい

証券会社選びは、投資における重要な第一歩だ。選ぶ証券会社によって、受けられるサービスの内容や質、購入できる商品、そして負担すべき手数料に至るまで異なるからである。

本記事では、いわゆる「対面証券」を選ぶ際の主要なポイントを解説する。

投資初心者に参考としていただけるよう、具体的に5社を挙げ、それぞれの特徴を分析した。

注意すべき点にも触れたので、自分に合った証券会社選びの参考にして欲しい。

目次

おすすめの対面証券を見つけるためのポイント

おすすめの対面証券を見つけるためのポイント わたしのIFA

ここでは、自分に合った対面証券を見つけるためのポイントを解説する。

対面証券とは何か、なぜ自分に合った証券会社を選ぶ必要があるのかを明らかにしたうえで、選定の際に確認すべきポイントを5つに絞って整理していく。

「対面証券」とは何か

対面証券とは、実店舗を持ち、営業担当者と直接相談しながら株式や投資信託などの金融商品を購入できる証券会社、およびそのサービスのことだ。

野村證券や大和証券などは「総合証券会社」に分類されるが、対面とオンラインの両方でサービスを提供していることから、一般的に「対面証券」とも呼ばれている。

対面証券の主な特徴には、以下のようなものがある。これらの特徴から、対面証券は投資初心者や専門家のサポートを受けながら投資を進めたい方に適しているとされる。

対面証券の主な特徴
  • 実店舗がある
  • 担当者がついて、投資の相談から注文までサポートする
  • 店舗のほか、電話やインターネットでの取引も可能である
  • 店舗運営コストや人件費などを反映し、手数料が高い傾向にある

なぜ自分に合った対面証券選びが必要なのか?

対面証券は、投資アドバイスなどのコンサルティングを一つの売りとしており、サービスの質に顕著な違いがある。

そのため、満足いく投資ライフを送るには、会社選びが何より大切になるのである。

たとえば、投資初心者向けのセミナーや教育コンテンツが充実している証券会社もあれば、上級者向けの高度な投資情報を提供する会社もある。

担当者のスキルやアフターフォローのレベル、手数料の水準なども、会社によってさまざまだ。

こうした違いを考慮せずに証券会社を選択すると、求める支援が受けられなかったり、スタイルに合わない商品ばかりを勧められたりするおそれがある。

よって、対面証券を選ぶ際は、自分がどのようなサービスレベルを求めるかを明らかにしておくことが重要だ。

そのうえで、以下に掲げる5つのポイントを比較して、自分に最適な会社を選ぶことが必要になる。

対面証券選びで確認すべき5つのポイント

対面証券を選ぶ際のポイントは、主に以下の5つである。

1. 商品ラインナップの豊富さ

自分のニーズに合った投資をするために、取り扱い商品を確認しよう。

将来の取引ニーズを見据えるなら、商品が豊富な証券会社を選ぶのが賢明だろう。

  • 取り扱い商品(株式、債券、投資信託、IPO(新規公開株)、外国株式、先物・オプション、FX(外国為替証拠金取引)、保険商品など)
  • 取引サービス(単位未満株(ミニ株)、積立投資、信用取引、新NISAなど)

2. サポート体制の充実度

投資に関する疑問や不安を解消するために、充実したサポート体制は欠かせない。

とくに投資初心者にとって、丁寧なサポートは重要である。

Webや口コミ情報などから、以下の点を確認しておくこと。

  • 担当者の知識や経験、問い合わせへの対応スピードや姿勢
  • セミナーの開催やオンラインサポートの充実度
  • 店舗の数や立地、営業時間などの利便性

3. 投資情報の質と量

投資情報の提供は、証券会社の大きな役割の一つだ。

自分のスキルに合ったサポートの提供がある証券会社を選んで欲しい。

  • 初心者向けのセミナーや勉強会の開催
  • 上級者向けの高度な分析ツールの提供
  • アナリストによる投資レポートの質と量
  • 情報の更新頻度と提供される情報の有料・無料

4. 手数料体系

手数料の設定は、対面証券を選ぶ際の重要なポイントである。

証券会社によって手数料体系が異なるため、比較サイトなどで比べてみることをおすすめする。

頻繁に売買する人は売買手数料を、長期投資の人は口座管理費用の安さを重視すると良い

  • 売買手数料や口座管理費用の比較
  • 取引量に応じた手数料プランの有無

5. オンラインサービスの使いやすさ

対面証券でもオンラインサービスを提供している会社は多く、これを利用する場合は手数料等が安くなる。

オンラインでの取引サービスについては、以下の点をチェックしておきたい。

  • 取引ツールのわかりやすさや操作性
  • モバイルアプリの有無
  • システムの安定性とセキュリティ面の信頼性

おすすめの対面証券5選

おすすめの対面証券5選 わたしのIFA

ここからは、主要な対面証券である野村證券、大和証券、SMBC日興以下の5社について紹介する。

投資信託ランキングを通じて、各証券会社の特徴などを分析したので、参考にして欲しい。

野村證券

野村證券は、野村ホールディングス株式会社の中核をなす証券会社だ。

1925年の設立以来、日本の資本市場の発展を支えてきた。

個人投資家から機関投資家まで幅広い顧客に対して、株式や債券の売買、投資信託の販売、資産運用アドバイスまで総合的な金融サービスを提供している。

2024年3月末現在の顧客資産残高は153.5兆円で、国内最大規模を誇る。

野村證券の強みとおすすめの理由

  • 外貨建債券、単元未満株(まめ株)、FX、海外資産への投資など、初心者から上級者まで幅広いニーズに対応
  • 全国108の店舗網(2024年4月1日現在)を活かし、直接相談しながら投資できる対面サポートを提供
  • グループ内のサービスと組み合わせることで、ワンストップで幅広い金融サービスを利用できる
  • 未上場企業の株式や債券、不動産、インフラなどのプライベートアセットに注力
  • 富裕層のニーズに特化したサービス提供に注力。会社として、ウェルス・マネジメント事業の顧客資産残高の増加を目標に掲げている

野村證券の投資信託ランキング(月間)

以下は、集計期間(2024年5月1日〜5月28日)における野村證券のオンラインサービスでの売れ筋ランキングである。

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順位名称運用スタイル実質信託報酬シャープレシオ(3年)
1位アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信
Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型
アクティブ1.727 %1.17
2位野村世界業種別投資シリーズ
(世界半導体株投資)
アクティブ1.65 %1.29
3位eMAXIS S&P500インデックスインデックス0.33 %1.37
4位野村インド株投資アクティブ2.2%1.42
5位フィデリティ・世界割安成長株投信 Bコース
(為替ヘッジなし)
アクティブ1.65 %1.26
出典: 投資信託|商品・サービス|野村證券

米国株式やグローバル株式、およびテーマ型(セクターや新興国など)の投資信託に人気が集まっている点は、市場全体の傾向と一致している。

また、「為替ヘッジなし」が人気という点も同様である。

特徴が見えるのは、以下のポイントである。

  • 一般のランキングではインデックス型の人気が高いが、野村のランキングではアクティブ型が4本を占めている
  • 2本が野村アセットマネジメントの商品である
  • 「成長株」「セクター特化」「新興国特化」など、高リターンを狙うリスクが高めの商品が目立つ
  • 一般的な人気ランキングでのS&P500投資信託は、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」だが、これはネット取引での扱いとなるため、野村では「eMAXIS S&P500インデックス」がランクインしている(実質的な運用内容は同じ)

ランクインしている商品はシャープレシオが高めで、いずれもリスクとリターンのバランスが取れていると評価できる。

1位の「アライアンス・バーンスタイン」は平均的だが、これ以外のシャープレシオはいずれも良好だ。

商品選定は的確だと思われるが、全体的に高コストである点が気になる。

低コスト商品を希望する場合は、その意向を伝えていただきたい。

シャープレシオとは

投資のリスク調整後のリターンを評価する指標で、数値が高いほど、リスクあたりのリターンが高いことを示す。

  • 1.0未満
    • リスクに見合ったリターンが得られていない
    • 投資効率が低いとされる
  • 1.0以上
    • リスクに対して適切なリターンが得られている
    • リスク調整後のリターンがリスクフリーの投資よりも高いことを意味する
  • 2.0以上
    • かなり良好なパフォーマンスを示している

大和証券

大和証券は、1902年に設立された大和証券グループの中核証券会社である。

リテール、ホールセール、アセットマネジメント、インベストメントの4つのセグメントを通じて幅広いサービスを提供している。

大和証券の強みとおすすめの理由

  • 株式、債券、投資信託、預金、IPOなど幅広い金融商品を取り扱い、総合的なポートフォリオ構築が可能
  • 高度なコンサルティングに基づく資産運用提案で、投資初心者から上級者まで幅広い層に対応
  • オルタナティブ投資商品の拡充や、不動産アセットマネジメント事業の強化により、高付加価値な投資機会を提供
  • 口座を持つ顧客向けに「オンライントレード」サービスを提供
  • アナリストレポートのみならず、動画やアプリに加えてセミナーや講演会で投資情報を発信
  • 投資スタイルに応じて、「ダイワ・コンサルティング」「ダイワ・ダイレクト」が選べる

大和証券の投資信託ランキング(週間)

大和証券が発表する投資信託買付金額(総合)ランキングは、以下のとおりである。

本稿で紹介する他の証券会社とは異なり、集計期間は1週間(2024年06月03日〜2024年06月07日)である。

また、「ダイワのオンライントレード」を通じて買い付けできる銘柄を対象にしている。

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順位名称運用スタイル実質信託報酬シャープレシオ(3年)
1位アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 Dコースアクティブ1.727 %1.17
2位ダイワ・ダイナミック・インド株ファンドアクティブ1.848 %1.66
3位HSBCインド・インフラ株式オープンアクティブ2.09 %2.06
4位フィデリティ・世界割安成長株投信 Bコース
(為替ヘッジなし)
アクティブ1.65 %1.26
5位アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 Bコース
(為替ヘッジなし)
アクティブ1.727 %1.17
出典: ランキングから探す | 投資信託 | 大和証券

上位5ファンドすべてがアクティブ型であり、積極的なスタイルの投資信託を推奨する姿勢が伺える。

2位、3位をインド株式対象商品が占めていることから、新興国推しの姿勢も見える。

アライアンス・バーンスタインは、1位と5位に2本がランクインしている。

どちらも米国の成長株に投資する商品で、定期的な収益分配を行う運用実績の長いファンドだが、以下の2点において違いがある。

  • 分配頻度
    • Dコースは毎月決算型、Bコースは年2回決算型
  • 予想分配金提示の有無
    • Dコースは予想分配金提示型(毎月の分配金額があらかじめ提示される)が、Bコースは提示なし

SMBC日興証券

SMBC日興証券は、1918年に川島屋商店として現物株の取り扱い業を行う個人焦点として創業。

2009年にSMBCグループの一員となった。

株式や債券の売買、投資信託の販売、資産運用アドバイスなど多岐にわたる金融サービスを提供する。

クロスボーダーM&Aや海外での資金調達支援にも力を入れ、グローバルな展開を強化している。

SMBC日興証券の強みとおすすめの理由

  • 国内営業拠点は107店舗あり、対面での相談需要に細やかに対応
  • 支店やコンタクトセンターでのチャット、メール、電話によるサポートを提供する
  • 100円から株が買える「日興フロッギー」、dポイントを使って株購入、および積立プランなど、初心者向けサービスが充実している
  • 米国株式は1株から購入可能。夜間や祝日・休日でもリアルタイム取引が可能
  • 動画や記事による独自レポートが充実しており、「学びながら投資するスタイル」を推進している

SMBC日興証券の投資信託ランキング(月間)

SMBC日興証券が発表する、オンライントレード(日興イージートレード)における月間買付金額ランキング(集計期間: 2024年5月1日〜5月28日)は、以下のとおりである。

SMBC日興証券には、アドバイスを受けながら取引する「総合コース」のほか、ネットで安く取引できる「ダイレクトコース」がある。

サイトでは、これらの2つを別のランキングとして発表しているため、本稿でも2つのランキングを紹介する。

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順位総合コースダイレクトコース
1位インド小型厳選株式ファンド
(アクティブ、実質信託報酬1.738 %)
eMAXIS Slim 米国株式
(S&P500)(インデックス、実質信託報酬0.09372 %)
2位HSBC インド・インフラ株式オープン
(アクティブ、実質信託報酬2.09 %)
eMAXIS Slim全世界株式
(オール・カントリー) (インデックス、実質信託報酬0.05775 %)
3位インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>
(毎月決算型)(アクティブ、実質信託報酬1.903%)
SBI 日本株4.3ブル
(アクティブ、実質信託報酬 0.968 %) 
4位日経225ノーロードオープン
(インデックス、実質信託報酬0.55%)
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース(アクティブ、実質信託報酬1.727 %)
5位アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース(アクティブ、実質信託報酬1.727 %)iTrustインド株式(アクティブ、実質信託報酬0.9828 %)
出典: 投資信託ランキング/買付金額(総合コース)│投資信託│SMBC日興証券

ダイレクトコースでは、一般的にも名前が知られている「eMAXISシリーズ」が1、2位を占めた。4位には最近人気の「アライアンス・バーンスタイン」がランクインしている。

総合コースに比べてダイレクトコースでは、低コストファンドの人気が高い。

インド株式対象ファンドだけを単純に比較すると、iTrustインド株式は、実質信託報酬の安さが際立つ商品だ。

自ら投資判断を下す投資家に、低コスト志向の広がりが伺える。

みずほ証券

みずほ証券は、みずほフィナンシャルグループの一員として、グループ各社と連携したワンストップの高度なサービスを提供する。

国内公募債引受業務やSDGs債引受業務、株式引受業務やM&Aアドバイザリー業務における高い実績を持つ。

みずほ証券の強みとおすすめの理由

  • 個人投資家の意向に基づき、専門家が運用する「ファンドラップサービス」を提供
  • 毎月1,000円から始められ、毎月一定額を自動で積み立てる「投信積立サービス」を提供
  • みずほフィナンシャルグループとの連携により、相続・贈与に関する総合的なコンサルティングの提供
  • 全国各地の支店やコンタクトセンターで、チャット、メール、電話によるサポートを提供

みずほ証券の投資信託ランキング(月間)

みずほ証券の、2024年5月に買付けされた上位10ファンドは、以下のとおりである。

積立投資信託での買付け金額は含まれず、また、ブル・ベアなどの商品性が複雑なファンドは除外されている。

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順位名称運用スタイル実質信託報酬シャープレシオ(3年)
1位ピクテ・プレミアム・アセット・アロケーション・ファンドアクティブ1.3915 %
2位キャピタル世界株式ファンドアクティブ1.701 %0.94
3位キャピタル世界株式ファンド年2回決算(分配重視)アクティブ1.701 %0.95
4位ティー・ロウ・プライス 米国成長株式ファンドアクティブ1.463 %0.81
5位新光ピュア・インド株式ファンドアクティブ2.06 %1.56
出典: 投資信託ランキング | みずほ銀行

みずほ証券のランキングでは、5本すべてがアクティブ運用のファンドが占め、結果として信託報酬が高めとなっている。

また、「eMAXISシリーズ」などの、比較的メジャーな商品が入っていない点も特徴的だ。

1位の「ピクテ・プレミアム・アセット・アロケーション・ファンド」は、ファンド設定日が2023年9月8日の若いファンドであり、成長可能性は未知数である。

2位から4位までの3商品は、3年のシャープレシオで1を割り込んでおり、中期的に効率的な運用がなされているとは言い難い。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、三菱UFJフィナンシャル・グループとモルガン・スタンレーのジョイントベンチャーとして2010年5月に設立された総合証券会社だ。

個人から法人まで幅広い顧客の金融ニーズに対し、多角的な視点でのサービスを提供している。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の強みとおすすめの理由

  • 富裕層向けのサービスが充実。相続・事業承継、ラップサービスなどの幅広いサービスラインナップを有する
  • モルガン・スタンレーの世界41カ国以上のネットワークを活用した、グローバルな投資機会の提供
  • 投資スタイルに合わせて「MUFGテラス・コース」と「コンサルティング取引コース」を選べる
  • スマホだけで資産の相談・管理が可能な「MUMSSモバイルPark」がある
  • 国内トップレベルのアナリストによる充実したリサーチ情報

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の投資信託ランキング(月間)

同社オンライントレードで扱う、国内の投資信託を対象とした買付金額のランキングは以下のとおりである(集計期間:2024年5月1日〜5月31日)

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順位名称運用スタイル実質信託報酬シャープレシオ(3年)
1位netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコース
(為替ヘッジなし)
アクティブ2.09 %0.88
2位イーストスプリング・インド消費関連ファンドアクティブ1.9497 %1.60
3位アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 Dコースアクティブ1.727 %1.17
4位フィデリティ・グロース・オポチュニティ・ファンド Dコース
(毎月決算・予想分配金提示型・為替ヘッジなし)
アクティブ1.6445 %
5位三菱UFJ インデックス225オープンインデックス0.55 %0.78
出典: 投資信託ランキング|投資信託|三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社

米国やインドに投資する商品が人気という傾向は一般にみられるものだが、その中でも米国テクノロジー、インド消費関連、グロース(成長株)など、リスクが高めの商品がランクインしている点は特徴的だ。

3位と4位に毎月決算型が占めている点も、他のランキングとは異なる。

5位の「三菱UFJ インデックス225オープン」の運用会社である三菱UFJアセットマネジメント株式会社は、「eMAXIS 日経225インデックス」の運用会社でもある。

eMAXISの方が信託報酬は低く(年率0.439%)、過去のパフォーマンスも良い。

インデックス型は同種商品との比較が比較的容易なので、必ず比較をしたうえで投資判断をしていただきたい。

対面証券の利用における注意点

対面証券の利用における注意点 わたしのIFA

ここでは、対面証券を利用する際の注意点をまとめた。

利用にあたっては、以下の3つのポイントを確認して欲しい。

手数料は高すぎないか

対面証券は、オンライン証券に比べて、手数料が高くなる傾向がある。

提案された商品にかかる手数料が同類の商品と比べて高すぎないか、きちんと確認しよう。

頻繁な売買を提案される場合、手数料負担が大きくなる可能性もあるため、注意して欲しい。

長く付き合えるアドバイザーがいるか

コンサルティングサービスの提供を受ける場合、担当者の知識や経験を確認するとともに、長く付き合えるアドバイザーがいるかどうかも確認していただきたい。

スキル等においては、投資方針や商品説明がきちんとできるか、疑問点に適切に答えられるかなど、担当者の能力を見極めることが大切だ。

担当者の言動に不安を感じた場合は、別の担当者への変更を希望するか、他社への乗り換えも検討しよう。

信頼できる担当者が見つかったとしても、頻繁に変更になるようでは、長期的な視点でのサポートを得ることが難しい。

担当者との信頼関係を築き、長期的な視点に立ったアドバイスが受けられるかどうかは、しっかり確認しておきたい。

提案内容は自分に適しているか

提供情報や提案内容が良いものでなければ、投資の成功は望めない。

投資判断に役立つ情報の質や量が十分かどうかを確認しよう。

レポートの内容や更新頻度、担当者からのアドバイスの質などがポイントになる。

担当者の提案は、自分の投資目的やリスク許容度に合っているだろうか。自社グループの商品ばかりを推奨するようなら、中立的な推奨であるかは疑わしい。

高リスク商品や複雑な商品を勧められたり、不要な売買を頻繁に提案されたりするようであれば、注意が必要だ。

自分の投資方針をしっかりと伝え、それに沿った提案をして欲しい希望をはっきりと伝えよう。

対面証券は本当におすすめ?新たな選択肢とは

対面証券は本当におすすめ?新たな選択肢とは わたしのIFA

対面証券を利用するなら、せっかく提供されているコンサルティングを利用しない手はない。

しかし、意に沿わない提案や、疑問が残る提案もあるかもしれない。

このときは、独立した資産運用の専門家によるセカンドオピニオンの利用をおすすめする。

中立的立場から最良の提案をするIFA

対面証券の担当者は、所属する証券会社の商品を中心に提案をする傾向がある。

これは、組織に所属している以上は致し方のない面がある。

これに対しIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は、特定の金融機関に所属しないため、より中立的な立場からの提案ができる。

取り扱い商品も幅広いため、多くの選択肢から投資家のニーズにフィットする商品を選定し、売買のサポートまでを提供してくれる。

「投資目標を達成できるか」を長期的視点で検証する

IFAには、異動や転勤などはない。長い付き合いができる点もメリットだ。

投資家の希望をヒアリングして、ライフプランを見越した商品提案ができるのである。

資産運用の途中で、ポートフォリオが目標から乖離した場合にも、リバランスなどを行って適宜適切にリスク対応をしてくれるだろう。

専門家探しのおすすめツール「わたしのIFA」

信頼できるIFAを見つけるには、専門家探しのツールを活用するのが効果的だ。

中でもおすすめなのが、「わたしのIFA」である。

「わたしのIFA」は、質の高いIFAを厳選し、顧客のニーズに合致する最適なIFAを紹介するサービスだ。

簡単な質問に答えるだけで、自分に合ったIFAを見つけることができる。

初回の面談は無料だから、まずは気楽に試してみてから、相性を確認することも可能である。

証券会社とIFAのダブル相談で投資を成功させよう!

証券会社とIFAのダブル相談で投資を成功させよう! わたしのIFA

本記事では、投資信託ランキングという切り口を使って、対面証券の選び方について詳しく解説した。

投資の意思決定は、あくまでも自分自身で行うべきだ。

しかし、専門家による提案は、意思決定に役立てられる。

証券会社によるコンサルティングも活用しつつ、IFAのアドバイスにも耳を傾けて欲しい。

「わたしのIFA」で信頼できるIFAを見つけ、より自分に合った資産運用方針を立てていくことが、長期的な資産形成の成功につながるはずだ。

おすすめの対面証券に関するQ&A

おすすめの対面証券に関するQ&A わたしのIFA

初心者におすすめの対面証券はどこですか?

初心者の不安を軽減するような、以下のようなサービス提供がある証券会社がおすすめだ。

  • 少額から始められる「ミニ株」などの投資サービス
  • 商品ラインナップのわかりやすい説明
  • オンラインや店舗での対面サポート、電話やチャットサポート
  • 投資の基礎知識を学べるセミナーや初心者向け教育コンテンツ

対面証券の安全性を評価するポイントは何ですか?

顧客資産が分別管理されており金融庁に登録されている証券会社なら、破綻した場合でも投資者保護基金により、一定の限度額までが補償される。

このほか、大手格付け会社により高い格付けを得ていることもポイントとなる。

財務基盤が安定していなければ、高い格付けを得ることはできないからだ。

また、資本力(自己資本比率や純資産額)が高い証券会社なら、金融危機時にも安定して運営できる可能性が高い。

対面証券の評判はどこで確認できますか?

対面証券の評判は、以下の方法で確認できる。

  1. 証券会社の口コミやレビューを掲載しているサイト
  2. 投資や金融に関する専門サイト。証券会社の評価やランキングを確認できる
  3. SNSやX(旧Twitter)、投資関連の掲示板。利用者の意見や感想をチェックできる
  4. 家族や友人・知人で、実際に利用している人に意見を聞く

対面証券ではなくIFAに相談するメリットは何ですか?

IFAに相談するメリットとしては、幅広い商品ラインナップを持つ点と、中立的なアドバイスを提供する点が挙げられる。

これは、IFAが特定の金融機関に属さない独立した存在であることに依るものである。

IFAは金融機関から報酬を得るのではなく、顧客から直接報酬を受け取る。

だから、顧客である投資家の利益を最優先し、投資家のニーズやリスク許容度に合わせた提案が可能となるのだ。

資産運用だけでなく、税金対策や相続対策なども含めた総合的なアドバイスが可能である点もメリットである。

一人ひとりのライフプランに寄り添い、長期的な視点から、よりパーソナライズされた投資アドバイスを受けられる。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。投資家とIFA(資産アドバイザー)とのマッチングサイト「わたしのIFA」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

・本サイト「資産運用ナビ」はアドバイザーナビ株式会社が運営しております。
・本サイトに掲載される情報に関しては、最大限の注意を払っておりますが、金利、手数料、その他商品情報の完全な正確性や信頼性を保証するものではありません。
・本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

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