- アイザワ証券のサービスにどのような特徴があるのか知りたい
- アイザワ証券の評判が知りたい
- 運用相談をどこにするべきかわからない
アイザワ証券は、対面での相談とインターネット取引口座「ブルートレード」の両方を用意している証券会社だ。
特にアジア株式の取扱いに力を入れており、会社案内ではアジア12市場・約2,400銘柄(2025年5月末現在、取引一時停止・売却のみの銘柄を含む)を取り扱うと案内されている。
そのため、アイザワ証券は「アジア株式に関心がある人」「担当者に相談しながら資産運用を進めたい人」「ネット取引だけでなく対面相談も使いたい人」に向いている。
一方で、国内株式の売買手数料無料を前提に証券会社を選びたい人や、すべての取引を低コストのオンライン完結で進めたい人は、手数料や取引チャネルを事前に確認した方がよい。
本記事では、アイザワ証券のサービス内容、評判を判断するポイント、向いている投資家、資産運用の相談先を整理する。
アイザワ証券のサービス内容|対面相談・ブルートレード・アジア株が特徴

アイザワ証券の特徴を理解するには、まず会社概要、取引チャネル、取扱商品、手数料を確認しておく必要がある。
ここでは、利用前に特に確認したいポイントを順番に解説する。
アイザワ証券の会社概要|2026年時点で36店舗・従業員779名
アイザワ証券は、1918年7月7日創業の旧藍澤證券を前身とする証券会社だ。2021年10月の持株会社体制への移行に伴い、アイザワ証券株式会社として営業を開始している。
現在の会社概要は以下のとおりである。
アイザワ証券の会社概要
| 商号 | アイザワ証券株式会社 |
|---|---|
| 金融商品取引業者 | 関東財務局長(金商)第3283号 |
| 本社 | 〒105-7307 東京都港区東新橋一丁目9番1号 東京汐留ビルディング TEL.03-6852-7700(代表) |
| 設立 | 2021年4月1日 (前身の旧藍澤證券は1918年7月7日創業) |
| 資本金 | 30億円 |
| 従業員数 | 779名(2026年3月末現在) |
| 営業所数 | 36店舗(2026年4月6日現在) |
| 金融商品取引業の種別 | 第一種金融商品取引業、第二種金融商品取引業、 投資助言・代理業、投資運用業 |
| 加入協会 | 日本証券業協会、一般社団法人資産運用業協会、 一般社団法人第二種金融商品取引業協会 |
2013年4月には、関東財務局および関東経済産業局より「経営革新等支援機関」に金融商品取引業者として初めて認定されたと案内されている。
証券会社を選ぶ際は、商品ラインナップや手数料だけでなく、登録情報や加入協会も確認しておきたい。
アイザワ証券が提供するサービス|対面口座とブルートレードを選べる
アイザワ証券では、対面で相談しながら取引する口座と、インターネットや電話を使って取引する「ブルートレード口座」が用意されている。
主なサービス内容は以下のとおりだ。
| 区分 | 主な内容 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| 対面取引口座 | 店舗の担当者に相談しながら取引できる口座 | 相談しやすい店舗・担当者の体制と手数料水準を確認する |
| ブルートレード口座 | インターネット、電話、コールセンターなどを使って取引できる口座 | 発注方法により手数料や注文上限が異なる |
| 取扱商品 | 国内株式、外国株式、投資信託、債券、ETF・ETN・REIT、ラップサービスなど | 口座種別によって取扱範囲が異なる場合がある |
| NISA | 国内・外国上場株式、ETF、REIT、国内公募株式投資信託などを取扱い | NISA口座の開設には証券総合口座の開設と税務署確認が必要 |
| ソリューションサービス | 相続、事業承継、M&A、ビジネスマッチングなどの相談に対応 | 投資以外の相談は内容に応じて外部専門家との連携になる場合がある |
ブルートレード口座では、インターネット取引だけでなく、コールセンターへの電話による取引も利用できる。また、投資相談を希望する場合は、取引店で国内株式・外国株式・外国債券・投資信託などについて相談できる「コンサルネット」も案内されている。
ただし、対面取引、インターネット・モバイル発注、コールセンター発注、コンサルネット発注では手数料が異なる。取引を始める前に、自分が使う発注方法の費用を確認しておくことが重要だ。
また、オンラインでの口座開設はパソコン・スマートフォンのどちらからでも申し込める。一方で、法人、18歳未満、80歳以上、外国籍の人はオンライン開設の対象外で、郵送または店頭窓口での口座開設のみと案内されている。
アイザワ証券の特徴|アジア12市場・約2,400銘柄の取扱い
アイザワ証券の大きな特徴は、アジア株式の取扱いだ。
同社は2000年8月に香港・台湾・韓国の3市場の取扱いを開始し、その後、アジア株式の取扱市場を拡大してきた。
会社案内では、香港、上海、深圳、台湾、韓国、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、イスラエルの12市場で、約2,400銘柄(2025年5月末現在、取引一時停止・売却のみの銘柄を含む)を取り扱うと案内されている。
アジア株式に投資したい人にとって、複数の市場にアクセスできる点は魅力になりやすい。特に、日本株や米国株だけでなく、東南アジアや中国・香港市場などにも分散したい人は、取扱市場を確認する価値がある。
ただし、外国株式は為替変動、現地市場の制度、流動性、取引時間、税制などの影響を受ける。アジア株式の取扱市場数だけで判断せず、投資先のリスクや手数料も確認しておきたい。
アイザワ証券の手数料|対面・ブルートレード・外国株で異なる
アイザワ証券を利用する前に特に確認したいのが手数料だ。
主な手数料の一部は以下のとおりである。
| 取引区分 | 手数料の例 | 注意点 |
|---|---|---|
| 国内株式 対面取引口座 | 217,391円以下:2,750円 217,391円超100万円以下:約定代金×1.2650% | 対面で相談しやすい一方、ネット証券の定額・無料手数料とは比較が必要 |
| 国内株式 ブルートレード口座 インターネット・モバイル発注 | 50万円以下:814円 50万円超3,000万円以下:1,650円 | コールセンター発注やコンサルネット発注では手数料が異なる |
| 外国株式 対面取引口座 | 売買代金の2.20% | 買いの場合のみ最低手数料5,500円 |
| 外国株式 ブルートレード口座 | インターネット・モバイル発注:売買代金の1.65% コールセンター発注:売買代金の1.98% コンサルネット発注:売買代金の2.20% | 一回の注文上限は約定代金3,000万円まで |
上記は代表的な手数料の一部であり、商品や取引方法によって費用は異なる。
特に外国株式では、委託手数料だけでなく為替レートや為替スプレッド、現地市場の制度、税金なども運用成果に影響する。手数料表だけでなく、契約締結前交付書面や商品ごとの説明も確認しておこう。
アイザワ証券の評判を判断するポイント|良い面と注意点

アイザワ証券の評判を判断する際は、単に「良い」「悪い」で見るのではなく、自分の投資スタイルに合うかを確認することが大切だ。
ここでは、公式情報から見て良い評判につながりやすい特徴と、利用前に確認したい注意点を整理する。
良い評判につながりやすい特徴|アジア株・対面相談・情報ツール
アイザワ証券で良い評判につながりやすい特徴は、以下の3つだ。
| 特徴 | 読者にとってのメリット |
|---|---|
| アジア株式の取扱いに強い | 日本株や米国株だけでなく、アジア市場にも投資先を広げやすい |
| 対面相談に対応している | 商品選びや資産運用方針を担当者に相談しながら進めやすい |
| ブルートレード口座がある | インターネット、電話、コールセンターなど複数の取引方法を選べる |
| 投資情報ツールを利用できる | iTraderやグローバルナビゲーターなどを使い、国内株式やアジア株式の情報を確認できる |
| 投資以外の相談にも対応 | 相続、事業承継、M&A、ビジネスマッチングなどの相談先としても検討できる |
特に、アジア株式に投資したい人にとっては、取扱市場の多さが大きな判断材料になる。
また、ブルートレード口座では、インターネット取引だけでなく、コールセンターやコンサルネットも利用できる。自分で取引したい場面と、相談しながら進めたい場面を使い分けられる点は、ネット証券だけでは不安を感じる人にとってメリットになりやすい。
一方で、担当者への相談やコールセンター発注を利用すると、インターネット・モバイル発注とは手数料が異なる場合がある。相談しやすさとコストのバランスを見て判断したい。
悪い評判につながりやすい注意点|手数料・取引条件・ラップサービス
アイザワ証券を利用する前に確認したい注意点は、以下のとおりだ。
| 注意点 | 確認すべき内容 |
|---|---|
| 手数料がネット証券より高く感じられる可能性 | 対面取引やコンサルネット発注では、相談対応がある分、手数料が高くなる場合がある |
| 口座種別・発注方法で条件が異なる | 対面取引、ブルートレード、コールセンター、コンサルネットの違いを確認する |
| 外国株式は為替・現地市場のリスクがある | 為替スプレッド、取引時間、流動性、現地制度などを確認する |
| 店舗数は限られる | 対面相談を重視する場合、自宅や勤務先から相談しやすい店舗があるか確認する |
| ラップサービスの新規取扱状況に注意 | 公式ページでは一部ラップサービスの新規取扱い中止が案内されているため、現行サービスを確認する |
アイザワ証券は、低コストだけを重視する証券会社というよりも、対面相談、外国株式、とくにアジア株式、ソリューションサービスを含めて検討したい証券会社だ。
そのため、国内株式を頻繁に売買したい人や、手数料無料のネット証券を優先したい人は、他社の手数料体系とも比較した方がよい。
また、意見・苦情等はお客様相談課で受け付けており、金融ADR制度として証券・金融商品あっせん相談センター(FINMAC)を利用できる旨も案内されている。取引条件や説明内容に不明点がある場合は、取引開始前に担当者や窓口へ確認しておこう。
特徴と評判から見たアイザワ証券に向いている投資家とは

アイザワ証券は、すべての投資家に向いている証券会社ではない。
評判やサービス内容を踏まえると、向いている人と向いていない可能性がある人は以下のように分けられる。
アイザワ証券が向いている人の特徴
アイザワ証券が向いているのは、次のような人だ。
- アジア株式に投資したい人
- 日本株・米国株だけでなく投資先を広げたい人
- 対面で担当者に相談しながら資産運用を進めたい人
- インターネット取引と相談サービスを使い分けたい人
- 相続・事業承継・M&Aなど投資以外の相談も検討している人
特に、アジア株式への投資に関心がある人にとって、アイザワ証券は検討しやすい選択肢だ。公式資料ではアジア12市場への取引を展開し、約2,400銘柄を取り扱うとされている。
また、担当者に相談しながら投資したい人にとっても、対面取引口座やコンサルネットの仕組みはメリットになりやすい。
投資初心者の場合、商品数が多い証券会社では何を選べばよいか迷いやすい。担当者に相談できる環境を重視するなら、手数料とのバランスを確認したうえで候補に入れてよいだろう。
アイザワ証券が向いていない可能性がある人の特徴
一方で、以下のような人は、アイザワ証券以外の証券会社も比較した方がよい。
- 国内株式をできるだけ低コストで売買したい人
- 対面相談を必要とせず、完全オンラインで完結したい人
- 外国株式よりも国内株式や投資信託の低コスト運用を重視する人
- 近くに相談しやすい店舗がない人
- 新規取扱いが中止されているラップサービスを目当てにしている人
アイザワ証券の対面取引やコンサルネットは、相談しながら進めたい人には便利だが、手数料だけを重視する人には合わない可能性がある。
また、外国株式やアジア株式は、国内株式とは異なるリスクがある。為替、現地市場の取引時間、政治・経済情勢、税制なども確認したうえで投資判断を行う必要がある。
低コストで投資信託を積み立てたいだけなら、ネット証券の手数料体系やポイントサービスと比較してから決めるとよいだろう。
アイザワ証券を選ぶ前に確認すべき3つのこと
アイザワ証券を利用するか迷った場合は、次の3点を確認しておこう。
| 確認項目 | 確認する理由 |
|---|---|
| 投資したい商品 | アジア株式、国内株式、投資信託、NISA、ラップサービスなど、利用したい商品が現在取扱い対象か確認する |
| 取引方法 | 対面、インターネット、コールセンター、コンサルネットで手数料や利便性が異なる |
| 相談の必要性 | 担当者に相談する価値があるか、低コスト取引を優先するかで適した証券会社が変わる |
証券会社選びでは、取扱商品や手数料だけでなく、自分がどの程度サポートを必要としているかも重要だ。
アイザワ証券は、対面相談やアジア株式に価値を感じる人には向いている。一方、手数料の安さやアプリの使いやすさだけで選びたい人は、他のネット証券も比較して判断したい。
資産運用の相談先にはどんな選択肢がある?
資産運用の相談先には、アイザワ証券のような対面証券会社のほか、ネット証券、銀行、FP、IFAなど複数の選択肢がある。
それぞれ得意分野や手数料体系が異なるため、「相談しやすさ」だけでなく「提案できる商品」「報酬体系」「担当者との相性」を確認することが大切だ。
対面証券を選ぶときは手数料と担当者の相性を確認する
対面証券会社のメリットは、担当者に相談しながら運用方針や商品選びを進められる点だ。
投資初心者や、退職金、相続資産、事業承継など個別性の高いテーマを抱えている人にとって、相談相手がいることは安心材料になりやすい。
一方で、対面相談を前提とするサービスは、ネット証券より手数料が高くなる場合がある。担当者から提案を受ける場合も、提案された商品のリスク、手数料、保有中の費用、売却時の費用を自分で確認する姿勢が必要だ。
アイザワ証券を含む対面証券を検討する場合は、次の点を確認しておこう。
- 担当者が投資目的やリスク許容度を丁寧に確認してくれるか
- 提案商品の手数料やリスクをわかりやすく説明してくれるか
- 自分が取引したい商品を取り扱っているか
- 店舗や電話で相談しやすい体制があるか
- ネット取引と対面相談を無理なく使い分けられるか
資産運用に専門家の意見が役立つケース
資産運用は、必ず専門家に相談しなければならないものではない。
ただし、以下のような場合は、専門家に相談することで判断しやすくなる。
- NISAやiDeCoの使い分けがわからない
- 投資信託や株式の選び方に迷っている
- 退職金や相続資産など、まとまった資金の運用を検討している
- 相続、事業承継、不動産、保険なども含めて相談したい
- 相場が大きく動いたときに冷静に判断できるか不安がある
ただし、専門家に相談する場合でも、提案内容をそのまま受け入れるのではなく、手数料、リスク、提案理由、代替案を確認することが重要だ。
金融商品には価格変動リスクがあり、元本保証がない商品も多い。相談先を選ぶ際は、説明のわかりやすさや担当者との相性も含めて判断したい。
IFAという選択肢|提携先・手数料・取扱商品を確認する
資産運用の相談先としては、IFA(Independent Financial Advisor)も選択肢になる。
金融庁は、独立系フィナンシャルアドバイザー(IFA)に関する調査研究を公表している。IFAは、顧客の資産運用に関するアドバイスを担う相談先の一つとして整理されている。
ただし、IFAだから必ず中立というわけではない。日本では、金融商品仲介業者として証券会社などと業務委託契約を結び、提携先の金融機関の商品を仲介する形態が一般的だ。
IFAに相談する場合は、以下を確認しておきたい。
- どの金融機関と提携しているか
- どのような商品を提案できるか
- 相談料や販売手数料、信託報酬などの費用がどう発生するか
- 担当者がどのような経験や資格を持っているか
- 長期的に相談できる体制があるか
アイザワ証券もIFAサポートサービスを展開しており、IFA向けに商品ラインアップ、マーケット情報、ソリューションサービスなどを提供している。
対面証券、ネット証券、IFAのいずれを選ぶ場合でも、最終的には「自分の目的に合う相談先か」「費用に納得できるか」「説明がわかりやすいか」を基準に判断しよう。
アイザワ証券の評判はアジア株・対面相談を重視する人向け
本記事では、アイザワ証券のサービス内容、評判を判断するポイント、向いている投資家、資産運用の相談先について解説した。
アイザワ証券は、アジア株式の取扱い、対面相談、ブルートレード口座、ソリューションサービスに特徴がある証券会社だ。
特に、アジア株式に投資したい人や、担当者に相談しながら資産運用を進めたい人にとっては、検討する価値がある。
一方で、国内株式の売買手数料をできるだけ抑えたい人や、完全オンラインで低コストに取引したい人は、ネット証券と比較した方がよい。
アイザワ証券を選ぶ際は、取扱商品、手数料、発注方法、相談体制、ラップサービスの現行取扱状況を確認したうえで、自分の投資目的に合うか判断しよう。
アイザワ証券の評判に関するQ&A
出典
アイザワ証券株式会社「会社概要」
アイザワ証券株式会社「CORPORATE PROFILE」
アイザワ証券株式会社「アイザワのアジア株取引」
アイザワ証券株式会社「取扱商品一覧」
アイザワ証券株式会社「取引チャネル」
アイザワ証券株式会社「手数料」
アイザワ証券株式会社「手数料について」
アイザワ証券株式会社「オンライントレードシステム『ブルートレード』」
アイザワ証券株式会社「口座開設のご案内」
アイザワ証券株式会社「NISAについて」
アイザワ証券株式会社「NISA口座」
アイザワ証券株式会社「ラップサービス」
アイザワ証券株式会社「アイザワ ファンドラップ ご契約概要」
アイザワ証券株式会社「ソリューションサービス Aizawa One-stop Solution」
アイザワ証券株式会社「IFAサポートサービス」
アイザワ証券株式会社「リスク・手数料」
金融庁「NISAを知る:NISA特設ウェブサイト」
金融庁「『独立系フィナンシャルアドバイザー(IFA)に関する調査研究』の公表について」(公開日:2019年7月19日)

