- 「投資ファンドが何のことなのかわからない」
- 「投資ファンドを活用して投資する方法を知りたい」
今回はこのような疑問や悩みを解決していこう。
ファンドを活用した投資は初心者にもはじめやすい。分散が図れたり、管理の手間がかからないからだ。
本記事では、投資ファンドを活用した資産運用の方法を紹介していくので、投資のはじめ方がわからずに困っている人はぜひ最後まで読んでみて欲しい。
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投資ファンドとは?
投資ファンドは、投資家から集めたお金を運用して利益を狙う。投資家は売却益や分配金などが利益になる。
投資ファンドは「公募ファンド」と「私募ファンド」の2つに分類される。
公募ファンドは、証券会社や銀行、保険会社などで購入できるファンドのことを指す。広く公に販売されていることから公募という名前が付いている。不特定多数の人が購入できるため、少額からでも投資できるのが特徴だ。
また、資産運用の一環として購入する人も多い。投資対象には制限をかけてリスクが高くなりすぎないようにしている。
一方で、私募ファンドは適格投資家と呼ばれる投資の専門家のみを対象にしていたり、私的に募集をかけたりと、誰でも投資できるわけではない。
募集人数は50人以下と制限しているファンドも多く、1人当たりの投資金額は大きくなる。知識と経験を兼ね備えた投資家を対象としているため、投資対象の制限はほとんどない。ハイリスクハイリターンの投資をおこなっていると言えるだろう。
投資ファンドを活用して資産形成を進める方法
投資ファンドを活用して資産形成を進めていく方法として、5つの事例を挙げてみる。
投資ファンドを活用して資産形成を進めていく事例
- 投資信託
- アクティビストファンド
- インフラファンド
- 不動産ファンド
- 不動産投資信託(RETIT)
ここでは以上の5つについて詳しく解説していく。
投資ファンドを活用した資産形成方法を学びたい人は、ぜひ参考にして欲しい。
投資信託
1つ目は「投資信託」だ。
ファンドと言うと投資信託のことを指すこともあるぐらい有名だ。
投資信託とは、株式や債券を組み合わせて作られた金融商品である。
アクティビストファンド
2つ目は「アクティビストファンド」だ。
アクティビストファンドは、投資先の企業価値を高めるために企業に対して提案やアドバイスをおこなうファンドである。
業績が悪化したり、株価が下落して割安になっていたりする企業の株式を一定数獲得して発言権を獲得することから「もの言う株主」と呼ばれる。近年は株主の発言力が増しており、将来はアクティビストファンドが企業に対して大きな影響を与えているかもしれない。
ただし、アクティビストファンドは企業に一定以上の影響を与えられる発言権を獲得するために、多額の時間が必要になる。
そのため、富裕層向けの投資ファンドであり、投資初心者にはおすすめできない。
インフラファンド
3つ目は「インフラファンド」である。
インフラファンドは、再生可能エネルギーや空港、鉄道などのインフラ設備に投資するファンドだ。投資家から集めた資金でインフラ設備を購入し、施設を業者に貸し出すことで賃貸収入を得ている。
インフラは経済状況に関わらず利用せざるを得ないので、景気変動の影響を受けにくい。
また、少額からインフラ設備に投資できるのもメリットだ。自分でインフラ設備を購入しようとすると、かなりまとまった金額が必要になり個人では買えないという人も多いだろう。
しかし、インフラファンドであれば10万円程度からインフラ設備に投資ができる。証券取引所に上場しているので、誰でも売買が可能だ。
とはいえ、投資をはじめたばかりの人にとって10万円の投資はかなり勇気がいるだろう。
そのため、インフラファンドも初心者にはあまりおすすめではない。
投資をすでにはじめており、投資先を分散させたい人におすすめだ。
不動産ファンド
4つ目は「不動産ファンド」だ。
不動産ファンドとは、投資家から集めたお金で不動産投資をおこなうファンドだ。
不動産投資をはじめるには土地や建物を購入する必要があり多額の資金が必要になるが、不動産ファンドでは複数人の投資家の資金で運用をおこなうため、初期費用を大幅に抑えられる。
次に紹介する「不動産投資信託(RETIT)」と似ているが、不動産ファンドの方が高額な資金が必要になる。
より少ない資金で不動産に投資をしたい人には、不動産投資信託がおすすめだ。
不動産投資信託(RETIT)
5つ目は「不動産投資信託(RETIT)」だ。
投資家から集めた資金で不動産投資をおこなうという特徴は不動産ファンドと変わらない。
ただし、不動産投資信託は少額からでも投資できるという特徴を持ち、初心者にも取り組みやすいファンドだと言えるだろう。
基本的に証券取引所に上場しているので、誰でも簡単に売買ができる。
そのため、流動性が確保されているのもメリットだろう。
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投資ファンドを活用する際の注意点
ここまで投資ファンドを活用した投資方法を紹介してきた。購入前に確認しておくべきなのが注意点である。
ここでは、投資ファンドを活用する際の注意点について紹介していこう。
高すぎる信託報酬に注意する
1つ目は「高すぎる信託報酬に注意する」だ。
株式や債券の銘柄を管理して運用してもらっている分、ファンドには管理手数料として信託報酬を支払う必要がある。
株式の銘柄を個別に管理して売買をおこなう手間を担ってくれているので、適切な信託報酬を支払う分には問題ない。
しかし、ファンドのなかにはほかのファンドよりもかなり高い割合の信託報酬を設定しているものもある。そのようなファンドには注意が必要だ。
つみたてNISAやiDeCoで多くの投資家から人気を集めている「楽天・全米株式インデックスファンド」は0.162%、「eMaxis Slim全世界株式(オールカントリー)」は0.1144%に設定されてる。
また、アクティブ投信などであれば1%台〜2%ぐらいの信託報酬が多い。
許容度を上回るリスクを取らない
3つ目は「許容度を上回るリスクを取らない」だ。どの程度のリスクを取っても大丈夫かというのを表すのがリスク許容度である。リスク許容度が高い人と低い人の特徴は以下の通りだ。
リスク許容度が高い人の特徴
- 若い
- 独身
- 実家暮らし
- 高年収
リスク許容度が低い人の特徴
- 年金暮らし
- 扶養家族がいる
- 住宅ローンやマイカーローンの返済が残っている
項目を満たしている割合に応じて、リスク許容度は個人によって異なる。リスク許容度は高ければ良くて、低ければ悪いというものではない。自分のリスク許容度を把握して、範囲内で投資をおこなうことが大切である。
短期的な利益を狙わない
4つ目は「短期的な利益を狙わない」だ。短期的な利益を狙うには、リスクの高いファンドに投資したり、売買を繰り返したりする必要がある。
しかし、高いリスクを取ると暴落時に資産が大幅に目減りする致命傷を負ってしまう。
また、売買を繰り返しおこなっているのはプロの投資家だ。
複数のモニターでチャートやニュースなどを常にチェックしながら、投資判断をおこなっている。
そのようなプロの投資家に勝たないといけないため、何度も売買を繰り返すのはおすすめしない。
投資を安定的に続けて資産形成を進めていくためには、短期的な利益を狙わないようにしよう。
困ったらお金の専門家であるIFAに相談しよう
ファンドの選び方や注意点に関して、わからないことや疑問点があればそのままにしてはいけない。
困ったことがあればお金の専門家であるIFAに相談して欲しい。
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