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【初心者必見】投資信託のやり方を分かりやすく解説!

この記事で解決できるお悩み
  • 投資信託のやり方が知りたい
  • 投資信託の仕組みやメリットを知りたい
  • 投資信託で利益を得るための戦略を学びたい

投資信託は、個人投資家でも手軽にプロの運用によるメリットを享受できる投資手段である。

この記事では、投資信託の具体的な購入から売却までの流れ、投資対象の選定方法、運用会社の評価ポイントを初心者向けに分かりやすく解説する。

また、投資信託の仕組みについても丁寧に説明するとともに、長期投資や分散投資などの投資信託で安定したリターンを得るポイントも押さえている。

投資未経験者も、この記事を読めば投資信託への理解が深まり、実際に投資を始めるきっかけになることだろう。

目次

投資信託のやり方を解説!

投資信託は、投資初心者でも手軽に利用できる資産運用の方法だ。

ここでは、投資信託の具体的な取引手順や、投資対象の選び方、運用会社の評価ポイントなど、投資信託を実際に購入・運用する上で知っておくべき重要なポイントを解説する。

投資信託の取引のやり方

投資信託は、証券会社の窓口やオンラインで購入できる。

まず口座を開設し、購入したい投資信託を指定して注文する。

購入代金は購入時に支払うことになる。

また、売却する際は、保有している投資信託を指定して売却注文を行うことになる。

ただし、証券会社や取引方法によって細かい手順や条件は異なる場合があるため、各社の取引手順は別途確認してほしい。

証券会社の口座開設と入金

投資信託を取引するためには、まず証券会社に取引口座を開設する必要がある。

楽天証券やSBI証券、マネックス証券などのネット証券会社であれば、投資信託の取扱銘柄数も多く、取引用ツールやアプリが十分に用意されているため、おすすめだ。

自分の好みや投資スタイルにあった証券会社に申し込み、必要な情報や書類を提出し、口座を開設しよう。

その後、投資信託の購入に備え、資金を入金しておこう。

投資信託の選択

取引口座を開設したら、購入する投資信託を選択する。

自身の投資目標やリスク許容度に合ったものを選ぶことが重要となる。

投資信託の選定ポイントは後述する。

注文方法の選択

証券会社によって具体的な注文方法は変わるが、自分の好きなタイミングで投資信託を購入したり、定期的に自動で積立購入したりといった、方式を選択することができる。

自身の取引スタイルや戦略に合わせて購入しよう。

取引注文の発注

選択した投資信託と注文方法に基づき、取引注文を発注する。

注文が成立すると資金が引き落とされ、投資信託が口座に反映されるので確認しよう。

投資信託の保有と運用

購入後は運用状況として、保有している投資信託の評価額や損益を確認できる。

投資信託は長期保有が一般的であり、損益を毎日チェックする必要はないが、月に一度程度は確認するといいだろう。

売却

投資信託を売却する場合も、取引口座を通じて売却注文を発注する。

保有分のすべてを売却するのか、一部売却するのかを指定したうえで、売却すると口座に売却益が反映される。

投資信託の投資対象を選定するやり方

投資信託にはさまざまな種類があり、投資目的や投資期間、リスク許容度に応じて慎重に選定しよう。

以下のポイントを参考に、投資信託を選定してほしい。

信託報酬

投資信託を保有する間、継続的にかかる管理手数料が信託報酬である。

信託報酬はコストであり、0.1%程度のものもあれば、2%以上に設定されているものもあるが、できるだけ低いものを選ぶようにしたい。

運用パフォーマンス

過去の実績が良い投資信託を選ぶようにしよう。

運用利率は5%程度を基準に考えるといい。

純資産残高

投資信託の規模を表す金額となるため、ある程度の規模はあったほうがいい。

目安は30億円以上であり、これを下回ると運用中止となる可能性も出てくる。

100億円以上あると安心だろう。

投資信託の運用会社を評価するやり方

投資信託の運用会社を評価する際は、運用実績、運用方針、運用体制などを多角的に見る必要がある。

一番注視したいのは運用実績だ。

過去五年間程度の短期のパフォーマンスだけでなく、できるだけ長期の運用実績を確認しておきたい。

同じカテゴリーの他の投資信託と比較して、優れた実績となっているかもポイントだ。

ただし、過去の実績が必ずしも将来を約束するものではないことは理解しておこう。

また、運用会社の運用方針を評価しておきたい。

たとえば、高い技術力を持つ企業に投資する、バリュー(割安)銘柄をメインに投資するなど、はっきりとした投資スタンスを持っているかが重要だ。

やり方と一緒に押さえたい投資信託のポイント

ここでは、投資信託の仕組みや特性、メリット・デメリットについて解説するとともに、初心者向けの投資信託も紹介する。

投資信託の基本的な制度や長所・短所を理解することで、自分に合った投資信託を選ぶ目安が掴めるだろう。

投資信託の仕組みと特性

投資信託とは、多数の投資家から資金を集め、その資金を株式や債券、不動産など様々な有価証券に投資することで運用益を得て、投資家に分配する仕組みのことだ。

主な特性は以下の通りとなる。

分散投資

投資信託は多数の有価証券や資産に投資するため、個人投資家が一つの銘柄や資産に偏ることなく、リスクを分散することができる。

手間の軽減

投資信託を選択することで、個人投資家は自身で資産を運用する手間を軽減できる。

運用会社が資金を適切に運用するため、投資家は運用に関する専門知識や経験を持たなくても投資が可能となる。

リスクとリターンのトレードオフ

投資信託も含めた投資では、一般的にリスクとリターンはトレードオフの関係にある。

高リターンを狙う場合は、それに伴うリスクも高くなるし、低リスクを求める場合は、リターンもそれに比例して低くなる。

投資信託の特徴

投資信託のメリットは以下の通りだ。

分散投資によるリスク低減

投資信託は、投資家から集めたお金を大きな資金として運用するため、複数の資産に分散投資ができ、個々のリスクを軽減することができる。

専門家の運用によるリターンの可能性

市場や資産の動向に精通しているファンドマネージャーや、専門家チームに運用を任せることができる。

初心者が手がけるよりリターンを狙うことが可能となる。

少額から投資可能

証券会社によっては、100円からの投資も可能であり、大きな資金は必要ないため気軽に始めることが出来る。

一方、デメリットは以下の通りとなる。

信託報酬の発生

投資信託を保有している期間は、信託報酬が発生する。

運用会社が運用するために必要なコストであり額は大きくないが、投資信託の運用成果を減少させる要因となる。

元本保証がない

投資信託には、価格変動リスクがあるため、投資した金額よりも下回って損失が出る可能性がある。

自分で銘柄を選べない

投資信託は、ファンドマネージャーや運用チームが選定した銘柄に投資する。

自分で銘柄を選ぶことはできない。

初心者に適した投資信託の種類

投資目的や投資期間、リスク許容度などに応じて、さまざまな種類の投資信託から選ぶ必要がある。

初心者向けとしては、インデックスファンドやバランスファンドがおすすめだ。

インデックスファンド

インデックスファンドは、目標指標(ベンチマーク)に連動することを目指す投資信託である。

たとえば、「eMAXISSlim 国内株式(TOPIX)」という投資信託であれば、東証株価指数(TOPIX)と連動する投資成果を目指すもので、TOPIX銘柄全てに投資するのと同じ効果を得られることとなる。

バランスファンド

国内外の株式や債券に、決めた割合で分散投資する投資信託である。

たとえば、「ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)」という投資信託であれば、日本株式、日本債券、海外株式、海外債券へ均等に25%ずつ組み合わせた資産配分で運用することで、リスクを抑えながら、安定的なリターンを目指すこととなる。

投資信託で安定したリターンを得るやり方

ここでは、長期投資の意義や複利の効果、ポートフォリオを分散させるメリットについて解説する。

加えて、景気動向に合わせてポートフォリオを入れ替えるタイミング運用の考え方も紹介している。

投資のリスクを抑えつつ、安定した収益を得るための具体的なアプローチが分かるだろう。

長期投資の重要性

投資信託は常時価格変動しているため、短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、長期的な視点に立つことが重要だ。

とくに、株式市場は景気循環に伴い上下するものの、長期的にみれば右肩上がりの傾向がある。

一時的な下落は避けられないが、長期投資を続けていけば安定したリターンが期待できるはずだ。

また、投資信託は複利の効果が大きく、長期投資ほどその効果が高まる。

ポートフォリオの多様化

投資信託自体、複数の銘柄に分散投資するものであり、一つの投資信託を保有することでリスク分散が行えているともいえる。

さらに、株式、債券、不動産など、リスク特性の異なる複数の資産に分散する投資信託を組み合わせることで、リスクをさらに分散することが可能となる。

資産クラスの異なる投資信託に分散投資すると、ある投資信託で損失が出ても、別の投資信託で利益が出ることで、トータルのリスクを抑えられる。

また、株式の割合を高めれば期待リターンは高まるが、リスクも高くなる。

逆に債券の割合を高めればリスクは低下するが、期待リターンも下がるだろう。

このようにリスクとリターンの兼ね合いを考慮しながら、ポートフォリオを構築することが必要となる。

市場動向とタイミングの理解

投資信託においても、経済や市場の動向を読み解き、ある程度のタイミング運用を取り入れることで、より高いリターンを狙うことができる。

景気の谷間では債券への資産配分比率を高め、景気回復期には株式への比率を高めるなど、景気循環に合わせてポートフォリオを入れ替えていくと良いだろう。

また、バブルの兆しがあれば株式の比率を下げ、世界的に株安となれば徐々に株式の組入比率を高めていくなど、市場の動向に応じた資産配分が重要となる。

とはいえ、このようなタイミング運用は難易度が高く、完全に読み切ることは困難だ。

そのため、基本的には長期投資を基本に置きつつ、一部で短期売買による運用を取り入れるスタンスがいいだろう。

長期の視点を忘れずに、市場動向を読み解きながらポートフォリオを微調整していくことが、投資信託で安定したリターンを得るコツとなるはずだ。

投資信託のやり方に迷ったら誰に相談するべき?

投資信託による資産運用は、慎重に行う必要がある。

適切な専門家からアドバイスを受けながら、自身の状況に合ったポートフォリオを構築することが不可欠となるだろう。

 投資信託を活用した資産運用における専門家の重要性

投資信託を活用した資産運用において、専門家に相談することの最大のメリットは、専門的な知見とアドバイスを受けられる点にある。

資産運用にはさまざまなリスクが伴うが、プロの目線で投資判断を支援してもらえるため、リスクを最小限に抑えた運用が可能となるはずだ。

また、税制面や制度面での知識も専門家なら十分に有しているだろう。

長期に渡る資産運用においては、ライフプランに合わせて柔軟に見直していく必要がある。

これも専門家ならば、状況の変化に応じてポートフォリオの修正提案もしてくれる。

このように、専門家を活用することで、無理なく安定した資産運用を行えるだろう。

 IFAの役割とメリット

資産運用の専門家とは、証券会社のコンサルタントや銀行員、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)などのことをいうが、ここではIFAをおすすめしたい。

IFAは、特定の金融機関に所属せず、投資家の利益を最優先する中立的な立場のアドバイザーである。

さまざまな金融商品から最良のものを選び、無理のないプランを立案してくれる。

また、IFAは、幅広い金融商品のなかから、あなたに合った商品を提案してくれるだろう。

さらに、継続的なフォローアップを心がけるIFAが多く、長期的な資産運用にも適しているといえる。

安定的な資産運用を実現するため、IFAを活用することが賢明といえるのではないだろうか。

 IFA検索サービス「資産運用ナビ」の活用法

自分に最適なIFAを見つけるために、「資産運用ナビ」というIFA検索サービスを使ってみてはどうだろう。

このサイトでは、IFAの経歴や実績、得意分野といった情報も公開されているため、安心して検索することができる。

条件に合う複数のIFAを、比較検討できるのも大きな利点だ。

まずは無料で資産運用の相談をすることも可能である。

検索サイト「資産運用ナビ」を上手く利用し、自分に最適なIFAを見つけて、投資信託による資産運用を賢く進めてほしい。

投資信託のやり方を理解して資産運用を成功させよう

本記事では、投資信託の仕組みや取引手順、選定方法などを順に解説してきた。

また、投資信託で安定してリターンを得るポイントについても説明した。

ただ、投資信託を活用した資産運用について、独学で学び自己流で進めるのも不安があるかもしれない。

疑問や不安があれば、専門家からアドバイスを受けることをぜひおすすめしたい。

とくにIFAは、中立的な立場からあなたに最適なアドバイスを長期にわたって提供してくれるはずだ。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」を活用し、あなたに合ったIFAを見つけてほしい。

投資信託のやり方に関するQ&A

投資信託はどのくらいの金額から始められますか?

証券会社によって異なるが、100円から始められるところもある。

少額からの投資が可能なので、気軽に始めることができる。

投資信託の運用でよくある失敗は何ですか?

たとえば、以下のような失敗だ。

いずれも十分に投資の勉強をしないことが原因である。

  • 短期的な売買を繰り返して、損失を拡大してしまう
  • リスクを理解せずに投資してしまい、生活資金が足りなくなる
  • 分散投資せずに、一つの市場の急落の影響を直接受けてしまう

投資信託で成功する人にはどんな特徴がありますか?

成功する人は、投資の基本を理解し、常に情報収集を心がけている場合が多い。

とくに以下のような特徴がある。

  • 長期的な視点で投資する
  • リスクを理解し、リスク管理を徹底する
  • 投資対象を分散する

投資信託の費用はどのようにして確認できますか?

投資信託にかかる費用は目論見書(もくろみしょ)で確認できる。

目論見書は、投資信託を購入する際に、投資信託に関する重要な情報を投資家に伝えるための書面で、投資家に交付することが法律で義務付けられている。

具体的には、ファンドの目的・特色、投資のリスク、運用実績、主な費用(コスト)など、投資信託の基本的な情報が記載されている。

なお、目論見書には、投資家に必ず交付しなければならない「交付目論見書」と投資家から請求があったときに交付する「請求目論見書」の2種類がある。

投資信託の売却時の注意点は何ですか?

投資信託は長期保有を前提としており、基準価額をチェックして、売るタイミングを待つというやり方はあまり適さない。

例えば、老後資金を貯めるという目標に向かって投資信託の積み立てをしているのなら、30年後、40年後に資金が必要になったときが「売り時」だ。

ただ途中でお金が必要になることもあるだろう。

その場合には売却の申し込みをする。

ただ、売却が成立しても即日現金が戻っては来ない。

投資信託の種類や金融機関によるが、解約注文を入れた当日か翌営業日が約定日になることが多く、その約定日から4~5営業日後に売却代金を受け取れる。

ただし、運用先が海外資産の場合には、さらに日数を要する場合もある。

マーケットの変動時は投資信託をどのように管理するべきですか?

「マーケットが大きく変動して投資信託の価格が下がった。」そんなときに怖くなってやってしまいがちなのが以下の2つだ。

  • 最悪期に慌てて解約してしまう
  • 月々の積み立てをストップしてしまう

下がっているときに解約してしまうと、「損」を確定させることになってしまう。

また、下がったときに積立を中断するのも得策ではない。

暴落時はよりたくさんの口数を購入でき、平均購入単価を下げられると考え、下がった時こそ「継続する」ことが大切になる。

今までの市場の成長性を振り返ると、一時的な暴落があっても、大きな流れで見ると市場は右肩上がりに上昇している。

一喜一憂せずに淡々と持ち続け購入し続けることこそ運用を成功させる秘訣だ。

積立投資は投資信託のやり方として正しいですか?

積立投資は、初心者でも簡単にできる投資方法の一つだ。

毎月定額をコツコツと積み立てることで購入タイミングを分散させ、投資リスクを軽減できる効果がある。

少額から始めることができるため、誰でも取り組みやすく、早めに始めるほど資産形成には効果的だ。

最初からまとまった額の投資資金を用意できない方や、少額から投資を始めたい方など、 月々の給料から余裕のある額だけ「積立投資」に回せば安定的な運用が期待できる。

投資信託の税金対策はどのように行うのと良いですか?

2024年から始まった新NISAを活用しよう。

年間360万円までの投資から得られる利益に税金がかからない。

他の口座で運用をすると、利益に対して20%程度の税金がかかるが、NISAで運用した場合は非課税である。

非課税期間も無期限になり、長期運用にぴったりだ。

より効率的な運用を実現するためには、投資信託をどのように組み合わせると良いですか?

まずは自分に合ったポートフォリオを作成しよう。

そのポートフォリオにしたがって投資信託の組み合わせを考えよう。

ポートフォリオとは、どれくらいの配分で具体的な銘柄へ投資するかという組み合わせのことだ。

株式や債券、リートといった異なった資産(アセット)を組み合わせるアセットアロケーション(資産配分)をもとにポートフォリオは作成される。

例えば、積極的な運用方針なら、国内株式や海外株式の資産比率が高いポートフォリオ等が考えられ、リスクを抑えて運用したい方なら、債券を中心にしたポートフォリオなども一例だ。

自分の運用目的や資産残高、年齢などから考えた運用タイプに合わせて投資信託の選び方を確認し、ポートフォリオを作成するのがおすすめだ。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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