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連続増配中の米国株のおすすめ銘柄と投資法を徹底解説!

この記事で解決できるお悩み
  • 連続増配している米国株の中でおすすめの銘柄が知りたい
  • 米国株の連続増配銘柄に投資するメリットが知りたい
  • 連続増配銘柄でもらえる配当金を有効活用したい

株式投資の魅力のひとつとして定期的に支払われる「配当金」が挙げられる。

その配当金を持続的に増やしている「連続増配銘柄」と呼ばれる株式は、米国株のなかでも注目を集めている。

本記事では、米国株の連続増配銘柄に関する基本的な知識やおすすめの銘柄、配当金の有効活用法について解説していく。

さらには米国株投資のおすすめの相談先についても紹介していくので、ぜひ本記事を参考に資産形成を堅実に進めていこう。

なお、2024年米国株式ランキングが知りたい人はこちらの記事を確認してほしい。

目次

なぜ連続増配米国株はおすすめなのか

投資家からも人気を集める米国の連続増配銘柄だが、そもそもどういった特徴を持っているのだろうか。

ここでは、連続増配銘柄の基本的な特徴や投資するメリット・デメリット、選び方について解説していく。

連続増配銘柄とは

連続増配銘柄とは、1年間の1株あたりの配当金が持続的に増加している銘柄のことを指す。

特に米国は日本よりも長い年数にわたって配当を増やしている銘柄が多く、投資家からも大きな人気を集めている。

そもそも配当金は企業が収益を株主に還元する形で支払う金銭のことだ。

企業によって配当金に関する方針は異なっており、なかには支払われない企業もある。

配当を支払わない企業は事業投資による業績の向上などで株主に還元するという考え方もあるため、一概に配当金の有無が企業の良し悪しを判断する材料とはならない。

それでも定期的に支払われる配当は非常に魅力があり、年々金額が増えていく連続増配銘柄は投資先としておすすめできる。

メリットとデメリットを踏まえ、投資すべきかどうかを判断しよう。

連続増配銘柄に投資するメリット・デメリット

連続増配銘柄に投資するメリットとして主に以下の2点が挙げられる。

連続増配銘柄に投資するメリット
  • 優良銘柄が多い
  • 継続的な配当収入を期待できる

配当金は企業の収益から支払う仕組みとなっているため、連続して配当金を増やし続けるためには業績の安定性が重要なポイントとなる。

過去の不況や時代の変化に合わせながら堅調に業績を伸ばしてきた企業に投資できる点がメリットのひとつだ。

また、過去に増配を続けてきた銘柄は今後の配当金受け取りも期待できる。

中長期的に安定した配当収入を得られる可能性が高い点も連続増配銘柄の魅力と言えるだろう。

一方、以下のようなデメリットには注意が必要だ。

  • 成長株に比べると値上がりが期待しにくい
  • 増配がストップするリスクがある

株式投資には配当金によるリターン以外に、株価の上昇によって売却時に利益を得るという方法がある。

しかし連続増配銘柄は収益を株主に直接還元するケースが多く、事業成長に積極的な投資を行うというケースが少ない。

事業が伸びていかないと株価は上昇しにくいため、成長性が高い企業に比べると値上がりは期待できないと言えるだろう。

また、これまで増配していたからといって今後も必ず増配するとは限らない。

不景気や時代の変化に伴って業績が悪化した場合、配当が減らされたり、最悪の場合は配当が無くなったりする可能性がある。

増配に期待して投資している投資家も一定数存在するため、増配ができないと分かった途端に株価が急落するリスクもある。

メリットとデメリットを正しく認識し、連続増配銘柄を有効活用しよう。

連続増配株のおすすめ銘柄を判断する基準

連続増配銘柄は、証券会社のスクリーニング機能などを活用すると探し出せる。

スクリーニング機能とは、特定の条件を満たす銘柄を絞り込んで探し出す機能のことだ。

例えば、マネックス証券の「銘柄スカウター米国株」では連続増配している銘柄をスクリーニング機能で絞り込むことができる。

連続増配している銘柄をピックアップできるだけでなく、連続増配銘柄のなかで「配当利回りが一定以上」「自己資本比率が一定以上」などの絞り込みも可能だ。

自分に合った条件を追加しながら、最適な連続増配銘柄を選択しよう。

おすすめの連続増配米国株を紹介!

連続増配している米国株の銘柄のなかで以下の3つがおすすめだ。

  • スリーエム
  • コカ・コーラ
  • ジョンソン・エンド・ジョンソン

それぞれの特徴について解説していく。

なお、いずれの銘柄も2024年4月1日現在の内容となっている。

スリーエム

スリーエム【MMM】は世界最大規模の化学メーカーであり、日本でも「ポストイット」などの商品で知られる大企業である。

66年にわたる連続増配となっており、今後の連続増配にも期待が寄せられている。

売上の半数近くが南北アメリカ以外からのものとなっており、世界的に大きな影響力を持っていることが特徴だ。

業績の安定性が高く、継続的な株主還元を維持している点は投資家からも高く評価されている。

工場現場で用いられる製品が主力事業となっており、景気の悪化による需要の減少がリスクとして考えられる。

しかし消費者向けの製品やヘルスケア部門の製品など景気に左右されにくい事業も展開されており、不景気のなかでも一定の需要が見込める点が強みだ。

コカ・コーラ

コカ・コーラ【KO】は誰もが知る大手飲料メーカーであり、世界中で愛されるブランド力の高さが魅力の企業である。

連続増配年数は62年となっており、投資の神様と呼ばれる著名投資家ウォーレン・バフェット氏も長期保有している銘柄だ。

コカ・コーラの製品は世界200カ国以上の国や地域で展開されており、高いブランド力によって消費者から人気を集めている。

飲料は景気変動によって需要が落ち込む可能性が低く、安定した収益を期待できる点も魅力だ。

また、時代の変化に合わせて低カロリーな商品を販売するといった商品展開も行なっており、今後も持続的な成長を望める。

中長期的に安定した配当を受け取れる魅力的な銘柄となるだろう。

ジョンソン・エンド・ジョンソン

ジョンソン・エンド・ジョンソン【JNJ】は世界的に製品を展開する総合ヘルスケア大手の企業だ。

61年連続増配となっており、配当利回りも3%に近い水準をキープできている点が大きな魅力として挙げられる。

ジョンソン・エンド・ジョンソンは、医薬品部門・医療機器部門・コンシューマー部門の3つの部門で構成されていた。

コンシューマー部門では日本でもよく知られる「バンドエイド」やスキンケア用品が主力製品となっていたが、2023年に新会社として分離されている。

医薬品部門・医療機器部門はいずれも世界的な人口増加や先進国による高齢化の恩恵を受けられるため、今後の事業成長も期待される。

継続的な連続増配と株価の安定成長を期待できる銘柄と言えるだろう。

連続増配米国株への投資を成功させるおすすめの方法

投資した米国株が連続増配を続けていけば、年々受け取れる配当金は増えていく。

配当金をどのように活用するかという点は資産形成において重要なポイントとなるため、有意義な使い道を検討しておくことが大切だ。

ここでは、米国株投資の配当金にかかる税金の仕組みや税負担を軽減する方法、効果的な配当金の活用法について解説していく。

連続増配米国株への投資は税金に注意

米国株の配当金については、米国と日本国内の両方で税金がかかる仕組みとなっている。

まず米国で10%の税金がかかり、課税後の配当金に対して日本国内の20.315%の税金が引かれるという流れだ。

例えば日本円換算で10万円の配当金が支払われた場合、まずは米国で10%(1万円)が課税されて9万円が残る。

そこに20.315%(18,283円)が国内で課税され、結果的に受け取れる金額は71,717円となる。

特定口座(源泉徴収あり)を利用している場合はいずれも源泉徴収されるため確定申告は原則として不要だが、「外国税額控除」を利用するためには確定申告が必要だ。

外国税額控除とは、米国と日本の二重課税を防ぐために設けられている制度であり、確定申告によって米国で支払われた税金を所得税・住民税から控除できる。

特定口座や一般口座で米国株に投資をし、配当金を受け取る場合は確定申告を行うことを推奨する。

米国株投資にかかる税金を軽減する方法

税金の負担を抑えて配当金を受け取る方法に「NISA制度の利用」も挙げられる。

NISA制度とは投資で得た利益が非課税となる制度であり、税負担を抑えて配当金を受け取れる点がメリットだ。

2024年からはNISA制度が新しくなり、非課税上限額の引き上げによってさらに魅力的な制度となった。

株式については年間240万円・総枠で1,200万円まで非課税となる「成長投資枠」で投資可能となっており、かなり税金の負担を軽減できる。

また、非課税期間の無期限化によって長期的に非課税の恩恵を受けながら投資を行えるようになった。

年々受け取れる配当金が増加していく連続増配銘柄とも相性が良いと言えるだろう。

ただし米国株の場合、NISA制度で非課税となるのは譲渡益にかかる税金と国内の配当課税のみである。

米国内で課される10%の税金は非課税とならない。

また、NISA口座では米国と日本の二重課税とならないため、外国税額控除の適用も受けられない点に注意が必要だ。

連続増配米国株の配当金を再投資する

配当金の有意義な使い道を検討しているのであれば、再投資することをおすすめする。

配当金の再投資を続けていけば「複利効果」によって資産が効率的に増えていき、受け取れる配当金も増えていく。

複利効果とは、投資の利益を元本に加えて再投資することで利益が利益を生む仕組みのことを指す。

少しずつ元本が膨らんでいくことで得られる利益も増え、さらにその利益を再投資することで元本が増えるという好循環が生まれる。

資産が雪だるま式に増えていき、得られる利益も大きくなっていくのだ。

連続増配銘柄であれば、長期的に投資を続けることで企業から支払われる配当金も年々増加する。

複利効果と組み合わせることでより効果は大きくなり、資産成長速度も加速する。

投資の効率化を目指すのであれば配当金は使わずに再投資に回し、複利効果を最大化させると良いだろう。

連続増配米国株のおすすめ銘柄や運用法は誰に相談するべき?

自分に合った米国株投資の戦略を立てたい方は、資産運用の専門家であるIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)への相談をおすすめする。

資産運用アドバイザーであるIFAは、金融機関から独立した立場で顧客に投資助言を行うことが特徴の専門家だ。

ここでは、米国株投資において専門家に相談すべき理由やIFAに相談するメリット、IFA検索サービス「資産運用ナビ」の特徴について解説していく。

あなたの資産運用をサポートするパートナーを探し出し、最適な投資プランで資産運用を成功させよう。

米国株投資における専門家の重要性

米国株投資において専門家に相談すべき理由として「最適な投資プランで運用を始められる」という点が挙げられる。

自分にぴったりの投資戦略でスムーズに資産運用をスタートできるため、効率的な資産成長を目指せるだろう。

投資を始める際、適切な投資先を見極めた上で資産配分を決定し、運用期間や投資金額などを考えなければならない。

投資戦略の最適解は運用目的や資産状況、年齢、投資経験などによって異なるため、自分に合った戦略をカスタマイズする必要がある。

ただでさえハードルが高い上に米国株は日本株に比べて情報収集が難しく、適切な投資判断を行うことが容易ではない。

資産運用の専門家であれば、あなたの運用目的や資産状況を踏まえた上での最適な戦略を提案できる。

もちろん米国株に関して精通しているアドバイザーも存在するため、自分に合った米国株を選定してもらうことも可能だ。

「投資を始めたいが不安が多い」「自分にぴったりの米国株を知りたい」と考えている方は、ぜひこの機会に資産運用の専門家に相談することを検討してみよう。

IFAの役割とメリット

資産運用の専門家のなかでもIFAを推奨する理由として以下の3点が挙げられる。

IFAの役割とメリット
  • 中立な立場からの投資助言を受けられる
  • 高い専門性を有するアドバイザーが多い
  • 長期的なサポートを受けられる

IFAは金融機関から独立した立場となっており、中立な目線から投資助言を行える。

特定の商品を推奨するような方針・ノルマが設けられないため、手数料が高い商品などを提案される心配がない。

本当に自分に合った商品の提案を受けられる点がIFAの魅力だ。

また、銀行や証券会社などの金融機関で経験を積んだ上でIFAに転身するというケースが多いことも特徴として挙げられる。

金融業界を長く経験し、高い専門性を持ったアドバイザーが多いため、相談先として安心できるだろう。

そして、IFAには原則として転勤や異動といった制度がないため、同じ担当者が長期的にサポートしてくれる。

連続増配銘柄などの中長期的な視点での運用が推奨される投資先についても安心して相談可能だ。

「高度な専門性を有するアドバイザーから中立な目線で長期的にサポートしてもらえる」という点がIFAの魅力となっている。

米国株をはじめとした資産運用の悩みはIFAに相談し、解決に導いてもらうと良いだろう。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」

「資産運用ナビ」では、あなたに最適なIFAを無料で紹介するサービスを提供している。

たった60秒あなたの希望する条件をフォームに入力するだけで、資産状況や運用目的にマッチしたIFAを全国のデータベースから抽出して紹介を行うサービスだ。

紹介されたIFAのプロフィールは事前に確認できるため、経歴や得意分野を把握した上で気になるIFAを選択できる。

そのまま面談の申し込みも可能となっており、スムーズにIFAとマッチングできることが特徴だ。

IFAの紹介はもちろん、相談も原則として無料で対応している。

初回面談は何人でも無料となっているため、納得できる相談先をじっくり探すこともできる。

相談は全国47都道府県どこでも対応しており、面談もWEB・対面を自由に選択可能だ。

気軽にIFAに相談できることが特徴となっているため、ぜひこの機会に「資産運用ナビ」を活用して自分に合う相談先を探してみよう。

あなたにおすすめの連続増配米国株を見つけよう

米国株の連続増配銘柄は優良企業が多く、継続的な配当収入を期待できる。

受け取る配当金の税金の仕組みや再投資による複利効果を正しく理解し、効果的な資産運用を実践していくことが大切だ。

また、本記事では連続増配しているおすすめ銘柄を紹介したが、ベストな投資先は個人の資産状況や運用目的によって異なる。

資産運用の専門家に相談し、自分に合った投資戦略を提案してもらうと良いだろう。

特に、IFAは中立な立場からあなたにぴったりの投資助言を中長期的に提供してくれる存在だ。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」を活用し、あなたに合ったIFAを探してみてはいかがだろうか。

米国株の連続増配株のおすすめに関するQ&A

連続増配している米国株のうち、おすすめの銘柄はどれですか?

連続増配している米国株のなかでおすすめの銘柄は以下の3つだ。

  • スリーエム
  • コカ・コーラ
  • ジョンソン・エンド・ジョンソン

いずれも2024年4月1日現在で60年以上にわたって増配を続けており、今後も安定的な配当収入が期待される銘柄だ。

米国の連続増配企業への投資を検討しているのであれば、上記の3つをまず検討してみると良いだろう。

連続増配の米国株に投資するメリットとデメリットは何ですか?

連続増配銘柄に投資するメリットとして主に以下の2点が挙げられる。

  • 優良銘柄が多い
  • 継続的な配当収入を期待できる

増配を継続できるだけの安定した業績を維持している優良企業が多く、今後の配当収入への期待も高い点が連続増配銘柄に投資するメリットだ。

一方で以下のようなデメリットも存在する。

  • 成長株に比べると値上がりが期待しにくい
  • 増配がストップするリスクがある

収益を積極的に事業投資に回す成長企業に比べると、連続増配銘柄は株価の上昇によるリターンは期待しにくい。

また、増配が維持できなくなったときに株価が下落するリスクがある。

メリットとデメリットを正しく理解した上で連続増配銘柄に投資を行おう。

米国株の配当金を受け取る時の注意点を教えてください

一般口座や特定口座で米国株を保有している場合、配当金は米国と日本のそれぞれで課税される「二重課税」の状態となってしまう点に注意が必要だ。

確定申告を行って「外国税額控除」を適用することで、米国に支払われた税金は控除可能となる。

また、NISA口座内で米国株に投資する場合、配当金に対して日本国内の税金はかからないが米国の分は課税される。

そしてNISA制度を利用したときには外国税額控除を適用できない点にも注意しておこう。

連続増配中の米国株の選定基準にはどのようなものがありますか?

連続増配中の米国株を選ぶときには、株価の推移も調べておこう。

株価が継続的に下落している銘柄を所有すれば、結果的に自己資産は目減りしていくことになる。

次に、配当性向についても確認しておこう。

配当性向は「1株あたりの配当金÷1株あたりの当期純利益×100」で算出されるため、利益に見合わない配当をする銘柄は高くなる。

業績の悪い企業が株価を維持するために、敢えて配当を高くする場合もある。

なかには配当金を捻出するために借入、あるいは企業の資産を切り崩す企業もある。

そのような企業は、やがて財務的に限界を迎えて配当が困難になり、破綻リスクすら抱えてしまうこともある。

連続増配中の米国株に投資するメリットを具体的な数値や事例を交えて教えてください。

例えばスリーエムに、2012年6月1日に投資したとする。

株価は、現在までの約12年間で21.74%上昇した。

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 2012年6月1日終値2024年6月7日終値上昇率
株価82.85ドル100.86ドル21.74%
出典:Yahoo!ファイナンス「スリーエム:時系列」

その一方、約12年の間で、配当金の累計額は1株あたり56.85ドルとなる(2024年6月7日時点)

仮に100株(8,285ドル分)購入していたならば、配当金は5,685ドル(約891,027円)になる。

※円換算に利用した円/ドルレートは156.733円/ドル(2024年6月7日終値)

このように連続増配中の米国株に投資すれば、株価の上昇と配当金、両方のメリットが得られる。

連続増配中の米国株に投資することにリスクはありませんか?

連続増配中であっても、米国株に投資する場合には、為替リスクがある。

増配を続けていても、急激に円高が進めば、実入りは少なくなってしまう。

例えば、1ドル150円のときに、2ドル(300円分)の配当があったとする。

その後に2.2ドルに増配したとしても、1ドル130円まで円高になれば、286円しか得られない。

このため円高のときには、日本円に換えることを控えて、円安時にまとめて日本円に換えるようにしよう。

連続増配中の米国株の中で、成長が見込まれる新興市場のおすすめ銘柄はありますか?

米国の新興市場であるNASDAQに上場している銘柄のなかで、ペプシコは52年間連続増配を続けている。

ペプシコは、ペプシコーラなどの清涼飲料メーカーの印象が強いが、実態は食品メーカーだ。

紅茶のリプトンブランド製品を展開し、菓子部門では世界最大のスナックメーカーであるフリトレーが高い営業利益を稼いでいる。

NASDAQ100指数の構成比率でも、上位13位に位置し、NASDAQ市場を牽引している銘柄ともいえる(2023年12月末時点)。

ペプシコは、2020年に南アフリカの大手食品メーカーであるパイオニアフーズを買収し、2024年にはベトナム工場に4億ドルの追加投資を発表した。

これ以外にも新興国への事業展開を進めており、新興国の経済成長により購買力が高まれば、今後も増配が見込めるだろう。

連続増配中の米国株に投資するなら、どのような資産配分がおすすめですか?

連続増配中の米国株を、自分のポートフォリオにどのように組み込むかは、年齢やライフスタイルによっても異なる。

配当金を年金と同じように、定年後の収入として期待するのであれば、資産のなかの比率を高めるべきだろう。

例えば、資産のなかで安定資産を、年齢と同じパーセンテージとする(60歳ならば60%、70歳ならば70%)

その安定資産のなかの半分を債券とし、残り半分を連続増配中の米国株とするのも一考だろう(60歳ならば30%、70歳ならば35%)

景気に左右されない企業の株式が多いため、破綻する危険性は少ないが、資産拡大は期待できないことは留意しておこう。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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