1. ホーム
  2. 資産運用・資産管理
  3. 【資産運用の始め方】ファンドに関する基礎知識を徹底解説

【資産運用の始め方】ファンドに関する基礎知識を徹底解説

この記事で解決できるお悩み
  • これから資産運用を始めたい
  • 資産運用とファンド選択の基本的な知識を身につけたい
  • ファンド選択の基準がわからない

投資信託は、運用の専門家が適切な運用先を選び投資をするため、初心者でも安心だ。しかし、多くファンドがあり、どれを選べば良いか悩む人も多い。

この記事では、資産運用の始め方、ファンドの選び方、それらの知識を活用して具体的な投資計画を立てる方法を解説する。ファンドの基本的な知識や見るべき数字、チェックポイントも記したので参考にしてほしい。

ファンド選択の基準を押さえ、選ぶべき商品を明確にし、投資成功への第一歩を踏み出していこう。

目次

資産運用の始め方とは

資産運用の始め方 資産運用ナビコラム

まずは、資産運用で知っておきたいことや準備するべきことを説明する。

目標の設定とリスク許容度の理解

資産運用を始める際、まずは運用の目的と目標金額を定めよう。何のための資金なのか、それはいくら必要なのかが明確になれば、投資のゴールが見えてくる。

次に、「リスク許容度」を設定する。どの程度の損失までなら受け入れられるのか把握しないまま資産運用を始めてしまうと、期待どおりのリターンを得られなかったり、生活に影響を及ぼす損失を被ったりすることがある。

リスク許容度は、資産状況や投資可能期間、投資経験などの要素で決まり、人によって異なる。

資産運用の基本的なメカニズム

投資の仕組みを確認しよう。

株や投資信託、国債を買うというのは、企業や国がより良い事業をできるよう、資金を提供するということだ。

企業・国は集めた資金を元に成長し、利益を投資家に還元する。その利益で資産を増やしていくのが投資である。

投資は自分の資産を増やすだけではなく、企業や国の活動資金となる。投資資金によって質の高い商品やサービスを実現できる社会的な意義も大きい。

資産クラスの理解とポートフォリオの構築

資産クラスとは、投資種類のことで「国内株式」「海外株式」「債券」「リート(不動産)」「コモディティ(金など)」などに分けられる。

資産運用では、全体の収益を決定づける要素として資産クラスの配分が重視されており、運用方針に応じてバランスを整えていく。

ポートフォリオ設計とは、資産クラスの決定後、どんな商品配分で投資を行うか決めることだ。例えば、株式の部分は個別株の〇〇と投資信託の〇〇ファンドといったように、具体的な商品を組み込んでいく。

ファンドとは

ファンドとは 資産運用ナビコラム

ここではファンドの概要やメリット、注意点について解説する。

ファンドの仕組み

ファンドとは、資金を集めて投資をする仕組みや組織のことだが、主に投資信託を指すことが多い。

投資信託は、投資家から集めた資金をまとめ、運用の専門家が運用する商品だ。基準価格の上昇や利益を生むことで、売却益や分配金が還元される。

運用のプロが投資先を選定し、最適なタイミングで売買し利益を追求するため、手間なく安心して投資ができる。

投資金額は1万円程度で、投資初心者でも気軽に運用を始められる。

ファンド投資のメリット

ファンド投資の2つのメリットを挙げる。

  • 分散投資

投資先を複数に分けることを「分配投資」といい、リスク軽減の代表的な手法とされている。

ファンドには、さまざまな投資先や銘柄が複数組み込まれている。1つの商品を選ぶことで、自然と分配投資ができ、簡単にリスク対策が叶う。

  • ドルコスト平均法

一定額を定期的に購入することで、取得金額を平準化させる方法を「ドルコスト平均法」という。ファンド投資では、積立投信を続ければドルコスト平均法が実現する。

タイミングに迷うことなく続けることで自然と基準価格の振れ幅が小さくなり、よりリスクに強い投資ができる。

初心者にファンドをおすすめする理由と注意点

ファンドは、少額で始められ投資の専門家が運用を行うため、投資の第一歩として最適である。

中には、つみたてNISAを利用できるものがあり、これは金融庁が認めた商品が対象だ。

注意すべきは手数料が設定されている点だ。購入時や運用中、解約時にコストがかかることに気を付けてほしい。ファンド購入前に手数料がどれぐらいになるのかの確認も欠かせない。

ファンド選択の原則

ファンド選択の原則 資産運用ナビコラム

ファンドの選び方について、3つのポイントにまとめたので参考にしてほしい。

ファンド選択の基本的な考え方

膨大な数のファンドの中からより良いものを選ぶには、まずその商品が「何に投資するのか」「どんな運用方法なのか」に注目したい。

「何に投資するか」は投資種類の配分を見ていく。投資する資産が株式中心なら値上がり益が期待でき、債券が多いなら安定的な運用が期待できる。

「どんな運用方法なのか」は2種類の運用方針のうち、どちらに当てはまるのか確認する。

  • パッシブ運用
    • 日経平均など経済指標に合わせた平均的なリターンを狙う。インデックス運用ともいう
  • アクティブ運用
    • 経済指標を上回る成果を目指し積極的な運用を行う

重要なファンドの指標とその解釈

ファンド選びで注目しておきたい指標がある。これらは各商品の目論見書で確認できる。

騰落率

一定期間の間にどの程度の値動きの幅があったかを示すもの。幅が大きいほど価格が安定せずリスクが高いと言える。長期運用であれば直近の数字ではなく、設定来や長期の数字が参考になる。

分配金

分配金は、基準価格が元本割れしていても支払われる。高額の分配金が出ていても、資産が目減りしていることもあるため、騰落率と共に確認が必要である。

シャープレシオ

リスクの大きさに対してリターンをどのくらい上げられたかを表す指数。数字が大きければ、小さい値動きで大きなリターンを出し、運用効率が良い銘柄だと判断できる。

ファンド選択のためのチェックリスト

適切なファンドを選ぶ際に参考にしてほしい項目は以下の通りだ。

何に投資するか投資種類、投資先それぞれの配分を見る
どんな運用方法なのかパッシブ運用かアクティブ運用を確認する
過去のリターン直近だけではなく長期の推移にも注目する
手数料ファンドによって異なるため比較する
信託期間の有無長期運用できるものが望ましい
純資産額金額が大きいほど運用効率が良い
分配金の仕組み分配型か再投資型、分配頻度は年何回か確認する

資産運用のパートナー

資産運用のパートナー 資産運用ナビコラム

ファンドは、プロのサポートを受けながら選ぶこともできる。その方法を紹介する。

IFAとは何か、何を提供できるか

IFA (資産アドバイザー)は独立系ファイナンシャルアドバイザーと呼ばれる金融知識を豊富に持つプロだ。

特定の金融機関に所属していないため、営業ノルマや販売企画のしがらみなどがない。中立的な立場で顧客に運用プランの提案を行う点が特徴である。

数あるファンドを証券会社の垣根を超えて扱えるため、豊富な商品の中からひとりひとりに合った組み合わせを提案できる。一貫したサポートが可能なため、顧客は商品を選択したのち、そのまま購入手続きが可能だ。

IFAが投資家のためにできること

ファンドの選定にあたって重要な運用目標やリスク許容度の設定も、IFAに相談することでより正しい判断ができる。その上で、豊富な商品種類の中から、最適な商品の情報を余すことなく得た上で、検討することが可能だ。

運用開始後のフォローも手厚い。IFAは、一般的な金融機関とは異なり異動や転勤がなく、同じ担当者が対応できる。長期に渡って信頼関係を築き、個々の事情を熟知してもらえるのは大きなメリットといえるだろう。

IFAを活用するための最初の一歩

「何を選べばいいか迷う」、「良いファンドが知りたい」その様なファンド選びを、万全の体制でサポートできるのがIFAだ。

また、ファンド運用に関わる税制メリットとして、NISAやiDeCoがある。その活用の仕方についても解説をうけながら対策をすることができる。2024年の制度変更の解説や最適化にも対応可能だ。

相談は原則無料で行っている。低コストで安心のファンド運用を始めるためにも、IFAのアドバイスを一度活用してみてはいかがだろうか。また、IFAは、アドバイザーナビ社などが提供するIFA検索プラットフォーム「資産運用ナビ」などで探すことが可能である。

まとめ

まとめ 資産運用ナビコラム

本記事では、資産運用の始め方、ファンドに関する基礎、それらの知識を活用して具体的な投資計画を立てる方法を解説した。

資産運用を始める際には、リスク管理の仕方や指標の捉え方など専門的な知識が必要だ。それをひとつひとつ学ぶには時間や手間がかかる。

資産運用を始めるなら、IFAに相談することにより、一人で行うよりも効率良く運用することができる。

IFAと共に投資計画を立てることで、適切な投資額の設定や投資戦略の策定がより具体的になり、投資の成功率を高めることが可能になるだろう。

資産運用で失敗したくない方は、最初の準備や対策が重要だ。投資を始める前に「資産運用ナビ」を活用し、以下のボタンから無料相談に申し込んでみてほしい。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

・本サイト「資産運用ナビ」はアドバイザーナビ株式会社が運営しております。
・本サイトに掲載される情報に関しては、最大限の注意を払っておりますが、金利、手数料、その他商品情報の完全な正確性や信頼性を保証するものではありません。
・本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

目次