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貯金より投資をする意味とは?2つの決定的な違いを解説

投資コラムや投資セミナーの情報を見ていると、「貯金より投資をするべきだ」や、「国家が貯金ではなく、国民に投資をする方針を立てている」といった情報を見ることがある。

なぜ、お金が着実にたまっていく貯金ではだめなのだろうか。

 実際に、投資をしてみると、貯金と投資ではその目的が大きく違うことがわかる。

今回は、貯金ではなく投資をする意味とは、どのようなものなのか、2つの決定的な違いやおすすめの投資の始め方についてわかりやすく解説していく。

目次

なぜ貯金ではなく投資なの?

なぜ貯金ではなく投資なの? 資産運用ナビ

子供のころ「どうなっても良いように貯金はしっかりとしておきなさい」と親からいわれた経験をもっている方は一定数いらっしゃるだろう。

しかし、子供のころに「貯金ではなく投資をしておきなさい」と教えられた方は少ないはずだ。

そのため、日本には投資を行う文化がなじんでおらず、今ひとつイメージがわかないといった状況だろう。

 まずは、貯金とは何なのか、投資との違いに触れながら、その意味について説明していく。

貯金・預金の違いとは?

「貯金」とは、お金を貯める行為全般を意味する言葉だ

そのため、貯金箱にお金を入れる、タンスにお金をしまっておくことは、すべて貯金に該当する。

そのため、子供から大人まで年齢問わずできるのが貯金なのだ。

 一方で、「預金」という言葉があるが、貯金とは何が違うのだろうか。


預金は、お金を金融機関に預けることをいう。そのため、楽天銀行やゆうちょ銀行などにお金を預けることは預金となる。

預金は、貯金と違って、口座開設ができなければ実践できない。

投資と預金の決定的な違いとは?

投資とは、将来が期待できる投資先に長期間にわたって資金を投じることである。

そのため、貯金や預金と違って、多少のリスクがあっても、将来的な利益を考えて自己資金を投じる行為といえる。

 たとえば、日本株式や投資信託、債券などの金融商品を買うことは投資に該当する行為となる。

投資商品の多くは、元本保証ではないケースが多い。つまり、今よりもマイナスになってしまう可能性があるということだ。

 しかし、投資による資産形成の仕方を学ぶことで、貯金するよりも効率良く資産を増やしていける

そのため、貯金よりも投資をすべきという声をよく見聞きするというわけだ。

投資対象となるたくさんの金融商品

将来の子供の成長を考えて子供の教育にお金を使うことは、投資行為に該当する。

しかし、一般的な投資となると、投資家はどのようなものに投資することになるのだろうか。次に、投資対象となる金融商品を紹介する。

株式投資株式を買って売買・配当金で利益を得る
投資信託資産運用のプロに運用を委託し、そこから利益を得る
債券投資会社の社債や国家の国債などを売買して利益を得る
不動産投資不動産を買って売買益や家賃収入を得る
外貨投資FXで利益を得る

このように投資といっても、その種類や特徴は多種多様である。そのため、自分に合った投資選びをしなければ、リスクが高まるため注意が必要だ。

「投資は危険!」といわれる2つの理由

「投資は危険!」といわれる2つの理由   資産運用ナビコラム

今よりも資産を増やすには、貯金よりも投資をする必要がある。

しかし、インターネットを見ていると「投資は危険だ!」や「投資なんてやめておいたほうが良い!」といった情報がたくさん見つかる。

なぜ、そのようなことがいわれるのだろうか。その理由は、大きく2つ存在する。

失敗した人の情報発信は、目立つから

投資で失敗した人は、上手くいった人よりも積極的に情報発信を行っている。

たとえば、「私は、〜の商品で100万円のマイナスだった」「1日で50万円のマイナスだった。投資しなければよかった。」といった情報発信は、非常に目立つ。

 そして、人間はプラスになった情報よりもマイナスになった情報を、非常に気にする傾向がある。

そのため、投資は危険な行為という認識が広がっているということだ。最近は、YouTuberがそういった情報を発信していることもある。

元本割れでマイナスになるリスクがあるから

投資は、貯金とは違って元本保証ではない

そのため、投資方法やタイミングによっては、元本割れしてマイナスになってしまうことがある。

たとえば、株式は元本割れしながら数%ずつ右肩上がりに成長を続けている。

そのため、タイミングによっては、大きくマイナスになる月が存在するが、ある程度の時間が経過すれば、プラスに転じる可能性も高いのだ。

そういったことを知らない人は、マイナスになった時点で「これ以上のマイナスは耐えられない!」と考え、売ってしまう。

これにより、売買益を得ることなくマイナスで退場することになる。

投資は、元本よりも下がり、マイナスになるリスクが伴うが、どのような傾向があるのかわかっていれば、決して恐れる必要はない。

マイナスになったタイミングで、本業に集中していれば、いずれプラスになる可能性はある。

貯金ではなく、小額投資で市場の勉強を行おう!

貯金ではなく、小額投資で市場の勉強を行おう! 資産運用ナビコラム

貯金ではなく、投資をするべきといわれても投資経験がないと少し勇気がいるという方もいるだろう。

それなら、小額投資から行って市場について勉強してみると、投資に早く慣れることができるかもしれない。

次に、小額投資とは、どのような投資方法なのか、資金の目安について説明していく。

 少額投資とは?

少額投資とは、小さい資金を準備し、金融商品を買うことだ。そのため、大きく稼ぐことはできないが、金融商品を買うという経験ができるため、投資初心者の勉強にぴったりなのだ。

 決して大きな金額を投資するわけではないため、リスクは非常に小さく、何百万とマイナスになることはない。

ただし、実際のお金を使うため、大きなお金を使う前の予行演習だと思っておこう。

 小額投資の資金の目安

一般的に、少額投資で使われる資金の目安は、1万円から10万円以内である。投資商品によっては、数百円で買えるものも存在するが、一般的には数万円で実践していく投資方法といえる。

 少額でも得られる複利効果

投資は、長期的に行うことで複利効果が得られる。

複利効果とは、運用によって得られた利益を元本にプラスすることで、利益が次の利益を呼ぶ効果・仕組みのことだ。複利効果と投資期間は、非常に関係している。

投資期間が長いほど、複利効果は大きくなる。つまり、複利効果によって大きな利益を得ることができれば、元本割れのリスクを限りなくゼロにすることができる。

そのため、投資では、「売ったり買ったりを繰り返さずに、長期的に運用することが利益を増やし、退場しないポイントだ」といわれているが、これは複利効果によって実現できることなのだ。

まとめ

まとめ 資産運用ナビコラム

貯金ではなく投資をすれば、今以上に優れた資産形成が可能となる。

特に長期投資で利益を得ていく株式投資は、投資時間がなかなか準備できない方でも非常に取り組みやすい。

一度、積立設定をしておけば、自動的に積み立て投資ができる。

資産運用をやってみたいが、どの様にして運用して良いか悩んでいる人も多いだろう。

そんな時は、資産運用アドバイザーに相談をしてはいかがだろうか。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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