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【20代で始める不労所得5選】今から考えたいマネープラン

この記事で解決できるお悩み
  • 20代で収入の低さに悩んでいる
  • 20代で不労所得を得る方法を知りたい
  • 今後のマネープランに不安を抱いている

資産運用を始めるのは、将来的な経済的自由を実現するための重要な一歩である。

物価高が加速する現在、お金に関する悩みを抱えている20代も多いのではないだろうか。

将来のことを考えると、「早いうちから不労所得を得る仕組みを作りたい」と考えている人もいるだろう。

本記事では、20代から取り組める不労所得について紹介していく。

20代におすすめの資産運用について詳しく知りたい人は下記の記事を読んでほしい。

20代におすすめの資産運用について、効果的な投資戦略を分かりやすく解説している。

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目次

20代の平均所得・平均貯蓄はどれくらい?

社会に出て間もない20代は、十分な所得が得られていない人も多い。

国税庁の「令和3年分民間給与実態統計調査」によると、20代の平均所得は下記の通りだ。

20~24歳25~29歳
男性287万円404万円
女性249万円328万円
合計269万円371万円
出典:国税庁「令和3年分民間給与実態統計調査」 

20代前半では、平均所得が300万円を切る状況である。

給与で十分な生活費がまかなえないとなると、「副業や不労所得による収入が欲しい」と考えるのも仕方のないことだろう。

ちなみに、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」によると、20代の平均貯蓄額は185万円との結果が出ている。

しかし、その一方で「金融資産を保有していない」と回答した割合は40.6%にものぼり、約4割の人がまったく貯蓄ができていない状況となっている。

20代で不労所得を得る方法5選

20代で不労所得を得る方法として、次の5つが挙げられる。

  • 株式投資
  • 投資信託
  • 不動産投資
  • ブログ運営
  • 電子書籍の販売

それぞれくわしく解説していこう。

株式投資

配当金の活用

株式を保有していると、企業から配当金が支払われるケースがある。

定期的に得られる配当金を不労所得として狙っていく投資手法がおすすめだ。

株式はリスクが大きい投資先であるため、特定の銘柄ばかりに集中投資してしまうと大きな損失を抱える危険性が高い。

複数の銘柄に投資を行い、リスクを分散しながら配当金を受け取っていくように心掛けよう。

また、配当金狙いで投資をする場合は株価の下落はむしろ安く株式を買うチャンスとなる。

市場の変動で株価が下落したとき、業績の悪化や不祥事などでない限りは積極的に買っていくと良いだろう。

とはいえ、十分な配当を得るためには一定の元手資金が必要となる。

仮に5%の配当利回りの銘柄に投資しても、投資資金が10万円なら年間で5,000円の配当金しか受け取れない。

もちろん5,000円でも十分な収入ではあるが、「生活費の足しにする」と考えると物足りない水準だろう。

ETFの活用

20代で少額から投資を始めるのであれば、ETF(上場投資信託)の活用がおすすめだ。

ETFとは、金融商品取引所に上場する投資信託のことを指す。

日経平均株価などの特定の指数との連動を目指して運用され、手元資金が少額でも間接的に複数の銘柄に分散投資を行えることが特徴となっている。

ETFは分配金を得られる銘柄が多く、不労所得を目指す投資先として適している。

株式よりも少額で始めやすく、コツコツと分配金収入を増やしていくアプローチで運用すると良いだろう。

そして、ETFを選定する際には「コストの比較」と「市場・セクターの分散」を意識しておくと良い。

ETFは保有期間中に信託報酬というコストが引かれ続けるため、なるべく低コストで運用できる商品を選ぶことが重要だ。

加えて、ETFが投資対象としている市場・セクターを分散させることで、リスクを抑えながら安定的に分配金収入を得られる。

投資信託

投資信託にも株式と同様に、定期的に分配金を出す銘柄がある。

中には毎月分配金を出すものもあるため、そうした銘柄に投資することで不労所得を得ることが可能だ。

ただし、投資信託の分配金は預けた元本を削って受け取ることがある。

投資信託の分配金には「普通分配金」と「元本払戻金」の2種類があり、普通分配金は利益を受け取る分配金だが、元本払戻金は預けた元本を削って受け取る分配金だ。

口座に入る金額だけを確認すると普通分配金か元本払戻金か分からないため、「元本払戻金が続いたせいで、いつの間にか元本が減ってしまった」ということも珍しくない。

活用のポイント

投資信託を効果的に活用するためのポイントとして以下の3点を押さえておこう。

  • 長期投資を実践する
  • 低コストで運用できるインデックスファンドを活用する
  • 新NISAを利用する

まず、投資信託は短期的な目線で運用するのではなく、長期間にわたってじっくり運用を継続していくことが重要だ。

運用期間が長くなることでリターンの振れ幅が一定範囲内に収束し、リスクを抑えられる。

さらには利益が利益を生む「複利効果」の恩恵も受けられるため、長期投資を実践しよう。

また、商品を選ぶ際には低コストで運用できる「インデックスファンド」の活用がおすすめだ。

インデックスファンドは特定の指数に連動する成果を目指して運用される仕組みであるため、コストを抑えた運用が実現できる商品である。

長期間の投資ではコストの差が大きく開いていくため、コストが低いインデックスファンドを有効活用しよう。

そして、新NISA制度の活用も重要なポイントとなる。

新NISAとは、年間一定額までの投資で得た利益が非課税になる制度のことだ。

株式や投資信託が対象となっており、年間360万円、生涯で1,800万円までの投資が非課税となる。

なお、新NISA制度では「毎月分配型の投資信託」は制度の対象外となっている。

新NISAによる投資信託の運用で不労所得を目指す場合は、投資銘柄が制度の対象となっているかどうかも考慮しておこう。

不動産投資

不労所得と聞くと、不動産投資を思い浮かべる人も多いだろう。

定期的に家賃収入を得られる不動産投資は、人気の高い運用手法である。

しかし、初期投資にまとまった資金が必要となる不動産投資は、20代にはハードルが高いといえる。

十分な貯蓄がない状況では、金融機関から融資を受けることも難しいだろう。

REITの活用

資金が少ない20代でも始めやすい不動産投資の選択肢として、REIT(不動産投資信託)の活用を検討してみよう。

REITとは、投資家から集めた資金をもとに不動産投資を行い、得られた家賃収入や売却益を投資家に分配する仕組みの金融商品だ。

REITは複数の不動産で構成されるためリスクが分散されており、比較的リスクを抑えて不動産投資を行える。

銘柄によって投資対象となる物件の種類が異なるため、商品を上手く組み合わせてさまざまな不動産物件に投資するポートフォリオを構築すると良いだろう。

REITは入居者からの家賃を間接的に受け取ることができ、長期間にわたって定期的な収入を得られる。

自分で不動産物件を購入できない場合でも、REITを活用して不動産投資を実践しよう。

不動産クラウドファンディングの活用

不動産投資ではREIT以外におすすめなのが「不動産クラウドファンディング」である。

不動産クラウドファンディングとは「不動産小口化商品」と呼ばれるもので、1万円程度から申し込める不動産投資だ。

不動産クラウドファンディングでは定期的に配当が受け取れるため、不労所得を得る方法としても注目を集めている。

少額から投資できるので、まずは無理のない範囲で始めてみるとよいだろう。

投資先の不動産クラウドファンディングを選ぶ基準として以下の2点を比較しておこう。

  • 案件がどの程度供給されているか
  • どういった運用を目指しているか

まず、運営元がどの程度の投資案件を供給しているかという点を確認しよう。

案件数が少ないと自分に合った投資先が見つからなかったり、安定した運用が行われなかったりするリスクがある。

ある程度の投資案件が提供されているサービスを利用し、案件を比較しよう。

また、対象の案件が家賃収入と物件の売却益のどちらを重視しているのかを確認しておくと良い。

家賃収入を目指している場合は中長期的に安定したリターンが期待できる一方、売却益を目指している場合は短期的なリターンを狙える。

不労所得を目指して投資するのであれば、家賃収入を重視した不動産クラウドファンディングがおすすめだ。

ブログ運営・電子書籍の販売

資産運用以外で不労所得を得る方法として、ブログ運営や電子書籍の販売といった方法が挙げられる。

いずれも最初に労力をかけることで、上手く行くと継続的な収益を得られる可能性がある方法だ。

ブログ運営では広告表示による収益やアフィリエイト収益などが得られ、電子書籍は売上の一部が得られる。

比較的個人でもチャレンジしやすい副業と言えるため、将来的な不労所得を目指して始めてみても良いだろう。

不労所得を目指す20代は運用相談を誰にするべきか?

20代では、今後の人生におけるマネープランを立てることが大切だ。

将来に対するぼんやりとした不安も、しっかりとマネープランを立てることで解消されることがある。

とはいえ、何十年も先のお金事情はいまいちピンとこないことも多いかもしれない。

より具体的なマネープランを立てるためには、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)へ相談することがおすすめだ。

ここからは、IFAの概要や利用の流れについて紹介していこう。

資産運用を専門家に相談すべき理由

20代がマネープランの作成や不労所得を得るための資産運用について専門家に相談すべき理由は「最適な運用が個人によって異なるため」である。

自分にぴったりの投資戦略で資産を運用するためにも、専門家の力を借りることが大切だ。

近年、インターネット・SNSでも容易に投資関連の情報にアクセスでき、個人で投資を始める人も増えている。

しかしインターネット等で得られる情報はあくまでも「一般的におすすめ」の情報であり、あなたの状況を考慮したものではない。

専門家に相談を行えば、あなたの資産状況や運用目的、リスク許容度をなどを考慮し、最適化された投資戦略を提案する。

些細な疑問もすぐに質問でき、納得した状態で資産運用に取り組めるだろう。

自身の状況に合った最適な投資プランを練るためにも、専門家に相談して助言を受けることを検討しよう。

IFAとは?

IFAとは金融アドバイザーの一種で、ライフプランニング形成のサポートや資産運用のアドバイスを行う人のことである。

IFAが取り扱う業務は、主に次の通りだ。

  • 金融商品の提案・販売
  • ライフプランニング形成のサポート
  • ポートフォリオの見直し
  • 相続対策
  • 不動産投資の仲介 など

IFAは多岐に渡る業務を取り扱っているため、お金に関するさまざまな相談ができるメリットがある。

また、IFAは金融機関の職員ではないため、ノルマ営業に付き合う心配もない。

利用者のニーズをしっかりとヒアリングしたうえで必要な商品だけを提案してくれるので、初めて資産運用に取り組む20代でも安心して相談できる。

IFAの選び方と探し方

自分に合うIFAを選ぶポイントとして以下の2点を比較しよう。

  • 経歴・得意分野
  • 抱えている顧客層

まず、担当のIFAが「どういった経歴で何を得意としているか」を確認しておこう。

IFAは銀行や証券会社、保険会社、不動産会社などを経験しているケースが多く、出身によって得意としている分野も異なる。

自分が相談したい内容に強みを持つIFAを選ぼう。

また、抱えている顧客層も重要なチェック項目となる。

自分と似たような属性の顧客を抱えるIFAの方がより的確なアドバイスを得られるためだ。

相談に進む前にメインで抱える顧客層を確認しておこう。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」では、あなたにぴったりのIFAを無料で紹介するサービスを提供している。

各IFAのプロフィールが公開されており、事前に経歴や得意分野、メインの顧客層などをチェックの上で面談に進めるため、自分に合うIFAを探すことが可能だ。

ぜひこの機会に「資産運用ナビ」を活用し、信頼できるIFAに資産運用の相談をしてみよう。

不労所得を目指す20代はIFAと一緒に資産形成に取り組もう

本記事で紹介したように、20代でも不労所得を得る方法は多くある。

まずは、今後のマネープランをしっかりと立てたうえで、「自分に合った不労所得はどれか」ということを考えてみよう。

マネープランを立てるときは、IFAに相談することもおすすめだ。金融のプロに相談しながら長期のマネープランを立てられるので、若いうちからしっかりと将来を見据えた貯蓄に取り組める。

お金に困らない人生にするためにも、ぜひIFAと一緒に資産形成について考えてみよう。

当サイト「資産運用ナビ」では、全国各地のIFAを検索できるサービスを提供している。

ご相談内容や利用地域に応じてピッタリのIFAをご紹介するので、気軽に相談してほしい。

20代の不労所得に関するQ&A

資金が少ない20代が不労所得を得るために取るべき具体的なステップは何ですか?

20代のうちに不労所得を得たいのであれば、以下の手順で投資を始めよう。

  1. 生活費の半年分ほどの貯蓄を確保する
  2. 証券会社に口座を開設する
  3. 余剰資金で株式や投資信託、REITなどの資産を買い付ける

最初は投資額が少ないため、得られる不労所得もわずかな金額となる。

しかしコツコツと資産を買い付けていくことで少しずつ不労所得も大きくなっていくため、モチベーションを維持しながら投資を継続していこう。

不労所得を実現した20代の成功事例を教えてください。

20代で不労所得のみでの生活を送るケースは少ないが、不労所得を得ている事例自体は少なからず存在する。

株式による配当金を得ていたり、不動産投資で家賃収入を得ていたりといったパターンだ。

また、ブログの広告収益や電子書籍販売による売上などで不労所得を実現しているケースもある。

いずれも行動を起こすことで不労所得を得られるチャンスがあるため、少しずつ始めてみると良いだろう。

自分に合った不労所得手段を選択するための基準には何がありますか?

自分に合った不労所得手段を選ぶためには、以下の2つの基準を押さえておくと良い。

  • リスク許容度
  • 資産状況

まず、自分がどの程度のリスクを許容して投資を行えるのかという点を明確にしておこう。

ある程度のリスクを許容できる場合は比較的リスクが大きい株式、なるべくリスクを抑えたいのであればETFや投資信託などが選択肢として視野に入る。

また、資産状況によっても選択する手段が変わってくる。

資産状況に余裕がある場合は不動産物件を購入して家賃収入を得る方法が向いているが、十分な貯蓄がない場合はETFやREITなどの少額で投資を始められる手段を選ぶと良い。

各不労所得手段で実際に収入を得るまでにはどのくらいの時間がかかりますか?

株式やETF、投資信託などは決算のタイミングで配当金・分配金が支払われる。

決算の頻度にもよるが、長くとも半年程度で収入自体は得られるようになるだろう。

不動産物件を購入した場合、入居者が入ってから家賃が支払われる。

実際に収入を得るまで数ヶ月から半年以上かかる可能性もあるため、計画的に準備を進めていくことが大切だ。

不労所得を得た際、考慮すべき税金の種類と節税対策にはどのようなものがありますか?

株式やETF、投資信託などの配当金・分配金は20.315%の所得税・住民税・復興特別所得税がかかる。

配当金や分配金の税金は源泉徴収されるため、基本的には確定申告は必要ない。

なお、税金の負担を軽減させたいのであればNISAの活用がおすすめだ。

NISAは年間360万円、生涯で1,800万円までの非課税投資枠が与えられ、枠内で投資した株式やETF、投資信託の利益が非課税となる制度である。

およそ20%の税金が引かれずに配当金・分配金が得られるため、不労所得を目指す場合はNISAを活用しよう。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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