- 60歳の退職金運用について知りたい
- ETFの運用方法について知りたい
- ポートフォリオの作成方法について知りたい
最近は、「そろそろ退職を迎えます!」という方や「まとまった退職金を受け取ります!」という方が退職金を使って資産運用を始めるケースが増えている。
また、資産運用自体を60歳から始められる方もたくさんいらっしゃる。
そのため、資産運用について正しく学び、投資についての知識をつけていく必要がある。
特に、退職金の受け取り額が数千万円と大きい方は、資産運用によって大きく減らしてしまわないように注意が必要である。
今回は、60歳から始める退職金運用のポートフォリオをわかりやすく解説していく。
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60代の方必見!退職金運用は、ETFでの運用がおすすめ
退職金を運用する際、投資信託で運用するのか、ETFで運用するのかといったことが話題となる。
個人的には、ETFでの運営をおすすめする。ETFとは、上場投資信託のことで、一般的な投資信託とは違って株式のように運用ができる。
まずは、退職金をETFで運用する理由について説明していく。
流動性が高い
投資信託の場合、投資後の約定が翌日となってしまうことはよくあることである。
また、現金化するには、1週間程度必要なものもある。そのため、投資信託は流動性が低いともいえる。
一方で、ETFの場合は、リアルタイムでの売買ができるため、非常に流動性が高い。
そのため、約定や現金化に対して一定の速度を求める方は、ETFがおすすめなのである。
時価総額が大きい
投資信託とETFの時価総額を比べた場合、その規模は100倍以上違ってくる。
お金の大原則についてお話しておくと、投資に使われるお金というのは、時価総額の大きいところに集まってくる。
投資信託のような時価総額の小さいところは、投資途中に償還されるといったリスクが発生する。
これによって、本来得られる利益が得られないといった事態になってしまう。
一方で、ETFの場合は、時価総額が非常に大きいため、償還されるリスクがほとんどない。
そのため、そういった点でも時価総額の大きいETFで投資することは非常におすすめである。
手数料が安い
時価総額の小さい投資信託は、どうしても1人あたりの手数料が高くなりがちである。
一方で、時価総額の大きいETFは、1人あたりに請求する手数料を小さくできるため、非常にお得なのである。
つまり、退職金を使って資産運用する際に、手数料を抑えたいのなら、ETFのほうがお得なのである。
配当が年4回ある
投資信託は、配当が自動投資される銘柄が非常に多いという特徴がある。
配当が自動投資されれば、資産は最大化しやすいが、60歳という年齢を考えれば、再投資ではなく受け取りたいという思いがあるのではないだろうか。
米国株のETFであれば、配当は年4回受け取ることができるため、しっかりと配当金を受け取りたいという方におすすめである。
60代の方は退職金運用で何を利益の柱にするかを考えよう
60歳で受け取れる退職金を運用する場合、ポートフォリオを作成するのなら、何を利益の柱にするのかを考えていく必要がある。
これによって、自分なりのポートフォリオやリバランスの仕方が見えてくるため、ぜひ何を優先するのかを考えていこう。
キャピタルゲインを運用の柱にする
まだまだポートフォリオへ投資できる投資額が小さく、成長させていきたいという方は、キャピタルゲインを運用の柱にすることをおすすめする。
キャピタルゲインとは、株式の売却によって得られる売却益のことをいう。
たとえば、1000円の金融資産を2000円で売却すれば、1000円のキャピタルゲインが得られる。
キャピタルゲインを柱とする運用は、少しリスクが高くなるが、短い期間で大きな利益を得やすい。
銘柄によっては、数十倍の利益になることもあるため、後に説明するインカムゲインよりも多くの利益が期待できるという特徴がある。
インカムゲインを運用の柱にする
ある程度、資産運用に慣れていて、ポートフォリオが育ち大きくなっているということであれば、インカムゲインを運用の柱にすることをおすすめする。
インカムゲインとは、金融商品を保有することで得ることができる利益をいう。
インカムゲインは、株式投資の世界においては、配当を意図している。
特に、退職金によってまとまった資産があり、運用益を得ていきたいと考えている方は、インカムゲインを運用の柱にする運用で問題ないだろう。
シャープレシオを運用の柱にする
資産運用時に元本が下回る事を極力回避したいということであれば、シャープレシオを運用の柱にすることをおすすめする。
シャープレシオの運用指標を見れば、リスクに対してどの程度のリターンが得られるのかがわかる。
そのため、成績の良いものを中心にポートフォリオを組むことで、安定的な運用が可能となる。
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60歳が始める退職金運用の具体的なポートフォリオを公開
実際に60歳から退職金を使って資産運用を始める際に参考になるポートフォリオを公開する。ぜひ次のものを参考に、投資を始めてほしい。
退職金の運用でおすすめのポートフォリオ
退職金を使って安定的に運用するために、株式で次のようなポートフォリオを考案してみた。
債券ETF | 40% |
高配当株 | 20% |
ディフェンシブ株 | 20% |
グロース株 | 20% |
ポートフォリオの債券エリアでは、債券ETFを40%保有する。残りの60%については、株式ETFを買っていく。
ポートフォリオの役割
それぞれのポートフォリオのエリアに役割が存在するため、説明していく。
- 債券のポートフォリオの役割
- 債券の40%は、ポートフォリオの全体の値動きを安定させるために組み入れる。そして、安定して分配金を受け取るために保有しておくのである。
- 高配当のポートフォリオの役割
- 高配当の20%のポートフォリオは、分配金を増やすために保有しておく。エネルギーや金融セクターが多いため、バイオ株が強い時には、キャピタルゲインによる利益も期待できる。つまり、相場による値上がり益が期待できるということである。
- ディフェンシブのポートフォリオの役割
- ディフェンシブの20%のポートフォリオは、景気が悪い状況でも非常に底値が堅く、分配金が得られるといった特徴がある。そもそも、ディフェンシブとは、景気の変動を受けづらい銘柄のことをいう。
- 例えば、通信や鉄道などは、景気による影響を受けづらく、暴落時でも下落幅が小さいため、資産を守る働きがある。
- グロースのポートフォリオの役割
- グロースの20%のポートフォリオは、分配金というものはほとんど入ってこない。しかし、IT関連銘柄が多く、非常に成長性が高いため、高いキャピタルゲインが期待できる。
- このポートフォリオに沿って退職金を資産運用すれば、分配金や値上がり益を得ながらも、暴落時でもそれほど資産を大きく下げることなく運用できる。
60代の方が資産運用のポートフォリオを作成際にはIFAに相談を
60歳が始める退職金運用ということで具体的なポートフォリオを公開した。
何を優先するかでポートフォリオの組み方は、少し変わってくるかもしれない。
しかし、基本的には、お伝えしたポートフォリオならリスクを抑えて退職金の運用ができるだろう。
もし、独自のポートフォリオを作成したいと思っている場合は、「退職金ナビ」を活用して、資産運用アドバイザーに相談をしてはいかがだろうか。
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