- LINE証券がどのような人におすすめなのか知りたい
- LINE証券の特徴やメリット・デメリットを知りたい
- 投資初心者でも手軽に利用できるLINE証券について知りたい
LINE証券は大手メッセージアプリLINEから簡単にアクセスできるスマートフォン専用のネット証券だ。
2019年8月に野村ホールディングスと業務提携して設立された。
1株から購入可能な「いちかぶ」や株を安く購入できる「タイムセール」などのサービスが充実しており、スマートフォンで気軽に投資を始めたい方にはぴったりの証券会社である。
今回はLINE証券の特徴やメリット、デメリットについて紹介していく。
- LINE証券の利用を検討している
- メリットとデメリットを確認したい
- LINE証券がおすすめな人を知りたい
上記のような方へ向けた内容となっている。
LINE証券の特徴とメリット
LINE証券の特徴とメリットは以下の通りだ。
- 手軽にアクセスできる
- 少額投資可能
- 投資信託、信用取引の手数料が0円
- 株のタイムセールがある
それぞれ紹介していく。
手軽にアクセスできる
LINE証券の1番のメリットは、LINEユーザーなら簡単に口座開設できることであろう。
LINEアプリのウォレットという項目から「証券」を選択して、必要情報と本人確認書類を提出するだけで完了する。
公式サイトを検索する手間がかからず、口座開設経験の無い初心者でも始めやすい。
またスマホ証券と称しているだけあって、スマートフォンからスムーズに口座へアクセスでき、画面自体も非常にシンプルでわかりやすい。
株の購入画面も購入数量を入力するだけなので、投資慣れしていない方でも問題ないだろう。
少額投資可能
LINE証券では、1株単位で株式を購入可能だ。
通常の株取引では1単元(100株)からしか買えないようになっているが、資金が少ない人も購入しやすいよう「いちかぶ(単元未満株)」というサービスを利用して取引できる。
そのため、得られる利益額が少ない一方で、損失を極限まで抑えることもできる。
また資金を分散して投資しやすくなるため、カスタマイズ性が高くなるのも魅力の1つであろう。
ちなみにLINE証券の取引時間は、日中と午後と夜間の3つに分けられている。
夜間でも取引できるため、昼間は忙しくて株式の購入をするのが大変という方でも始めやすい。
投資信託、信用取引の手数料0円
LINE証券では人気の高い投資信託の売買手数料が一律0円なので、取引コストを極限まで抑えることが可能だ。
購入時の金利手数料も楽天証券などより安く設定されており、デイトレードなどで繰り返し売買を行いたい方にぴったりといえるだろう。
またLINE証券では、現金など担保に自己資金以上の金額を取引できる信用取引が取引手数料0円で利用できる。
他の証券会社では最大300円程度必要となってしまうので、取引コストを抑えられるのだ。
株のタイムセール
LINE証券で特筆すべき点は、株のタイムセールを使って株式が安く購入できることだろう。
タイミングは不定期であるが、最大7%割引価格で株式を購入できる。
取引セールは、LINE証券に口座開設している方なら誰でも参加可能だ。
事前にTwitterなどのSNSで告知されているので、こまめに確認しておくことをおすすめする。
タイムセールでは、プライム市場に上場している株式から毎回5銘柄が選出される。
その中で好きな1銘柄を選んで購入するようなシステムとなっている。
株式市場がクローズした平日の夕方に行われることが多く、タイムセールで購入した株式は翌日から売却可能だ。
ただしタイムセールで購入できる株数は、1人5株までの上限が設定されている。
さらに先着順なので、人気銘柄はすぐに売り切れてしまうため注意していただきたい。
売却時の利益額は少々期待しづらいが、長期保有の場合は平均取得単価を下げることができるので、ユーザーにとって有利なサービスといえるだろう。
LINE証券のデメリット
LINE証券のデメリットは以下の4つが挙げられる。
- 取扱銘柄数が少ない
- 投資金額に上限がある
- スプレッドが必要
- パソコン版はなし
取り扱い銘柄数が少ない
LINE証券では大手の楽天証券やSBI証券と比べ、取引できる銘柄数は少ない。
1株から購入可能ないちかぶサービス対象銘柄は、個別株(約1,500銘柄)とETF(15本)に限定されている。
投資信託も30本程度で、選択肢が絞られるため注意が必要だ。
人気のあるファンドは取り扱っているが、投資したい銘柄の取り扱い有無を事前に確認することを忘れないないようにすべきだ。
ちなみに米国株などを始めとした外国株は取り扱っていないので注意していただきたい。
投資金額に上限がある
LINE証券では投資できる金額に上限が設けられている。
最低100円から投資できる参入障壁の低さに定評がある一方で、つみたて投資金額の上限は10万円だ。
1銘柄につみたてる金額、もしくは全つみたて銘柄を合算した金額が10万円までと設定されている。
高額でつみたてられないため、長期投資の恩恵を受けにくくなっているのだ。
スプレッドが必要
LINE証券では手数料が極限まで抑えられている代わりに、購入金額内にスプレッドという取引コストが加算されている。
また購入金額はその日設定された提示価格のみなので、通常の「指値注文」「成行注文」などは利用できない。
そのため、通常の購入金額よりも少々高めに設定された金額で購入しなければならないのだ。
スプレッドの金額自体は少額であり大きなデメリットとはなりにくいものの、何度も取引していく際には注意しておいた方が良いだろう。
パソコン版はなし
LINE証券はスマートフォン専用証券であるため、パソコン版のサイトは用意されていない。
そのため、パソコンからアクセスしてもスマホ版の専用サイトで取引することになる。
スマホ版でも問題なく使えるものの、パソコン専用の取引ツールが用意されている他の証券会社と比べて機能面では劣ってしまう。
また初心者向けでシンプルすぎるが故に、物足りなさを感じてしまう場合も少なくない。
LINE証券では、指定金額以下で購入したり、ロスカットを事前に設定したりすることはできない。
細かく指定したい方や取引慣れしている方にとっては、逆にデメリットとなり得るだろう。
LINE証券がおすすめな人
メリットとデメリットを踏まえた上で、LINE証券をおすすめしたい人は以下の通りだ。
- 少額投資を検討している初心者
- 少しでも安く株を購入したい人
LINE証券は1株取引サービス「いちかぶ」を使うことで少額取引できるため、投資初心者にもぴったりの証券会社だ。
損失額が気になって投資を始められない方でも、1株投資を行うことで損失額を限定して投資をスタートできるのではないだろうか。
また株のタイムセールを利用すれば少しでも株式を安く購入することも可能だ。
タイムセール以前に株式を購入していた場合、平均取得金額を下げることもできるため、少しでも損失を防ぎたい方にぴったりといえるだろう。
目的に合った証券会社を選ぼう
今回はLINE証券の特徴とメリットやデメリットについて紹介してきた。
LINE証券は1株から購入できるが10万円の投資上限があるため大幅に利益を狙う人向けではない。
またシンプルであるが故にカスタマイズ性に欠ける点では経験者にとって不向きといえよう。
反対に株のタイムセールを有効活用して安く購入し、余剰資金を分散して好きな銘柄を購入しながら投資に慣れていきたい方にはぴったりの証券会社である。
今後を見据えた取引をしたい方は、メイン証券は別に開設してサブ証券として使ってみてはいかがだろうか。
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