数千万円単位以上など、ある程度高額な資産運用を図る上でヘッジファンドは注目を集めている。
比較的大きなリターンが期待できることもあり、資産家だけではなく一般投資家もヘッジファンドで資産運用してみようという機運が高まってきている。
今回は、ヘッジファンドの選び方を中心にお伝えしていく。
ヘッジファンド選びのポイント
最近ではヘッジファンドも多数存在しており、どのヘッジファンドを選ぶかを悩んでいる方が多いのではないだろうか。
ヘッジファンドを選ぶ際に、最低限度おさえておくべき4つのポイントを紹介する。
運用会社の信頼性
ヘッジファンド選びで一番重要なのは、やはりファンドを運営している運用会社そのものの信頼性だ。
当然、大事な資産を預けて運用を任せるわけなので、少しでも不安になるような運用会社を選んではいけない。
運用会社の創設者、運用会社の沿革(過去からの歴史)、これまでの運用実績などを確認し、きちんと情報開示がなされている信頼性のある運用会社を選ぶようにしよう。
取引コストの高さ
次に、ヘッジファンドの取引コストを確認しよう。ヘッジファンドの主な取引コストは、年間の管理手数料と運用益に対する成功報酬の二種類がある。
成功報酬は、運用益に対する一定割合で設定しているケースがほとんどだ。
ヘッジファンドの取引コストは当然低いに越したことはないが、運用益が出ないと本末転倒だ。ファンドの過去の実績と取引コストのバランスなども参考にすると良いだろう。
最低投資金額
ヘッジファンドの最低出資金額も確認しよう。ヘッジファンドを運用するためには、最低出資金額以上の資金が必要になる。
それぞれファンドによって異なるが、数百万円の規模から億単位のものまで、様々な規模のファンドが存在する。
現在の資産額、ポートフォリオ、リスク許容度に応じて予算を決めてヘッジファンドを選ぼう。
共感できる理念
信頼性が高く、過去から優秀な運用実績を残しているヘッジファンドには、必ず運用方針、運用ポリシー、運用理念が確立されている。
運用方針がコロコロ変わるファンドでは信頼性が下がるものだ。
ヘッジファンドがどのような運用方針であるかを確認し、皆さんが共感できる理念であるヘッジファンドを選ぶことをおすすめする。
ただし、ヘッジファンドの多くは運用方針等を明らかにしていないので、IFAなどのプロに信頼できるヘッジファンドを探してもらうのも有効な手の一つだろう。
有名なヘッジファンド
世界には多くのヘッジファンドが存在するが、過去から実績のある代表的な3つのヘッジファンドを紹介する。
ブリッジウォーター・アソシエイツ
ブリッジウォーター・アソシエイツは、総運用額16兆円を誇る世界最大のヘッジファンドだ。
創業者はレイ・ダリオ氏であり、1975年に創業し、年平均の運用益は13%超の実績を誇っている。
ソロス・ファンド・マネジメント
ソロス氏はジム・ロジャーズ氏と共に1973年にクォンタム・ファンド(Quantum Fund)を創業し、運用を始めている。
10年間で40倍以上の運用実績をたたき出したことで有名になったヘッジファンドだ。
また、1992年に100億ドル以上の英ポンド売りをしかけ、「イングランド銀行を負かした男」としても有名だ。
エリオット・アソシエイツ
ポール・シンガー氏が1977年に設立した米国のヘッジファンドで、世界最大級のヘッジファンドの1つである。
日本企業にも投資しており、2020年2月にはソフトバンクグループの株式を30億ドル(約3,300億円)取得していることでも有名だ。
まとめ
今回は、ヘッジファンドの選び方や有名なヘッジファンドについて解説しました。
ヘッジファンドで資産運用してみようと考えていらっしゃる方は、最低投資額の関係があり、ある程度まとまった資産を保有している方であるはずだ。
まとまった資産を保有している場合、リスク許容度もある程度あり、その資産運用の幅は広がりますので、さまざまな資産運用の選択肢がある。
一つの手段として、IFAをはじめとする運用のプロと一緒に、ヘッジファンドへの投資を検討しても良いだろう。
また、具体的にどのような投資を行ったら良いか悩んでいる人も多いだろう。
そのような方は、「資産運用ナビ」に相談をしてはいかがだろうか。
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