話題のESGをテーマにした投資信託が続々と誕生している。
この記事では、ESGをテーマにしている投資信託をご紹介する。
投資信託の具体的な選び方についても解説しているので、参考にしてみてほしい。
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ESG投資ができる投資信託
ESG投資ができる投資信託は様々ありますが、代表的な商品を3つ紹介する。
Smart-i先進国株式ESGインデックス
Smart-i先進国株式ESGインデックスは、日本を除いた先進国の株式に投資することで「MSCI-KOKUSAI ESGリーダーズ指数(配当込み)」に連動する投資成果を目指す投資信託だ。
ポートフォリオの組入比率は、株式が95.3%、投資証券が2.3%、先物が2.4%となっており、資産のほとんどを株式に投資する。
投資地域はアメリカが68.0%で最も多く、イギリスやカナダ、フランス、ドイツが続く。
また、2021年10月時点では、ポートフォリオの組入上位5銘柄は次のようになっている。
- マイクロソフト(6.6%)
- アルファベット クラスA(2.6%)
- アルファベット クラスC(2.6%)
- テスラ(1.8%)
- ジョンソンエンドジョンソン(1.6%)
上記の通り、組入上位銘柄は米国株の中でもハイテク株を中心に構成されている。
設定日はまだ浅いが、1年間のトータルリターンは38.32%と高い成果を上げている投資信託だ。
※MSCI-KOKUSAI ESGリーダーズ指数:日本を除いた先進国22ヶ国のうち各業種の中で、ESGの評価が高い銘柄を選んで算出された指数です。
ブラックロックESG世界ファンド
ブラックロックESG世界ファンドは、先進国の企業または先進国に業務基盤を持つ企業のうち、ESGの取り組みと投資収益の両方において優れた経営をしている企業に投資する投資信託だ。
ESGや企業収益力、財務健全性などの投資魅力度を様々な評価基準に基づいて順位付けする。
その上で、市場環境に応じたリスクやコストを考慮した分散投資を行う。
ポートフォリオの組入上位5銘柄は、次のようになっている。
- アップル(3.8%)
- マイクロソフト(3.0%)
- アルファベット(2.1%)
- アマゾン(2.1%)
- フェイスブック(1.2%)
組入上位銘柄からも分かる通り、業種別の構成比率は情報技術が21.1%で最も多くを占めている。
次いで金融が13.8%、ヘルスケアが12.6%となっている。
eMAXISジャパンESGセレクト・リーダーズ・インデックス
eMAXISジャパンESGセレクト・リーダーズ・インデックスは、「MSCIジャパンESGセレクトリーダーズ指数(配当込み)」に連動する投資成果を目指す投資信託だ。
ポートフォリオの組入上位5銘柄は、次のようになっている。
- トヨタ自動車(5.9%)
- ソニー(4.8%)
- キーエンス(4.1%)
- 任天堂(2.6%)
- 信越化学工業(2.4%)
また、組入上位の業種は電気機器が21.9%、化学が8.8%、医薬品が8.1%となっている。
※MSCIジャパンESGセレクトリーダーズ指数:国内の金融商品取引所に上場している企業のうち、時価総額上位700銘柄を対象として構成された指数です。業種ごとにESGの評価が優れた企業を選んでいます。
ESG関連投資信託の選び方
ESG関連の投資信託を選ぶときには、以下の3点についてあらかじめよく確認しておこう。
組入上位銘柄を確認する
組入上位銘柄を確認することで、選んだ投資信託のパフォーマンスがどこの国のどのような銘柄に影響されるか分かる。
実際のところ、ESG関連の投資信託には、ESG指数に連動する投資成果を目指すものから独自の評価軸で投資先を選ぶものまで、様々な種類がある。
選んだ投資信託によってポートフォリオの構成銘柄が全く異なるのだ。
ESG関連の投資信託を選ぶときには、投資信託の目論見書や販売説明資料等から組入上位銘柄を確認しよう。
運用コストを確認する
運用コストが高くなると、投資信託の運用成果が良かったとしても損失を出すことがある。
投資信託の運用コストには、以下の3つが上げられる。
- 購入時手数料
- 信託報酬
- 信託報酬留保額
購入時手数料は、投資信託を買い付けることでかかるコストであり、信託報酬は投資信託を保有している間に保有金額に応じてかかるコストだ。
また、信託報酬留保額は投資信託を解約するときにかかるコストになる。
上記3つの運用コストは、投資信託によって全く異なる金額が設定されている。
そのため、投資信託を購入する際には必ず確認しよう。
パフォーマンスを定期的に確認する
パフォーマンスとは、投資信託における運用成果のことを指す。
パフォーマンスを定期的に確認することで、ある期間において投資元本がどれくらい増えているのか、ある程度予想できる。
パフォーマンスは投資信託が優れた商品なのか判断する目安になるのだ。
パフォーマンスは1年・3年・5年などの各期間における騰落率で表わされる。
騰落率の数字が高いほど、投資元本が増えやすいといえる。
運用結果を確認するためにも、毎月パフォーマンスをチェックしよう。
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まとめ
ESGへの関心の高まりから、様々なESG関連商品が生み出されている。
ESG関連の投資信託は組入上位銘柄と運用コスト、パフォーマンスの3つのポイントについてよく確認してから投資を行おう。
ESGに限らず、投資信託を購入してみたものの、どの様に運用して良いか悩んでいる方もいるのではないだろうか。
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