カードローンで100万円を借りるポイントは？手続きの流れ・返済方式・注意点を解説

家具や家電の買い替えや車の故障などで急に資金が必要になった経験は誰しもがあるのではないだろうか。

急な出費に対し、蓄えがあれば、急な支出にも対応できるため、問題ない。

しかし、貯蓄がない状態で100万円を調達するには、スピーディーに借入ができるカードローンがおすすめだ。

カードローンは最短で即日融資が可能であり、申込に際して資金使途が自由で担保や保証人も必要がないというメリットがある。

本記事では、カードローンで100万円を借りるポイントについて、手続きの流れ・返済方式・注意点を解説する。

カードローンで100万円借りる方法を知りたい方や初めてカードローンで借入しようと考えている方はぜひ参考にしてほしい。

100万円を借りるならカードローンがおすすめ

ローンといってもさまざまな種類があり、急な出費で100万円を借りるならカードローンでの借入がおすすめである。

スピーディーに借りられるのにはカードローンならではの利点があるためだ。

ここでは、100万円を借りるならカードローンがおすすめな理由について解説しよう。

使用用途に制限がない

カードローンの借入は使用用途に関して制限がない点でおすすめといえるだろう。

借入目的が決まっているマイカーローンや教育ローンなどは借入資金の使い道が制限されており、それ以外の目的で借入はできない。

そのため、急な支払いでも使用用途が分かる見積書などの提示が求められることもあるだろう。

しかし、カードローンは使用用途が自由とされているので、どのような使い道でも借入ができるのがメリットといえる。

また利用限度額までは何度でも借入ができるので一度にまとまった借入でも、少額ずつ何度も行う借入でも対応可能だ。

ただし、事業に使うことはできないので注意が必要である。

すぐに借入できる

カードローンは他のローンに比べ、借入がすぐに行える点がおすすめできるポイントである。

カードローンは最短で即日融資を受けられるため、資金が必要になったその日に借入できる可能性が高い。

審査でみられるポイントが他のローンに比べ比較的少ないことから、審査回答がすぐにできるため、急な出費にも対応できるのだ。

また借入方法も振り込みだけでなく、ATMでも借入ができるので、出先で必要になった場合でもすぐに現金化できる。

近年はWebやアプリで簡単に借入できる方法が取り入れられているので、利便性は更に向上しているといえるだろう。

無担保・無保証人で借りられる

借入を行う際に返済が滞った場合のために担保や保証人をつけるローンもあるが、カードローンは無担保・無保証人で借りられるため、気軽に利用できるのだ。

担保や保証人を要するローンであればそれらの審査も実施されるため、借入に至るまで非常に時間がかかってしまう。

しかし、カードローンでは担保も保証人も必要ないので審査がスピーディーに行われるだろう。

また借入を誰にも知られたくない方は多いだろう。

その点、カードローンは借入時に誰かに保証人になってもらう必要がないので、安心して借入できるのだ。

カードローンで100万円を借りるポイント

急な出費で資金が必要になった場合に、カードローンは素早く気軽に借入ができることが分かっただろう。

しかし、カードローンを利用するためには申込みをしてから審査に通過する必要がある。

審査が承諾されるためにはいくつかのポイントをおさえておくと良いだろう。

では、カードローンで100万円を借りるポイントについて4つ紹介しよう。

総量規制を考慮する

カードローンで100万円を借りるためには借入希望金額が総量規制に該当しないよう、考慮して決めなければならない。

貸金業法では、総量規制によって年収の3分の1を超えて借入を行うことが禁止されている。

例えば、年収300万円の方であれば借入希望金額として申込できるのが100万円までである。

これは既存で借入している分も含めた金額になるため、既にある借入金が総量規制を超えていなくても新たな借入金の合算が超えてしまうと新規に借入ができないのだ。

総量規制の対象は貸金業者である。

そのため、銀行などの金融機関での借入は総量規制の対象外になるので留意しておきたい。

安定した収入があって返済能力がある

カードローンで100万円を借入するためには安定した収入があり、返済能力がある点もポイントだ。

安定した収入とは1ヶ月ごとなど定期的にほぼ同額の収入があることを指し、一般的には勤務先から支払われる給与が該当する。

収入が入金になるのがまちまちであったり、得られる収益が一定でなかったりであればカードローンの支払いが厳しくなるだろう。

そのため、安定して得られる収入の有無が重要になるのだ。

また、返済能力の有無も安定した返済には欠かせない。

十分な収入があっても返済が遅れてしまうと次に借入を申込しても審査基準によっては審査落ちしてしまう可能性もあるだろう。

したがって、安定した収入が得られる状況で毎月決められた期日内に約定金額の返済を滞りなく行うことが大切である。

信用情報に傷がない

カードローンを借入するためには審査でみられる信用情報に傷がないことが重要なポイントの1つだ。

信用情報とは、過去の借入や返済状況の履歴が保存され、審査落ちや延滞などの問題がなかったどうかの情報である。

過去に延滞などを繰り返していた場合には、新たな借入申込を承諾しても返済が滞る心配があるだろう。

そのため、信用情報に傷がある方からの借入申込はより厳しい目で審査されるのだ。

信用情報に問題がなければ承諾されていたケースでも、過去の返済状況が悪かったことなどによって否決になることもあり得る。

そのため、借入をしたら返済期日までに返済することを一度に留まらず、継続して行うよう心がけてもらいたい。

審査に必要な書類が揃っている

カードローンで100万円を借りるためには審査に必要な書類が事前に揃っているとスムーズに手続きが進むだろう。

カードローンの申込では原則本人確認書類の提出が必須となっている。

加えて、借入希望金額によっては収入証明書もあわせて提出するよう求められる。

本人確認書類では運転免許証や個人番号カードといった写真付きの確認資料を提示すると比較的スムーズに手続きができるだろう。

そして収入証明書としては源泉徴収票や確定申告書などが該当し、直近のものを提出するよう求められる。

これらの資料を申込前にあらかじめ準備しておくと、審査回答までスムーズに手続きが進んでいくだろう。

カードローンの即日融資について詳しくは知りたい方はこちら。

カードローンで100万円を借りる際の手続きの流れ

ここまでの説明で、カードローンは急な資金需要に対応する手段として適していることが分かったと思う。

しかし、初めてカードローンを利用する方にとっては手続きの流れが不明確な場合がある。

カードローンは審査を経て初めて借入が可能になる。

では、カードローンで100万円を借入する際の手続きの流れについて詳しく説明しよう。

ネットで申込仮審査を受ける

まずはカードローンの申込を行い、仮審査を受けるところからスタートする。

カードローンの申込をするにはWeb・アプリ・電話・来店の4つが主な方法となっている。

近年では、カードローンの申込方法の中でもWeb・アプリを使っての申込が主流になってきている。

Web・アプリであれば原則24時間365日いつでも、自宅や外出先などどこでも申込可能だ。

そして審査回答から借入までの手続きも、Web・アプリを使った方がスムーズに手続きできるのでおすすめである。

Web・アプリでは専用ページから申込フォームに必要な項目を入力後、仮審査へ進んでいく流れである。

申込フォームに入力した内容が審査でみられるため、完了前に入力ミス等ないか再度確認するよう、注意が必要だ。

必要書類を提出して本審査を受ける

仮審査の結果が通知されると、引き続き本審査に進んでいく。

本審査で必要な書類の提出が求められるだろう。

本人確認書類は必須であり、借入希望金額によっては収入証明書の提出も同時に必要となるだろう。

収入証明書の代表的な例としては、サラリーマンであれば源泉徴収票、個人事業主であれば確定申告書である。

他にも課税証明書や住民税証明書などの公的に発行された書類が認められており、申込前に事前に用意しておくと良いだろう。

契約を締結して100万円を借りる

本審査も無事に承諾されると金融機関とカードローンの契約締結を行い、借入を行えるようになる。

Web・アプリからの申込であれば契約もネット上で済ませられるので、カードローンに関連する書類が郵送される可能性は低くなるだろう。

金融機関にて契約締結が確認されると、借入が認められ、銀行へ100万円振込またはATMで資金を受け取れるのだ。

100万円の借入を一度に引き出すのが難しい場合は、何度かに分けて借入するとスムーズだろう。

カードローンで100万円を借りる場合の返済方式

カードローンで100万円を借りた後、借入金に対する返済が始まる。

返済が順調に行われないとその後の借入にも影響するだろう。

借入金に対して、返済は元利定額リボルビング方式と残高スライドリボルビング方式の2通りの方法があり、どちらかを採用するかについては商品性によって変わるのだ。

安定して返済するためには、これらの返済方法についても詳しく理解することが重要だ。

では、元利定額リボルビング方式と残高スライドリボルビング方式について詳しくみていこう。

元利定額リボルビング返済方式

元利定額リボルビング返済方式とは、借入金の元金とそれに伴う利息の合計金額を毎月定額で返済していく方法である。

毎月決まった金額で返済できるので、返済計画が立てやすく、返済額を誤ることもほとんどないだろう。

ただし、返済当初は利息部分の返済がほとんどであり、借入金がなかなか減らない事態に陥るのだ。

他には元利定額リボルビング返済と似た返済方法で、元金定額リボルビング返済がある。

こちらは借入金の元金部分が定額で、利息部分が変動する返済方法である。

残高スライドリボルビング方式

カードローンの返済方法として採用されているもう1つの返済方法が残高スライドリボルビング方式だ。

残高スライドリボルビング方式とは、借入するごとに借入残高によって返済額が変動する方法である。

借入が行われ、借入残高が増加するとそれに応じて返済額も増える。

ただし繰り上げ返済をしても、追加の借入がない場合は返済額が変わらない旨を留意しておこう。

カードローンで100万円を借りる場合の返済シミュレーション 

カードローンで100万円を借りる場合の返済シミュレーションについて、仮に5年で試算すると返済額は下記のようになる。

銀行系カードローンの方が適用される借入金利がやや低いため、返済額もおさえられるのだろう。

	借入金利	100万円の借入に対する返済額(5年)
三井住友銀行	12.0%〜14.5%	22,244円
三菱UFJ銀行	13.6%～14.6%	23,061円
みずほ銀行	12.0%	22,745円
横浜銀行	14.6%	23,061円
アイフル	15.0%	23,789円
プロミス	15.0%	23,789円
アコム	15.0%	23,789円

カードローンで100万円を効率よく返済する方法

カードローンによる借入金を効率よく返済できると、早期に完済も夢ではないだろう。

カードローンで借入した100万円を効率よく返済するには毎月の約定返済を確実に行うことと、まとまった資金が貯まったら繰上返済の活用がおすすめだ。

毎月の返済にて確実に借入残高を減らしながら、まとまった資金による繰上返済を行うことによって返済予定よりも早く返済を進められるだろう。

それでは、毎月の約定返済と繰上返済について詳しくみていこう。

毎月の約定返済を確実に行う

カードローンは毎月決まった返済期日が設けられ、期日までに借入元金とその利息を含めた約定返済金額を確実に返済することが大切である。

ほとんどの金融機関では毎月の約定返済日が指定されている。

毎月の返済が安定して行われることで確実に完済を目指せるだろう。

毎月の約定返済の方法としてはWeb・口座振替・ATMなどの方法があり、最寄りの店舗へ足を運ばなくても行えるので便利である。

返済を忘れずに行うには、毎月決まった日に自動で引き落とされる口座振替が良いだろう。

繰上返済を活用する

毎月の返済に加え、まとまった資金があれば繰上返済を活用すると、より効率的にかつ早期に完済できるだろう。

繰上返済には一部繰上返済と全額繰上返済があり、一度に全額返済できるのであれば全額繰上返済となる。

借入金の一部を繰上して返済する場合は残額の返済について、返済期間を短縮して返済するか、返済額を軽減するかどちらかの選択が必要だ。

どちらを選択しても返済の負担が軽くなるので、まとまった資金が用意できるタイミングでは繰上返済をうまく活用しよう。

カードローンで100万円を借りる際の注意点

カードローンで100万円を借りる際には、メリットが多い一方で注意点もある。

これらの点を事前に確認することで、カードローンを利用して100万円を借りるべきかどうかを判断できる。

カードローンで100万円を借りる際の注意点について詳しく解説する。

比較的金利が高い

カードローンで適用される金利は他の目的別カードローンよりも、比較的高い傾向にあるだろう。

他の目的別ローンと比較すると審査が簡単な上に、借入金も少額のため、高い金利になりがちである。

また、銀行系のカードローンの方が消費者金融系よりも金利が安くなりやすいので、特段急ぎで借入資金が必要ではない場合は銀行系で申し込んでみると良いだろう。

信用情報機関に登録される

カードローンを申込すると、申込をした履歴や仮審査・本審査の審査結果などが信用情報機関に登録される。

信用情報機関に登録された情報については、原則5年ほどは履歴として残る。

また信用情報機関で残された借入や返済の記録が載っているので、審査では信用機関の情報を参考にしている。

信用情報で疑念を持たないためにも普段から返済漏れがないよう忘れずに行おう。

返済期間が長引く可能性がある

カードローンにて100万円借りることで、返済期間が長引いてしまう可能性があるだろう。

カードローンは利用限度額まで借入がいつでもできるため、必要資金以上に借入をしてしまう可能性が高い。

すると返済額も増えてしまうので、その分返済期間も長引いてしまうのだ。

また、他のローンに比べてカードローンの金利は高い。

元利定額リボルビング方式での返済だと、返済当初はほぼ利息を返済していることになるため、なかなか借入金が減らないのだ。

このように簡単に借入が可能なカードローンであるが、返済時にデメリットが発生しやすいだろう。

即日融資を希望するなら消費者金融のカードローンがおすすめ 

急な出費などで即日融資を希望するのであれば消費者金融のカードローンがおすすめである。

消費者金融カードローンは審査回答が契約から最短20分で得られる。

その後契約締結を経て、借入が可能となるため、早ければ契約手続きから借入可能まで1時間程度で手続きができるだろう。

消費者金融のカードローンは基本的に自社の口座を開設して借入金が振り込まれるのではなく、銀行などの口座へ振り込まれるのが一般的だ。

そのため、口座開設手続きが不要で普段利用している通帳に借入金が入金になるので便利である。

また、審査自体も銀行のカードローンの審査に比べ緩いところもあるため、審査が比較的通りやすい点も消費者金融のカードローンをおすすめする理由の1つといえる。

100万円を借りたら計画的な返済を心がけよう

本記事では、カードローンで100万円を借りるポイントについて、手続きの流れ・返済方式・注意点を解説してきた。

カードローンによる借入であればすぐに借入でき、使用用途にも制限がないことからどのような事態でも対応可能だ。

ただし、比較的金利は高く、信用情報機関にこれまでの返済状況を記録されるため、注意が必要である。

このようにカードローンの借入は容易だが、計画的な返済を心がけることで効率的に完済を目指せるだろう。

申込前にシミュレーションにて返済金額を確認しておくことをおすすめしたい。