みずほ銀行は日本の3大メガバンクの1つであり、全都道府県に支店を持ち、ゆうちょ銀行と並ぶ規模を誇る唯一の銀行だ。
ローン契約を希望する多くの人が、店舗での対応を希望している。みずほ銀行は全都道府県に支店があるため、どこへ住んでいても店頭での対応が可能だ。
そんなみずほ銀行では、複数社からの借入を管理しやすくするために、おまとめローンを利用したい人が多いだろう。
本記事では、みずほ銀行におまとめローンはあるのかという疑問を解消する。また、カードローンの審査・流れ・ポイントについても解説する。
みずほ銀行におまとめローンはある?
みずほ銀行は3大メガバンクの一つであり、幅広い金融商品を提供しているが、おまとめローンは提供されていない。しかし、カードローンなどの類似した商品は存在する。
この段落では、みずほ銀行のカードローンについて解説する。
みずほ銀行にはおまとめローンと呼ばれる商品はない
みずほ銀行にはおまとめローンは存在しない。おまとめローンとは、複数の借入をまとめるためのローンである。
複数の借入をまとめることで、返済日や返済額をまとめられ、月々の返済負担を軽減できるのが魅力だ。
みずほ銀行におまとめローンはないが、それに準ずるローンは複数あり、おまとめローンのように利用することはできる。
カードローンと多目的ローンが準じている
みずほ銀行におまとめローンはないが、カードローンや多目的ローンをおまとめローンと同じ目的で利用できる。
カードローン・多目的ローンは理由を問わず無担保で借入ができるため、おまとめローンとしての利用も可能だ。
みずほ銀行カードローンは資金用途が原則自由で、全国の提携ATMやインターネットバンキングから手軽に借入できる。利用限度額は、10万円~800万円の間で自由に希望することが可能だ。ただし、この限度額が必ず適用されるわけではなく、収入状況など自身の属性によって変化するため、注意してほしい。
みずほ銀行多目的ローンは、資金使途が原則自由・無担保で借入金額最大300万円、返済期間最長7年になる。
利用目的を設定することで、カードローンより有利な金利での借入ができる。
ただし、100万円を超える借入をする場合、ローン借入後に支払済である領収書等証明書の提出が必要だ。100万以下の借入の場合も、支払済である領収書等証明書の提出を求められることがある。
金利 (実質年率) | 年2.0%~年14.0% |
---|---|
審査時間 | 最短当日 |
融資速度 | 最短当日 |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 不要※50万円以上の借入を希望する場合は必要 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 以下のすべての条件を満たす個人のお客さま ・ ご契約時の年齢が満 20 歳以上満 66 歳未満の方 ・ 安定かつ継続した収入の見込める方 ・ 保証会社の保証を受けられる方 ※ 外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。 ※ 審査の結果によってはご利用いただけない場合がございます。 |
担保・保証人 | 不要※保証会社である株式会社オリエントコーポレーションまたは、アイフル株式会社が審査の上で保証 |
みずほ銀行のカードローン審査の特徴は?
金融機関のカードローンは、借入時に必ず審査が行われる。例に漏れず、みずほ銀行もカードローンの契約前に審査があり、審査が通らないと借入ができない。
この段落では、みずほ銀行の審査の特徴について紹介する。
先に仮審査が入る
みずほ銀行カードローンは、申込後に仮審査が入る。
仮審査段階では、利用希望額が50万円以下の場合、本人確認書類以外の書類は必要ない。そのため、カードローンの申込をするハードルが低い。
また、仮審査後には保証会社による本審査が行われることも覚えておこう。
土日や営業時間外の申込は融資までに時間がかかる
みずほ銀行カードローンの審査は、みずほ銀行指定の保証会社により行われる。この審査は、土日・祝日・営業時間外には行われない。
そのため、申込のタイミングによっては翌営業日の対応となり、融資までの時間が伸びる可能性がある。
審査までの時間が延びることで、結果として契約から借入までの期間が延びる可能性も高い。
申込方法によって審査完了までの時間が変わる
みずほ銀行カードローンは、インターネット・店舗・電話から申込ができる。それぞれの申込方法やみずほ銀行の口座を持っているかによって、審査完了までかかる時間が変わる。
インターネットから申込む場合、みずほ銀行口座をお持ちの方に限って最短当日に結果が分かる。
みずほ銀行の口座を持っていない場合は、インターネットからの申込でも、結果の当日回答はなされない。その場合は、受付してから2営業日以降に結果が送付される。
みずほ銀行のカードローンで融資を受けるまでの流れは?
カードローンは、通常ローンに比べて申込から融資までの期間が短いことで人気がある。急な出費があるときに手軽に借りられるのが魅力だ。
ここでは、みずほ銀行カードローンの融資までの流れを説明する。
申込
みずほ銀行カードローンは、インターネット・電話・店舗のいずれかで申込を行う。このとき、申込方法や利用限度額によって必要書類が異なるため、注意が必要だ。
50万円以下の借入もしくは電話・インターネットでの申込の場合は、本人確認書類が必要になる。利用限度額が50万円を超える場合には、年収を確認できる書類も同時に必要だ。
店舗での申込の場合には、本人確認書類・本人の年収を確認できる書類のコピー・カードローン申込書が必要になる。
審査
提出した書類・情報を元に、みずほ銀行の保証会社より審査が行われる。
みずほ銀行の保証会社はオリエントコーポレーション(オリコ)・株式会社アイフル(アイフル)の2社である。審査はいずれかの会社が行う。審査は最短当日中に完了する。
申請内容に不備があったり、確認が必要な場合、みずほ銀行や保証会社から電話がかかってくることがある。
このときに連絡が取れないと申請が取り下げられる可能性がある。そのため、連絡が来たら放置しないで折り返そう。
仮審査の結果がメールで届く
仮審査が終わると結果がメールで通知され、審査に通っていた場合には書類の追加提出が求められる。また、会社への在籍確認の電話をされることもある。
書類の登録・口座開設・カードの受け取りを行う
仮審査結果の通知メールで求められた書類の提出、みずほ銀行の普通預金口座を持っていない場合は口座の開設手続きを行う。
在籍確認・書類提出の確認後に利用限度額が決定し、カードローンの契約手続きが完了する。
キャッシュカード兼用型を選択した場合は、契約完了後に郵送で通知がくる。
カードローン専用型を選択した場合は、手続き完了後1~2週間以内に、契約住所へカードローン専用カードが郵送される。
借入開始
手元にカードローンで利用するカードが届いたら、提携金融機関ATMで借入ができる。
また、みずほダイレクトへ登録することでインターネットバンキングからの利用も可能だ。
みずほ銀行カードローンの審査の流れについて詳しく知りたい方はこちら。
みずほ銀行のカードローン借入時の審査に通るためのポイントは?
みずほ銀行カードローン借入時に行われる審査は、みずほ銀行指定の保証会社が行う。保証会社からの保証を受けることで、カードローンが利用可能になる。
保証会社の審査対策をすることで、みずほ銀行カードローンの借入れ審査に通過しやすくなる。
みずほ銀行の審査を通りやすくするポイントは以下の通りだ。
- 借入希望額を低く設定する
- 勤続年数が2年以上になってから申込む
- 信用情報に傷がつくようなことをしない
- 他行金融商品での借入額を増やさない
みずほ銀行の審査内容は公表されていない。しかし、金融商品の審査には信用情報が利用されているのは間違いない。
そのため、信用情報に傷がつくような行為である延滞をしないことが大切だ。
また、他行での借入額が多いほど審査落ちする可能性は上がる。みずほ銀行で借入を検討している場合には、他行での借入額を減らす必要がある。
みずほ銀行のカードローンの審査の対策法は?
みずほ銀行カードローンの審査は、消費者金融に比べると基準が厳しい。
そのため、審査を通過するには対策することが大切だ。みずほ銀行カードローンの審査対策方法は2つある。
- 書類の不備がないようにする
- 借入額は少なめに希望をする
この2点に気を付けることで、審査に通る可能性が高くなる。では、審査の対策方法について説明しよう。
書類の不備がないようにする
みずほ銀行カードローンの申込にあたり、書類に不備があると審査に影響することがある。
記載ミス・誤字脱字程度ならば訂正を求められるのみだが、明らかな虚偽申告があった場合は審査結果に影響する。
特に勤務先情報は在籍確認も行われるため、間違えてはならない。
また、他社からの借入金額についても信用情報を確認するため、虚偽があると審査に影響する。
借入額は少なめに希望をする
借入金額が高額になるほど審査内容が厳しくなるため、より審査に通ることが難しくなる。
限度額は契約後に増額ができるため、利用希望額を低く設定して審査に通る可能性を上げることが大切だ。
みずほ銀行カードローンの審査は厳しいのかについて詳しく知りたい方はこちら。
みずほ銀行のカードローンを申込める場所は?
みずほ銀行カードローンは、インターネット、銀行窓口、電話の3つの方法で申込むことができる。
種類によって受付時間や必要書類が変わるので注意が必要だ。それぞれの申込方法について詳しく説明しよう。
インターネット
パソコンやスマホからインターネットを利用して、みずほ銀行カードローン申込フォームから24時間申込が可能だ。
インターネットからの申込の場合、カードローン専用型は利用できず、キャッシュカード兼用型のみが選べる。
銀行窓口
みずほ銀行の営業日営業時間内に、窓口で申込が可能だ。銀行窓口での申込の場合、キャッシュカード兼用型・カードローン専用型のいずれも申込ができる。
電話
みずほ銀行カードローン専用ダイヤルから、平日9時~20時の間で申込ができる。
ただし、12月31日~1月3日および日曜・祝日・振替休日は利用できない。電話申込の場合、キャッシュカード兼用型・カードローン専用型のいずれも申込ができる。
みずほ銀行のカードローンの返済場所は?
みずほ銀行カードローンの返済方法は3種類ある。基本は口座からの引き落としで、その他は任意返済や遅延した場合に利用される。
- 口座から自動引き落とし
- ATMからの返済
- ネットバンキングからの返済
それぞれの返済方法について説明する。
口座から自動引き起こし
みずほ銀行カードローンの基本的な返済方法は、みずほ銀行普通預金口座からの自動引き落としだ。カードローンを利用しなかった月でも、利用残高に応じて自動引き落としがかかる。
引き落とし日は、みずほ銀行の約定返済日である毎月10日になる。なお、10日が銀行休業日の場合は翌営業日の引き落としとなる。
返済額は残高スライド方式で、借入金額と前月10日までの利用残高に応じて変動する。返済額は以下の表の通りとなる。
毎月10日の利用残高 | 毎月の返済額 |
2000円未満 | 毎月10日の利用残高 |
2000円以上~20万円以下 | 2000円 |
20万円以上 | 利用残高が20万円を増すごとに2000円に2000円を増額した金額 |
ATMからの返済
みずほ銀行カードローンに利用しているカードを利用して、ATMからの返済が可能だ。ただし、ATMからの返済は任意返済となり、口座からの自動引き落としは毎月10日に行われる。
返済できるATMは利用カードによって異なる。みずほ銀行カードローンの返済ができるATMには、以下の物が挙げられる。
- みずほ銀行
- コンビニATM(イーネット・ローソン銀行・セブン銀行)
- みずほ銀行
- 提携金融機関ATM
- ゆうちょ銀行ATM
- コンビニATM(イーネット・ローソン銀行・セブン銀行)
返済額は任意であり、1円単位で決められる。ただ、硬貨の取扱いがないATMについては、1000円からの返済になる。
また、ATMからの返済は貸越利息の返済ができない。そのため、貸越利息を含む利用残高の全額返済をする場合は、店舗での手続きが必要だ。
ネットバンキングからの返済
みずほ銀行のインターネットバンキングであるみずほダイレクトへ登録することで、24時間カードローンの返済が可能だ。なお、他行インターネットバンキングからの返済はできない。
みずほダイレクトへみずほ銀行の普通預金口座・カードローンのカードを登録することで、ネットバンキングが利用できる。
ただし、ネットバンキングからの返済はATM返済同様に任意返済となり、毎月10日の自動引き落としも行われる。この時自動引き落としができないと、延滞扱いになってしまうので注意が必要となる。
また、貸越利息を含む全額返済をする場合は、店舗での手続きが必要だ。手間が増えることを覚えておこう。
みずほ銀行のおまとめローンは金利が低いことが魅力?
カードローンは、金融機関や消費者金融によって金利が異なる。みずほ銀行は他行や消費者金融に比べて最高金利が低く設定されている点が魅力的だ。
また、多目的ローンでは複数種類の金利を選べるのが魅力的だ。では、みずほ銀行の金利や他行との金利比較について詳しく紹介しよう。
カードローンの金利が低めに設定されている
みずほ銀行カードローンは他行カードローンや消費者金融と比較すると、最高借入金利が安く設定されている。
他行や消費者金融との借入金利の比較を以下の表にまとめたので、確認してほしい。
カードローン会社 | 借入金利 |
三井住友銀行カードローン | 年1.5%~14.5% |
(バンクイック) | 三菱UFJ銀行カードローン年1.8%~14.6% |
アコム | 年3.0%~18.0% |
プロミス | 年4.5%~17.8% |
最低金利は2.0%と他行よりも高く設定されているが、最高金利は他行よりも低く設定されている。消費者金融との比較では、金利が格段に安いことがわかる。
みずほ銀行カードローンの借入金利は利用限度額により変動し、借入額が高くなるほど金利が安くなる。みずほ銀行カードローンの借入金利は以下の通りとなる。
利用限度額 | 借入金利 |
10万円以上~100万円未満 | 年14,0% |
100万円以上~200万円未満 | 年12.0% |
200万円以上~300万円未満 | 年9.0% |
300万円以上~400万円未満 | 年7.0% |
400万円以上~500万円未満 | 年6.0% |
500万円以上~600万円未満 | 年5.0% |
600万円以上~800万円未満 | 年4.5% |
800万円 | 年2.0% |
少額の借入であれば、他行よりも最高金利が低くなっているのがわかる。
多目的ローンでは変動金利方式と固定金利方式から選べる
みずほ銀行多目的ローンでは、変動金利方式か固定金利方式を選ぶことが可能だ。ただし、契約時に決めた金利を後から変えることはできない。
変動金利方式の場合、毎年4月1日と10月1日の2回金利の見直しが行われる。
見直し後の金利は、金利見直し後翌々月の約定返済日翌日より適用される。固定金利の場合、借入日の金利が完済まで適用される。適用されるのは契約時の金利ではないため、注意が必要だ。
借入時の取引状況で金利が引き下げられることもある
みずほ銀行カードローン・多目的ローンを利用する際は、借入時の取引状況により金利特典を受けることができる。
みずほ銀行カードローンを利用する際に、みずほ銀行住宅ローンを契約していれば年0.5%金利が引き下げられる。こうなると年利1.5%~13.5%の間で利用できる。
また、みずほ銀行多目的ローンを利用する際は、年0.1%金利が引き下げられることがある。適用条件は、みずほ銀行で証書貸付ローンを利用している・過去に利用していた場合となる。
ただし、証書貸付ローンを契約した店舗でしか適用されないため注意が必要だ。
また、みずほ銀行で住宅ローンを組んでいる場合、みずほ銀行多目的ローン(住宅ローン利用者専用口)を利用できる。
みずほ銀行で現在住宅ローンを利用中、もしくは住宅ローンを完済している方への専用ローンだ。
利用者専用口の多目的ローンは通常のものに比べて、金利が低く設定されている商品である。また、20歳未満の子どもがいる場合、年0.1%の金利がさらに引き下げられる。
みずほ銀行のおまとめローンの審査を簡単に受けるために
今回はみずほ銀行のおまとめローンに準ずる、みずほ銀行カードローン・みずほ銀行多目的ローンを紹介した。
みずほ銀行でおまとめローンを検討していた人には、ぜひ参考にして欲しい。
みずほ銀行カードローン・みずほ銀行多目的ローンは共に、無担保で利用目的を問わないローンだ。
他行のおまとめローンのような商品を求めるのならば、同様の目的で利用するのにぴったりの商品となる。
また、本記事の他行との金利比較で紹介したが、メガバンクの中でも一番金利が低いため高額の借入がしたい人には魅力的だ。
さらに、みずほ銀行を利用中の場合は金利優遇が受けられる可能性が高く、よりお得に利用ができる。
みずほ銀行カードローンを検討している場合には、以下の点に気をつけよう。
- 書類に不備がないようにする
- 仮入希望額を低く設定する
- 虚偽申告を絶対に行わない
- 申込前に必要書類を用意しておく
上記のポイントに留意することで、みずほ銀行の審査に通りやすくなる。これらを考慮した上で、みずほ銀行カードローンをおまとめローンとして利用することをおすすめする。
金利 (実質年率) | 年2.0%~年14.0% |
---|---|
審査時間 | 最短当日 |
融資速度 | 最短当日 |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 不要※50万円以上の借入を希望する場合は必要 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 以下のすべての条件を満たす個人のお客さま ・ ご契約時の年齢が満 20 歳以上満 66 歳未満の方 ・ 安定かつ継続した収入の見込める方 ・ 保証会社の保証を受けられる方 ※ 外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。 ※ 審査の結果によってはご利用いただけない場合がございます。 |
担保・保証人 | 不要※保証会社である株式会社オリエントコーポレーションまたは、アイフル株式会社が審査の上で保証 |