- 2枚目のクレジットカードを持ちたい
- 1枚目で足りない要素を補完できるクレジットカードを選びたい
- 2枚持ちをする際のメリット、デメリット、注意点などを知りたい
2枚のクレジットカードを所有したいが、最強の組み合わせがわからず、悩んでいる方がいるかもしれない。
クレジットカードを2枚持ったときの効果的な利用法を、知りたい方もいるだろう。
この記事では、クレジットカード最強の2枚組を紹介する。
2枚持ちのメリットはもちろん、注意すべき点、効率的な利用法についても触れるため、2枚目のクレジットカード選びに悩んでいる方はもちろん、有効活用方法が知りたい方も、ぜひ参考にしていただきたい。
クレジットカードで最強の2枚組5パターン!
最強2枚組クレジットカードの組み合わせを、最初に5つ説明する。
さまざまな要素を加味し、最強の2枚組を選んだ。適した組み合わせを選択する目安にしてほしい。
クレジットカード最強の2枚組①ポイント還元率狙いは「JCB CARD W」×「三井住友カード(NL)」
まずは、ポイント高還元を狙った最強2枚組「JCB CARD W」×「三井住友カード(NL)」だ。
それぞれのクレジットカードの特徴は、以下となる。
- 入会条件
- 18〜39歳まで
- 入会後40歳以降も利用可
- 年会費
- 永年無料
- ポイント還元率
- 基本1.0%
- メリット
- 通常利用で常にポイントは2倍
- 光熱費や定期券の購入に利用可能
- 事前ポイントアップ登録で、Amazon・セブン-イレブン・スターバックスなどはポイント最大21倍に
- 入会条件
- 18歳以上
- 年会費
- 永年無料
- ポイント還元率
- 基本0.5%
- メリット
- スマホタッチ決済で、セブン-イレブン・ミニストップなどのコンビニ、マクドナルド・モスバーガーなどのファストフード店、ガスト・サイゼリヤなどのファミレスでポイント還元率最大7%
生活費の支払いや普段利用する店舗で、手軽なポイント蓄積が可能。電気や水道料金、Amazonで「JCB CARD W」を利用し、食事にかかる費用などは「三井住友カード(NL)」でタッチ決済するとポイント還元率は最大7%になる。
クレジットカード最強の2枚組②ネットショッピングの機会が多い方は「JCB CARD W」×「楽天カード」
次はネットショッピングの機会が多い方向けの、組み合わせだ。
既出のクレジットカードは、メリットだけ記載する。
- メリット
- Amazonでの利用は3倍のポイントとなり、1ポイント3.5円でAmazonでの支払いに使える
- 入会条件
- 18歳以上
- 年会費
- 永年無料
- ポイント還元率
- 基本1.0%
- メリット
- 楽天市場での買い物でポイント還元率は3%に上昇
- 楽天グループでのポイント付与キャンペーンは数多く、ポイントが貯めやすい
Amazonの支払いは「JCB CARD W」、「楽天カード」は楽天グループと使い分けるとポイントが効率的に貯まる。どちらも基本の還元率は1.0%のため、ポイント貯蓄に特化したクレジットカードだ。
クレジットカード最強の2枚組③ゴールドカードを持ちたい方は「三井住友カード ゴールド(NL)」×「JCB CARD W」
ここでは、ゴールドカードを1枚持ちたい方に最強の2枚組を紹介する。
- 入会条件
- 18歳以上
- 年会費
- 5,500円
- 年間100万円の利用で翌年以降永年無料
- ポイント還元率
- 基本0.5%
- メリット
- ゴールドカードだが年会費は5,500円と手頃な価格
- 年間100万円利用で10,000ポイント還元
- 「三井住友カード(NL)」と同様に、対象となるお店での利用はポイント還元最大7%
- メリット
- ポイント還元率が1.0%のため、ポイントアップが狙える店舗での利用がおすすめ
「三井住友カード ゴールド(NL)」は比較的安価でゴールドカードが持て、空港ラウンジなどの付帯サービスも利用可能だ。ポイント高還元が期待できる「JCB CARD W」との組み合わせは、信頼を勝ち取り普段の買い物もお得になる2枚ではないか。
クレジットカード最強の2枚組④アラサーまでなら「JCB CARD W」×「三菱UFJカード」
アラサー向けのクレジットカード2枚組は、「JCB CARD W」×「三菱UFJカード」だ。
- メリット
- 申込年齢が18〜39歳と若者向け
- スマホでのタッチレス決済が可能
- スマホのアプリで利用に関する通知などが設定でき、スマホに慣れている世代は使いやすい
- 入会条件
- 18歳以上
- 年会費
- 永年無料
- ポイント還元率
- 基本0.5%
- メリット
- 対象店舗であるセブンイレブン・ローソンなどのコンビニ、コカコーラの自販機、くら寿司などの飲食店、スーパーなどでの利用は最大ポイント還元率5.5%
- スマホを利用した支払いが可能
- MUFGカードアプリで明細が分かりやすく、アプリ利用者は電子ギフト券に即時で交換可能
どちらのカードもスマホで支払いでき、アプリでの管理も可能だ。普段使っている店舗やAmazonで「JCB CARD W」で高還元率のポイントを貯め、ポイント還元率が高いスーパーや飲食店などで「三菱UFJカード」を使うとよい。
クレジットカード最強の2枚組⑤ポイント還元率も特典も欲しい方向け「JCB CARD W」×「エポスカード」
「JCB CARD W」×「エポスカード」の組み合わせは、ポイント高還元と特典に強い2枚だ。
- メリット
- JCBは東京ディズニーランド・東京ディズニーシーのオフィシャルスポンサー、パークチケットが当たるキャンペーンなどの特典があり、ディズニー好きな人におすすめ
- 海外旅行傷害保険やシッピングガード保険もあり
- 入会条件
- 18歳以上
- 年会費
- 永年無料
- ポイント還元率
- 基本0.5%
- メリット
- ネットで買い物をする際に、会員限定サイトを経由して購入するとポイントが2〜30倍にショップは楽天やユニクロ、旅行サイト、コスメショップなど多岐に渡る
- 舞台やイベントなどを特別価格で利用可能
- 遊園地・スパ・温泉などの娯楽施設で入場料割引
- 海外旅行傷害保険あり
「JCB CARD W」でポイントが高還元され、「エポスカード」の優待特典で、通常より低価格でさまざまな施設の利用ができる、お得な2枚だ。
最後に、内容をまとめた表を紹介する。
以下の通りだ。
組み合わせ | 特徴 | おすすめの方 | 2枚持ちのメリット |
---|---|---|---|
JCB CARD W 三井住友カード (NL) | ポイント還元率が高い2枚 | 日常生活でポイントを貯めたい39歳までの方 | 生活費や食事代などお店や場面ごとにカードを使い分けてポイントが貯まる |
JCB CARD W 楽天カード | ネットショッピングに強い2枚 | Amazonや楽天などでネットを利用した買い物が多い方 | サイトごとにカードを使い分けてポイントが貯まる |
三井住友カード ゴールド(NL) JCB CARD W | 手軽にゴールドカードが持て、高ポイントも狙える2枚 | ワンランク上のカードを持ちポイントも貯めたい方 | ゴールドカード所持という信頼と普段の買い物での高ポイントの獲得 |
JCB CARD W 三菱UFJカード | スマホを使って支払いやポイントを管理できる2枚 | スマートフォンの利用に慣れているアラサー世代 | 通常使いとポイント還元率でのカードの使い分けで有効利用ができる |
JCB CARD W エポスカード | ポイント高還元と特典の獲得に有効な2枚 | ポイントを貯めながらレジャーも安く手軽に楽しみたい方 | 通常利用でポイントが貯められ、旅行や趣味などで優待特典の利用ができる |
出典:三井住友カード株式会社「三井住友カード」
出典:楽天カード株式会社「楽天カード」
出典:三菱UFJニコス株式会社「三菱UFJカード」
出典:株式会社エポスカード「EPOS」
上記を参考に、最強の2枚を選んでほしい。
クレジットカード最強の2枚持ちを作ることのメリット
2枚組最強組み合わせの5つの特徴がわかったところで、2枚のクレジットカードを作る利点について説明する。
カード2枚持ちのメリットを知り、有効に活用していただきたい。
メインカードとの使い分けでポイントがより獲得できる
ポイントの効率的な獲得には、カードの使い分けは欠かせない。
ポイント高還元のカードをメインとし、光熱費の支払いなどに利用すれば、ポイントは毎月定期的に貯まる。
クレジットカードによって強い店舗や特典が違うため、1枚のカードでは多くのポイントは貯められない。
利用頻度の高いお店でポイントアップが見込めるカードがあれば、効率的にポイントを集められる。
メインとサブを決め、クレジットカード2枚を上手に使い分けていただきたい。
1枚のカードでは紛失や盗難時へののリスク対応が難しい
クレジットカード1枚のみでは、トラブルへの対応に苦慮する可能性がある。
クレジットカードでのキャッシュレス決済を考え、現金を多く持ち歩いていない方もいるだろう。だが、カードにトラブルがあった場合、1枚のカードでは支払いができなくなってしまう。
ICチップの不良などでカードが読み取れなくても、もう1枚カードがあれば対応可能だ。
カードを盗まれてしまったり無くしてしまったりして手元にないときも、2枚目のカードで支払いができる。
カード2枚持ちは、トラブル回避に有効だ。
利用可能店舗の拡大にはメインカードと別の国際ブランドを選択する
国際ブランドとは、「JCB」「VISA」「Mastercard」などをいう。
国際ブランドによっては、カードが利用できない店舗もある。だがクレジットカードの国際ブランドを変えれば、使用できない店を減らすことが可能だ。
メインとサブの国際ブランドを分ければ、海外旅行での利用はもちろん、普段の買い物でも利用できる店舗が増える。
クレジットカード2枚持ちなら付帯保険の補償額アップも期待できる
クレジットカードに保険が付帯されていれば、2枚カードがあれば、補償内容によっては補償額アップが期待できる。
死亡や後遺障害の保険金の額は、持っているカードのうちで最も高い金額だ。
だが、その他の項目では、実際の損害額を上限として、それぞれの保険を合算した範囲内で振り分けて保険金が支払われる。金額の合計は、付帯保険の上限を超えることもあるだろう。
アドバンテージを知り、ぜひ2枚目のクレジットカードを作ってほしい。
クレジットカード2枚持ちにはデメリットも
クレジットカードの2枚持ちに、デメリットはあるのだろうか。
ここでは、デメリットとなりうる項目について解説する。
2枚持ちは支払額増加につながる可能性も
クレジットカードの限度額は、カードごとに決まっている。1枚より2枚で利用できる金額が多くなるのは当然だ。
この限度額の拡大は支払額の増加につながりかねず、注意しなければならない。
クレジットカードは、手元にお金が無いときに使える、有効な支払い手段だ。
この手軽さは使い過ぎを招くおそれがある。常に、クレジットカードの利用金額は把握しておかなければならない。
多くのカード会社ではスマホアプリを用意しており、利用金額や支払い総額などを確認できる。支払額増加防止のために活用し、デメリットを回避していただきたい。
クレジットカードによっては年会費が発生する
2枚とも無料のカードなら維持費はかからないが、年会費が発生するカードももちろん存在する。
ゴールドカードを希望し、年会費を払ってでも手に入れたいと思う方もいるだろう。特典や補償で、年会費以上のメリットが得られれば、年会費が気にならない場合も考えられる。
自分の要求を満たしたカードであれば、たとえ年会費がかかってもデメリットとはいえないのではないか。
年会費を負担と捉えるか、それ以上の価値あるものかと考えるかで、自分に適したカードを選ぶことがおすすめだ。
クレジットカードごとの特典を把握する必要がある
2枚のクレジットカードを最大限に有効活用するには、特典の把握は欠かせない。
ポイントが多く貯まる店舗で別のカードを使ってしまう、有効期限を忘れてポイントを失効してしまうなどは、できれば避けたい。
最初のクレジットカードの特典を十分把握した後、2枚目のカードで不足部分を補うという作り方も有効な手段だ。
メインとサブの役割を分けた活用は、デメリットとはいえない。
クレジットカードの組み合わせを選ぶときに意識する点
ここでは、2枚のクレジットカードを選ぶときの組み合わせについて、意識すべき点を説明する。
クレジットカードの年会費に対する考え方
まずは、年会費だ。
年会費はデメリットでも述べたが、毎年発生する維持費といえる。維持費をかけても所持したいカードなのか、無料で手軽に使いたいのか、個人によって考え方は違う。
年会費を払いたくない方は、無料のカードで、それぞれの長所を活かした利用をすればよい。
メインカードで年会費を払うのであれば、サブカードは気軽に使える無料のカードという選択もできる。
年会費と特典やサービスのバランスがよく、毎年の支払いも気にならないカードを選ぶことが大切だ。
手軽に無料で使うか、年会費を支払ってでも利用したいのか、意識して選んでいただきたい。
国際ブランドは分けて組み合わせる
国際ブランドは、1枚目とは違うブランドにすべきだ。
JCBは日本の多くの店舗で使える。海外は、ハワイ・グアム・台湾・韓国などで利用できるが、アメリカやヨーロッパは対応していないことが多い。
「VISA」と「Mastercard」は世界的なシェアが高いため、1枚はどちらかの国際ブランドを選んでおくとよいだろう。
同じ国際ブランドの2枚持ちは、カードが使えないというトラブルの原因になるため、避けてほしい。
クレジットカードの締め日や支払い日の把握
2枚のクレジットカードは、締め日や支払日が一緒であるとは限らない。
口座残高不足で引き落としができない状態を防ぐためには、あらかじめ確認が必要だ。引き落としができないと、クレジットカードが利用できなくなるおそれもある。
カード会社によっては、事前に支払日や支払い金額を通知するサービスもある。アプリでの確認も可能だ。ぜひ、活用していただきたい。
付帯保険の組み合わせは補い合える内容で選ぶ
クレジットカードには、海外旅行と国内旅行のどちらにも対応しているカードと、国内旅行には対応していないカードがある。
1枚目のカードで補えない内容を、2枚目でカバーできるカードを選んでもよいだろう。
付帯保険には、カードで旅行代金を支払ったときにつく利用付帯と、カードを持っているだけでつく自動付帯がある。
1枚目が利用付帯であれば、2枚目は自動付帯に対応しているカードの選択もおすすめだ。
クレジットカード最強の2枚を効率的に活用するには
最強の2枚組を効率的に活用する方法を、2つ紹介しよう。
2枚のカードの使い道を事前に明確にする
2枚のカードの使い道をあらかじめ決めることで、効率的な活用が可能だ。
日常で主に使うカードをメインとし、それを補う形でサブカードを使うと考えるとよい。日常生活においてカードを使う場面さえ分かれば、メインにすべきカードが見つかる。
状況次第では、現在持っているカードをサブにし、新しくメインカードを作ることになるかもしれない。
利用目的に適したカードを選ぶことが大切だ。
ポイントアップキャンペーンをフルに活用する
特典やサービスでの使い分けも、効率的にカードが利用できる手段だ。
各カードには、独自の特典や優待サービスが用意され、1枚のカードでは享受できない恩恵が得られる。
特徴ごとにカードを使い分け、ポイントや割引サービスを活用すれば、お得な買い物が可能だ。
クレジットカードの最強の2枚はそれぞれの長所と短所を知って組み合わせると相乗効果が生まれる
クレジットカードは、1枚目のカードの特典やポイントを補完する2枚目を選ぶことで、最強の2枚となるとわかった。
2枚持ちは、ポイントアップだけでなく、盗難や紛失時への対応もでき、リスク対策にも欠かせない。
それぞれの短所を補うカードが選べれば、相乗効果となり、さらなるメリットにつながるだろう。
最強の2枚の組み合わせは、生活に潤いを与える可能性を秘めている。
現在持っているカードの特徴を把握し、効率的な2枚目のカードを選び、ぜひ新しいクレジットカードに申し込んでいただきたい。