- 三井住友カード プラチナの申し込み方法が知りたい
- 三井住友カード プラチナの審査が通るか確認したい
- 三井住友カード プラチナを作るときの注意点が知りたい
「三井住友カード プラチナ」は、三井住友カードが発行する最上位のクレジットカードだ。
この記事では、三井住友カード プラチナの申込方法とカードが手元に届くまでの流れを紹介する。
さらに、三井住友カード プラチナの入会審査の内容、そして申し込みの際に注意すべき点なども解説する。
この三井住友カードのなかでも最も高いステータスを持つカードの申し込みを考えている人は、参考にしてほしい。
三井住友カード プラチナの申し込みの流れ

ここではカードの申し込みから、三井住友カード プラチナが手元に届くまでの流れを説明する。
さらに、このカードを申し込むうえで、申込者に求められる条件についても解説するので、自分と照らし合わせてほしい。
申込条件
三井住友カード プラチナの公式サイトでは、このカードの申込条件を「原則として、満30歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方」としている。
つまり29歳以下の人、および収入のない専業主婦(主夫)や無職の人は、申込条件の対象外になる。
さらに公式サイトでは、このカードの最低利用可能枠を300万円以上としていることから、下記の年収が最低でも必要になる。
住宅ローンまたは家賃負担 | 最低年収(世帯人数別) | |||
---|---|---|---|---|
4人以上 | 3人 | 2人 | 独身 | |
なし | 534万円 | 503万円 | 470万円 | 424万円 |
あり | 574万円 | 543万円 | 511万円 | 450万円 |
割賦販売法ではカード申込者の年収に応じて個人の利用可能枠が定められており、上記の金額は、この法律にもとづく「300万円以上の利用枠が認められる場合の最低年収」になる。
つまり上記の金額以上の年収がない申込者に対して、法律上、このプラチナカードの発行はできないことになる。
なお上記の金額は、以下の計算式で算出している。
※1 日本クレジットカード協会「割賦販売法の改正について」
「申し込み」から「カード受け取り」までの流れ
このカードの申し込みには、プラチナカードの入会を勧める招待状(インビテーション)を受け取って申し込む方法、そしてカード会社に直接申し込む方法がある。
前者は、三井住友カードが発行するクレジットカードのユーザーのなかから利用実績の高い「お得意様」だけに届く招待状を受け取り、申し込む方法だ。
その一方で、後者のカード会社に直接申し込む方法には「Webを使った申込方法」と「書類での申込方法」がある。
このうち「Webを使った申込方法」、つまりWebでの申し込みからカード受け取りまでの流れは、以下のようになる。
- STEP1:三井住友カードでの手続き
- 公式サイトの申込フォームに必要事項を入力する
- STEP2:支払い口座のある金融機関での手続き
- 上記STEP1で入力した後に、自分の口座のある金融機関を選択すれば、その金融機関のサイトに移る金融機関のサイトで必要事項を入力する
- STEP3:三井住友カード社内での審査
- STEP4:カード発行
- 上記STEP3での審査に通過すれば、カードを発行し、自宅に発送される
もう一方の「書類での申込方法」では、「三井住友カード プラチナ入会案内デスク」に連絡し、必要書類を発送してもらわなければならない。
その書類が手元に届けば、その書類の記載に従って、手続きを行うことになる。
【三井住友カード プラチナ入会案内デスク】
三井住友カード プラチナを作るときに必要な書類

まずカードをWebで申し込む場合に必要な書類を説明する。
支払い口座のある金融機関が、インターネットを通じてカード会社に入金できる金融機関であれば、通帳(またはキャッシュカード)だけを用意すればよい。
ただし上記の金融機関のなかの一部では、免許証の提出が求められる場合があるので、申し込みの際には免許証も用意しておこう。
インターネットでの口座振替設定ができない場合、あるいは書類での申し込みの場合には、以下の本人確認書類のコピーを提出する必要がある。
なお50万円以上のキャッシング枠を希望する場合には、以下の収入証明書類のなかのひとつを提出しなければならない。
- 源泉徴収票
- 年収もしくは所得金額の記載があるものに限る
- 手書きの場合は会社印(角印・丸印など)が必要
- 公的年金の源泉徴収票は対象にならない
- 給与の支払明細書
- 直近2ヵ月分の月収の記載があるものに限る
- 手書きの場合は会社印(角印・丸印)が必要
- 所得税の確定申告書(または青色申告決算書、収支内訳書)
- 年収もしくは所得金額の記載があるものに限る
- 税務署の受領印、または税務署の受領確認メールなど、税務署への提出が確認できるものの添付が必要
- 納税通知書
- 年収もしくは所得金額の記載があるものに限る
- 年金証書
- 年金額の記載があるものに限る
- 年金通知書
- 年金額の記載があるものに限る
- 三井住友カード株式会社「インターネットで口座振替設定が可能な金融機関一覧」
- 三井住友カード株式会社「本人確認書類のご提出について」
三井住友カード プラチナの審査について

クレジットカードの申し込みを行った後、カード会社側では申込者の審査が行われ、この審査に通過しなければカードの利用はできない。
審査の内容は、カード会社やカードの種類によって、さまざまだ。
ただ三井住友カード プラチナは、三井住友カードのなかで最上位のカードであるため、同社のなかで最も審査は厳しい。
ここでは、カード会社で行われる、三井住友カード プラチナの審査内容を解説する。
申込審査の審査基準
各カード会社では、独自の審査基準に従って、申込者への審査を行っている。
残念ながら三井住友カードの審査基準は公開されていない。
ただし、カード会社の審査では、一般的に申込者の支払能力と信用力が審査される。
それぞれの内容をみていこう。
審査内容①:申込者の支払い能力
三井住友カード プラチナは、カードの利用可能枠が300万円以上であることから、この金額以上の利用を前提としたカードともいえる。
そのため、その金額以上の支払い能力、つまり経済的余裕が求められる。
これを判断するために、申込者の年収、勤務先企業名や役職なども重視されるだろう。
また高収入であっても、多額の住宅ローンや家賃を支払っていれば経済的余裕がなくなるため、これらの金額についてもチェックされる。
これと同様に、子どもが多ければ教育費もかかるため、家族構成も確認する。
一方で、住宅費や教育費が多い場合でも、貯金などの金融資産があれば支払い能力があるものと判断され、審査に通過することもある。
なお年収や資産額が多く、支払い能力が高い申込者には、カード発行時の利用限度額が高く設定されることが多い。
審査内容②:申込者の信用力
審査では支払い能力の他に、申込者の信用力も重視される。
いくら支払い能力があったとしても期日までにカード利用分の支払いがなければ、カード会社が損害を受けることになるからだ。
そのため、カード会社は、信用情報機関で管理されている申込者の信用情報を確認し、申込者の信用力を判断する。
信用情報機関に加盟する企業は、自社のカードユーザーの利用履歴を記録する代わりに、他社ユーザーの利用履歴も確認できる仕組みになっている。
この利用履歴を信用情報と呼び、信用情報のなかに支払いを遅延した記録が多ければ、カード会社は「申込者の信用力は低い」と判断する。
信用情報にはクレジットカードのキャッシングやカードローンの記録が残されているため、これらの利用頻度や借入残高が多ければ、返済能力も疑問視されることがある。
また、クレジットカード会社社内の記録、ここでは三井住友カードでの過去の利用履歴からも、申込者の信用力が判断される。
クレジットカードやカードローンでの過去の利用に際し、着実な支払い実績があれば「優良顧客」と社内で位置付けられ、プラチナカードの審査に通過する可能性が高くなる。
審査の流れと審査期間
三井住友カード プラチナの審査では、最初にクレジットの審査を実施し、この審査に通過すればキャッシングの審査が行われる。
インターネットで口座振替の設定が可能ならば、Webでの申し込みから最短3営業日でカード会社での審査は完了する。
このため、申し込みから1週間でカードが自宅に届くこともある。
ただしキャッシング枠を希望しなければ、その審査も行われないため、カードの入会審査が早く完了することもある。
ただし以下の場合には、申し込みから3営業日で審査が完了できないこともあるので、気をつけよう。
- カードの支払い口座(金融機関)が、インターネットでの引き落としの対応ができない場合
- 19:30以降に、カードの申し込みをした場合
- キャッシング枠を希望した場合に、キャッシングの契約内容をインターネット上で確認・保存しなかった場合
- システムのメンテナンスやトラブルなどによって設定が完了できなかった場合
- 申込内容に不備があった場合
三井住友カード プラチナを作るときの注意点

三井住友カード プラチナの入会審査は、三井住友カードが提供しているクレジットカードの審査のなかで、最も厳しい。
このため申込者の支払い能力や信用力が高くとも、このカードの審査に通過しないこともある。
ここでは、三井住友カード プラチナの審査に通過する可能性をあげるために、申し込みの際に注意すべきことを説明する。
場合によっては、申し込みを控えた方がよい場合もあるので、自分に当てはまることがないか確認しよう。
クレジットカードを利用したことがない人は、家電などを分割購入する
過去にクレジットカードを利用したことがない人は、「スーパーホワイト」と呼ばれ、カードの入会審査に通過しないことがある。
クレジットカードの利用実績がないことは、信用情報機関に申込者の記録がないということだ。
つまり信用情報機関に申込者の記録がないということは、カード会社にとって、申込者の信用力を判断する材料がないということを意味する。
三井住友カード プラチナでは、最低でも300万円以上の高額な利用限度額が設定される。
信用力が判断できない申込者に対し、このカードの利用を許すことは、カード会社にとってリスクが高いことともいえるだろう。
このためクレジットカードを利用したことがない申込者、つまり信用情報がないスーパーホワイトの人は、カード会社の審査に通過しない場合がある。
ただし家電などの高額商品を分割購入することで信用情報機関に記録が残るため、スーパーホワイトの人は、このような形で記録を残すことが対処法になる。
複数のカードの申し込みを同時に行わない
三井住友カード プラチナの審査が厳しいからといって、第2志望以降のプラチナカードを、複数同時に申し込まないようにしよう。
信用情報機関には、カードを申し込んだことも記録される。
そのため、この申込記録が多ければ、信用情報を確認したカード会社が「申込者は経済的に困窮し、あたりかまわずカードを申し込んでいる」と判断する可能性がある。
そのような判断をされた場合、返済能力も信用力も低く評価されてしまうため、審査に通過しないことが多い。
信用情報機関の申込記録は、カードの申込日から半年間は残されるため、万が一審査に通過しなかった場合には、半年以上の時間をおいて申し込むようにしよう。
キャッシング枠は必要なければ設定しない
カードを申し込む際に、必要がなければ、キャッシング枠の設定はしない方がよい。
先述したようにキャッシングを希望した場合には、カード会社でクレジットとキャッシングの審査がそれぞれ行われる。
クレジットの審査は割賦販売法に、キャッシングの審査は貸金業法に、それぞれ準拠した審査内容になっている。
審査基準が異なるため、クレジットの審査に通過したからといって、キャッシングの審査に通過するとは限らない。
このためカードを申し込む際にキャッシングを希望すれば、クレジット審査が通過しても、キャッシング審査に通過しなければカードは発行されない。
つまり、キャッシングを希望しなければ、審査に通過していたというケースもある。
ただし海外旅行のように、現地での現金の紛失や盗難リスクに備えて、キャッシング枠を設定しておいた方が無難な場合もある。
カードの入会を断られるケース
ここでは、三井住友カード プラチナを申し込んだとしても、カード会社から断られる可能性が高いケースを紹介する。
ここで紹介することに当てはまることがあれば、しばらく時間をおいて申し込むか、あるいは他のプラチナカードを検討した方がよいかもしれない。
カード会社から、入会を断られるケースとはどのような場合なのか、具体的に解説していく。
申込内容に虚偽があった場合
カードを申し込む際に、「カード会社の入会審査に、絶対に通過したい」と思っても、偽った年収や勤務先を申告することは絶対にやめよう。
申込者が申告した年収は、勤務先や年齢・役職をもとにカード会社のデータベースに照らし合わせて、その年収が適正かどうかを確認する。
また申告した通りの勤務先に勤めているかを調査するために、カード会社は勤務先に電話連絡を行い、申込者の在籍確認を行う場合もある。
これらの調査の結果、「申込時の申告内容が虚偽である」と判明した場合には、カードの入会は断られるだろう。
内容が悪質と判断されたときには虚偽申告を行った記録がカード会社社内に残され、将来にわたり、その会社からの金融サービスが受けられなくなることもある。
さらに信用情報機関に「強制解約」として記録が残される場合もあり、そのときには記録が抹消されるまで、他社カードへの入会も断られてしまうケースもある。
以上のことから、申し込みの際には正しい内容で申告するとともに、申告内容に誤りがないかを必ず確認して手続きを行うようにしよう。
過去に金融事故を起こしたことがあった場合
以下のような金融事故を起こしたことがあれば、信用情報機関に記録が残されるため、その記録が抹消されるまでクレジットカードの審査には通過しない。
- 延滞
- 支払期日から61日以上、または3ヶ月以上にわたり支払いが行われなかったこと
- 債務整理任意整理
- 債権者と直接交渉し、支払手数料や返済利息を減額してもらうこと
- 個人再生
- 裁判所を介して、支払額や借入額を減額してもらうこと
- 自己破産
- 裁判所を介して、支払額や借入額を免除してもらうこと
- 代弁返済
- 支払いや返済が困難になり、保証会社や保証人が代わりに支払うこと
- 強制解約
- 契約者の信用が低下したなどの理由から、カード会社がユーザーに対して、クレジットカードなどの利用を打ち切ること※
過去に思い当たることがある人は、その記録が信用機関に残っているかを確認しておいた方がよいだろう。
本人であれば自分の記録は、インターネットを通じて信用情報機関に照会できるため、気になる人は調べておこう。
- 株式会社シー・アイ・シー(通称CIC)
- TEL 0570-666-414
- 対応日時 月曜日~金曜日10:00~16:00(祝日・年末年始は受付不可)
- 信用情報の確認方法
- 株式会社シー・アイ・シー「インターネットで開示する」
- 株式会社日本信用情報機構(通常JICC)
- TEL 0570-055-955
- 対応日時 月曜日~金曜日10:00~16:00(祝日・年末年始は受付不可)
- 信用情報の確認方法
- 株式会社日本信用情報機構「本人による開示申し込み(スマホ申込)」
- 一般社団法人全国銀行協会:全国銀行個人信用情報センター(通称KSC)
- TEL 0120-540-558
- 対応日時 月曜日~金曜日10:00~12:00、13:00~17:00(祝日、12/31~1/3は受付不可)
- 信用情報の確認方法
- 一般社団法人全国銀行協会「本人開示の手続き」
金融事故の記録は、5年で抹消される(上記③の信用情報機関の場合のみ、自己破産の記録に限り、7年間残される)。
以上のことから過去に金融事故を起こしたことがある人は、その記録が抹消されるのを待って、カードを申し込むようにしよう。
- カード会社の規約に違反した場合でも、強制解約になることがある。
過去に三井住友カードでの利用で、頻繁に支払い遅延があった場合
支払いの遅延があっても、最終的に60日以内に支払いが実施されていれば、信用情報機関の記録には残されない。
しかしカード会社の社内には、その記録が残されていることがある。
遅延が1〜2回程度ならば問題はないが、頻繁に支払いの遅延があったならば、カード会社から「要注意人物」とみなされている場合もある。
もし過去に三井住友カードでクレジットカードやカードローンを利用したことがあり、支払いの遅延が頻繁にあったならば、プラチナカードを申し込んでも断られるかもしれない。
信用情報機関の情報は一定の期間が経過すれば抹消されるが、カード会社の記録は抹消されることはない。
このため、そのような場合は、三井住友カード プラチナを手に入れることは難しいかもしれない。
三井住友カード プラチナの作り方のポイントを押さえて、申し込もう

この記事では、三井住友カード プラチナの申込方法について説明を行った。
申込条件や申込手順、カードの審査基準も解説した。
このカードの支払い口座が、インターネットでの口座振替が可能であれば、通帳(またはキャッシュカード)だけで申し込みができる。
ただしインターネットでの口座振替が可能な金融機関であっても、運転免許証の画像提出が求められる場合があるので、運転免許証も用意しておいた方がよいだろう。
また三井住友カード プラチナは三井住友カードの最上位カードであるため、カードの入会審査は厳しく、申し込みの際に注意すべきことも多い。
だが、このカードには、自分の生活をより良くしてくれるサービスや特典が満載だ。
この記事を参考にして、三井住友カード プラチナを申し込もう。
三井住友カード プラチナに関するよくある質問
