JCB ORIGINAL SERIES（JCBオリジナルシリーズ）は2枚目を作れる？作り方や注意点について解説

JCBオリジナルシリーズのカードをすでに持っていて、このシリーズのクレジットカードをもう1枚作ることができるのだろうか。

この記事では、JCBオリジナルシリーズは、2枚目を作れるのかという疑問について解説する。

同じシリーズで別のカードを作りたいと考えている方は、参考にして欲しい。

JCB ORIGINAL SERIESをすでに持っていて2枚目は作れるか

このシリーズのクレジットカードをすでに持っていて、新たに2枚目を作ることはできるのだろうか。

以下で、さらに詳しく見ていこう。

同じJCBオリジナルシリーズのカードは作れない

結論から言えば、同じシリーズでカードをもう1枚作ることはできない。

なぜなら、重複して保有してはいけないというルールになっているからだ。

たとえば、あなたがすでにJCBゴールドを持っていて、新たに同じJCBオリジナルシリーズのJCBカードWを、2枚目のカードとして作ることはできない。

そのため、現在持っているカードと、同じシリーズのカードが欲しいのであれば、お持ちのカードを一度解約するか、カードを切り替えなければならないのである。

JCBの提携カードであれば2枚目を作れる

同じシリーズのカードは作れないが、JCBの提携カードであれば作れる。

提携カードというのは、JCBと提携する企業が発行するクレジットカードである。代表的な提携カードには「ANA JCBカード」や「JCB 旅カード」、「ぴあJCBカード」などがある。

これらのカードは、JCBオリジナルシリーズのカードではない。そのため、お持ちのJCBオリジナルシリーズのカードに加えて、新たに作ることができる。

たとえば、あなたがすでにJCBゴールドを持っていたとしても、新たにANA JCBゴールドを作れるということだ。

JCBの提携カードには様々な種類がある。2枚目のJCBカードは同じシリーズで作りたい、というこだわりがないのであれば、提携カードを検討しても良いだろう。

JCB ORIGINAL SERIESで2枚目のカードを持つためには

JCBオリジナルシリーズは、同じシリーズで2枚目のカードを作れない。しかしながら、以下のカードを選択するのであれば作れる。

リボ払い専用カード

JCBオリジナルシリーズには、リボ払い専用のクレジットカード「JCB CARD R」がある。

このカードは、オリジナルシリーズのカード種類の１つであるが、2枚目のカードとして作ることが可能だ。

そのため、カード同士を次のように組み合わせられる。

「JCB CARD R」はいつでもポイント還元率が2倍になる。リボ払いの手数料を支払っていれば、さらに2倍でポイント還元率は通常の4倍となる。

現在持っているカードの還元率に物足りなさを感じている方は、ポイント還元率の高いカードとして、このカードを作っても良いだろう。

「JCB CARD R」はこのシリーズのうち、2枚目として作れる唯一のカードなのだ。

ただし、「JCB CARD R」はリボ払い専用カードである。ショッピング払いの支払い方法は自動的にリボ払いになることに注意しよう。

家族カードを発行してもらう

2枚目のカードを持つ方法として、家族カードを発行してもらう方法がある。

作りたいカードを家族名義で作ってから、自分の家族カードを発行してもらえば良いのだ。家族カードはほとんどの場合、本会員カードと同様の付帯サービスを受けられる。

2枚目のカードを付帯サービス目的で作りたいのであれば、家族カードは役に立つ。ただし、家族カードはカードの利用限度額が本会員カードと共有になる。

ポイントについても本会員と合算になるため、自分のためにポイントを貯められない。家族カードを発行する場合には、この点に気を付ける必要があるだろう。

JCB ORIGINAL SERIESで別のカードを作りたい場合

どうしてもJCBオリジナルシリーズで2枚目を作りたい場合には、どうするべきだろうか。

結論から言えば、すでにお持ちのカードを切り替えるか、解約して新たに申し込むしかない。

お持ちのカードを切り替える

お持ちのカードを切り替えるには、以下のような方法がある。

上位カードにアップグレードするには、会員専用サイト「MyJCB」から手続きを行う。

現在お持ちのカードランクが一般カードやゴールドカードで、上位カードに切り替えたいのであれば、この方法で切り替えよう。

一方、2枚目のカードとして申し込む方法は、インターネットから行う。JCBオリジナルシリーズはリボ払い専用カードを除いて、2枚目のカードを作れない。

そのため、2枚目のカードを申し込むと、お持ちのカードは申し込んだカードに自動的に切り替わるのだ。

たとえば、現在持っているカードが招待制のカード「JCBザ・クラス」で「JCBカードW」に申し込むと、入会年齢制限を満たしていれば「JCBカードW」に自動的に切り替わる、ということだ。

特別な切替手続きは必要ない。作りたいカードに新たに申し込むだけで切り替えられるのだ。

解約してから新たに申し込む

基本的には新たに申し込むことで自動的にカードは切り替わる。

しかしながら、お持ちのカードの種類や希望するカードのデザインによっては、一度カードを解約する必要がある。

解約してから新たに申し込む必要のあるカードは、以下の通りだ。

現在持っているカード	新たに作りたいカード
JCBカードS	同じカードランクで異なるデザインのカード
JCBゴールド	JCB GOLD EXTAGEと同じカードランクで異なるデザインのカード
JCB GOLD EXTAGE	JCBゴールド（モバ即・NL以外）同じカードランクで異なるデザインのカード
JCBカード W plus L	同じカードランクで異なるデザインのカード

特に異なるデザインの同じグレードを希望する場合には、一度解約が必要となる。

希望するカードによっては、一旦解約しなければいけないことに注意しよう。

JCB ORIGINAL SERIESで2枚目を作るときの注意点

JCBオリジナルシリーズで2枚目を作るときの注意点について見ていこう。

利用可能枠は加算されない

2枚目を作ると利用可能枠はどちらかのカードのうち、もっとも大きい利用限度額が適用される。

たとえば、すでにお持ちのカードの利用限度額が50万円で、2枚目に作る「JCB CARD R」の利用限度額が30万円であれば、利用限度額は50万円となる。

合計の80万円にはならないということだ。新たにカードを作ったところで利用限度額は大きく増えない。

もし2枚目を作って、利用限度額を増やしたいのであれば、限度額が独立して設けられる提携カードの発行を検討した方が良いだろう。

ポイントの合算ができないことがある

2枚目を作ると、それぞれのカードでたまったポイントを合算して商品に交換できる。

ただし、これができるのはカードの名義人が同じ人物である場合に限る。

そのため、2枚目を家族カードとして発行してもらうときには、名義が異なるため注意したい。

また、同じ名義であったとしても、個人カードとJCB法人カードはポイントを合算できない。個人と法人のポイントは分けて考えなければならないだろう。

2枚目のカードを作成したい方はJCB ORIGINAL SERIESがおすすめ！

この記事では、JCB ORIGINAL SERIESは2枚目を作れるのかという疑問について解説した。

JCB ORIGINAL SERIESは、基本的に同じシリーズのカードをもう1枚作ることができない。

2枚目として作りたいカードがある場合には、その目的に合わせてカードを切り替えるか、解約して作り直す必要がある。

異なるデザインを希望する場合を除いて、カードの切り替えは新規に申し込むことで自動的に行われる。

2枚目に作りたいカードとして、新たに申し込んでみてはいかがだろうか。