コスモ・ザ・カード・オーパスとイオンカード（WAON一体型）の違いは？どちらのカードを使うべきか解説

コスモ・ザ・カード・オーパスはコスモ石油とイオンフィナンシャルサービス株式会社の提携カードだ。

イオンカード（WAON一体型）と同じような特典を受けられるカードだが、2つのカードは一体どのような点に違いがあるのだろうか。

本記事では、コスモ・ザ・カード・オーパスとイオンカード（WAON一体型）のそれぞれの特徴や違い、結局どちらのカードを使うべきかを解説していく。

どちらのカードを選ぶかお悩みの方は、ぜひ本記事を参考に自分に合った方を選択しよう。

コスモ・ザ・カード・オーパスとイオンカード（WAON一体型）の特徴

まず、コスモ・ザ・カード・オーパスとイオンカード（WAON一体型）の特徴をそれぞれ解説していく。

コスモ・ザ・カード・オーパスとは

コスモ・ザ・カード・オーパスは、コスモ石油とイオンフィナンシャルサービス株式会社が提携して作られたクレジットカードだ。

本カードの年会費が永年無料であるだけでなく、ETC専用カードや家族カードも無料で利用できるため、家計に負担をかけずに利用することができる。

また、コスモ石油での給油が会員価格になったり、イオングループ対象店舗での優待特典が受けられたりといったメリットが多い。

ショッピングセーフティ保険も付帯しているため、安心して買い物を楽しめる点も魅力だ。

年会費無料でさまざまな特典を受けられる点は、コスモ・ザ・カード・オーパスの大きな強みと言えるだろう。

イオンカード（WAON一体型）とは

イオンカード（WAON一体型）は、イオンフィナンシャルサービス株式会社が発行するクレジットカードだ。

本会員のカード・ETC専用カード・家族カードが無料で発行できる点はコスモ・ザ・カード・オーパスとも共通しており、家計に負担がかからない点が特徴となっている。

イオンカード（WAON一体型）にはさまざまな種類があるが、「WAON一体型」が定番である。

クレジットカード機能と電子マネーWAONの機能を両立しており、決済手段として使いやすい。

また、イオングループ対象店舗では以下のような優待特典を受けられることが特徴だ。

なお、上記の優待特典はコスモ・ザ・カード・オーパスでも受けられる。

基本的な機能に大きな違いはない

コスモ・ザ・カード・オーパスとイオンカード（WAON一体型）は、基本的な機能の面では大きな違いがない。

以下の表は2つのカードの特徴を比較したものだ。

カード	コスモ・ザ・カード・オーパス	イオンカード（WAON一体型）
入会金・年会費	無料	無料
還元率	0.5%	0.5%
国際ブランド	VISA Mastercard JCB	VISA Mastercard JCB
ETC専用カード	無料	無料
家族カード	無料	無料
付帯保険	ショッピングセーフティ保険：年間50万円まで クレジットカード盗難保障	ショッピングセーフティ保険：年間50万円まで（ゴールドカードは年間300万円まで） クレジットカード盗難保障
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上記の表を見て分かる通り、どちらか一方が「年会費が高い」「還元率が良い」などということはない。

コスモ・ザ・カード・オーパスとイオンカード（WAON一体型）の違いとは

基本的な機能は共通している2つのカードだが、一体どのような点が異なっているのだろうか。

ここでは、コスモ・ザ・カード・オーパスとイオンカード（WAON一体型）の違いについて具体的に確認していく。

コスモ石油での給油特典

まず、2つのカードで大きく異なる点はコスモ石油での給油特典だ。

コスモ・ザ・カード・オーパスはコスモ石油でお得に給油できる特典が付いているが、イオンカード（WAON一体型）にはない。コスモ・ザ・カード・オーパスの場合、コスモ石油での燃料油が会員価格となり、通常よりも安く給油できる。

さらに入会特典として、コスモ石油で利用する燃料油50リットル（最大500円）まで割引となるサービスも提供されている。

近年のガソリン価格の高騰を考えるとどちらも嬉しい優待特典であり、イオンカード（WAON一体型）にはないコスモ・ザ・カード・オーパスの魅力だ。

ゴールドカードへの切り替え

ゴールドカードに切り替えられるかどうかという点も、2つのカードで異なっている部分だ。

イオンカード（WAON一体型）は切り替えられるが、コスモ・ザ・カード・オーパスにはそもそもゴールドカードが用意されていない。

イオンカード（WAON一体型）の場合、年間カードショッピング額が50万円以上などの条件を満たすと、ゴールドカードが郵送されてくる。

国内・海外旅行傷害保険が付帯していたり、国内主要空港のラウンジが無料利用できたりと、ゴールドカードならではの優待特典を受けられる。

さらに年会費が無料なので、持っていても家計に負担がかからない。ステータスの高いゴールドカードに切り替えるチャンスがある点は、イオンカード（WAON一体型）の大きな強みと言えるだろう。

一部イベントは提携カードが対象外

イオンモールでは、イオンカードの所有者限定でポイント還元率がアップしたり、キャッシュバックが受けられたりするイベントが定期的に行われている。

しかし提携カードが対象外となっている場合もあり、コスモ・ザ・カード・オーパスでは特典が受けられない可能性があるため注意が必要だ。

対象となるカードの範囲はイベントごとに異なり、提携カードが含まれている場合もあれば、イオンカード（WAON一体型）のみの場合もある。

確実にイオンモールのイベントで特典を受けたいのであれば、イオンカード（WAON一体型）を持っておくと間違いない。

イオンカードセレクトの3つの違い

イオンカードにもさまざまな種類があり、通常のイオンカード（WAON一体型）よりもさらにお得に買い物ができる「イオンカードセレクト」がある。

コスモ・ザ・カード・オーパスやイオンカード（WAON一体型）との違いを確認し、より自分に合ったカードがどれなのかを判断しよう。

キャッシュカードの機能が搭載

イオンカードセレクトの最大の特徴は、クレジットカード機能・電子マネーWAON機能に加えて、キャッシュカードの機能も搭載されているという点である。

イオン銀行のキャッシュカード機能が付帯され、決済だけでなくATMの利用もできるようになるのだ。

特に、近年はキャッシュレス化が進んでおり、財布の中にさまざまなカードが入っている人も多いだろう。イオンカードセレクトは3つの機能が1枚にまとめられるため、財布の中がスッキリとして使いやすくなる。

さまざまなカードを持ち歩かなくて済むようになる点は、イオンカードセレクトの大きなメリットだ。

WAONへのオートチャージでポイント2重取り可能

イオンカードセレクトでは、電子マネーWAONでの買い物だけでなく、オートチャージを設定した場合でもポイントが貯まる。

「チャージ+買い物」でポイントを2重取りできるため、効率良くポイントを貯められることが特徴だ。

オートチャージとは、あらかじめWAON残高を設定しておき、支払い後に残高が設定金額未満になると自動でイオン銀行口座からチャージされる仕組みである。

いちいちチャージをする手間を省ける上に、ポイントもお得に貯められるため一石二鳥になるのだ。

イオン銀行の金利アップ

イオン銀行の普通預金金利や手数料等がお得になる可能性がある点も、イオンカードセレクトの特徴だ。

イオン銀行では「イオン銀行Myステージ」と呼ばれるシステムがある。

対象取引の利用に応じてスコアが加算され、スコアに応じて決定するステージごとに「他行ATM入出金手数料無料」や「普通預金金利引き上げ」などの特典が利用できるサービスだ。

イオン銀行Myステージの対象取引には「イオンカードセレクトの契約」「WAONオートチャージの利用」などがある。

イオンカードセレクトを契約したり、WAONオートチャージを設定したりするとスコアが加算されるため、金利アップや手数料無料の可能性が出てくる。

こうしたお得な特典に結びつく可能性がある点もイオンカードセレクトならではの特徴だ。

コスモ・ザ・カード・オーパスかイオンカード（WAON一体型）どちらのカードを使うべき？

ここまでコスモ・ザ・カード・オーパスとイオンカード（WAON一体型）の特徴を比較してきたが、結局どちらを選ぶべきか悩んでいる方も多いだろう。

それぞれのカードについておすすめする人のタイプを紹介する。

コスモ・ザ・カード・オーパスをおすすめする人

コスモ・ザ・カード・オーパスは、コスモ石油で燃料油を給油する人におすすめだ。

会員価格で給油できたり、入会特典として割引が適用されたり、お得な特典が多くなっている。年会費が無料であるため、普段の買い物ではあまり使わないという場合でも負担はかからない。

給油時に使うサブカードや緊急用の予備カードとして持っていても良いだろう。また、イオングループ対象店舗でも特典が受けられるため、イオンやマックスバリュなどで買い物をする場合にも使える。

イオンカード（WAON一体型）をおすすめする人

イオンカード（WAON一体型）は、将来的にゴールドカードを利用したい人におすすめだ。

コスモ・ザ・カード・オーパスにはゴールドカードがそもそもないため、イオンカード（WAON一体型）を選ぶことになる。

イオンゴールドカードは、国内主要空港のラウンジ無料利用や国内・海外旅行傷害保険などの優待特典が魅力的だ。旅行が好きで飛行機をよく利用する場合は、かなりメリットが多いカードと言えるだろう。

本会員のゴールドカードだけでなく、家族カードも無料でゴールドカード同様のサービスを受けることができる。

家族で無料のゴールドカードを使いたいのであれば、イオンカード（WAON一体型）でゴールドカードの発行を目指すと良いだろう。

併用するという手もある

コスモ・ザ・カード・オーパスとイオンカード（WAON一体型）はともに入会金・年会費がかからない。両方発行しても負担がかからないため、2つのカードを併用しても良いだろう。

例えば、コスモ石油では安く給油できるコスモ・ザ・カード・オーパスを使う。そしてイオン・マックスバリュ等の買い物はイオンカード（WAON一体型）にまとめ、年間利用額を増やすことでゴールドカードの発行を目指す。

イオンモールでイオンカード限定のイベントが開催された場合でも、イオンカード（WAON一体型）を持っていれば特典を受けられる。

このように、2つのカードを併用することで年会費の負担をかけずにさまざまなメリットを受けられる。

それぞれのカードをどちらにするか決められない場合は、両方に申し込んでみると良いだろう。

コスモ・ザ・カード・オーパスとイオンカード（WAON一体型）の違いを押さえよう

本記事では、コスモ・ザ・カード・オーパスとイオンカード（WAON一体型）の特徴や違いを解説してきた。

2つのカードには基本的な機能に違いはほとんどないものの、コスモ石油での特典やゴールドカードへの切り替えなどの点で異なっている。

どちらも魅力的なカードであるため、自分に合う方をじっくりと選ぶことが大切だ。

また、2つのカードのメリットを最大限に活かすために併用するという手もある。年会費無料で負担がかからず、さまざまな特典を受けられるためおすすめだ。

ぜひこの機会にコスモ・ザ・カード・オーパスとイオンカード（WAON一体型）に申し込んでみてはいかがだろうか。