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新NISAつみたて投資枠で資産はいくらになる?実現可能な資産額と運用戦略

この記事で解決できるお悩み
  • 新NISAつみたて投資枠の活用でどのくらいの資産形成が期待できるのか知りたい 
  • つみたて投資枠の基本的な活用法が知りたい
  • 新NISAを活用した効果的な資産形成戦略を理解したい

新NISAが始まり、つみたて投資枠をメインに据えて、資産形成に取り組もうとしている方も多いのではないだろうか。

コツコツ投資信託を購入して資産を増やせるつみたて投資枠は、投資初心者におすすめの制度だ。

ただ基本的な仕組みや運用時の鉄則を把握しておかないと、資産を大幅に減らしてしまう恐れがある。

そこで本記事ではつみたて投資枠の基本とその仕組みやつみたて投資枠の活用で考えられる資産形成のシナリオについて解説しよう。

効果的な新NISAの投資戦略についても説明しているので、ぜひチェックしてほしい。

目次

いくらになるのかを考える前に知っておきたい新NISAつみたて投資枠の基本

つみたて投資枠で資産運用を開始する前に、制度の概要や基本的な仕組みを把握しておく必要がある。

ここではつみたて投資枠の基本とその仕組みについて解説しよう。

新NISAのメリットと投資の基本戦略

つみたて投資枠と成長投資枠で構成される新NISAを活用し、資産運用を行うメリットは以下の通りだ。

新NISAのメリット
  • 非課税保有期間が無期限になっている
  • 年間投資可能額が大きく増加している
  • 優良な投資信託を購入できる
  • 長期投資の恩恵を受けられる

つみたてNISAは最長20年、一般NISAは最長5年のように非課税期間には制限があった。

そのため、非課税期間の終了が近づいてくると売却を考えたり、終了すると課税口座へ移管したりと面倒なことが多かった。

しかし新NISAでは非課税保有期間が無期限になり、いつまでも非課税で運用し続けられるようになった。

また毎月決まった金額をコツコツ購入するつみたて投資枠は、長期投資に向いている。

金額は同じでも基準価額の変動によって購入数量が変わり、平均購入単価を下げられるからだ。

つまり、つみたて投資枠における基本戦略には、購入した投資信託を保有し続ける長期投資を採用するべきなのだ。

つみたて投資枠の投資額と投資対象

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つみたて投資枠
年間の非課税投資上限額120万円
非課税保有限度総額1,800万円
投資対象金融庁の基準を満たした長期のつみたて・分散投資に適した投資信託

つみたて投資枠の年間の非課税投資上限額は120万円なので、月10万円まで投資信託を購入することができる。

毎月10万円をつみたて続けた場合は、15年間で非課税保有限度総額の1,800万円に到達する計算だ。

成長投資枠も同様に毎年上限額まで使い切っていると、最短5年で非課税枠を埋められる。

つみたて投資枠のみを活用した場合に、どのくらいの期間で非課税保有限度総額に到達するかわかるように、月々のつみたて金額ごとに必要な年数をまとめてみよう。

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月々のつみたて金額年間投資額元本が1,800万円に到達する年数
1万円12万円150年
2万円24万円75年
3万円36万円50年
4万円48万円37.5年
5万円60万円30年
6万円72万円25年
7万円84万円約21.43年
8万円96万円18.75年
9万円108万円約16.67年
10万円120万円15年

またつみたて投資枠では、金融庁の基準を満たした長期のつみたて・分散投資に適した投資信託しか購入できない。

優良な投資信託しか認可されていないため、投資初心者でも運用に適した金融商品を購入できる。

投資信託とは、複数の個別銘柄を組み合わせた詰め合わせパックのような金融商品だ。

つみたて投資枠で購入可能な投資信託で、おすすめの銘柄は以下の通りだ。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)
  • SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド

これらはすべてインデックスファンドと呼ばれる投資信託で、主要な経済指数に基づいて銘柄が選定されている。

プロのトレーダーが構成銘柄を変更するアクティブファンドよりも歴史的に見るとリターンが良くて手数料が安いため、投資初心者にはインデックスファンドの購入を推奨している。

つみたて投資枠は長期運用に向いている

つみたて投資枠は、20年以上の長期投資に向いている制度だ。

事前に決めた金額分の投資信託をコツコツと購入する仕組みによって、毎月自動的に運用に回すお金を用意できるからだ。

毎月残った金額を投資に回そうと考えていると、使い切ってしまっていつまで経っても資産形成に取り組めない。

しかし毎月のつみたて金額を決めていると、その金額はないものとして1ヵ月を生活するため、自然に運用に回す資金を用意できるのだ。

またつみたて設定をすると商品選びに手間がかからないのもポイントが高い。

投資信託の構成銘柄は運用ファンドが指数に基づいて決定してくれるため、自身で調整する必要がないのだ。

これらの理由から、つみたて投資枠は長期投資に向いていると言える。

新NISAつみたて投資枠で資産はいくらになる?期待できる資産形成のシナリオ

つみたて投資枠が長期投資に向いていることを説明したが、いまいち理解しきれていない方がいるのではないだろうか。

ここでは長期投資のメリットを感じられるように、つみたて金額に基づく将来価値の推計や投資期間の長さとリターンの相関を解説している。

また新NISAで長期投資を実践するメリットについても説明しているので、気になる方はぜひ確認してほしい。

つみたて金額に基づく将来価値の推計

つみたて投資枠では、つみたて金額が大きくなるにつれて投資元本が増えるため、将来の資産額は大きくなりやすい。

年利4%の投資信託を購入する場合、つみたて金額によって将来の資産額がどの程度変動するのかシミュレーションしてみよう。

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月1万円月3万円月5万円月10万円
1年目122,225円366,674円611,123円1,222,246円
5年目662,990円1,988,969円3,314,949円6,629,898円
10年目1,472,498円4,417,494円7,362,490円14,724,980円
20年目3,667,746円11,003,239円18,338,731円36,677,463円
30年目6,940,494円20,821,482円34,702,470円69,404,940円

つみたて金額が増加することによって、資産総額は大幅に増えている。

目標金額が決まっている方は、残りの運用年数を考えながら月々のつみたて金額を決定すると良いだろう。

投資期間の長さとリターンの相関

一般的に投資期間が長くなるにつれて、得られるリターンは大きくなるとされている。

なぜなら、利息が利息を生む仕組みである複利効果を活用できるからだ。

例えば100万円を年利4%で運用する場合、1年目の利息は100万円に対して発生するため40,000円だ。

そして利息を投資に回すと翌年は104万円に対して利息が発生し、資産は41,600円増加する。

このように年数が経過するにつれて利息が雪だるま式に増えるため、投資期間の長さとリターンには正の相関があると言える。

よりイメージしやすいように、運用年数ごとに生じる利益の違いを比較してみよう。

ここでは、投資元本100万円を年利4%で運用し続けるケースを取り上げる。

運用年数資産総額
1年目1,040,742円
5年目1,220,997円
10年目1,490,833円
20年目2,222,582円
30年目3,313,498円

資金は一切追加していないが、100万円が30年後には300万円になっている。

運用年数が長くなればなるほど複利を活用できる期間が伸びるため、より高いリターンを得やすいのだ。

つみたて投資枠で長期投資を実践するメリット

長期投資には複利効果を活用できること以外にも、利益を得やすいことがメリットとして挙げられる。

S&P500を代表とする経済指数に連動するインデックスファンドは、歴史的に見ると20年以上の投資期間を確保すると利益が出ているからだ。

その長期投資をつみたて投資枠で実践するメリットは、「優良な投資信託を購入できること」そして「非課税で運用できること」だ。

金融庁から認められた投資信託しか購入できないため、投資初心者でも優良な投資信託を購入しやすい環境が整備されている。

また利益に対して税金が課せられず、効率的に利息を再投資に回しやすくなっている。

なお、これらのメリットを最大限に活かすためのつみたて投資枠でのおすすめの運用戦略については、下記の記事でも詳しく解説しているので参考にしてほしい。

新NISAつみたて投資枠で資産を増やすコツ

ここでは新NISAを活用した効果的な投資戦略を解説しよう。

投資目的に合わせた投資計画の重要性

最初に投資計画を作成する必要があるが、その際に大事になるのが投資目的と合っているかどうかだ。

「リスクを背負ってでも資産を増やしたい」「現状ある資産を安全に守りたい」のように、資産を増やしたい方がいれば、確実に保有し続けたい方もいる。

資産を増やしたい方が預貯金を選択しても、限られた金利分しかリターンを得られない。

例えば100万円をメガバンクの普通預金(金利0.001%)に入れていた場合、1年後に受け取れる利息は10円だ。

預貯金は資産を守りたい方に合っていると言えるだろう。

一方で資産を守りたい方が株式や投資信託を購入すると、リターンを得られる可能性はあるが資産が減少するリスクも伴う。

このように運用目的によって購入すべき金融商品が異なるため、最初に投資目的を整理してから投資計画を立案する必要があるのだ。

資産分散と時間分散の重要性

次に大事になるのが、資産分散と時間分散だ。資産分散とは、資産クラス(株式・投資信託・債券・預貯金など)を分散させることを指し、さまざまな相場の状況に対応できるというメリットがある。

もし資産の大半を株式として保有している場合は暴落時には資産が大幅に目減りしてしまう一方で、全てを預貯金にしていると、リターンを得られる可能性をなくしてしまう。

一定のリターンを得られる状況を作りながら、相場が悪い状況でも投資を継続できる資産バランスを保っておく必要があるのだ。

株式や債券を個別で購入する際は、それぞれの銘柄から受ける影響を小さくするために同じ資産クラス内でも投資先を分散させよう。

投資信託は1本に数百銘柄が組み入れられており、資産分散を考える手間がかからない投資初心者におすすめの金融商品だ。

なお、資産に占める預貯金の割合は、年齢と同程度が丁度良いと一般的に言われている。

また時間分散とは、定期的に買い付けて購入時期を分散させることを指す。購入する時期を分散させることによって、高値掴みを防ぐというメリットがある。

株価や投資信託の基準価額は、上下動を繰り返しながら長期的に見ると右肩上がりに成長しているものが多いが、価格が安いか高いかどうかは購入時に判断できない。

そこで定期的に購入し続けることで、購入金額がバラバラになって平均購入単価を引き下げられるのだ。

投資初心者が運用を開始する際は、資産分散と時間分散に十分配慮しよう。

定期的な見直しが大切 

資産配分を決めて分散投資を始めた後は、定期的にポートフォリオを見直してほしい。

商品価格の変動によってポートフォリオのバランスが崩れ、許容度以上のリスクを背負っていたり期待リターンが低下していたりする恐れがあるからだ。

例えば100万円の資産を投資信託50万円・預貯金50万円に分けて運用を開始したケースで、3年後に投資信託の価値が倍になったとしよう。

投資信託100万円・預貯金50万円の配分になり、投資信託の割合が当初50%から約66%まで増加していることになる。

そこで投資信託を25万円分売却することで、その方にとって最適な割合である投資信託:預貯金=50:50に戻せるわけだ。

これをリバランスと言い、ポートフォリオのバランスが崩れた際に重要になってくる。

新NISAつみたて投資枠で上手に資産を増やしたいなら誰に相談するべき?

ここまで新NISAやつみたて投資枠に関する説明をしてきたが、具体的なポートフォリオの構築方法や自分に合った商品選びに迷う方が多いのではないだろうか。

ここではつみたて投資枠で資産形成をスタートする方に向けて、おすすめの存在を紹介する。

新NISAの投資判断における専門家の重要性

新NISAのつみたて投資枠を活用した資産形成では、運用計画の立案から購入後の見直しまで行う必要があり、投資家が取り組むべきステップが多い。

各段階の判断を誤ってしまうと、資産が大幅に目減りしたり運用効率が悪くなったりする恐れがある。

そこで、疑問点や不明点が多い投資初心者の方には、投資のプロフェッショナルであるIFAへの相談を推奨している。

いつでも困ったタイミングに頼れる専門家を見つけておくことで、暴落時にも焦らず冷静に対応できるようになるだろう。

IFAの役割とメリット

IFAはIndependent Financial Advisorの略で、日本語では独立系ファイナンシャルアドバイザーと翻訳される。

金融機関から独立していることを指し、資産運用や保険などのお金に関する幅広い悩みの解決をサポートする存在だ。

資産運用に詳しいプロとして知られており、投資目的とマッチした運用計画の立案やポートフォリオ作成、リバランスまで幅広くアドバイスしてくれる。

そんな資産運用をサポートしてくれるIFAに相談するメリットは以下の通りだ。

IFAに相談するメリット
  • 手数料目的の商品を提案されない
  • 担当者と長期間にわたる関係性を築ける

会社の存続のために利益を求める金融機関では、担当者によっては手数料が高い商品を提案するケースがある。

しかし、厳しいノルマを課されていないIFAは常に顧客の利益を最優先に考えており、運用効率を重視した投資信託を提案してくれる。

そして複数の金融機関と提携しているため、取り次ぎ可能な金融商品が多いのもメリットだと言えるだろう。

また転勤がない勤務体系から、長期間にわたる関係性を築きやすい。

情報が蓄積されていくことで、相談の度に一からあなたに関する情報を説明する手間が不要になる。

そのため、説明の時間を省きながら、相談時間を具体的なポートフォリオや銘柄選定といった有意義なものにできるのだ。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」の利用方法とその利点

ここまでの説明を受けてIFAに興味を持った方の中には、

「IFAと相性が悪かったらどうしよう」

「そもそもどうやってIFAを探したら良いのだろう」

と不安に思っている方がいるのではないだろうか。

そんな方に活用してほしいのが、投資家とIFAのマッチングサービスである「資産運用ナビ」だ。

運用目的やライフスタイルといったあなたが入力した条件に基づき、運営が複数のIFAを選抜して紹介する仕組みになっている。

紹介されたIFAから好きな人を選ぶことが可能で、相性の良い担当者と出会えるように工夫されており、ミスマッチが起こりにくい。

現在「資産運用ナビ」では、新NISAのスタートをサポートする無料相談を実施している。

資産運用を効率的に進めたい方は、ぜひ相性の良いIFAを探してみてはどうだろうか。

新NISAつみたて投資枠で資産を増やそう

新NISAのつみたて投資枠は年間投資上限額120万円、非課税保有限度総額1,800万円が用意された税制優遇制度だ。

非課税保有期間が無期限、優良な投資信託を購入可能といったメリットが多く、投資初心者におすすめの長期投資に適していると言える。

つみたて投資枠を活用した長期投資のメリットは以下の通りだ。

つみたて投資枠を活用した長期投資のメリット
  • 複利効果を活用できる
  • 右肩上がりに成長する株価によって利益を得られる

投資期間を長く確保することによって、投資初心者でも利益を得られる可能性が格段に高くなる。

つみたて投資を長期間にわたって継続した場合の運用額は以下の通りだ。

スクロールできます
月1万円月3万円月5万円月10万円
1年目122,225円366,674円611,123円1,222,246円
5年目662,990円1,988,969円3,314,949円6,629,898円
10年目1,472,498円4,417,494円7,362,490円14,724,980円
20年目3,667,746円11,003,239円18,338,731円36,677,463円
30年目6,940,494円20,821,482円34,702,470円69,404,940円

金融庁から認められた優良な投資信託を購入できるつみたて投資枠では、資産の分散と時期の分散を図りやすい。

投資目的が資産を増やしたい方であれば、つみたて投資枠との相性は非常に良いだろう。

定期的にポートフォリオを見直しながら、リスクとリターンのバランスをキープしておいてほしい。

ただ運用していくなかで、新NISAを活用した資産運用に関する疑問や不安が出てくるかもしれない。

そのような場合は、専門家からアドバイスを受けることをおすすめしている。

特にIFAは、中立的な立場からあなたに最適なアドバイスを長期にわたって提供してくれる貴重な存在だ。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」を活用し、あなたに合ったIFAを探してみてはどうだろうか。

新NISA、つみたて投資枠、いくらになるに関するQ&A

新NISAのつみたて投資枠での最適な月額積立金額はいくらですか?

運用目的やリスク許容度によって異なるが、3万円〜5万円が目安になる。

月3万円のつみたてを継続することによって、30年後の運用総額は2,000万円前後になる。

投資を継続できるように、無理のない範囲でつみたて金額を設定しよう。

長期的な資産形成を目指す場合、新NISAでの投資期間はどれくらいが理想的ですか?

長ければ長いほど理想的だが、最低でも20年は投資期間を確保しておきたい。

複利効果を活用しながら経済成長にかけた投資ができるため、運用期間が長いほど安定的に高いリターンを期待できる。

新NISAの投資枠を超えた場合、どのような対応をすればよいですか?

投資枠を超えた場合は、配偶者のNISA口座・iDeCo・課税口座などで投資する選択肢がある。

一定以上の利益を確保できている場合は、売却して翌年以降に非課税枠を再利用することも可能だ。

つみたて投資枠で運用効率を高めるために、投資信託選びで気を付けるべきポイントは何ですか?

運用効率を高めるために投資信託選びで気を付けるべきポイントは、「どのような指数に連動しているか」と「信託報酬は安いか」の二点だ。

つみたて投資枠で運用を開始するなら指数に連動するインデックスファンドの購入をおすすめしているが、商品によってベンチマークとなる指数が違う。

指数によって構成銘柄や運用成果が大きく異なるため、指数選びは非常に重要だ。

もし今からつみたて投資枠で運用を開始するなら、アメリカを代表する500企業で構成されたS&P500、もしくは世界各国の銘柄で構成されたMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み)を選択すると良いだろう。

また、指数で絞り込んだ後に商品を決定する際は、信託報酬を必ずチェックしてほしい。

信託報酬が0.2%を超えていると手数料を払い過ぎているので、0.1%以内の商品を選択しよう。

つみたて投資枠で長期的な資産成長を目指すための具体的なポートフォリオ戦略を教えてください。

つみたて投資枠で購入できる投資信託は金融庁から認可されたもののみなので、基本的に優良な商品を購入できる。

数百銘柄以上で構成されている投資信託が多く、1本購入するだけで投資先を分散させられるだろう。

そのため、つみたて投資枠で資産形成を始めるなら、どれか一つの投資信託に絞って購入することを推奨している。

特におすすめの商品は、信託報酬が0.5775%のeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、0.09372%のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、0.0938%のSBI・V・S&P500インデックス・ファンドだ。

つみたて投資枠を活用した資産形成で、予期せぬ市場変動が起きた場合にはどう対応すれば良いですか?

つみたて投資枠を活用した資産形成では、どのような状況でも淡々と買い続けることが重要になる。

そのため、予期せぬ市場変動が起きたからと言って、何か特別な対応をする必要はない。

事前に決めたルールに従い、つみたて投資を継続しよう。

もし市場変動が起きた際に、資産の大幅な減少に耐えきれずに売却すれば、損失が確定してしまうのだ。

何か起きたとしても売却しないことが大事だと理解できてから、つみたて投資を開始するようにしよう。

新NISAで非課税の利益が生じた場合、それをどのように再投資するべきですか?

新NISAで運用益が生じた場合、利息が利息を生む複利効果を活用するためにそのまま再投資しよう。

ETFや個別株を購入して配当金を受け取る場合は、再投資も選択肢としてある。

ただ、配当金の再投資によって非課税を利用してしまうため、必ずしも新しい金融商品の購入に使用する必要はない。

投資の利益を実感するために、配当金をそのまま受け取って生活必需品を購入したり、家族の外食に使用したりするのも良いだろう。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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・本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

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