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【2024年】金融型クラウドファンディングおすすめサイト5選

この記事で解決できるお悩み
  • 金融型クラウドファンディングのおすすめサイトを知りたい
  • それぞれのサイトのポイントを押さえたい
  • どの金融型クラウドファンディングのサイトにすればいいかわからない

金融型クラウドファンディングは利子や配当を受け取れることから、資産運用の一環として取り組む人も多い。

しかし、さまざまなクラウドファンディングサイトがあることから、「どのプラットフォームを利用すればいいか分からない」という人も多いだろう。

本記事では、金融型クラウドファンディングのおすすめサイトを紹介していく。

目次

金融型クラウドファンディングとは?

金融型クラウドファンディングとは? 資産運用ナビ

金融型クラウドファンディングとは、オンラインを通じてプロジェクトやファンドに出資し、そこから得た収益を配当金として受け取るものである。

まずは、金融型クラウドファンディングの種類や利用するメリットについて解説していこう。

金融型クラウドファンディングの種類

金融型クラウドファンディングは、投資先やリターンの種類によって次の4つの種類に分けられる。

種類概要
融資型クラウドファンディングを通じて事業者へ資金を貸し付けるもの
出資者は貸し付けた金額や期間に応じて利息を受け取れる
ファンド型起案者が立ち上げたファンドに金銭的な支援を行うもの

事業計画の達成度に応じて、支援者に金銭的なリターンがある
中には、自社製品やサービスをリターンとして付帯するものもある
不動産投資型投資家から集めた資金をもとに不動産投資を行うもの
家賃収入などで得た収益は、投資家へ分配金として還元され
株式投資型未上場の企業に出資するリターンとして、その企業の株式を取得できるもの
上場株式と同様に配当金や株主優待を受けられる銘柄もある

ひとくちに金融型クラウドファンディングといっても商品性やリスクが異なるため、それぞれの特徴を理解しておくことが大切だ。

金融型クラウドファンディングに投資するメリット

投資家が金融型クラウドファンディングへ投資するメリットとして、主に次の4点が挙げられる。

金融型クラウドファンディングに
投資するメリット
  • 少額投資から始められる
  • 運用の手間がかからない
  • ベンチャー企業を直接応援できる
  • モノやサービスのリターンが受けられることも

金融型クラウドファンディングの最低投資額はファンドによって異なるが、不動産投資型では1万円から投資できるものもある。

現物の不動産投資では多額の初期費用が必要となるが、クラウドファンディングでは手元資金のみで取り組めるメリットがある。

また、株式投資型以外の金融型クラウドファンディングは、あらかじめ運用期間が定められており、満期になれば投資した元本が戻される仕組みだ。

株式や投資信託のように日々の値動きを追う必要がないため、運用に手間をかけたくない人にとっては嬉しいポイントである。

金融型クラウドファンディングサイトの選び方

金融型クラウドファンディングサイトの選び方 資産運用ナビ

金融型クラウドファンディングのサイトを選ぶときは、特に次の4点について比較したい。

  • 最低投資金額
  • 手数料
  • これまでの運用実績
  • 口座開設にかかる日数

それぞれ詳しく解説していこう。

最低投資金額

初めて金融型クラウドファンディングに取り組む人の中には、「最初は少額投資から始めたい」という人も多いだろう。

最低投資金額はサイトによって異なるため、少額投資から始めたい人は最低投資金額がより小さいサイトを選ぶことが大切だ。

また、最低投資金額が小さいサイトは、分散投資のしやすさにもつながる。

運用金額が10万円の場合でも、最低投資金額が1万円のサイトであれば複数のファンドに分散投資することができる。

分散投資はリスクの低減にもつながるため、少額投資であっても異なるファンドに分散投資することを検討しよう。

手数料

資産運用のプラットフォームを選ぶときは、手数料についても必ず比較したい。

手数料は利益を圧迫する要因にもなるためだ。

金融型クラウドファンディングでは口座管理料や申し込み時の手数料などはかからないことが一般的だが、入出金にかかる手数料は利用者負担となることがある。

入出金手数料は資金の出し入れの都度発生する手数料であるため、なるべく安価に利用できるところを選ぼう。

これまでの運用実績

金融型クラウドファンディングを利用する際は、これまでの運用実績についても確認しておきたい。

利回りの高い魅力的なファンドを取り扱っている場合でも、運用実績が少ないところは避ける方が賢明だ。

また、元本が毀損して償還となったケースはないかもチェックしておきたい。

全て元本通りに償還しているサイトは、きちんとリスクの検証ができている証拠でもあるため、安心して利用しやすいといえる。

元本割れとなったファンドが多いサイトや、過去に金融庁から警告を受けたことがあるサイトなどは避けるようにしよう。

ファンドの取り扱い数

金融型クラウドファンディング会社を選ぶときは、ファンドの取り扱い数も重要なポイントだ。

多くのファンドを取り扱っており、定期的に新規ファンドが募集されるサイトは、それだけ投資先の選択肢も広がる。

また、金融型クラウドファンディングの申し込み方式には、「先着方式」と「抽選方式」の2種類があり、先着方式の場合は募集開始からすぐに上限に達することも珍しくない。

より多くの投資チャンスを得るためにも、ファンドの取り扱い数が多い事業者を選ぶようにしよう。

口座開設にかかる日数

口座開設にかかる日数も比較したいポイントだ。

金融型クラウドファンディングでは、一般的にファンドの募集期間が短いことが多く、人気の高いファンドはすぐに上限額に達することも珍しくない。

「口座開設を待っていたら、募集が終了してしまった」ということにもなりかねないため、応募したいファンドがある場合はできるだけ早く口座開設ができるサイトを選ぶようにしよう。

情報開示

ファンドの募集には、投資先企業の財務状況や投資リスク、運用計画など多くの情報が開示されている。

投資の可否を適切に判断するためには、より多くの情報を開示している会社を選ぼう。

中には、意図的に情報を隠しているようなケースも見られる。たとえば、過去には「担保設定をしていないにも関わらず、貸付債権が保全されているかのような誤解を与える表示」を表記したとして、行政処分を受けている会社もある。

金融庁も下記のように投資家へ注意喚起を促しているため、情報開示については必ずチェックしておこう。

ソーシャルレンディングへの投資にあたっては、投資者への情報開示が十分に図られているかどうか、また、高い利回りである場合、商品によっては、貸付先の返済遅延やデフォルトなどのリスクが高いことを十分に認識した上で、適切な投資判断をお願いします。

運営会社

金融型クラウドファンディングでは、運営会社の健全性も重要なポイントとなる。

もし運営会社が破綻してしまうと、投資した元本が返されないリスクがあるためだ。

出資するファンドのリスクを検証することは当然だが、運営会社の財務状況や経営体制もしっかりと確認しておきたい。

最近では、上場企業や大手企業の参入も進んでいるため、運営企業の資本関係を確認し、信頼できる事業者を選ぶことがおすすめだ。

金融型クラウドファンディングサイトを項目別に比較

金融型クラウドファンディングサイトを項目別に比較 資産運用ナビ

金融型クラウドファンディングのサイトを選ぶときは、手数料や最低投資金額などいくつかの項目を比較することが大切だ。

ここでは、大手サイト5つについて項目別にスペックを比較していこう。

最低投資金額

最低投資金額
クラウドバンク1万円
Bankers1万円
funds1円
FUNDINNO約10万円(ファンドによって異なる)
RENOSY クラウドファンディング1万円

ファンド型クラウドファンディングを取り扱うfundsでは、1円から投資することが可能だ。

利用者が実質負担するのは、デポジット口座への振込手数料のみなので、初心者でも気軽に利用しやすいメリットがある。

「まずは少額投資から始めたい」という人はfundsを利用してみるとよいだろう。

なお、FUNDINNOは株式投資型クラウドファンディングであるため、ファンドによって最低投資金額が異なる点に注意が必要だ。

手数料

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入金手数料出金手数料
クラウドバンク即時入金:無料
振込入金:振込手数料は利用者負担
日本円出金:無料
外貨出金:1,500円(みずほ銀行)、6,500円その他の銀行)
Bankers振込手数料は利用者負担無料
funds振込手数料は利用者負担無料
FUNDINNO振込手数料は利用者負担
RENOSY クラウドファンディング振込手数料は利用者負担無料

入金手数料については、振込手数料を利用者負担としているところが多い。

クラウドバンクでは、提携金融機関からの即時入金であれば振込手数料もかからない。即時入金は原則すぐに入金が反映されるのも嬉しいポイントだ。

ただし、外貨建てで出金する際は最大6,500円の手数料がかかる点に注意しよう。

募集実績

スクロールできます
金額ファンド件数
クラウドバンク2,372億円5,547件
Bankers257億円191件
funds407億円185件
FUNDINNO100億円329件
RENOSY クラウドファンディング31億円26件

募集実績の比較では、クラウドバンクが圧倒的に多くのファンドを取り扱っていることが分かる。クラウドバンクではすでに2,372億円もの金額の応募があり、その内すでに1,952億円が償還済みとなっている。

募集実績を重視して選びたい人は、クラウドバンクを利用するとよいだろう。

口座開設にかかる日数

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口座開設にかかる日数
クラウドバンク最短3営業日
Bankers最短1営業日
funds最短1営業日
FUNDINNO約5分
RENOSY クラウドファンディング記載なし

FUNDINNOでは口座開設が不要となっているため、「投資家登録申請」を行うことでサービスが利用できるようになる。

投資家登録申請は5分で完了することから、「すぐに取引を開始したい」という人にとっては嬉しいポイントだ。

なお、いずれのサービスも運転免許証などの本人確認書類の提出が必要となるため、口座開設手続きの際はあらかじめ手元に準備しておくことがおすすめだ。

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金融型クラウドファンディングは資産運用におすすめ

金融型クラウドファンディングでは利子や配当金を受け取れることから、新たな資産運用の手段として注目を集めている。

分散投資先として有効

金融型クラウドファンディングは、株式や投資信託と異なるリスクを持つため、分散投資先としても活用できる。

「株式投資に偏りすぎているので、違う商品に分散投資したい」、「攻めの資産を増やしたい」というときは、金融型クラウドファンディングをポートフォリオに加えることを検討してみよう。

なお、金融型クラウドファンディングの中でも、融資型やファンド型、株式投資型、不動産投資型の種類によってリスクの内容・度合いが異なるため、投資の際は自分の投資意向とよく照らし合わせることが重要である。

金融型クラウドファンディングおすすめサイト

金融型クラウドファンディングおすすめサイト 資産運用ナビ

金融型クラウドファンディングのおすすめサイトは下記の通りだ。

  • クラウドバンク
  • Bankers
  • funds
  • FUNDINNO
  • RENOSY クラウドファンディング

それぞれ特徴やおすすめポイントを紹介していこう。

クラウドバンク

種類融資型クラウドファンディング
運営会社日本クラウド証券株式会社
最低投資金額1万円
口座開設までの日数最短3営業日
入金手数料即時入金:無料
振込入金:振込手数料は利用者負担
出金手数料日本円出金:無料
外貨出金:1,500円(みずほ銀行)、6,500円(その他の銀行)
おすすめポイント
  • 1万円から投資可能
  • 平均利回り5.87%
  • 証券会社が運営している

クラウドバンクは、融資型クラウドファンディングを取り扱うプラットフォームだ。

これまでの応募総額は2,372億円を超えており、多くの投資家が利用していることが分かる。

平均利回りは5.87%となっており、高い利回りを狙えることも大きなメリットだ。

また、クラウドバンクでは1万円から投資することが可能となっている。金融型クラウドファンディングに初めて取り組む人の中には、いきなり大きな金額を投じることに抵抗を感じる人もいるだろう。

その点、クラウドバンクでは少額投資が可能であるため、初心者でも気軽にチャレンジできる。

Bankers

種類融資型クラウドファンディング
運営会社株式会社バンカーズ
最低投資金額1万円
口座開設までの日数最短1営業日
入金手数料振込手数料は利用者負担
出金手数料無料
おすすめポイント
  • 少額投資が可能
  • セイムボート出資が行われている
  • キャンペーンが豊富

Bankersは、融資型クラウドファンディングを取り扱うプラットフォームだ。

融資型クラウドファンディングへ出資する際に、最も気になるのが返済が遅延したり、元本が割れたりするリスクについてである。

Bankersでは「セイムボート出資」が行われており、運営会社も投資家と同じリスクを共有している。

セイムボート出資とは、ファンドの運用者やスポンサーなどが一般の投資家と同様にファンドに対して出資を行うことである。

Bankersでは、親会社である株式会社バンカーズ・ホールディングが投資家と同様にファンドへの出資を行っているため、リスクを共有しながら運営が行われている。

また、Bankersは頻繁にキャンペーンが行われている点も魅力だ。

新規会員登録時だけでなく、その後も運用残高に応じてギフトがもらえるキャンペーンなどが開催されているため、投資の楽しみとして活用してみよう。

funds

種類融資型クラウドファンディング
運営会社ファンズ株式会社
最低投資金額1円
口座開設までの日数最短1営業日
入金手数料振込手数料は利用者負担
出金手数料無料
おすすめポイント
  • 参加企業に基準を設けている
  • ファンドによっては「funds優待」が利用できる
  • 1円から投資できる

fundsでは、資金調達を行う企業に「上場企業」もしくは「監査法人などの監査を受けた企業」という基準を設けている。

さらにこの条件をクリアしている場合でも、事業計画書などの書類に関する審査に通らなければファンドを組成できない仕組みとなっている。

もちろんそれでも100%貸し倒れが起こらないわけではないが、きちんと審査が行われている点は投資家にとって安心できるポイントだ。

また、fundsでは、ファンドによっては「funds優待」が用意されている。

funds優待とは、自社製品やサービスの割引券などがもらえる制度だ。株主優待のような楽しみができるため、funds優待があるファンドを優先的に探すのもよいだろう。

FUNDINNO

種類株式投資型クラウドファンディング
運営会社株式会社FUNDINNO
最低投資金額約10万円(ファンドによって異なる)
口座開設までの日数約5分
入金手数料振込手数料は利用者負担
出金手数料
おすすめポイント
  • 未上場の企業に投資できる
  • エンジェル税制が適用されるファンドもある
  • ファンドによっては株主優待が受けられる

FUNDINNOは、株式投資型クラウドファンディングを取り扱うプラットフォームである。

株式投資型クラウドファンディングの大きな魅力は、未上場の企業の株式を取得できることだ。

IPOやM&AなどのEXITによっては大きなリターンを狙える可能性もあり、実際にFUNDINNOで取り扱われたファンドでは1年5ヶ月で1.5倍のリターンを得たケースもある。

また、未上場企業への投資はエンジェル税制が適用されることも魅力だ。

エンジェル税制とは、ベンチャー企業へ投資した金額を所得や譲渡益から控除できる制度である。

投資をしながら節税もできる制度なので、ぜひ活用を検討してみよう。

ただし、すべてのファンドにエンジェル税制が適用されるわけではないため、出資の際は適用の可否をチェックしておくと安心だ。

RENOSY クラウドファンディング

種類不動産型クラウドファンディング
運営会社株式会社GA technologies
最低投資金額1万円
口座開設までの日数記載なし
入金手数料振込手数料は利用者負担
出金手数料無料
おすすめポイント
  • 短期ファンドがメイン
  • 優先劣後出資が行われている
  • 少額から不動産投資ができる

RENOSY クラウドファンディングは不動産型クラウドファンディングを取り扱うプラットフォームである。

通常、現物の不動産投資には多額の初期投資費用が必要となるが、当サイトでは1万円から投資できることが魅力だ。

運用期間も3ヶ月~1年の短期ファンドがメインであるため、「まずは不動産投資を体験してみたい」という人も気軽にチャレンジしやすい。

また、RENOSY クラウドファンディングでは、優先劣後出資が採用されている点も魅力である。

優先劣後出資とは、投資家の出資分を「優先出資」、運営会社の出資分を「劣後出資」と位置付けることで投資家に優先的に利益を還元する仕組みだ。

万が一損失が発生したときでも劣後出資者から負担するため、一定水準まで元本が守られるメリットがある。

優先劣後出資の割合はファンドによって異なるため、出資の際は配分を必ず確認しておこう。

金融型クラウドファンディングのまとめ

金融型クラウドファンディングのまとめ 資産運用ナビ

金融型クラウドファンディングは定期的に利子や配当金が受け取れることから、資産運用の新しい手段として注目を集めている。

すでに多くのプラットフォームがあるのでぜひこのページを参考にしてみてほしい。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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