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インデックス投資は儲からない?平均リターンの目安を解説

この記事で解決できるお悩み
  • インデックス投資は儲からないのか知りたい
  • インデックス投資を始めるべきか迷っている
  • インデックス投資で上手に利益を出したい

プロの投資家のなかには「インデックス投資なんて、やるべきではない。

あんな投資は儲からない」や、「インデックス投資ではなく、自分で銘柄分析して投資するべき」といった発言をされている方がいる。

 インデックス投資は、投資信託においてもっとも代表的な投資手法とされているが、本当に儲からないのだろうか。

今回は、インデックス投資における平均リターンの目安や儲からないといわれる理由、逆に儲けている方はどのような工夫をしているのかについてわかりやすく解説していく。

目次

インデックス投資は本当に儲からない?平均リターンは?

インデクス投資が儲からないと思っている方は、誰かが「インデックス投資はやっても儲からない」と言っているから、きっと儲からない投資手法なのだと思わずに、平均リターンについて調べてみることをおすすめする。

インデックス投資の平均リターンを知れば、儲からない投資商品なのかが簡単にわかる。

インデックス投資の平均リターン

インデックス投資で投資可能な投資信託は、膨大な数が存在するため、「平均リターンは、〜%です」と明確に答えることは難しい。

しかし、投資の世界でよく例として紹介されている平均リターンは、年利3%〜5%という数字である。

 年利3%〜5%と聞くと「全然、増えないのですね!やっぱり儲からない。」と話される方がいる。

おそらく、インデックス投資で資産が増えない方は、投資額が数十万〜数百万程度なのではないだろうか。

【実例】年利4%の3,000万円のインデックス投資で儲からないか考える

定年を迎える前に早期退職し、不定期の仕事でいくばくかを稼ぎながらライフラークをおくっているセミリタイア系のコラムでは、年利4%で3,000万円の運用事例がよく紹介されている。

インデックス投資で3,000万円を年利4%で運用できた場合、年間120万円の運用益が得られる。

 もちろん、税金の支払いがあるため、運用益は少し下がってしまうが、概算で月10万円の不労所得が得られるのだ。

そのため、3,000万円あれば、月10万円を何もしなくても生み出せるのだ。

これを儲かっていると考えるか、儲かっていないと考えるかは、あなた次第である。

 なお、5,000万なら年間200万、1億円の4%運用なら年間400万だ。

10億なら4,000万である。元本の大きさと複利の効果はすごいといわざるをえない。

「インデックス投資は儲からない」と言われる3つの理由

インデックス投資の平均リターンや元本の大きさによって、年間どれくらいの運用益が出るのかが理解できたら、この投資手法の全体像が見えてきたのではないだろうか。

次に、インデックス投資がやっても儲からないといわれる代表的な3つの理由について説明する。

短期間で簡単に稼げるわけではない

先ほどもお伝えしたように、インデックス投資で稼げるかどうかは、元本の規模が大きなカギを握っている。

決して、数十万や数百万円を投資したからといって、すぐに数千万が儲けられるような投資手法ではない。

そのため、短期間でたくさん儲けたいと思っている方に、「インデックス投資は全然儲からない」といわれるのだ。

インデックス投資よりも儲けられる投資商品は存在するが、その分マイナスになるリスクがあるため、注意が必要である。

インデックス投資を暴落でやめてしまった

リスクが小さく安定した資産運用が可能なインデックス投資でも、状況によっては資産が半減してしまうことがある。

投資した直後に2,000万円が1,000万円になったとしたら、決して気分の良い状況ではないだろう。

 暴落することを想定していなかった方は、その時点で投資をやめてしまうのだ。

そのため、暴落時に売却して投資をやめてしまった方は、「インデックス投資なんて、儲からないのでするべきではない」というだろう。

 しかし、暴落しても数年もすれば、暴落前の水準に戻り、右肩上がりの成長を続けている事実があることを忘れてはいけない。

他人と比べすぎている

最近は、YouTubeやツイッターで簡単に他人の投資状況を知ることができるようになった。

そのため、「~という銘柄に投資していたら1年間で30%値上がりして2,000万円の利益になった」や、「デイトレードを始めてから毎日100万円を稼ぐことが当たり前になった」といったものを見たことがあるのではないだろうか。

 そういった他人の情報発信に振り回されてはいけない。向き合うべきは、自分の投資である。

ある人がデイトレードで100万稼げたといっていても、昨日は200万負けていて年間トータルで1,000万円マイナスなのかもしれない。

そういった都合の悪い事実を隠していることはよくある。

そして、30%値上がりするような銘柄は、その速さで値下がりするリスクが伴うため、資産形成においては非常に危険な銘柄なのだ。

インデックス投資で儲けるための3つの工夫

インデックス投資で儲けたいのなら、3つのことを意識すると良い。

3つの工夫ができるだけで、非常に運用益が伸びやすくなる。

リスクの許容度を知っておく

まず、自分のリスクの許容度を知っておこう。リスクの許容度とは、どれくらいまでのマイナスなら耐えられるかという度合いのことだ。

リスクの許容度は、次の要素で人によって変わってくる。

  • 年齢
    • 年齢が若ければ若いほど、失敗しても挽回できるためリスク許容度が大きい
  • 家族構成
    • 家族の数が少ない人は、資産が減少しても困る人が少ないためリスク許容度が大きい
  • 総資産
    • 総資産が少ない人は、投資に資産を回せないため、リスク許容度が小さい
  • 年収
    • 年収の低い人は、投資に資産を回せないため、リスク許容度が小さい
  • 投資経験
    • 資産の減少に慣れている方は、リスク許容度が大きい

5つの項目で自分のリスクの許容度がわかるので、ぜひやってみてほしい。

インデックス投資で儲けている投資家は、リスクの許容度を超えないように余裕のある投資をしている。

副業で稼ぐ力をつけていく

インデックス投資で儲かるかは、その投資家がどれくらい証券口座に投資資金を入れられるかで決まる。

そのため、これ以上、本業の給与が増えないという方は、副業で稼ぐ力をつけることで、元本を増やしやすくなる。

 たとえば、年収200万の人と年収2,000万円の人なら資産の増え方は10倍違う。

そのため、インデックス投資で運用益を伸ばしたいなら、何かしらの副業を始めて少しでも投資資金を増やす努力をすることをおすすめする。

暴落は、投資のチャンスと考える

インデックス投資で収益を伸ばしている投資家は、暴落のタイミングでリスクの許容度を超えない程度に、すべての財産を入れている。

暴落は、高かった銘柄を安く買うことができる大きなチャンスである。

 インデックス投資は、安いときにたくさん買って値上がりや分配金で儲けていく投資手法なので、暴落したら積極的に買っていこう。

インデックス投資で儲ける方法が知りたいなら誰に相談するべき?

インデックス投資で利益を得るためには、投資家に相談しながら運用戦略を立てることが重要だ。

ここからは、インデックス投資におすすめの相談先について紹介していこう。

インデックス投資を専門家に相談するべき理由

インデックス投資は、自分でネット証券などを活用して始めることが可能だ。

しかし、インデックス投資には多くのファンドがあり、「どの銘柄に投資すればいいのか分からない」と悩むことも少なくない。

自分の投資意向やリスク許容度に見合った投資先を選定するためには、資産運用の専門家へ相談することがおすすめだ。

専門家への相談では、投資経験や投資金額、今後のライフイベントなどをヒアリングしたうえで、意向に沿った銘柄を提案してもらえる。

プロの意見を取り入れながら資産運用に取り組めるので、投資経験が浅い人でも安心だ。

IFAから中立的なアドバイスをもらおう

インデックス投資の相談先には、証券会社や銀行など多くの選択肢があるが、特におすすめなのが「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」だ。

IFAとは金融機関に属さず、顧客の利益を優先したアドバイスを行う金融アドバイザーである。

多くの投資先がある中から、中立的かつ客観的な提案をしてもらえるので、最適な資産運用に取り組むことが可能だ。

また、IFAではインデックス投資の相談だけでなく、ライフプラン実現のサポートや家計の見直し、税金対策などお金に関する多くの相談に対応している。

まさに、「お金のかかりつけ医」のような存在だ。

「中立的なアドバイスが欲しい」「何でも相談できるようなパートナーを探している」という人は、ぜひIFAへの相談を検討してみよう。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」はインデックス投資の強い味方

IFAへ相談するときに注意したいのが、「自分のニーズに合った相談先を見つける」という点である。

IFAにはそれぞれ専門分野があり、取扱商品も異なる。

自分の投資意向やニーズに合ったIFAを見つけるためには、IFA検索サービス「資産運用ナビ」の利用が便利だ。

「資産運用ナビ」では、いくつかの簡単な質問に答えることで相性の良いIFAをピックアップしてくれる。

ニーズがマッチするIFAを自動で選定してくれるので、手軽に相談先を探すことが可能だ。

検索サービスは無料で利用できるので、ぜひ気軽に活用してみよう。

儲からないといわれるインデックス投資は専門家への相談がおすすめ

インデックス投資は、儲からないという方がいるが、長期的に見れば右肩上がりに成長しているため、儲かる投資手法である。

その際、年利3%〜5%、平均4%のリターンをどのように考えるかでその判断は違ってくるだろう。

 個人的に3,000万投資すれば、月10万円の不労所得ができると思えば、しっかりと儲けられる投資手法といえるのではないかと思う。

もし、手持ちのまとまった資金をどこに投資すべきか迷っているのなら、専門家に相談すると良い。

インデックス投資の専門家なら、投資先はもちろん、投資方法について具体的なアドバイスをしてくれるだろう。

専門家の中で特におすすめなのが、IFAへの相談だ。IFAは金融機関に属していないため、中立的なアドバイスをもらうことができる。

ぜひIFA検索サービス「資産運用ナビ」を活用して、自分に合った相談先を探してみよう。

インデックス投資は儲からないのかに関するQ&A

インデックス投資で儲けるためには、どれくらいの資金が必要ですか?

インデックス投資の平均リターンは、一般的に3〜5%程度といわれている。

まとまった利益を得るとなると、数百万円程度の元手がある方がよいだろう。

ただし、インデックス投資は証券会社によってはワンコインから始めることも可能だ。

まずは少額投資から始めて、徐々に投資金額を増やしていくのもひとつの方法である。

インデックス投資を始めるタイミングはいつが良いですか?

インデックス投資では、下落局面を狙って買い付けることで利益を得やすくなる。

しかし、最適のタイミングをはかることはプロの投資家でも難しい。

その点、積立投資であれば買付のタイミングが分散されるため、いつインデックス投資を始めてもよい。

投資のタイミングに悩んでいる人は、積立投資から始めてみることがおすすめだ。

インデックス投資のリスクは何ですか?

インデックス投資では市場に広く分散投資できるものの、元本を割るリスクがゼロになるわけではない。

各ファンドは日々値動きをしており、市況によっては元本を毀損することも十分あり得る。

インデックス投資を始める際は、そのリスクを十分理解しておこう。

インデックス投資の手数料はどれくらいかかりますか?

インデックス投資にかかる手数料は各ファンドによって異なるが、たとえば人気の高い「 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」では、信託報酬が0.09372%となっている。

ファンドマネージャーによる銘柄選定や企業分析が不要なインデックス投資では、比較的コストがかからないことが特徴だ。

インデックス投資のパフォーマンスを評価する方法を教えてください。

インデックス投資のパフォーマンスは、各ファンドの目論見書や月次レポートで確認できる。

同じ指数をベンチマークとするものでも、ファンドによってパフォーマンスが異なるため、必ず複数のファンドを比較するようにしよう。

インデックス投資をやめた方がいいときはどんなときですか?

インデックス投資に限らず、資産運用は余裕資金で取り組む必要がある。

そのため、「収支に変化があり、余裕資金がない」という場合は、無理に投資に回す必要はないだろう。

その一方、市場が下落局面に入ったからといって投資をやめてしまうのはおすすめできない。

下落局面でもコツコツと投資を続けることで、上昇局面に転じたときに利益を得やすくなるためだ。

インデックス投資に取り組む際は、長期投資を前提にして短期的な市場動向に左右されないようにしよう。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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