- 先進国債券へのおすすめの投資法が知りたい
- 具体的な商品が知りたい
- 先進国債券投資の注意点を押さえたい
債券は、株式投資よりもリスクが低い金融商品として知られている。
また、先進国は経済状況や政情が安定していることもあり、安定的にリターンを得られる期待から投資先としての人気が高い。
このような観点から、「リスクを抑えながら先進国へ気軽に分散投資できる商品」として、先進国債券ファンドが注目を集めている。ただ、メリットがある一方で注意点も存在する。
こちらの記事では、先進国債券の基本的な知識や、おすすめの商品などを解説する。
先進国債券ファンドの基本知識
先進国債券ファンドとは、その名の通り先進国の債券へ投資するファンド(投資信託)だ。
まずは特徴や投資方法から確認していこう。
先進国債券ファンドとは何か
先進国債券ファンドとは、投資信託のうち、日本やアメリカ、ヨーロッパなどの先進国の債券に投資する商品のことだ。
国債をはじめ、社債などさまざまな債券が購入対象となっている。
例えば、「FTSE世界国債インデックス」という世界の国債価格を表しているベンチマーク(指数)へ連動するファンドなどが、先進国債券ファンドに該当する。
先進国債券ファンドの特徴
先進国ファンドは、金融市場や政情が安定している先進国へ投資するため、発行体のリスクが低いという特徴がある。
リスクが低い反面、大きなリターンは期待できないが、ポートフォリオに組み込むことで値動きを安定させることが可能だ。
先進国ファンドという1つの金融商品を購入するだけで、世界各国の先進国・先進国企業へ分散投資できる点も特徴だ。
自ら複数の先進国債券を購入するのは労力がかかるが、先進国ファンドを購入すれば、手軽に分散投資ができる。
先進国債券ファンドへの投資方法
先進国債券ファンドへの投資方法は、証券会社で口座を開設し、ファンド(投資信託)を購入するだけだ。
証券会社によって最小取引単位は異なるが、100円単位で購入できる証券会社もある。
投資経験がない人にとって、まとまった資金を資産運用に回すのは勇気がいる。
しかし、先進国債券ファンドは、手軽な金額から世界各国へ分散投資ができることから、投資初心者の方にも向いている。
おすすめの先進国債券ファンド
日本だけで6,000以上の投資信託が存在するといわれているが、以下でおすすめの先進国債券ファンドを厳選して紹介する。
先進国債券ファンドへの投資に興味がある方は、ぜひ購入を検討してみてほしい。
おすすめの先進国債券ファンド①
まずおすすめしたいのは、三菱UFJ国際 eMAXIS SLIM 先進国債券インデックスだ。このファンドは、FTSE世界国債インデックスと連動する投資成果を目指す投資信託だ。
原則として為替ヘッジは行っておらず、為替の影響を受けやすい特徴がある。
信託報酬は年0.154%以内と非常に低コストで、保有にあたって確実なコストとなる手数料が安い点は魅力だ。
おすすめの先進国債券ファンド②
次におすすめしたいのは、One たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>だ。これは、FTSE世界国債インデックスに連動する投資成果を目指す投資信託だ。
主として海外の公社債に実質的に投資している点と、為替ヘッジを行っているため為替変動の影響を抑えられる特徴がある。
信託報酬は年0.22%となっており、投資信託の中では安い部類に入る。
おすすめの先進国債券ファンド③
最後に紹介するのは、楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンドだ。これは、日本を含む全世界の投資適格債券市場の動きに連動する投資成果を目指す投資信託だ。
投資対象として日本を含んでいる点、為替ヘッジを行っている点が特徴だ。
信託報酬は年0.232%程度となっており、こちらも投資家が負担する保有コストは軽いと言えるだろう。
先進国債券ファンドの買い方と注意点
先進国債券ファンドは安定したリターンが期待できる一方で、知っておくべき注意点も存在する。
以下で、先進国債券ファンドの買い方と注意点について解説するので、参考にしてほしい。
先進国債券ファンドの購入方法
先進国ファンドの購入方法は、下記の流れのとおりだ。
- 証券会社で証券口座を開設する
- 開設できたら、自分が購入したいファンドを探す
- 購入金額を決定し、注文を出す
ファンド(投資信託)は、100円や10,000円など少額からの投資が可能で、また投資金額を自分で柔軟に決定できるという利点がある。
株式は市場価格に振り回されてしまうことがあるが、ファンドであれば自身が資産運用に回したい金額を購入できるため、非常に便利だ。
先進国債券ファンドを購入するときの注意点
先進国債券ファンドを購入するにあたって、「債券だからといって元本保証ではない」点、そして「為替ヘッジがないと為替の影響を受ける」点は、必ず押さえておこう。
債券は金利の上昇局面に弱く、金利が上昇すると債券価格は下落する。逆に、金利が下落すると債券価格は上昇するため、金利変動に伴って債券価格は変動することを知っておこう。
また、為替ヘッジを行わない先進国債券を購入すると、運用成績に為替変動が影響する。
なお、為替ヘッジとは、為替変動の影響を抑える(ヘッジする)仕組みだが、為替ヘッジを行っているファンドは信託報酬が高くなる点に注意したい。
先進国債券ファンドを購入する際には、今後の金利変動や為替変動に影響を受ける点を、必ず押さえておこう。
先進国債券ファンドを購入するのにおすすめの証券会社
先進国債券ファンドを購入するにあたって、おすすめの証券会社は下記のようなネット証券だ。
- SBI証券
- 楽天証券
- 松井証券
- マネックス証券
ネット証券は、総じて手数料が安い。
手数料は投資家にとって確実なマイナスリターンとなるため、手数料が安い証券会社を選ぶのは鉄則だ。
さらに、自身の価値観に合ったファンドを検索できる「スクリーニング機能」を搭載しているネット証券が多く、利便性も高い。なお、投資判断に迷ったら専門家に意見を求めることも検討すると良いだろう。
IFAとともに先進国債券ファンドへの投資戦略を考えよう
先進国債券ファンドを購入するにあたり、不明点や疑問点があるときはIFAに相談するのがおすすめだ。
IFAは資産運用の専門家として、相談者の抱えている疑問や悩みを解消してくれる。
IFAとは何か
IFAとは「Independent Financial Advisor」の略で、日本語に訳すると「独立系ファイナンシャルアドバイザー」となる。
一般的に、お金に関するアドバイザーやフィナンシャルプランナーは、金融業界や保険業界に属しているケースが多い。
しかし、IFAは金融機関から独立した立場で、投資家に最適な資産運用に関するアドバイスを行ってくれる。
つまり、自社商品のポジショントークや過剰な営業をせず、投資家に「本当に最適な資産運用」を行える強みがある。
IFAの役割と利用するメリット
IFAは資産運用のプロフェッショナルとして、投資家が抱えているお金の悩みを解決してくれる。
例えば、先進国債券ファンドへの投資を検討しようとしても、資産運用の経験がないと「何から始めればいいのかわからない」という状況に陥ってしまうケースは多い。
しかし、IFAに相談することで、資産運用の始め方はもちろん、先進国債券ファンドの魅力や注意点も把握できる。
証券口座の開設方法から手取り足取り教えてくれるため、投資初心者にとって非常に頼りになる存在だ。
自身のリスク許容度を客観的に分析し、最適な資産運用を実践するにあたって、IFAに相談するメリットは大きいだろう。
IFAの選び方と探し方
IFAは資産運用のプロフェッショナルだが、各IFAで得意領域は異なる。株式分析が得意なIFAや債券分析が得意なIFAなど、職歴や業務経験などによって専門性が異なるためだ。
もし先進国債券への投資を検討しているなら、先進国の情勢に詳しく、さらに債券の分析が得意なIFAを探そう。
検索プラットフォーム「わたしのIFA」では、あなたの資産状況や相談内容などを選択するだけで、条件にあったIFAと自動でマッチングできる。
自身の投資方針とマッチしているIFAを探すことで、資産運用で失敗するリスクも軽減できるので、ぜひ活用してみてほしい。
まとめ
本記事では、先進国債券の基本知識からおすすめのファンド、購入するための流れについて詳細に説明した。
投資の成果を最大化し、適切なリスクを管理をするためには、専門的な知識と経験が求められる。これらは、資産運用の専門家であるIFAに相談することで解決できる。
IFAは、相談者の投資のパートナーとして、一人一人の投資目的やリスク許容度に合わせたアドバイスを提供する存在だ。
資産運用未経験者の方でも、リスク許容度の範囲で運用方針を決定できるだろう。
特に、先進国債券への投資に関しては国際経済の動向や金利環境の理解が重要となるため、資産運用のプロフェッショナルであるIFAに依頼し、情報収集することは非常に有益だ。
現在、以下のボタンからIFAへの無料相談に申し込むことができるため、「わたしのIFA」を利用してプロと一緒に安全に運用を始めよう。