- 松井証券のサービスにどのような特徴があるのか知りたい
- 松井証券の評判が知りたい
- 運用相談をどこにするべきかわからない
松井証券は、これから投資に挑戦する初心者や資産形成に取り組む若い世代に人気のある証券会社だ。
本記事では、松井証券の特徴や魅力を深掘りしつつ、利用者の評判から「どのような投資家におすすめの証券会社か」という点を解説していく。
これから資産運用を始める人に向けて「IFA」という選択肢についても紹介しているため、ぜひ最後まで読んで将来に向けた資産形成に活用していただきたい。
松井証券のサービス内容
まずは、松井証券の会社概要やサービス内容について確認していこう。
松井証券の会社概要
松井証券は、楽天証券やSBI証券と並ぶ大手5大ネット証券の一つだ。
オンライン専業の証券会社で、国内株式や投資信託、米国株、FXなど幅広い投資商品を取り扱っている。
「株アプリ」や「マネーサテライト」など投資初心者も使いやすい情報サービスや取引ツールを提供している。
オンライン証券業界におけるシェア拡大のため、顧客満足度の向上につながる高付加価値の商品・サービスの開発に取り組んでいる。
2023年12月末時点での総口座数は約151万口座、預かり資産は約3.7兆円となっている。
松井証券が提供するサービス
松井証券で提供するサービスは、主に下記の通りだ。
取扱商品 | 国内株(現物取引・信用取引・IPO/PO・貸株サービス・立会外分売・ETF/REIT) 米国株 投資信託 FX 先物・オプション取引 NISA iDeCo 米ドルMMF |
---|---|
手数料 | 日本株現物取引:1日の約定代金50万円までは0円〜 日本株信用取引:1日の約定代金50万円までは0円〜 日本株一日信用取引:デイトレコストは約定代金にかかわらず0円〜 米国株現物取引:最低0米ドル〜(約定代金の0.495%、上限22ドル) 米国株信用取引:最低0米ドル〜(約定代金の0.33%、上限16.5米ドル) 投資信託:購入時手数料0円 FX:取引手数料0円 |
入金方法 | スイープ入金 MATSUI Bank入金 ネットリンク入金 らくらく振替入金 定期入金 銀行振込入金 |
出金方法 | 翌日営業日以降出金 即日出金 MATSUI Bank出金 |
松井証券では、国内株や米国株、投資信託、FX、先物・オプションなど幅広い商品を取り扱っている。
業界最安水準の手数料が特徴で、ほぼすべての商品が条件を満たせば手数料0円〜取引できる。
ちなみに、国内株の現物取引の手数料体系は下記の通りだ。
1日の約定 代金合計額 | 26歳以上 | 25歳以下 |
---|---|---|
50万円まで | 0円 | 無料 |
100万円まで | 1,000円 (税込1,100円) | |
200万円まで | 2,000円 (税込2,200円) | |
100万円増えるごとに1,100円(税込)加算 | ||
1億円超 | 100,000円(税込110,000円)※上限 |
国内株の取引は、1日の約定代金合計額が50万円までであれば、取引手数料が無料となる。
また、現物取引・信用取引にかかわらず、25歳以下であれば約定代金に関係なく手数料無料となっている。
若い世代にとって手数料を抑えながら投資しやすいのはメリットと言えるだろう。
手数料テーブルもシンプルな設定になっていてわかりやすいのも特徴だ。
松井証券の特徴
松井証券の特徴的なサービスには、下記のようなものがある。
- 銀行連携サービス「MATSUI Bank」
- 貸株サービス
- 投信残高ポイントサービス
- 移管手数料負担サービス
- ロボアドバイザー「投信提案ロボ」
MATSUI Bankは、松井証券の利用者限定の銀行サービスだ。
預金や振込、ローンといった銀行サービスに加えて、松井証券口座との自動振替機能もあり、松井証券で取引している人に便利なサービスだ。
2024年5月1日現在の円普通預金金利は年0.2%(税引後年0.159%)と、投資をしていないときの待機資金もしっかりと高金利で運用できる。
また、松井証券の特徴的なサービスとして「投信提案ロボ」というロボアドバイザーサービスが挙げられる。
投信提案ロボは、利用者の興味がある資産や地域などをもとに、スコアの高い投資信託を3つ提案してくれるサービスだ。
個々の投資信託については、「リスク」「リターン」「下値抵抗力」「コスト」「分配金健全度」の3つの項目で1〜10のスコアを算出してくれるため、投資初心者でも安心して投資銘柄を選びやすいだろう。
松井証券の評判とは?
続いて、松井証券の会社としての信頼度や利用者からの評判という観点で評価していく。
松井証券の顧客満足度や信頼度について
松井証券は、100年以上の歴史のある証券会社だ。
対面証券からオンライン専業証券へと時代の流れに合わせて業態を変えながら、事業を続けている。
ネット証券でありながら、充実した投資情報サービスを提供したり、コールセンターでの顧客対応を行ったりと、顧客目線でのサービスを実施しているところが評価されている証券会社だ。
24時間365日対応のAIチャットサポートやきめ細やかなフォローが期待できる有人チャットなど、安心して取引できる基盤作りに力を入れている。
実際に、松井証券顧客サポートは、HDI-Japan(ヘルプデスク協会)が主催する2023年度問い合わせ窓口格付け(証券業界)において、最高評価である三つ星を13年連続で獲得している。
このことからも、松井証券が顧客満足度の向上を意識してサービス提供に取り組んでいることがわかるだろう。
松井証券の良い評判の例
松井証券の利用者からの良い評判としては、下記のようなものがあった。
- 手数料が安くシンプルでわかりやすい
- 取引ツールが使いやすい
- 投資情報が充実している
- ロボアドバイザーサービスが便利
少額取引の際に手数料が安くて取引しやすいという声がよく確認できた。
国内株式の50万円までの取引の場合、取引手数料は無料となるため少額取引に適した証券会社だと言えるだろう。
また、投資情報や投資ツール、ロボアドバイザーサービスなど、顧客の取引をサポートする仕組みがしっかりと作られている点も高い評価を得ている。
弊社が松井証券のユーザーを対象に実施したアンケートでも、過半数を超える回答者が同証券のメリットに「手数料の安さ」を挙げている。
また、以下の記事ではそれ以外の様々なメリットについても紹介しているため、気になった方はあわせてチェックしてほしい。
松井証券の悪い評判の例
良い評判がある一方で、利用者によっては不満を感じている人もいる。
悪い評判の例について確認していこう。
- 取引金額が大きくなると手数料が割高になる傾向がある
- 外国株や投資信託の取扱銘柄数が少ない
取引金額が大きくなると手数料が割高になりやすいという声が確認された。
松井証券は、1日50万円までの取引であれば手数料無料となっているものの、それ以降は手数料率がテーブルに応じて1,000円ずつ上がっていく仕組みとなっている。
SBI証券や楽天証券は、金額にかかわらず条件を満たした場合の手数料を無料とするサービスを進めているため、松井証券の手数料を割高だと感じてしまう利用者もいるようだ。
また、米国株以外の外国株を取り扱っていなかったり、投資信託の取扱銘柄数がやや少なかったりという点もデメリットとして挙げている利用者がいた。
シンプルな取引を求める方には十分だが、より高度な取引や幅広い種類の投資を行いたい人にとっては物足りなく感じる可能性があるだろう。
松井証券はどんな投資家に向いているのか
ここまで紹介した口コミや評判をもとに、松井証券のメリット・デメリットやどのような投資家に向いている証券会社なのかを確認していこう。
松井証券のメリット・デメリット
利用者の評判も踏まえて、松井証券のメリット・デメリットをまとめると以下の通りとなる。
メリット | デメリット |
---|---|
手数料体系がわかりやすい 初心者でも投資商品を選びやすい コールセンターやチャットサポートなどが充実している | 債券や外国株など一部の商品は取り扱っていない 高額の取引では手数料が割高になる場合がある |
松井証券の主な魅力は、少額投資の際の手数料の安さとサポート・サービス内容の豊富さだ。
取引ツールや投資情報も充実しているため、投資を行いながら勉強も同時に進めたいという人にもメリットが大きいだろう。
一方で、債券や外国株などにも幅広く投資をしたい人や、まとまった金額でも取引したい方にとっては、やや物足りなく感じる可能性がある。
どんな投資家に向いているのか
松井証券が向いている投資家は、下記に当てはまるような人だと考えられる。
- 少額投資から始めてみたい人
- サービスやサポートの充実度を重視する人
- 25歳以下の人
- ロボアドバイザーを利用して投資銘柄を選びたい人
松井証券は、コールセンターやチャットサポートなどのサービスが手厚い証券会社だ。
25歳以下は取引手数料が無料となっていたり、銘柄選びをサポートしてくれるロボアドバイザーサービスを提供していたり、投資初心者に特におすすめの証券会社だ。
国内株式の場合、1日の取引金額が50万円までであれば手数料がかからないため、少額からコツコツ投資をしたいという人にも適しているだろう。
資産運用における専門家の重要性
資産運用を始める際は、証券会社選びに加えて、自分に適した運用戦略を立てることも重要だ。
自分に適した運用方法や運用商品を見つけるためには、資産運用の専門家に相談するのがおすすめだ。
「あなたに合った運用方法」は人によって異なり、同じ人であっても家族構成やライフステージによって変化するためだ。
プロの目線でのアドバイスを受けながら運用方法を検討することで、安定的な運用を継続しやすくなるだろう。
資産運用の相談は誰にするべきか
これから資産運用を始めようと思う方は、ぜひ資産運用の専門家への相談を検討してみてほしい。
ここでは、おすすめの相談先や自分に合った相談先の見つけ方を解説する。
IFAとは何か
長期にわたって安定した資産運用を継続したいなら、IFAの利用がおすすめだ。
IFAは、「Independent Financial Advisor」の略で、日本語では独立系ファイナンシャルアドバイザーや独立系資産運用アドバイザーなどと呼ばれる。
銀行や証券会社のような金融機関には所属せずに、独立した立場で投資に関するアドバイスを行う仕事だ。
金融商品仲介業者としての登録を受けているため、独立していても金融商品に関する具体的な提案や取引の仲介が行えるという特徴がある。
IFAの多くは金融機関出身者であるため、豊富な業界知識や経験をもとに、マーケット動向の分析や運用戦略の立案に関するアドバイスを行う。
プロの目線での助言を得ながら投資を行いたいという方にとっては、魅力的な相談先となるだろう。
IFAの役割とメリット
IFAの最大の特徴は「特定の金融機関に属さずに具体的な金融商品の提案や仲介が行える」という点だ。
証券会社や銀行に所属している営業担当者の場合、販売ノルマや会社の営業方針などによって提案銘柄が左右されることがある。
IFAの場合は、特定の商品を売り切らなくてはいけない、いつまでに収益を上げなくてはいけない、というノルマが科されないため、公平な立場からの提案が期待できるというメリットがある。
また、会社に属していないため転勤や異動によって担当者が変更されないことも、顧客にとっては魅力的だ。
一度良いアドバイザーに出会えれば、IFAとして働き続けている限りは同じ担当者に資産運用を任せ続けられる。
信頼できるパートナーに長く資産管理を相談できるのも、IFAを活用する大きなメリットだ。
「資産運用を何から始めたら良いかわからない」
「自分のリスク許容度に合う商品が知りたい」
と悩んでいる方も、IFAに相談することで不安や疑問を解消できるだろう。
IFA検索サービス「資産運用ナビ」の活用法
資産運用にIFAを活用する際は、自分に適したアドバイザー選びが重要だ。
お金の話はプライベートな内容となるため、信頼できる相手でないとなかなか細かい話をしたくないという人も多い。
相性の良いアドバイザーに相談することで、安心して資産運用の相談ができるだろう。
自分に合ったアドバイザーを探すためには、IFA検索サービス「資産運用ナビ」の活用がおすすめだ。
「資産運用ナビ」は、相談内容や年齢、金融資産などを入力するだけで、全国のIFAデータベースから自分に合うアドバイザーが自動的に検索されるマッチングサービスだ。
自動診断後、アドバイザーの経歴や得意分野などを詳しく確認できるため、納得した上で面談を申し込めるという点もメリットだ。
IFAへの相談は全国47都道府県どこでも可能で、オンラインでの相談にも対応している。
時間や場所を問わずに相談できるため、仕事や家事などで忙しい方にも利用しやすいだろう。
自分にぴったりの運用方法についてプロに相談したいという方は、IFA検索サービス「資産運用ナビ」を利用して、最適なアドバイザー探しを始めてみてはいかがだろうか。
松井証券は老舗であり、初心者でも使いやすいと評判!
大手ネット証券の一角を担う松井証券は、100年以上の歴史のある証券会社だ。
もともとは対面証券会社であったこともあり、ネット証券でありながら充実したサービス・ツールを提供していることが特徴的だ。
少額からコツコツ投資を行いたい投資初心者にとっては、魅力的な証券会社として選択肢に上がるだろう。
ただし、高額の取引は手数料が割高になりやすい点や、一部の金融商品の取り扱いが少ない点には注意が必要だ。
自分の投資スタイルを踏まえて、自分に適した証券会社かどうかを検討するのをおすすめする。
また、投資をこれから始める場合は、自分の投資スタイルやリスク許容度に合わせて運用戦略を立てることが重要だ。
しっかりとプロに相談しながら投資計画を立てたいという方は、資産運用の専門家であるIFAに相談してみよう。
IFAは中立的な立場から顧客に最低な提案をしてくれるため、投資初心者から経験者まで幅広い人に適している。
自分にぴったりのアドバイザーを探したいという方には、IFA検索サービス「資産運用ナビ」を活用するのをおすすめする。