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株式投資で最新情報を仕入れるためのソース紹介

この記事で解決できるお悩み
  • 株式投資の最新情報が知りたい
  • 株式投資を始めるにあたり、何を重視すべきか分からない
  • 株式投資に必要な知識が整理できていない

株式投資を行う際は、常に最新情報を取り入れることが重要だ。

しかし、これから株式投資を始めるにあたって、「情報収集の手段が分からない」「どんな情報が重要か分からない」という人も多いかもしれない。

本記事では、株式投資に必要な最新情報を仕入れる方法について紹介していく。

目次

株式投資ではなぜ最新の情報収集が重要?

株式市場は常に変動を続けており、将来株価が上がるか下がるかは誰にも分らない。

しかし、常日頃から情報収集を行っていれば、「この要因から株価が上がる(or下がる)のではないか」と見通しを立てることができる。

たとえば、「今年の夏は酷暑になりそうだ」というニュースを聞けば、「飲料メーカーの業績が上がるのでは?」という予想が立てられる。

そこから銘柄選定を行っていけば、上手く利益を上げられることも珍しくない。

不確実な株式市場でコツコツと利益を積み上げるためには、金融市場の動向や経済情勢、投資先の財務状況など幅広い情報を仕入れておくことが重要だ。

金融市場の動向

市場全体がどのように動いているのかという情報は株式投資において重要となる。

市場に参加する投資家の動きによって相場も変動するため、的確に市場の動向を見極めていくことが大切だ。

金融市場はあらゆる情報をもとに動いており、明確に予測することは難しい。

しかし多くの投資家が後述する経済情勢や各企業の業績などをチェックしているので、さまざまな情報を分析しながら市場の方向性を捉えよう。

経済情勢

株式相場は経済情勢によって大きく左右される。一般的には景気が良くなると相場も上向きになり、不景気になると相場も下落基調となる。

定期的に発表される各種の経済指標をチェックし、経済情勢を的確に掴んでいこう。

株式投資で重要となる経済指標には以下のようなものがある。

  • 日銀短観
  • GDP(国内総生産)
  • 消費者物価指数
  • 景気ウォッチャー調査
  • 鉱工業生産指数

上記の指標は定期的に公表されるため、発表時には「前回と比べてどうなっているか」「マーケットがどのように反応すると予測されるか」という観点でチェックしよう。

投資先の財務状況

株価は企業の価値を反映するため、投資先企業の財務状況も重要な情報となる。

定期的に行われる決算発表を確認し、業績の伸び率や今後の見通しなどをチェックしておこう。

特に重要となるのが、市場予想を上回っているかどうかという点だ。

証券会社のアナリストなどが決算発表前に出す事前予想と比較し、良いか悪いかを判断していく必要がある。

決算が出てから情報を分析するのではなく、事前に市場予想を把握した上で決算発表の内容を分析していこう。

株式投資の情報は鮮度が命

株式市場の動向は、1つのニュースであっという間に方向感が変わることがある。

そのため、「昨日読んだレポートと状況が大きく変わってしまった」ということも少なくない。

マーケットの方向感が変わってしまえば、それ以前の情報は何の役にも立たないといえるほどだ。

市場環境を正しく捉えるためには、常に最新の動向をチェックして、鮮度の高い情報を仕入れておく必要がある。

株式投資の最新情報を仕入れる方法

株式投資では情報収集が重要だが、「何を利用すればいいのか分からない」という人も多いだろう。

株式投資に役立つ最新情報を仕入れる方法として、次のような手段が挙げられる。

  • 日本経済新聞
  • アナリストレポート
  • 企業のIR情報
  • 会社四季報
  • SNS
  • 金融アドバイザー

それぞれどのような情報が得られるのかくわしく紹介していこう。

日本経済新聞

日本経済新聞は金融・経済分野の情報に特化した新聞で、多くの投資家や金融機関職員が購読している。

経済に関する幅広い情報が得られるので、広範囲の情報をチェックしたいときや景況感を把握したいときにも便利なツールである。

また、日本国内のニュースだけでなく、海外の経済動向に関する情報も得られるため、海外株に投資する人にもおすすめの情報源だ。

日本経済新聞は紙での新聞以外に、スマートフォンやタブレット、パソコンで情報をチェックできる電子版も配信しており、通勤中や休憩時間など隙間時間に情報をチェックすることもできる。

「手軽に情報をチェックしたい」という人は、電子版を購読してみるとよいだろう。

アナリストレポート

アナリストレポートとは、株式投資の専門家であるアナリストによって、現在の市場動向や今後の見通しなどが解説されたレポートである。

プロの考え方や分析方法を学ぶことで、自分にはなかった気付きや視点を得られるメリットがある。

アナリストレポートは主に証券会社によって発行されており、口座開設をしている利用者向けに配信されている。

配信内容は証券会社で異なるため、配信頻度や配信内容によって証券会社を選ぶのもひとつの方法だ。

また、日本証券取引所グループのホームページでもアナリストレポートが掲載されている。

無料で誰でも読むことができるので、ぜひ一度チェックしてみるとよいだろう。

企業のIR情報

株式投資では、金融市場全体に関する情報だけでなく、個別銘柄の情報収集も欠かせない。

個別銘柄の最新情報は「IR情報」で得ることがおすすめだ。

IR情報とは、企業が株主や投資家のために財務状況や経営計画などを公開しているものである。

IR情報では、主に次のような情報が得られる。

  • 決算短信
  • 四半期決算短信
  • 有価証券報告書
  • 四半期報告書
  • 合併や買収、資本提携などの重要情報
  • 中期経営計画資料 など

特に、決算に関する情報は企業の財務状況を知るうえで最も重要なものだ。

必ず最新のものをチェックして、成長性のある銘柄かどうかを見極めよう。

また、IR情報は銘柄を選定するときだけでなく、保有中も定期的にチェックすることが大切だ。

自社株買いや買収・資本提携などの情報は株価に直接影響を与えるものとなるため、より早くキャッチするように心がけよう。

会社四季報

会社四季報は東洋経済新報社が発行する情報誌で、上場企業すべての業績や財務内容が掲載されているものである。

毎年3、6、9、12月に発行されており、多くの投資家がチェックしている情報源だ。

特に、過去の記事・データをもとに立てられる2期予想は、多くの投資家が銘柄選定の参考にしている。

また、会社四季報は紙での雑誌だけでなく、オンライン版の「会社四季報オンライン」も提供されている。

オンライン版では銘柄ランキングやスクリーニングなどが無料で利用できるため、条件を絞って銘柄を選定したいときにも便利である。

なお、有料版では新興企業の分析記事や各銘柄データ、お宝銘柄情報などの情報もチェックできる。

調べたい情報によって、無料版と有料版の機能を使い分けてみるとよいだろう。

SNS

最近では、SNSによって最新情報を収集する方法も主流となっている。

SNSでは著名な投資家も多く情報発信を行っており、直接投資手法や銘柄の選定方法などについてたずねられるメリットがある。

最近では、米国のゲームストップ株のように、SNSから火がついて株価が急騰する例もあるため、もはやSNS上の個人投資家の動向をチェックすることは株式投資には必要不可欠ともいえる。

ただし、「誰でも発信できる」という点から考えると、情報の信ぴょう性についてはしっかりジャッジすることが重要だ。

「有名な投資家が言っていたから、この銘柄は上がるに違いない」と信じ込むのではなく、その他の情報もチェックして客観的に判断するようにしよう。

金融アドバイザーからの情報収集

株式投資の情報を自力で取得する方法を紹介してきたが、金融アドバイザーに相談して情報を集めるという方法もある。

金融業界を長く見てきたプロフェッショナルに意見を聞き、自身の投資戦略に落とし込もう。

ここでは、金融アドバイザーからの情報収集の方法として「金融機関」と「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」を紹介する。

金融機関

銀行や証券会社などの金融機関では、営業担当者が顧客からの相談を受けて投資助言を行っている。

資産状況や運用目的に基づいて投資プランを作成し、自社で取り扱う投資商品を提案・販売するという流れだ。

金融機関の営業担当者は常に株式相場に関する情報を収集している。

さらに社内で専門のアナリスト等が情報を分析してまとめたレポートなどを発行し、情報が共有されている。

それらの情報をもとに投資助言を提供しているため、投資初心者の方も安心して投資を始められるだろう。

しかし金融機関は自社で取り扱う商品を提案・販売するため、客観性が失われやすいというデメリットがある。

顧客よりも会社の収益を優先するケースが出てきてしまい、手数料が高い商品やリスク水準が合わない商品などを提案される可能性がある。

普段利用している銀行や近くで利用できる証券会社などは気軽に相談しやすい反面、自分に合わない提案をされてしまうリスクがある点に注意が必要だ。

IFA

IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)とは、既存の金融機関から独立した立場で顧客の資産運用をサポートする専門家だ。

顧客のライフプランに基づく投資計画の策定はもちろん、提携先の金融機関の商品を提案・仲介も行っている。

IFAの多くは銀行や証券会社出身であるため、長らく金融業界を経験してきたエキスパートばかりだ。

株式市場の情報を収集・分析するスキルに長けており、あなたに最適な投資助言を行える。

そしてIFAの最大の強みは「金融機関から独立している」という点だ。

会社の販売方針や営業ノルマに縛られることがなく、顧客に対して中立性を保ってアドバイスを提供してくれる。手数料が高い商品などを提案される心配もないだろう。

本当に自分に合った投資助言を求めるのであれば、IFAへの相談を推奨する。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」

信頼できるIFAをお探しの方は、IFA検索サービス「資産運用ナビ」の利用をおすすめする。

「資産運用ナビ」は、投資家とIFAを無料でマッチングさせるオンラインプラットフォームのことだ。

IFAは中立な立場からの助言に魅力がある一方、金融機関に比べると身近な存在とは言えない。

近くで相談できるIFAを探すことはもちろん、自分に合うIFAを見つけ出すことは容易ではないだろう。

「資産運用ナビ」では、フォームにあなたの資産状況やアドバイザーの希望条件を入力するだけで良い。

全国のデータベースからあなたの希望条件にぴったりのIFAを抽出し、紹介を行う仕組みとなっている。

もちろん相談は全国47都道府県どこでも対応しており、対面・WEBを選んで面談可能だ。

IFAの紹介料・相談費用も原則無料となっているので、ぜひこの機会に信頼できるIFAを探してみてはいかがだろうか。

株式は最新情報から分析するべき!

この記事では株式運用での情報収集の必要性と具体的な方法までを解説した。

最近はインターネットでの情報収集が増えており、情報の数は多くなっている一方だ。

その情報は玉石混交であり、偽りの情報も含まれている。

自分にとって必要な情報はどれなのか、わからなくなったら金融のプロであるIFAに相談してみよう。

あなたに合ったアドバイスがもらえるだろう。

最新の株式情報に関するQ&A

株式投資で重要な経済指標は何ですか?

重要度が高い経済指標は、主に「雇用(人口推移、有効求人倍率、完全失業者)」「物価(消費者物価指数、国内企業物価指数)」「景気(GDP、日銀短観、景気動向指数)」「金融政策」の4種類。

株式の分析において最も重要な要素は何ですか?

株式分析には、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析という二種類の手法がある。

両者はそれぞれ独自の特徴を有しているため、効率よく株を運用し利益を最大化するためには、これらの特徴をしっかりと理解し、状況によって使い分けることが鍵となってくる。

 株式投資のリスクはどのように管理するべきですか?

投資におけるリスク管理とは、投資ポートフォリオの潜在的なリスクを認識し、それに応じてそのリスクを軽減する処置をとることだ。

そのため自分のリスク許容度に応じたポートフォリオを組み、定期的にリバランスをすることを忘れてはいけない。

また、長期・分散によるリスク管理も重要となる。

長期にわたって運用することで収益の振れ幅が平均化され、価格変動による損失のリスクを小さく抑え込める。

さらに投資先を分散させることでリスクの分散にもつながり、下落時のダメージの軽減が可能だ。

株式投資を金融アドバイザーに相談する際、どのような質問を準備しておくべきですか?

アドバイザーに相談を行う際、以下のような質問事項を準備しておくと良い。

  • 想定されるリスクの内容
  • 万が一下落したときの投資戦略

投資を始める際は魅力的な側面を理解するだけでなく、万が一の事態に備えて準備することも重要となる。

提案される投資プランで想定されるリスクの内容や、投資対象が下落したときのリスクをどのようにヘッジしているのかという戦略を確認しておくことが重要だ。

長期的な株式投資で重要となる指標は何ですか?

長期投資において重要となるのは、投資先企業の財務の健全性である。

安定した財務状況を維持していないと、株価の下落リスクや配当金の減配リスクが高まり、長期的な収益に影響をきたす可能性があるためだ。

財務の健全性をチェックするのであれば「自己資本比率」などの指標が参考になる。

自己資本比率が高いほど総資本における負債の割合が少なく、健全性が高いと言える。

株式投資の初心者が最初に学ぶべき基本的な知識は何ですか?

まず、株式投資の基本的な仕組みを理解するところから始めよう。

株式を取引する流れや株式の保有で得られる権利、株価チャートの見方など「どのように取引を行うのか」「どうやって利益を得るのか」という点を理解することが大切だ。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

・本サイト「資産運用ナビ」はアドバイザーナビ株式会社が運営しております。
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・本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

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