- IFAに資産運用の相談がしたい
- IFAにどんなことを相談すべきなのか知りたい
- 自分に最適なIFAを探したい
IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は、資産形成を行う上でおすすめの相談先だ。
近年日本でも注目を集めており、相談を検討している方も多いだろう。
しかし「自分に合うIFAの探し方が分からない」と悩むケースが少なくない。
本記事では、IFAの基本的な特徴や相談を行うステップ、有効な活用法について解説していく。
ベストなパートナーとマッチングできる「資産運用ナビ」についても紹介を行うので、ぜひ本記事を参考に最適な相談先を探し出そう。
IFAに資産運用の相談をする前に!IFAの基本を押さえよう
IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は、近年日本で注目を集める資産運用アドバイザーである。
相談を検討している方は、まず特徴を理解しておくことが大切だ。
ここでは、IFAの概要や注目を集めている理由、相談時の注意点を解説する。
IFAの概要
IFAは、銀行や証券会社から独立した立場で顧客の資産運用をサポートする専門家だ。
高度な専門知識と豊富な経験をもとに、投資プランの作成のサポートや具体的な商品の提案・仲介を行う。
IFAは「金融商品仲介業者」として登録を受けており、証券会社などの「金融商品取引業者」と業務提携をしている。
提携先の金融機関で取り扱う商品を顧客に対して仲介する役割だ。
金融庁の「金融商品仲介業者登録一覧」によると、令和6年2月29日現在で業者数は個人・法人合わせて679事業者となっている。
銀行や証券会社、保険会社の出身者が多く、金融・保険に精通しているプロフェッショナルがIFAになっているのだ。
IFAが資産運用の相談先として注目を集める理由
IFAが近年注目されている理由として「中立・公平な立場からの提案」が挙げられる。
従来の運用相談と大きく差別化できている点であり、IFAが信頼される理由でもある。
これまで資産運用の悩みは銀行や証券会社で相談するケースが主流だった。
しかし自社商品の提案を行う金融機関に相談をしても、手数料が高い商品や会社方針で売りたい商品の勧誘が多く、自分に合ったものを提案してもらえないという点が問題視されていた。
また、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談するという手もあるが、FPは具体的な商品提案を行うことはできない。
大まかな提案内容をもとに自分で運用する必要があり、投資経験が少ない初心者にとってはハードルが高い状況だった。
しかし、IFAは金融機関から独立した立場となっているため、顧客にとってベストな商品の提案を行える。
さらには売買の仲介までサポートを行うため、投資に慣れない人でも安心して相談可能だ。
金融機関やFPとは異なる独自の強みを提供できることから、IFAの注目度が高まっている。
弊社が実施した資産運用の相談先に関するアンケートでまだIFAを利用していると回答した人は少数だったものの、「専門知識の豊富さ」や「中立目線でのアドバイス」が高い評価を受けていた。
利用者の満足度も高く、今後IFAが資産運用のパートナーとしての地位を確立する可能性も十分にあるといえるだろう。
IFAに資産運用の相談をする時の注意点
資産運用をサポートしてもらえるメリットがある反面、コストが発生する点には注意が必要だ。
サポートを受けずに個人で取引をする場合よりも手数料がかかる点を考慮しておこう。
IFAの手数料体系は一般的に「コミッション型」と「フィー型」の2種類に分けられる。
コミッション型は、商品を売買する際に発生する取引手数料に上乗せする形でIFAに報酬を支払う仕組みだ。
一方のフィー型は、顧客の資産残高に応じて手数料が引かれる仕組みとなっている。
コミッション型の場合、取引を行わなければ手数料が発生しない。
しかしIFA側が報酬を得るために、相場の下落時でも売買の提案を行う可能性がある点に注意が必要だ。
フィー型の場合、資産残高が増えるとIFA側の報酬も増えるため、共通のゴールを目指して提案を受けられるというメリットがある。
しかし取引をしない間も手数料が引かれてしまう点がデメリットと言える。
IFAに相談を行う際には、コミッション型とフィー型のどちらが自分に合っているかを判断しよう。
また、それなりに手数料を支払うことを踏まえ、本当に手数料分の価値があるのかを見極めることも大切だ。
IFAに資産運用の相談をする手順
次に、IFAへの相談を行う際のステップを紹介していく。
居住する地域で相談を受け付けているIFA業者を探し、ここで解説するステップに従って相談を進めよう。
まずはIFAに相談する前に自己分析を
まず、相談を行う前に自己分析をして、運用目的やリスク許容度を明確にしておこう。
運用目的とリスク許容度がはっきりしていれば、スムーズに運用戦略を立てられるためだ。
運用目的については「いつまでにどのくらいの資産を準備したい」という点まで明確にできると良い。
「退職までに2,000万円の資金を準備したい」
「子どもの大学進学までに1,000万円を用意したい」
というイメージで目標時期と金額をざっくりとイメージしておこう。
リスク許容度は、投資でリターンがマイナスになったときにどの程度の損失まで許容できるかという度合いを指す。
リスク許容度に応じて戦略や具体的な投資先まで変わってくるため、自分の性格などを含めて判断することが大切だ。
例えば500万円を元手に運用しようと検討している場合、その500万円がどこまで減ったら耐えられないかをイメージすると良い。
そのイメージをIFAと共有し、戦略を立ててもらうことになる。
具体的な運用相談先を探す前に、まずは自己分析を行って運用目的やリスク許容度の理解を深めておこう。
IFAの比較・選択
自己分析が完了したら相談先のIFAの選択に進む。近くで相談できるIFAを探し、比較しながら自分に合った相談先を見つけ出そう。
IFA業者の多くは初回相談無料となっており、金銭的な負担をかけずに担当者の比較を行える。
面談時に担当者の提案スキルをチェックしたり、自分の希望をしっかりとヒアリングしてもらえるかを確かめたりしておこう。
IFAは基本的に長期的な付き合いになることが多いため、能力だけでなく性格の相性も重要な要素となる。
できれば複数のIFAと面談を行い、もっとも相性の良いIFAを見つけ出そう。
なお、近くで相談できるIFAを探せない場合は「資産運用ナビ」の利用がおすすめだ。
サービス内容や利用方法については後ほど詳しく解説を行う。
IFAと資産運用の開始
相談するIFAが決まったら、実際に資産運用を開始する。
IFAがあなたの意向に合わせて投資プランを作成し、適切な投資商品の選定・提案を行ってくれるはずだ。
実際に運用を行う際には、想定されるリスクについてしっかりと話を聞いておくことをおすすめする。
「この商品はどういった値動きをするのか」「最悪の場合、どの程度の損失を被るのか」などを確認し、自分のリスク許容度と乖離していないか把握しておこう。
また、提案内容に納得ができない場合は無理に受け入れる必要はない。
不安な点や気になる点をしっかりと伝え、納得できる内容になるまで相談を繰り返していこう。
上記のような流れでIFAへの相談は進んでいく。近くで信頼できそうなIFAを探し、相談を申し込んでみよう。
資産運用を行う際のIFAの有効活用法
IFAの強みを最大限に引き出すためのポイントとして以下の3点を押さえておこう。
- IFAと長期的な関係性の構築
- 多様な投資手法の検討
- IFAに資産運用以外の相談
それぞれのポイントを解説していく。
IFAと長期的な関係性の構築
IFAには基本的に転勤や異動といった制度がなく、同じ担当者が中長期的にサポートしてくれる。
長期的な信頼関係を構築し、悩み事を気軽に相談できるパートナーとしてIFAを活用しよう。
例えば運用当初にポートフォリオ(資産配分)を決めていても、時間が経過するとマーケットを取り巻く環境が変化し、比率が崩れてしまうケースがある。
IFAは定期的にフォローを行い、適切な資産配分への調整に対応している。
また、自身のライフステージの変化に合わせたポートフォリオの調整も可能だ。
子どもが誕生したり、転職によって収入事情が変化したりなど、生活環境の変化に応じて適切な資産配分を提案する。
自分のことをよく知る担当者が長期的にサポートしてくれるのだ。
銀行や証券会社の場合、数年おきに転勤や異動で担当者が変わってしまうケースが多い。
同じ担当者が継続してサポートしてくれるIFAならではの強みを最大限に活かそう。
多様な投資手法の検討
IFAのなかには、株式や債券などの一般的な投資手法以外の選択肢を提供できるアドバイザーが存在する。
多様な投資手法の選択肢から自分に合うものを選べる点もIFA独自の強みだ。
例えば、まとまった金融資産がある場合は「ヘッジファンド」の活用を検討できる。
富裕層向けの投資信託のような商品であり、デリバティブ取引などの多様な手法を駆使していかなる相場でもリターンを目指すファンドである。
公に募集されている商品ではないため購入のハードルが高いものの、ヘッジファンドに強いIFAであれば紹介可能だ。
また、仕組債などの複雑な投資商品に対応しているIFAも存在する。
仕組債とは、スワップやオプションなどのデリバティブ取引を利用し、オーダーメイドの債券を組成する商品のことだ。
リスクの大きさや販売体制の問題などで販売停止となるケースが多いものの、正しく仕組みを理解していれば魅力もある商品である。IFA経由で仕組債の投資を検討してみるのも良いだろう。
このように、多様な投資手法を検討できる点もIFAならではの強みだ。
株式や債券、投資信託などの一般的な手法以外の投資法を視野に入れながら相談してみると良いだろう。
IFAに資産運用以外の相談
IFAは顧客の資産運用を成功に導くことが主なミッションだが、それ以外にも資金面での悩みを幅広くサポートできる。
長期的な関係性の中で、資産運用以外の相談を検討してみると良いだろう。
例えばある程度の資産を築いて年齢を重ねていくと、資産を増やすことよりも「守りながら残していくこと」に興味を持つ方が多い。
家族にどのような形で資産を承継していくと良いのかという点が課題となっていくケースが少なからず存在する。
IFAは、状況に応じて弁護士や税理士などの外部の専門家と連携しながら、相続や贈与などの資産承継問題のサポートを行う。
税金面などを考慮し、最適な資産承継プランの実行を支援する。
また、保険の見直しや税金対策など、さまざまな相談を行えることがIFAの強みだ。
資金面での悩みは積極的にIFAに相談し、解決策を提案してもらうと良いだろう。
相談するIFAはどこで選ぶべき?
ここまでIFAによる資産運用相談の流れや活用法を解説してきた。
実際にIFAへの相談を行う場合、どのように選ぶべきなのだろうか。
ここでは、自分に合うIFAを見つける重要性やIFA選びのポイント、おすすめのサービス「資産運用ナビ」について解説していく。
自分に合うIFAを見つける重要性
「IFAは専門家なのだから誰に相談しても同じだろう」と考えている方も多いのではないだろうか。
しかしそれぞれのIFAが異なる特徴を持っているため、自分に合う相談先を見極めることが重要だ。
いくら専門家であるとはいえ、IFAにも得意としている領域とそうでない領域が存在する。
相談先の得意分野と自分が相談したい内容がミスマッチを起こしてしまうと、適切な助言を得られない可能性が高くなる。
例えばヘッジファンドの利用を検討している方が、株式や投資信託を専門とするIFAに相談してもヘッジファンドの提案を受けられる可能性は極めて低い。
需要と供給がマッチしないため双方にとってストレスとなり、時間も無駄になってしまう。
IFAを適当に選ぶのではなく、自分に合う担当者を見極めることが大切だ。
IFA選びのポイント
IFA選びのポイントとして以下の2点をチェックしておこう。
- 得意分野
- 抱えている顧客層
先ほど解説した通り、IFAはそれぞれ得意としている分野が異なる。
まずは担当者の得意分野をチェックし、自分が希望する相談内容と一致しているかどうかを確かめておこう。
また、抱えている顧客の属性が自分と似ているかという点も重要な判断材料となる。
IFAがメインとしている顧客層とのミスマッチを防ぐことが大切だ。
例えば、将来に向けて少しずつ資産形成を始めたいと考えている人が富裕層向けにビジネスを行うIFAに相談しても適切なアドバイスを得られる可能性は低い。
自分と同じように将来に向けた資産形成を始めている顧客をターゲットとするIFAの方が、自分が置かれている状況に合った提案をしてくれるだろう。
相談先のIFAを選ぶ際には、得意分野とメインの顧客層をチェックし、自分と合っているかどうかを見極めよう。
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IFAに資産運用の相談を行おう
IFAは、顧客からの相談を受けて投資プランを作成し、具体的な金融商品の提案を行っている。
金融機関から独立していることから中立なアドバイスを受けられ、長期的に関係性を構築できることが強みだ。
実際にIFAに相談を行う際には、自己分析をして運用目的やリスク許容度を明確にした上で、適切なIFAを選ぶと良い。
自分と相性の良いIFAを探し、資金面での悩みをなんでも相談できるパートナーとして関係性を築いていこう。
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