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IFAとFPを徹底比較!あなたに最適なアドバイザーはどっち?

この記事で解決できるお悩み
  • IFAとFPの違いが知りたい
  • どのような基準で相談先を選べば良いのかわからない
  • 自分に適した運用アドバイザーを選びたい

資産運用のアドバイスを受けたいとき、IFA(独立系フィナンシャルアドバイザー)とFP(ファイナンシャルプランナー)のどちらに相談するべきか迷う人も多いのではないだろうか。

どちらもお金や資産運用に関する専門家だ。

しかし、業務内容や費用体系に大きな違いがある。

IFAとFPには共通する部分もあるが、できることに違いもあるため相談する前に、どちらが自分に適しているのか確認しておきたい。

本記事では、IFAとFPの違いを詳しく解説し、あなたに最適なアドバイザーの選び方を解説する。

目次

違いはなに?IFAとFPの比較

IFAとFPはどちらもお金に関する専門家だ。

実のところIFAの中にはFPの国家資格や民間資格を持っている人も少なくない。

相談できる内容に関しては共通する部分もある。

しかしIFAとFPは業務範囲や費用体系などに違いがある。

あなたの抱えている悩みによって、どちらに相談するべきかが変わる。

  • IFAとFPの概要
  • 違い①業務範囲
  • 違い②費用体系

IFAとFPの違いを確認するために以上3つのポイントを解説する。

IFAとFPの概要

 正式名称資格
IFAIndependent Financial Advisor
(独立系ファイナンシャルアドバイザー)
証券外務員
FPFinancial Planner
(ファイナンシャルプランナー)
国家資格のファイナンシャルプランニング技能士、民間資格のAFP、CFPがある
 ただしFPとして活動する際に必ず資格が必要なわけではない

IFAはIndependent Financial Advisorの略だ。

日本語では独立系ファイナンシャルアドバイザーと言われる。

文字通り独立した立場から資産運用のアドバイスや金融商品の売買仲介を行う専門家だ。

IFAは金融商品仲介業者と表現されることもある。IFAを理解するなら仲介業という言葉に注目すると分かりやすい。

  • SBI証券などの証券会社
    • 金融商品取引業者
  • IFA法人
    • 金融商品仲介業者

IFAは特定の証券会社に所属していない。証券会社の委託を受けて「有価証券の売買等の媒介」や「有価証券の募集もしくは売出しの取扱い」を行う。

分かりやすく言えば、投資信託や株式、債券など、幅広い金融商品の中から顧客のニーズに合ったものを提案し、実際の売買手続きを仲介できる。

仲介する意義としては、特定の証券をはじめとした金融機関と雇用関係にないため営業方針に縛られない提案をしやすい点にある。

金融商品取引業務を行うため、証券外務員の資格と外務員登録原簿に登録が必要だ。

一方、FPはFinancial Plannerの略だ。ファイナンシャルプランナーと呼ばれている。

暮らしに関わるお金のこと全般について相談ができる。

例えば、住宅購入や教育資金、老後資金保険や資産運用を組み合わせた最適な資金計画など幅広い分野に対応できるのが特徴だ。

IFAとFPの違い①業務範囲

IFAもFPもお金に関する相談ができる点で共通している。

どちらも、人生の目標に向けて資産をどのように活用するべきかという視点でアドバイスをしてくれる点も変わらない。

しかしIFAとFPには大きな違いが一つある。

  • IFA
    • 金融商品の売買の仲介ができる
  • FP
    • 金融商品の売買の仲介ができない

IFAもFPも家計の悩みや資産運用の相談はできる。

しかし、IFAは株式や投資信託の仲介や個別具体的な投資のアドバイスもできる。

一方、FPは実際に仲介することや個別具体的な投資アドバイスは業務範囲外だ。

IFAとFPの違い②費用体系

  • IFAは売買によって手数料発生、顧客の運用成果に応じて報酬が変動する成功報酬型など
  • FPは相談料やライフプラン作成料など、サービス内容に応じた固定報酬が一般的

IFAは金融商品販売手数料や運用報酬、または預けている資産の一部を受け取るような費用体系が多い。

資産運用のアドバイスそのものにお金がかかるというよりも取引手数料や預かり資産の増減で成功報酬が変わる。

一方FPは相談料やライフプランの作成などに応じて固定費用がかかるのが一般的だ。

IFAとFPを比較したけど結局どっちが良いの?

IFAとFPはお金に関する悩みを相談できる点で共通する部分も多い。

しかし、業務範囲、費用体系などに違いがある。

そのため抱えている課題によって適した相談先が変わってくる。

どちらに相談すれば良いか悩む人も多いのではないだろうか。

  • IFAが好ましいケース
  • FPが好ましいケース
  • IFAとFPの判断基準

以上3点について解説する。

両者の違いに迷った際の参考にしてほしい。

IFAが好ましいケース

  • 資産運用を中心に相談したい
  • 株や債券、投資信託などの売買の仲介も依頼したい

上記2つに当てはまるならIFAを選ぼう。IFAは金融商品の仲介とコンサルティングを事業の柱としている。

株や債券、投資信託などをどのように組み合わせてポートフォリオを作れば良いのかを、投資家それぞれのリスク選好や許容度に応じて提案してくれるだろう。

一方、FPは必ずしも金融商品の仲介に必要な資格や認定があるとは限らない。

資産運用の相談自体は受け付けてくれるかもしれないが、個別具体的な投資判断や提案まで踏みこめない。

例えばFPの中には保険業界出身のアドバイザーも多く、証券や債券、投資信託の取り扱いは専門外ということも多い。

IFAは証券会社出身のアドバイザーも多いため、資産運用の専門性という点でも頼りになる。

FPが好ましいケース

  • 人生設計における資金計画を中心に相談したい
  • 投資判断や仲介は求めていない
  • お金の悩みを幅広く相談したい

FPは人生や生活に関わるお金の専門家だ。子供の教育資金から親の相続まで「暮らしとお金」について幅広く相談できる。

資産運用についての相談もできるが、人生設計における資金計画が専門だ。

例えば、あなたが住宅ローンは固定金利か変動金利のどちらを選ぶべきか、保険には加入するべきかどうか、

相続対策に必要なことを知りたい、家計の収支全般を見直したいといったことが悩みの中心であればFPに相談することをおすすめする。

IFAとFPの判断基準

金融商品の仲介や具体的な助言を必要としているかどうかが判断基準だ。

  • 金融商品の仲介、個別具体的な投資判断を求めている
    • IFA
  • 暮らしにまつわるお金の相談のみを求めている
    • FP

自分が何をアドバイザーに求めているのかが分かれば両者のどちらを選べば良いか分かるはずだ。

ただし、実際にはIFAがFPの資格を持っていて「暮らしのお金の悩み」まで一貫して相談できるケースもある。

逆にFPがIFAとして活動していることもある。

特にIFAと独立系のFPは守備範囲が共通しているところが多く、両者の垣根をこえたアドバイザーも少なくない。

最終的には相談したいIFAとFPが自分の相談したい悩みを受け付けてくれるかどうかを確認してみてほしい。

FPと比較してIFAが良いと感じた方必見!IFAの選び方

IFAと言っても得意分野や方針など、それぞれに違いがある。

例えば、株式投資に強いIFAもいれば、債券投資を得意としているIFAもいる。

一方、資産運用だけでなくFPの素養もある総合的な提案を得意としているIFAもいる。

そのためニーズに合ったIFAを選ぶことが資産運用を左右するだろう。

相性の良いIFAの選び方を知ることが大切だ。

  • 担当者の資格や経歴を確認する
  • 自分との相性を確認する
  • アドバイスの中立性を確認する

この3つがIFA選びのポイントだ。

担当者の資格や経歴を確認する

IFAの担当者がどのような資格を持ち、どのような経歴の持ち主なのかを確認しよう。

金融商品の説明や販売の経験が豊富な人や、ファイナンシャルプランナーなどの資格を持っている人が望ましいだろう。

また、担当者の経歴も参考になる。

  • 証券外務員
    • 金融商品の販売や勧誘等ができる資格
  • 証券アナリスト
    • 有価証券の分析の素養が確認できる資格
  • テクニカルアナリスト
    • テクニカル分析の素養が確認できる資格
  • AFP、CFP(日本FP協会)
    • 民間のFP資格
  • ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格)

などの資格があると、専門分野や対応可能な業務が分かるだろう。

資格以外にも証券会社、銀行、保険、不動産など、どこの業界出身のIFAかで得意分野も変わってくる。

また、所属していた会社だけでなく、どのような仕事をしていたのかも確認ポイントだ。

資産運用について相談するなら、提案業務に携わってきた経歴があるかどうかなども判断材料になるだろう。

自分との相性を確認する

IFAとの相性も重要なポイントだ。

自分の置かれている状況、何について悩んでいるのか、どのようなことを相談したいのかを整理しよう。

資産を守らなければいけない富裕層なのか、これから資産形成を目指す状態なのかでも適切な運用方法が異なる。

また、相談するべきことが資産運用の個別具体的なアドバイスなのか、家計全般の見直しが中心なのかが分かれば、自分に適したIFAが探しやすくなるはずだ。

初回面談の際に、担当者の話し方や態度、提案内容などから、自分との相性を見極めると良いだろう。

オンライン面談やホームページの確認など、事前に情報収集しておくことも大切だ。

アドバイスの中立性を確認する

IFAは特定の金融機関に属さない独立した立場から、中立的な提案ができるところに強みがある。

特定の商品に偏ったアドバイスをしていないか、手数料目当てで不必要な売買を勧めていないかなど、アドバイスの中立性にも注意が必要だ。

また、金融庁が提唱するFD宣言(顧客本位の業務運営方針)を掲げているかどうかも、IFAの信頼性を確認する際の参考になるだろう。

IFAは資産運用のパートナーとして重要な存在だ。相性の良いIFAを見つけるためにも、担当者の資格・経歴、相性、アドバイスの中立性などを十分に吟味し、慎重に選ぶことが大切だ。

実際に取引する前にしっかりとコミュニケーションを取り、疑問点は質問して解消しておこう。

もし、IFAの提案に不安を感じた場合は、複数のところに相談して提案を比べてみる、利害関係のないFPに相談してみる、資産運用方針の根拠を確認してみるなどの工夫も必要だ。

IFAも比較が大事!自分に合ったIFAはどこで選ぶべきなのか

IFAに相談したいと思っても、どこでIFAを選べば良いのか分からないという方も多いのではないだろうか。

IFAと言っても玉石混交で、IFAならどこでも良いというわけにはいかない。

またIFAによって相性もある。

できれば数あるIFAの中から比較検討して、納得できるIFAが選べることが望ましい。

自分に合ったIFAを見つけるべき理由、選ぶときの注意点、そして実際にIFAを探せるIFA検索サービス「資産運用ナビ」の活用法について解説する。

なぜ自分に合ったIFAを見つけるべきなのか

人によって求めるサービスが異なるため、誰にでもおすすめできるIFAを断定的に選ぶことは難しい。

例えば、株式投資に興味がある人は株式投資に強いIFAを、老後資金の準備をしたい人は年金や保険に詳しいIFAを選ぶなど、自分の目的に合ったIFAを探すことが重要だ。

また、IFAとの相性も大切な要素だ。

長期的な付き合いになるため、相談しやすく、自分の考えを理解してくれるIFAを見つけるべきだ。

IFAを選ぶ時の注意点

IFAを選ぶ際は、いくつか注意点がある。

まず、IFAの資格や経歴をチェックすることだ。

資産運用に関する知見や専門性があるかどうかを確認しよう。

例えば証券会社出身のアドバイザーかどうか、具体的にどのような業務をしていたかどうかが判断材料となるだろう。

また、アドバイスの中立性も重要なポイントだ。

特定の商品に偏ったアドバイスをしていないか、手数料目当てで不必要な売買を勧めていないかなど、注意が必要である。

金融庁が提唱する「顧客本位の業務運営方針(FD宣言)」を公表しているかどうかも参考になる。

さらに、IFAとの相性も見極めることが大切だ。

初回面談の際の話し方や提案内容から、自分との相性を確認すべきだ。

IFAを探すなら「資産運用ナビ」がおすすめ

IFAを探すなら、IFAと投資家をマッチングするサービス「資産運用ナビ」の利用がおすすめだ。

「資産運用ナビ」は、60秒の簡単な質問に答えるだけで、あなたに合ったIFAを複数紹介してくれる。

紹介されるIFAは、プロフィールや経歴、専門分野などが詳しく掲載されているため、事前に確認することができる。

また、IFAとの相性を見極められる、オンラインや対面での無料相談も可能だ。

IFAとFPを比較して自分に合ったアドバイザーを見つけよう

IFAを選ぶ際は、自分の目的やニーズに合ったIFAを見つけることが重要だ。

IFAの資格や経歴、アドバイスの中立性、相性など、様々な観点から検討することが大切だ。

IFAを探すなら、「資産運用ナビ」のようなマッチングサービスを利用するのがおすすめだ。

簡単な質問に答えるだけで、自分に合ったIFAを見つけることができる。

IFAは資産運用の心強いパートナーだ。

IFAを探すならIFA検索サービス「資産運用ナビ」を活用しよう。

IFAとFPの比較に関するQ&A

FPにはどんなことを相談できますか?

幅広く暮らしにまつわるお金のことを相談できる。

ライフプランニングや資金計画、保険、資産運用、税金、不動産、相続・贈与など幅広い分野を横断的に相談できる点はFPの強みだ。

ただし個別具体的な投資判断や確定申告の代行、法律相談や手続きなど業務独占資格のある領域には対応していない。

どんな時にIFAを活用するべきですか?

資産運用の相談、個別具体的な投資判断、助言を求めるならIFAがおすすめだ。

有価証券や投資信託の注文の仲介もしてもらえる。

IFAやFPなどのアドバイザーとの相性はどのように確認すべきですか?

自分のニーズとIFAの得意分野が合っているかどうかをまずは確認しましょう。

実際に面談で話してみることをおすすめする。

「資産運用ナビ」は対面やオンラインで実際に話してから契約できるので、本当に信頼できるアドバイザーを選ぶ際におすすめだ。

IFAとFPの費用体系にはどのような違いが存在しますか?また、実際の費用はそれぞれどの程度ですか?

IFAの場合は月々や年単位の継続的な契約費用であったり、金融商品の購入などに際して取引手数料が都度かかったりする。

一方、FPの場合はライフプランの作成や相談をする都度、依頼した内容に応じてスポットで費用が発生するケースがほとんどだ。

つまり、継続的に費用が発生するかどうかという違いがある。

実際の費用は、IFAの契約費用は月換算で数千〜数万円ほど、取引手数料は購入価格の数%が一般的だ。

FPの場合、ライフプランの作成で数千円、場合によっては数万円ほどかかるケースが多いだろう。

IFAとFPには、それぞれどのような資格を持った人がなれるのですか?

IFAは具体的な金融商品の提案をするため、証券外務員資格は必須になる。

一方、FPの場合は必ずしも必要な資格はなく、誰でもFPとして活動することは可能だ。

実情として、国家資格のファイナンシャルプランニング技能士や、民間資格のAFP、CFPを取得してFPの活動をするのが一般的である。

IFAとFP、長期的な相談に適しているのはどちらですか?

相談内容にもよるが、守備範囲の広さという意味でIFAのほうが向いているだろう。

実際、保有資格によって相談できる内容が異なる。

IFAであれば証券外務員資格を所持しており、日本証券業協会に登録しているのは当然だが、生命保険募集人資格も取得していれば、保険の相談もできる。

言い換えると、FPが上記資格を持っていた場合、FPも同様の相談に対して個別具体的なアドバイスが可能だ。

一般論として、資産運用・管理などのお金に関する相談をしたいのであれば、IFAのほうが適しているだろう。

IFAとFPのアドバイスの質を比較する方法はありますか?

同じ内容の質問をした際に、どれほど具体的で、納得感のある回答を得られるかどうかで比較できるだろう。

自分が相談した内容に対して、回答がほかの人にも当てはまるような抽象的なものであれば、アドバイスの質としては低いと言わざるを得ない。

どれほど親身になって、問題解決に向けたアプローチを具体的に提案してくれるかは、IFAまたはFPの質を判断する際のポイントになるだろう。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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