横浜銀行は神奈川県や東京都を中心に店舗やATMがあり、地方銀行の中でも最大規模の銀行である。
神奈川県内に在住もしくは勤務している方であれば横浜銀行を利用されている方が多いのではないだろうか。
横浜銀行では目的や使途別に多彩なローン商品を展開しているが、なかでもカードローンは借入限度額が最大1,000万円と無担保ローンとしては借入可能額が大きいのが特徴的である。
そのため、横浜銀行のカードローンはおまとめローンとしての活用も期待できるといえるだろう。
本記事では横浜銀行カードローンの商品概要・金利・審査・返済方法について紹介していく。
現在横浜銀行を利用していて借入を検討している方や横浜銀行カードローンをおまとめローンとして活用したいと考えている方はぜひ参考にして欲しい。
横浜銀行カードローンについて
横浜銀行のカードローンは主に下記6つの特徴がある。
- 横浜銀行の普通預金口座がなくても24時間Webにて申込可能※横浜銀行の普通預金口座をお持ちでない場合、ローンの契約手続きまでに口座開設が必要。
- コンビニや駅ATM利用がいつでも何度でも無料※一部ATMを除く
- カードローン契約と同時に借入可能
- 金利年1.5%〜14.6%、借入限度額最大1,000万円
- 月々2,000円からで無理のない返済額設定
- リボ払いや他のローンとのおまとめローンとして活用可能
他の金融機関と比較すると、大半が借入限度額最大800万円ほどのところ、最大1,000万円でおまとめローンとしても活用できる点は横浜銀行カードローンの強みだろう。
また、横浜銀行はATMの設置が充実している。
小田原線各駅に設置され、コンビニも含めると神奈川・東京内のATM約14,000台で借入・返済が可能である。
そしてWeb申込であれば24時間いつでもどこでも申込でき、横浜銀行に普通預金口座がない方でも申込手続きができる。
そのため、神奈川県内全地域、東京都内全地域、群馬県の一部地域(前橋市、高崎市、桐生市)に居住またはお勤めの方には利便性の高いカードローンである。
横浜銀行カードローンの借り換えについて詳しくは知りたい方はこちら。
横浜銀行カードローンの金利は?
横浜銀行カードローンの金利は借入限度額に応じて、年率1.5%〜14.6%だ。
これは比較的低金利といえるだろう。借入限度額別の適用金利は下記の通りである。
借入限度額 | 適用金利 |
---|---|
100万円以下 | 年14.6% |
100万円超200万円以下 | 年11.8% |
200万円超300万円以下 | 年8.8% |
300万円超400万円以下 | 年6.8% |
400万円超500万円以下 | 年4.8% |
500万円超600万円以下 | 年4.5% |
600万円超700万円以下 | 年4.0% |
700万円超800万円以下 | 年3.5% |
800万円超900万円以下 | 年3.0% |
900万円超1,000万円未満 | 年2.5% |
1,000万円 | 年1.5% |
特に10万円〜300万円以下では金利の下げ幅が大きいため、300万円超以降の適用金利が低金利で借入可能だ。
横浜銀行カードローンの審査は厳しい?
横浜銀行カードローンの審査は借入対象に限りがあるものの、審査内容自体はほぼ他の金融機関と変わりないといっても過言ではない。
借入対象は契約時の年齢が満20歳以上69歳以下の方で、安定した収入がある本人および配偶者も含まれる。
また、年金も収入に含められることから年金受給者でも審査が通るケースもあるだろう。
加えて、提出書類も他行と同様の書類が求められているが、居住地または勤務先が神奈川県内・東京都内・群馬県前橋市・高崎市・桐生市と限定されているため、これらを証明する書類の提出も必要だ。
審査回答は最短即日としていることからも、安定した収入の有無・他の借入状況・過去の返済状況など審査のポイントをある程度絞って実施されていると考えられる。
ただし、保証会社であるSMBCコンシューマーファイナンスの保証がおりなければ借入できない。
そのため、過去に同じ保証会社の審査で落ちた経験がある方は通らない可能性があることに注意しよう。
横浜銀行カードローンの審査の流れ
横浜銀行カードローンの概要を理解したところで、実際申込した場合にどのような手続きの流れになるのだろうか。
申込手続きから借入利用開始までの一連の流れについてWebにて申込んだケースで紹介しよう。
申し込み
横浜銀行カードローンは24時間いつでもWebから申込が可能だ。
横浜銀行Webサイトや専用アプリはまぎん365からも申込できる。
パソコンやスマートフォンがあれば店舗へ足を運ばずとも自宅や勤務先など自分の都合がいいタイミングでWeb申込が利用できるのだ。
カードローン申込フォームへ入力するが、特に収入金額や勤務先など審査で重要な項目は誤入力してしまうと審査結果に影響を及ぼす可能性があるため、正確に入力したか確認が必要だ。
なお、申込の時点では横浜銀行に普通預金口座が未開設の状態でも問題ない。
審査後、契約手続きに至るまでのタイミングで口座開設すれば良いので、効率的に手続きが進められる。
審査
審査では横浜銀行より書類提出のお知らせが届くため、書類をアップロード・郵送・FAXいずれかの方法にて提出する。
提出が求められる資料としては本人確認資料が必須だが、希望借入金額が50万円を超える場合は収入証明書の提出も必要だ。
また、勤務先の在籍確認を書面にて提出する場合は健康保険証や給与明細書などの提出が求められる。
個人事業主の場合は確定申告書や事業実態が分かる納品書や請求書が必要だ。
書類提出が遅れると審査結果の回答もその分遅れてしまうため、急ぎで資金を必要としている方はあらかじめ提出書類を準備しておくと良いだろう。
審査結果通知
審査結果の通知は最短で申込当日中に、申込時に指定した連絡先へ結果が伝えられる。
ただし受付時間が遅かったり、審査で判断するまでに時間を要したりする場合は翌日以降の回答となるケースもある。
審査結果通知にて借入可能との結果であれば、カードローン契約を経て借入利用が開始できる。
審査の結果否決となった場合は借入ができないが、否決になった理由について銀行から回答は得られない。
これは横浜銀行に限らず他金融機関でも同様の対応である。
また、普通預金口座が未開設の場合は通知を受け取った後、契約までの間に口座開設の手続きが必要である。
契約
審査の結果、借入可能と通知を受けたらカードローン契約へ進んでいく。
カードローン契約はWeb、郵送、FAXのいずれかで手続きする必要がある。
Webにて契約手続きする場合は審査結果通知の際に伝えられる専用サイトにて手続きするだけで済ませられる。
書面にて契約手続きする場合は郵送もしくはFAXで契約書類を提出する必要がある。
郵送の場合は契約書類が送付されるため、必要事項を記載し、再度返送する。
FAXにて契約書類を提出する場合は、契約書類を横浜銀行Webサイトからダウンロードし、必要事項記入のうえFAXする。
もしも借入を急いでいる場合は契約日当日に借入資金を振り込むことも可能なため、あらかじめその旨を伝えておくと良いだろう。
カード発行・利用開始
契約書類を提出後、横浜銀行カードローン専用カードが簡易書留扱いで自宅に送付される。
ローン専用カードが手元に届けばATMからの借入が可能になるので、資金を必要としている場合はこのタイミングで引き出せる。
もしもカード到着前に資金が必要な場合は、契約後に返済用口座へ借入資金を振り込んでもらうことも可能だ。
急ぎで借入したい方はカードの到着を待つのではなく、審査結果通知時点もしくは契約時に振込による借入を申請しよう。
横浜銀行カードローンの審査の必要書類
横浜銀行カードローンは申込手続きののち、審査のため書類の提出を求められる。
申込者全員が提出する本人確認資料と借入希望額が50万円超の場合に必要な収入証明書類について詳しく解説しよう。
本人確認書類
横浜銀行カードローンの申込で必要な本人確認資料は顔写真付きの場合1点、顔写真無しの場合2点提出となる。
顔写真付き資料の例としては、運転免許証・個人番号カード(マイナンバーカード)・在留カード・特別永住者証明書・パスポート(住所記載のあるもの)が挙げられる。
顔写真なし資料の例としては、パスポート(住所記載がないもの)や健康保険証が挙げられ、この場合は住民票または公共料金等の領収書の写しも併せて提出する。
なお、各本人確認書類の住所は現住所になっているか、有効期限があるものに関しては期限切れではないかを確認しておこう。
借入限度額が50万円超の場合は収入証明書も必要
借入限度額について50万円超で希望した場合は、収入証明書の提出が必要である。
収入証明書の例としては、源泉徴収票・納税証明書・確定申告書・住民税決定通知書が挙げられる。
納税証明書や確定申告書は税務署の発行印や受付印、住民税決定通知書は市区町村長の発行印がそれぞれ押印されているものが有効とされる。
源泉徴収票であれば例年年末調整後に勤務先から発行されるため、直近で手渡された源泉徴収票を提出する。
金利 (実質年率) | 年1.5%~年14.6% |
---|---|
審査時間 | 最短即日 |
融資速度 | 最短即日 |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~1,000万円 |
収入証明書 | ご希望のお借入限度額が50万円を超える場合は収入証明書が必要 |
WEB完結 | 可能 (契約まで) |
申込条件 | 20歳から69歳 |
担保・保証人 | 不要 |
横浜銀行カードローンの借入方法・返済方法は?
横浜銀行カードローンの借入・返済方法は大きくATMとインターネットバンキング・アプリの2つに分けられる。
ATMは横浜銀行ATMのほか、提携ATMやコンビニATMでも利用可能である。
インターネットバンキングのマイダイレクトや専用アプリのはまぎん365はパソコンやスマートフォンから利用可能だ。
それぞれの媒体からの借入・返済方法について詳しく解説していこう。
横浜銀行ATM
横浜銀行ATMでの借入・返済ともに利用可能でいつでも何度利用しても利用手数料は無料である。
横浜銀行ATMは店舗・出張所内ATMが206、店舗外ATMが426と神奈川県内を中心に数多く設置されている。
店舗外ATMの中には駅に併設されているATMが多く、小田急線各駅に設置されているため、通勤やお出かけの際にも利用しやすいだろう。
提携ATM
提携ATMでは借入については利用可能であるが、返済利用はできない。
提携ATMはゆうちょ銀行・イオン銀行・メガバンク・地方銀行などが挙げられる。
これらの提携ATMも加味すると、全国どこへ行っても提携ATMから借入ができると考えて良いだろう。
ただし、借入時に所定の手数料が発生する点や返済はできない点などからカードローンを利用する場合は横浜銀行ATMまたはコンビニATMの利用をおすすめする。
コンビニATM
横浜銀行カードローンはコンビニATMから借入や返済が可能である。
また、借入・返済利用の際の手数料はいつでも何度でも無料である。
コンビニATMと駅併設の横浜銀行ATMは、あわせると神奈川、東京だけでも約14,000台が利用可能だ。
また、コンビニATMは日常生活の中で身近にあるATMであり、商品購入のついでに借入・返済ができるので、利便性が非常に高いといえるだろう。
〈はまぎん〉マイダイレクト
横浜銀行のインターネットバンキングサービスである〈はまぎん〉マイダイレクトはオンライン上で借入・返済ともに手続き可能だ。
マイダイレクトにログイン後、利用しているカードローン口座をサービス利用口座に登録するだけで借入・返済がいつでも行える。
ATMであれば借入や返済は千円単位でしかできないが、〈はまぎん〉マイダイレクトやはまぎん365であれば1円単位で行える。
そのため、資金が必要な分をピッタリ借入したい方や随時返済で端数も入金したい方にはおすすめである。
はまぎん365
はまぎん365とは横浜銀行専用のスマートフォンアプリだ。
マイダイレクト同様にサービス利用口座の登録を行うと、借入・返済がアプリ上で操作可能である。
そのため、原則24時間365日いつでも借入・返済ができるので、リアルタイムで借入したい方や店舗・ATMでの借入・返済が煩わしい方にははまぎん365がおすすめだ。
はまぎん365は利用手数料無料で、他にも返済用口座やカードローンの残高確認・振込・横浜銀行口座内資金移動などさまざまなサービスが利用できるため、インストールしておこう。
横浜銀行カードローンの返済方法について詳しくは知りたい方はこちら。
横浜銀行カードローンの審査に通過するポイントは?
横浜銀行カードローンの審査に通るためには、下記の5つのポイントをおさえておくと良いだろう。
- 他社からの借入を減らしておく
- 書類の書き間違い・虚偽の申告をしない
- 複数のカードローンに同時に申し込みをしない
- 収入とバランスの良い借入金額にする
- ブラックの危険がある場合には信用情報の開示請求をする
申込手続きに入る前にあらかじめ準備しておく点や、申込手続きの際に気をつけたい点がポイントに挙げられている。
それぞれのポイントについて詳しく解説しよう。
他社からの借入を減らしておく
横浜銀行カードローンを申し込む前に他社ローンの残高を確認し、残高が多いようであれば減らしておくと良いだろう。
銀行系カードローンは総量規制の対象外ではあるが、年収に対して借入金が多い状態だと貸し倒れになる可能性が高いと判断される。
貸したお金が戻らない可能性がある申込者に対し、借入を承諾するのは難しいため、審査が通らない場合がある。
そのため、審査が始まる前にある程度まとまった資金で他者ローンを返済し、借入金を減らしておくことで返済能力があると捉えてもらう必要がある。
書類の書き間違い・虚偽の申告をしない
正確に審査してもらうために、カードローンの申込時に記載・入力事項で書き間違いや虚偽の申告をしてはならない。
特に収入・勤務先・他社ローンの借入状況については正確な情報を記載・入力する必要がある。
仮に誤った数字を入れたまま提出し、提出書類とつけ合わせた際に金額の相違が認められると、虚偽の申告をしたと判断され審査が通らない可能性がある。
申込の際には記載・入力した内容に誤りがないか再度確認することをおすすめする。
また、虚偽の申告をしても審査ですぐにバレてしまうので、正確に申告しよう。
複数のカードローンに同時に申し込みをしない
審査落ちを心配し、複数のカードローンに同時に申し込みをするケースがみられるが審査に影響を及ぼすため、一つの申し込みに絞るべきである。
同時に複数のカードローンを申し込むと、申込を受けた金融機関が信用情報機関へ照会を行う。
その際に他社でもカードローンの申込をしている事実が確認されるため、多重債務の危険性が不安視されることから最終的に審査落ちのきっかけになる可能性がある。
仮に1つのカードローンに絞って審査を受けたものの落ちてしまった場合は、その段階で他のカードローンを申込む分には問題ないだろう。
収入とバランスの良い借入金額にする
カードローンの借入希望金額は、収入とのバランスをみて決めることをおすすめする。
借入希望金額については年収に対してどのくらい借入できるかという視点で検討するのももちろんである。
それに加え、借入後の返済額が毎月の収入に対してどのくらいの負担になるのかという視点でも検討が必要だ。
いずれにしてもカードローンは気軽に借入できる分、返済まで見越して計画的に借入することが重要である。
ブラックの危険がある場合には信用情報の開示請求をする
過去に延滞を繰り返したり、自己破産をしていたりすると信用情報機関にてブラックリストに入っている可能性がある。
ブラックリストに入っている可能性がある場合には、あらかじめ信用情報の開示請求を受けると良いだろう。
信用情報の開示請求とは、本人からの開示請求により信用情報機関に登録されている情報の有無や登録されている場合はどのような内容なのかを照会できる制度である。
カードローンの審査が落ちた場合、金融機関では落ちた理由について顧客に開示していない。
そのため、過去の返済に懸念がある方は利用してみるのも良いだろう。
横浜銀行カードローンは即日融資を受けられる?
横浜銀行カードローンは審査の結果、借入が承諾されるとカードローンの契約と同時に借入金を振り込んでもらうことが可能である。
審査結果が通知されたらカードローン契約を行うが、契約後すぐに返済用口座へ振込してもらうようあらかじめ申し出ると即日融資が受けられる。
ただし、カードローン契約を銀行が受け取ったのちに借入金が入金となるため、急ぐ場合は即日提出できるWebでの契約手続きがおすすめだ。
他にも提出書類を準備しておいたり、通知や連絡がきたらすぐに対応したりするとスムーズに借入できるので前もって流れを把握しておくと良いだろう。
口座を持っていなくても申し込みできる横浜銀行カードローンをチェック
横浜銀行カードローンは申込段階で口座がなくても申込ができるため、今まで横浜銀行に取引がない方でも気軽に申し込める。
また、借入限度額が最大1,000万円と無担保ローンの中でも比較的多額の金額が指定できる。
そのため、複数のローンやリボ払いなど金利の高い借入金をおまとめローンとして活用するのもおすすめである。
神奈川県内や東京都内に居住もしくは勤務している方が対象のカードローンであるが、周辺に店舗ATM・駅ATM・コンビニATMなど気軽に借入・返済がしやすい環境が整っている。
よって、神奈川県や東京都でカードローンを利用したいと検討している方は、ぜひ横浜銀行カードローンを申し込んでみることをおすすめしたい。
金利 (実質年率) | 年1.5%~年14.6% |
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審査時間 | 最短即日 |
融資速度 | 最短即日 |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~1,000万円 |
収入証明書 | ご希望のお借入限度額が50万円を超える場合は収入証明書が必要 |
WEB完結 | 可能 (契約まで) |
申込条件 | 20歳から69歳 |
担保・保証人 | 不要 |