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フリーローンおすすめ8選|低金利のローン・選び方や注意点も解説

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フリーローンを検討しているものの「どのように選べばよいのか分からない」「低金利で借りられる金融機関はどこなのだろうか」などの不安や悩みを抱えている方もいるのではないだろうか。

結論から言うと、フリーローンは低金利で提供している銀行から借りるのがおすすめだ。

本記事では、フリーローンの選び方やおすすめ、審査基準などを詳しく解説する。借入までの流れや審査に通るためのコツも紹介するので、ぜひ参考にしていただきたい。

目次

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フリーローンはどう選ぶ?

フリーローンは、以下5つの項目のように金利を中心に選ぶのがよい。

  • 金利の低さで選ぶ
  • 上限金利の低さで選ぶ
  • 変動金利・固定金利で選ぶ
  • Web完結の可否で選ぶ
  • 繰り上げ返済手数料の有無で選ぶ

ここでは、それぞれの観点でどのように選ぶべきなのかを詳しく解説する。

金利の低さで選ぶ

フリーローンを選ぶ際は、まず金利の低さを確認しよう。フリーローンの取り扱いは銀行がメインで、金利は1.5%〜15.0%が目安だ。

なお、フリーローンは資金使途が自由な場合が多いが、使い道を確認できる契約書や見積書などの資料を提示する事で、金利が優遇される可能性がある。

例えば、横浜銀行のフリーローンの金利は年1.9%〜14.6%だが、使途確認資料で使い道を証明して利用する「横浜銀行ライフサポートローン(多目的ローン)」は、金利が年3.85%〜4.85%と、大幅に低くなる。

使い道は限られるが、結婚費用や旅行費、引越費用など様々だ。

住宅ローンを利用しているなど、一定条件を満たせば金利優遇を受けられるフリーローンもある。フリーローンは、金利が低くなる条件などトータルで考慮した上で選ぶのがよいだろう。

上限金利の低さで選ぶ

上限金利の低さも、フリーローンの選択において見ておかなければならない。

借りる金額が100万円以下など、少額の場合は上限金利が適用される可能性が高い。そのため、上限金利の低い金融機関を選んだ方がよい。

銀行が提供しているフリーローンの上限金利は、年14.0〜15.0%が相場だ。中には、上限金利を年13.0%台で設定している金融機関もある。

例えば、「イオン銀行フリーローン」は上限金利が年13.5%と低い。借入が少額になる場合は、上限金利の低さで選ぶとよい。

変動金利・固定金利で選ぶ

金利タイプには、変動金利と固定金利の2種類があり、フリーローンによってはどちらか選択できる商品もある。

例えば、みずほ銀行多目的ローンは金利タイプを選択できる貴重なローン商品だ。ただし、基本的にはどちらか一方のみ設定している商品が多い。

ここからは、それぞれの特徴を紹介する。

変動金利

変動金利は借入期間中に適用金利が変動する金利タイプの事を言い、一般的に半年ごとに見直される。

固定金利と比較して金利が低く、金利が維持もしくは下落すれば返済総額を抑えられるのが特徴だ。

ただし、金利が上昇すれば返済総額が増加し、元金の返済が進みにくくなるというデメリットもある。

また、金利上昇リスクに備えて将来の金利動向をチェックしておかなければならない。金利が上昇すれば、借り換えをするなどの柔軟な対応が求められる。

なお、返済期間が短い場合は金利上昇リスクは低くなるため、あまり気にする必要は無いだろう。

固定金利

固定金利は、借入から完済までの適用金利が変わらない金利タイプの事を指す。返済中の金利タイプ変更は原則できない。

変動金利と比較して金利が高いが、月々の返済額が完済まではっきりしているため、返済計画が立てやすい。

市場金利が下落しても恩恵を受けられないものの、金利上昇リスクを避けられるのはメリットだ。

固定金利は、金利動向のチェックなど柔軟な対応が難しいと感じる方におすすめだ。また、長期間の返済になる場合にも、よい選択肢の1つになる。

Web完結の可否で選ぶ

Web上で申し込みから借入まで完結できるのかどうかも、フリーローンを選ぶポイントになるだろう。Web完結には以下のようなメリットがある。

Web完結のメリット
  • 24時間365日いつでもWebで申し込みできる
  • 必要書類をWebで提出できる
  • 来店よりもスピーディーに手続きできる
  • 印鑑や署名が不要

現在はWeb完結が可能な金融機関が多いため、様々な選択が可能だ。特に日中に店頭へ行く事ができない方は、Web完結の可否を確認して選ぼう。

繰り上げ返済手数料の有無で選ぶ

繰り上げ返済を考えている場合は、手数料の有無を確認しておこう。具体的には、以下の項目を考慮しながら選ぶとよい。

  • 一部繰り上げ返済手数料の有無
  • 全額繰り上げ返済手数料の有無
  • 繰り上げ返済の単位
  • Web上での繰り上げ返済の可否

都度繰り上げ返済を考えている場合は、一部繰り上げ返済手数料が無料のフリーローンを選ぶべきだ。毎回数千円の手数料がかかっていては、こまめな繰り上げ返済ができないだろう。

Web上で繰り上げ返済ができるのかどうかも見るべきポイントの1つだ。店頭のみだと日中動けない会社員の方などは繰り上げ返済ができないためだ。

なお、全額繰り上げ返済が可能でも一部繰り上げ返済には対応していない金融機関もあるため、申し込み前に確認しておこう。

低金利の多目的ローン・フリーローンおすすめ8選

低金利の多目的ローン・フリーローンは多くの銀行で提供されている。

その中でも、低金利でおすすめのものを8社厳選して紹介する。

スクロールできます
カードローン横浜銀行
フリーローン
千葉銀行
フリーローン
りそなプレミアム
フリーローン
東京スター銀行
スターフリーローン
みずほ銀行
多目的ローン
住信SBIネット銀行
多目的ローン
きらぼし銀行
フリーローン
イオン銀行
フリーローン
金利
(実質年率)
1.9%〜14.6%1.7%〜14.8%6.0%〜14.0%1.5%〜14.6%5.875%(変動金利)・6.95%(固定金利)2.975%~4.975%1.7%~13.8%(固定金利)3.8%~年13.5%
(固定金利)
借入限度額1,000万円800万円500万円1,000万円300万円1,000万円1,000万円700万円
特徴借入限度額が高い最長15年借入可能住宅ローン利用者は
金利0.5%引き下げ
借入限度額
最大1,000万円
変動金利か固定金利
可を選択可能
​​条件を達成で金利が
最大年1.0%引き下げ
300万円の借入まで
収入証明書が不要
上限金利が
他社より低め

横浜銀行フリーローン

横浜銀行フリーローンの金利や特徴は次の通りだ。

  • 借入金利年率1.9%〜14.6%
  • 借入限度額最大1,000万円
  • 他のローンやリボ払いをおまとめ可能

横浜銀行フリーローンは下限金利が1.9%と非常に低い。

金利は固定となっているため、返済額は変わらない。

横浜銀行フリーローンの特徴は、借入限度額が1,000万円と他社に比べて高額なことだ。

そのため、複数のローンをまとめて一本化するのに利用しても良い。

また、審査結果は最短翌営業日に分かるのも嬉しいポイントだ。

さらに、横浜銀行の口座を持っていれば、申込から融資までのスピードが最短2営業日と早いことも特徴である。

申込は24時間365日、パソコンやスマホから可能だ。

そのため、場所や時間を問わずに利用できるのも魅力となる。

金利
(実質年率)
年1.5%~年14.6%
審査時間最短即日
融資速度最短即日
無利息期間なし
借入限度額10万円~1,000万円
収入証明書ご希望のお借入限度額が50万円を超える場合は収入証明書が必要
WEB完結可能
(契約まで)
申込条件20歳から69歳
担保・保証人不要

千葉銀行フリーローン

千葉銀行フリーローンの金利や特徴は次の通りだ。

  • 借入金利年率1.7%〜14.8%
  • 借入限度額800万円
  • 最長15年まで借入可能

千葉銀行フリーローンは、金利が年率1.7%〜14.8%と低金利のフリーローンだ。

固定金利なので、返済期間中に金利が上がることはない。

また、最大の特徴は返済期間が最長15年と非常に長いことだ。

他社は10年のところが多いので、千葉銀行ならゆとりをもって返済したり、月々の返済額を減らしたりできる。

また、千葉銀行の口座を持っていれば、申込から借入までWebで完結できる。

なお、千葉銀行の口座を持っていなくても利用は可能だ。

ただ、原則として、申込が千葉・東京・茨城・埼玉・神奈川(横浜市・川崎市)に住んでいる人しか出来ないことには注意しよう。

バーナー画像予定

金利(実質年率)年1.7%~年14.8%
審査時間
融資速度
無利息期間なし
借入限度額10万円~800万円
収入証明書50万円を超えるお借入金額を希望される方
WEB完結可能
申込条件次の条件をすべて満たす個人のお客さま。
ご契約時の年齢が満20歳以上満70歳未満の方。
安定した収入(パート・アルバイトを含む)のある方。ただし年金収入のみの方はお申込みいただけません。

原則、千葉県・東京都・茨城県・埼玉県・神奈川県にお住まいの方。

エム・ユー信用保証(株)の保証が受けられる方。
※外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。
担保・保証人不要
※エム・ユー信用保証(株)を保証人とします。

りそなプレミアムフリーローン

りそなプレミアムフリーローンの金利や特徴は次の通りだ。

  • 借入金利年率6.0%〜14.0%
  • 借入限度額500万円
  • 住宅ローン利用で0.5%金利引き下げ

りそなプレミアムフリーローンは、りそな銀行が提供しているフリーローンだ。

金利は固定で、審査によって年6.0%・9.0%・12.0%・14.0%の4段階から決められる。

また、りそな銀行の住宅ローンを利用していれば、金利がさらに年0.5%引き下げられる。

ただし、フラット35を利用中の人は金利引き下げの優遇が適用されない。

申込はWeb完結可能で、原則として来店の必要はない。

口座がなくても申込可能だが、契約時にはアプリや来店での口座の開設が必要になる。

金利(実質年率)年1.99%〜年13.5%
審査時間最短1週間以内
融資速度最短1週間以内
無利息期間なし
借入限度額10万円~800万円
収入証明書必要
WEB完結可能
申込条件20歳以上66歳未満
担保・保証人不要

東京スター銀行スターフリーローン

東京スター銀行スターフリーローンの金利や特徴は次の通りだ。

  • 借入金利年率1.5%〜14.6%
  • 借入限度額最大1,000万円
  • Web完結で借入可能

東京スター銀行スターフリーローンは、借入限度額が最高1,000万円となっている。

そのため、高額な借入を考えている人におすすめだ。

金利は下限1.5%となっており、これは他社のフリーローンに比べて低い数値となる。

借入額が多い場合にこちらの金利が適用になるため、やはり融資額が多い人に向いているものとなる。

申込は来店不要で、手続きはインターネットで完結する。

また、事務手数料と繰り上げ返済料は無料のため、コストを気にせずに借入・返済が可能だ。

金利
(実質年率)
年1.5%〜年14.6%
※保証料を含みます。金利は審査により決定します。
審査時間開示なし
融資速度開示なし
無利息期間契約日から30日間
※お借り入れ日ではなくご契約日から30日間となりますのでご注意ください。
借入限度額10万円〜1,000万円
※10万円以上1,000万円以下(10万円単位)の範囲で審査により決定します。
WEB完結可能
申込条件申込年齢は満20歳〜69歳
担保・保証人不要

みずほ銀行多目的ローン

みずほ銀行多目的ローンの金利や特徴は次の通りだ。

  • 借入金利年率5.875%(変動金利)・6.95%(固定金利)
  • 借入限度額最大300万円
  • 証書貸付ローン利用の場合は金利が年0.1%引き下げ

みずほ銀行多目的ローンは、金利が変動金利か固定金利かを自由に選べる

変動金利の場合は金利が変動する可能性があるが、低いうちに返せればお得になる。

借入限度額は最大300万円と、他社に比べて低くなっている。高額の借入をする必要がある場合は注意したい。

一方、固定金利は金利が上昇するリスクがなく、返済計画を立てやすいのがメリットだ。

ただ、途中で変更はできないので慎重に選ぶ必要がある。

他には、みずほ銀行の証書貸付ローン利用社は、金利が年0.1%引き下げられるメリットもある。

現在利用している人だけでなく、過去に利用していた人も対象になる。

金利
(実質年率)
年2.0%~年14.0%
審査時間最短当日
融資速度最短当日
無利息期間なし
借入限度額10万円~800万円
WEB完結可能
申込条件以下のすべての条件を満たす個人のお客さま
・ ご契約時の年齢が満 20 歳以上満 66 歳未満の方
・ 安定かつ継続した収入の見込める方
・ 保証会社の保証を受けられる方
※ 外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。
※ 審査の結果によってはご利用いただけない場合がございます。
担保・保証人不要※保証会社である株式会社オリエントコーポレーションまたは、アイフル株式会社が審査の上で保証
※住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。

住信SBIネット銀行多目的ローン

住信SBI銀行多目的ローンの金利や特徴は次の通りだ。

  • 借入金利年率2.975%~4.975%(変動金利)
  • 借入限度額最大1,000万円
  • 条件を達成すると金利が最大年1.0%引き下げ

こちらのフリーローンは、金利が年2.975%~4.975%の変動金利となっている。

金利が変動するリスクはあるものの、最大でも4.975%と低めの数値となる。

さらに、住宅ローンの利用やカードローンの利用など条件を達成することで、金利を最大年1.0%引き下げられる。

そのため、既に住信SBI銀行のサービスを利用している人におすすめだ。

また、借入限度額も最大1,000万円となっている。

そのため、まとまった金額の借入をしたい人にも向いているローンといえるだろう。

バナー画像予定

金利(実質年率)年2.49%~年14.79%
審査時間仮審査最短60分(仮審査承認後、本審査をすすめます)
※申し込み内容、時間帯によっては時間がかかる場合がございます。​
融資速度
無利息期間
借入限度額10万円~1,000万円
収入証明書希望借入可能上限額が50万円を超える場合必須
WEB完結一部可能
申込条件満20歳以上69歳までの定期的な収入がある方
担保・保証人不要

きらぼし銀行フリーローン

きらぼし銀行フリーローンの金利や特徴は次の通りだ。

  • 借入金利年率1.7%~13.8%(固定金利)
  • 借入限度額最大1,000万円
  • Web完結で来店不要

こちらのフリーローンの金利は、年1.7%~13.8%の固定金利となっている。

上限金利が13%台と他社に比べて低いのが魅力だ。

さらに、借入限度額は最大1,000万円で高額借入したい人にもおすすめできる。

また、300万円未満の借入では収入証明書が不要で借りやすくなっている。

申込から契約までWeb完結となっているため、来店する必要もない。

申込にあたっては、きらぼし銀行の口座不要となっており、使いやすいカードローンとなる。

バナー画像予定

金利(実質年率)年1.6%~年14.8%
審査時間最短3~5営業日ほど
※申し込み内容、時間帯によっては時間がかかる場合がございます。​
融資速度
無利息期間
借入限度額10万円~1,000万円
収入証明書希望借入可能上限額が50万円を超える場合必須
WEB完結可能
申込条件満20歳以上64歳までの定期的な収入がある方
※上記の他、該当条件がございます。
担保・保証人不要

イオン銀行フリーローン

イオン銀行フリーローンの金利や特徴は次の通りだ。

  • 借入金利年率3.8%~13.5%(固定金利)
  • 借入限度額最大700万円
  • Web完結で来店不要

こちらのフリーローンは、金利が年3.8%~13.5%の固定金利となっている。

特に上限金利が13%台と他社より低めなことが魅力だ。

申込から契約までWeb完結で、来店不要となっている。

必要書類も少なく、スピーディーに手続きを進められるだろう。

金利(実質年率)年3.8%~年13.8%
審査時間最短翌営業日
融資速度最短翌営業日
無利息期間なし
借入限度額10万円~800万円
収入証明書不要
WEB完結可能
申込条件・日本国内に居住している方
・契約時の年齢が満20歳以上満65歳未満の方
・申込者に安定かつ継続した収入が見込める方
担保・保証人不要

そもそもフリーローンとは? 

そもそもフリーローンとはどのようなローンなのか、以下2点の項目で解説していく。

  • フリーローンとは?
  • フリーローンとカードローンの違い 

それでは、それぞれ見ていこう。

フリーローンとは?

フリーローンとは、借入金の使い道が自由なローンの事だ。取り扱いは主に銀行だが、信販会社やクレジットカード会社も扱っている。

なお、フリーローンは一般的に事業用や投資用資金での利用はできない。

フリーローンは証書貸付という貸付方式を採用している。

証書貸付とは、借入金額や返済期日、利率などの借入条件を記載した「金銭消費貸借契約書」を金融機関に差し入れてお金を借りる方法の事だ。

フリーローンは一度の契約で融資は1回のみのため必要以上の借入を避けられ、返済計画も立てやすい。

金利は年1.5%〜15.0%程度が相場で、使い道の事例は以下の通りだ。

  • 医療費
  • 旅行費用
  • 引越し費用
  • 冠婚葬祭費用
  • 生活費
  • 家具購入

他にも様々な使途に利用できる。

追加借入ができなかったり融資までの時間が掛かったりするのがデメリットだが、使い道が自由なため幅広く利用できる。

フリーローンとカードローンの違い

続いて、フリーローンとカードローンの違いを説明していく。それぞれの特徴などを表に整理したので参考にしてほしい。

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フリーローンカードローン
追加融資
借入方法契約時に一括必要な時に必要な金額
返済方法口座振替ATM返済
振込返済
口座振替
店頭窓口での返済
金利傾向比較的低めフリーローンより高め
借入限度額高めフリーローンより低め
融資までの時間時間が掛かる(数週間の可能性)最短即日
カード発行無し有り(カードレスの場合もある)
提供機関銀行
信販会社
クレジットカード会社
銀行
消費者金融
信販会社
クレジットカード会社

フリーローンは追加融資ができないが、使い道が明確な場合に適しており、返済総額が明確なため返済計画を立てやすい。

また、カードローンと比較して金利が低く、借入限度額が高めなのはメリットだ。

一方で、カードローンは契約限度額まで何度も借入が可能だ。また、融資速度も速いため、急な出費に対応できる。

ATMやWebで簡単に借りられたり返済できたりするのもメリットだろう。

ただし、手軽なために過剰に借りてしまったり、借入を繰り返すと返済額が把握しづらくなったりするのはデメリットと言える。

それぞれ一長一短があるため、状況に応じて利用しよう。

フリーローンはどんな時に使うと良いの?

フリーローンは、以下のようなタイミングで利用するとよい。

  • 高額の借入をしたい時
  • お金が必要なタイミングが明確な時
  • お金が必要なタイミングまで余裕がある時
  • 追加借入の必要がない時

1つずつ見ていこう。

高額の借入をしたい時

フリーローンは契約時に一度の融資のみという性質上、まとまった資金が必要な場合に適している。例えば、以下のような費用だ。

  • 結婚式の費用
  • 引っ越しや家具・家電の購入費用
  • 資格取得のための学費や関連費用

一方で少額を借りる場合は、手軽に何度も借入が可能なカードローンの方が使い勝手がよいと言える。

お金が必要なタイミングが明確な時

お金の使い道やタイミングが明確な場合にも、フリーローンは最適だ。例えば、以下のようなものが挙げられる。

  • 子供の進学費用
  • 予定されている海外旅行費用
  • 計画的な家具・家電の買い替え費用

急な出費には向かないが、お金の必要なタイミングがはっきりしている場合は、返済計画の立てやすいフリーローンがよいだろう。

お金が必要なタイミングまで余裕がある時

フリーローンは借入まで数週間掛かる可能性があるため、お金が必要なタイミングまで余裕がある時に利用すべきだ。

予め計画されているライフイベントなどは、借入まで時間を要しても問題ない。

急な出費の場合はフリーローンでは間に合わない可能性が高いため、カードローンなど他の手段を検討する必要がある。

追加借入の必要がない時

フリーローンは、契約した時に一度しか融資を受けられず追加借入ができない。もし追加で借入が必要になった場合は、再度申し込んで契約しなければならない。

前述したように、予め決まっているライフイベントなど一度に大きな出費がある場合に利用するとよい。

フリーローンの審査基準は厳しい?

フリーローンの審査基準は決して甘くない。属性や返済能力などから、厳格な基準で判断される。

ここでは、以下の内容を詳しく説明するので参考にしてほしい。

  • フリーローンの審査で見られるポイント
  • フリーローンの審査通過率はどれくらい?
  • フリーローンの審査に落ちる人の特徴

それでは、それぞれ見ていこう。

フリーローンの審査で見られるポイント

フリーローンでは、以下3つの項目が重要視される。

  • 属性
  • 返済能力
  • 信用情報

それぞれ解説する。

属性

属性とは、個人の年齢や職業などの基本情報の事を言う。また、収入や資産、経済状況、家族構成などの情報も含まれる。

属性は審査において必ず見られるポイントと言える。

返済能力

金融機関は貸付の利息を収益源としているため、貸し倒れリスクを回避しなければならない。そのため、返済能力があるのかを以下のような項目を見て判断する。

  • 年収
  • 勤続年数
  • 勤務先
  • 雇用形態

希望する借入額に対して年収が低かったり、そもそも基準に達していなければ審査に落ちる可能性が高まるだろう。

なお、勤続年数は長い方が有利だが、短くても申し込める金融機関がある。

信用情報

審査において信用情報も重視されるポイントの1つだ。信用情報とは、ローンやクレジットの契約、申し込みなど過去の取引履歴情報の事を言う。

信用情報機関は、主に以下の3つだ。

  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)
  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)

これらの情報機関に個人情報や借入金額の返済状況の履歴が残っているため、審査の際は確認される。その他、延滞や滞納なども履歴として残る。

他社の借入額・借入件数が多い場合や延滞・滞納履歴がある場合は、審査に通過しづらくなるだろう。

フリーローンの審査通過率はどれくらい?

フリーローンは主に銀行で取り扱っている事が多いが、審査通過率を公表していない。一方で、以下の通り消費者金融では公表している機関もある。

スクロールできます
消費者金融名審査通過率(2024年8月)
プロミス35.5%詳しくはこちら
アイフル34.1%詳しくはこちら
アコム37.6%詳しくはこちら
出典:SMBCコンシューマー・ファイナンス「月次データ」
出典:アイフル「月次データ」
出典:アコム「マンスリーレポート」

どこも審査通過率が30%台半ばだが、銀行は消費者金融より審査が厳しい傾向にある。

そのため、審査通過率は低くなる事が予想される。参考程度にはなるが、基準として見ておいてもよいだろう。

フリーローンの審査に落ちる人の特徴

フリーローンの審査では、以下のような人が落ちやすい傾向にある。

  • 多額の借入がある
  • 借入件数が多すぎる
  • 年収が少ない
  • 勤続年数が短い
  • 滞納履歴や未払いがある

収入に対して借入額や借入件数が多すぎる場合は、審査に通過しにくくなるだろう。返済能力が無いと判断される可能性が高くなるためだ。

年収が少なかったり勤続年数が短かったりする場合も、収入に安定性が無いと判断されてしまうため審査に落ちる可能性が高まる。

なお、返済の延滞や滞納は審査に落ちる事がほとんどだ。信用情報にも長期間残ってしまうため、延滞や滞納は絶対に避けよう。

フリーローンの申込から借入までの流れ

フリーローンはどのように利用できるのだろうか。金融機関によって細かい部分は異なるが、基本的に申込から融資までの流れは次の通りだ。

  1. 申し込み手続き
  2. 必要書類の提出
  3. 審査
  4. 契約・借入

なお、現在はWeb申し込みが主流となってきている。今回は、Web申し込みを前提として解説していく。

まずは、各金融機関の公式サイトから申し込みページを表示しよう。申し込みの際は、主に以下の情報の入力が求められる。

  • 個人情報(氏名、住所、生年月日等)
  • 勤務先情報
  • 収入情報
  • 借入希望額

申し込みが完了したら、以下の必要書類を提出する必要がある。

本人確認書類運転免許証
パスポート
マイナンバーカード
健康保険証 など
収入確認書類
(借入希望額が基準以上の場合)
源泉徴収票
確定申告書
納税証明書 など
資金使途確認書類
(必要な場合)
見積書
契約書など

本人確認書類は必須だが、収入確認書類は50万円を超える借入になる場合に必要な事が多い。

資金使途確認書類については、求められる場合に用意しよう。特に、目的がはっきりとしているローンを利用する場合は必要になる可能性が高い。

また、必要書類は細かい部分で金融機関によって異なる場合もあるので、申し込む前にWebサイトなどで確認しておくとよいだろう。

なお、必要書類はWebアップロードやスマートフォン撮影で提出できる場合が多い。

必要書類を提出すれば、審査に移る。審査時間は金融機関によって異なるが、フリーローンは数週間掛かる可能性もあるため、余裕を持って申し込んでおこう。

審査に通過すると、契約となる。指定した口座に振り込まれたら、借入が完了だ。

フリーローンの審査に通るためのコツ 

フリーローンを申し込む際は、審査に通過できるのか気になるものだ。ここでは、フリーローンの審査に通るためのコツを、以下4つの項目に分けて紹介する。

  • 延滞や滞納は解消してから申し込む
  • 借入希望額は無理のない範囲に設定する
  • 申込内容や必要書類の不備に気をつける
  • 保証会社が2つ以上のフリーローンに申し込む

それでは、それぞれ見ていこう。

延滞や滞納は解消してから申し込む

返済の延滞や滞納は信用情報機関に登録され審査に大きく影響するため、解消してから申し込もう。

延滞や滞納の分を支払っても、5年間は信用情報機関へ事故情報として残り続ける。その場合は、事故情報が消去されてから申し込む方がよい。

なお、支払い忘れなどで返済日から数日しか遅れていない場合は、速やかに支払えば事故情報として残らない事もある。

延滞や滞納がある場合はほとんど審査に通過できないため、該当する場合は解消してから申し込むべきだ。

借入希望額は無理のない範囲に設定する

借入が多くなるほど審査に通過しにくくなるため、借入希望額は無理のない範囲に設定しよう。

なお、消費者金融は貸金業法の総量規制によって、年収の3分の1までしか借入ができない。

銀行に総量規制は無いものの独自に基準を設定しているため、他社の借入を含めた金額が年収の3分の1を超えると審査に落ちる可能性が高い。

返済負担も考慮すると、借入希望額は必要最小限に設定した方がよいと言える。

申込内容や必要書類の不備に気をつける

フリーローンに申し込む際は、申告内容や必要書類の不備に注意しなければ審査に落ちる可能性がある。

申し込みでは個人情報の他、勤務先や収入などを申告しなければならない。全て入力したら、内容に不備が無いか確認しよう。

虚偽の申告は審査に落ちるため、絶対に避けるべきだ。審査に通過したとしても、発覚した時点で取り消されたり今後の借入ができなくなったりするため、注意しよう。

また、必要書類については有効期限内である事を確認しておこう。過去に引っ越しをしていると住所が更新されていない場合もある。

どのような書類が必要なのか、申し込み前にWebサイトなどで確認しておくとよい。

保証会社が2つ以上のフリーローンに申し込む

保証会社が2つ以上ある場合、1つでも審査に通れば借入が可能だ。そのため、保証会社が2つ以上あるフリーローンに申し込んだ方が審査に通過しやすくなる。

なお、保証会社毎に異なる審査基準が適用される。

例えば、りそなフリーローンでは以下3つの保証会社が設定されている。

  • りそなカード株式会社
  • オリックス・クレジット株式会社
  • 株式会社オリエントコーポレーション

審査に通過できるのか不安な場合は、保証会社が2つ以上あるフリーローンを申し込むとよいだろう。

フリーローンの注意点

フリーローンを利用する際は、以下の点に注意しなければならない。

  • 時間に余裕を持って申し込む
  • 返済計画を立てる
  • 状況によっては他のローンも検討する
  • 追加融資は受けられない

それでは、それぞれ詳しく説明する。

時間に余裕を持って申し込む

フリーローンは審査に時間がかかる傾向にあるため、余裕を持って申し込もう。

カードローンは申し込んでから最短即日融資が可能なケースが多い一方で、フリーローンは数日から数週間掛かると考えておいた方がよい。

申し込む際は、1ヶ月程度余裕を持っておくと安心だ。

返済計画を立てる

フリーローンを利用する際は、申し込み前に必ず返済計画を立てておこう。無計画で利用すれば、後から返済が厳しくなる事もあるためだ。

毎月支払っている固定費や他の借入などを把握する事はもちろん、完済までに大きな支出が無いのかも確認しておかなければならない。

例えば、子供の学費や引っ越しなどのライフイベントなどが挙げられる。

将来の出費を織り込んだ上で返済計画を立て、無理の無い借入を心掛けよう。

状況によっては他のローンも検討する

フリーローンを検討していても、急な借入が必要な場合や目的がはっきりしている場合は、他のローンを検討した方がよいかもしれない。

急な借入には、即日融資が可能で手軽に借りられるカードローンがよい。また、目的がはっきりしていれば金利の低い目的型ローンに該当する可能性もある。

状況によって最適なローンは変わるため、条件がよくなるローンが無いか申し込み前に確認しておこう。

追加融資は受けられない

フリーローンは、契約毎に1回の融資しか受けられないので注意が必要だ。もし追加融資が必要となれば、再度申し込まなければならない。

こまめに借りたい場合は、追加融資が可能なカードローンを選ぶべきだ。

おすすめは金利の低い銀行フリーローン

フリーローンは金利やWeb完結の可否、繰り上げ返済手数料の有無などを考慮した上で、状況に合わせて選ぶのがよい。

おすすめは、低金利で利用できる以下の銀行フリーローンだ。

  • 横浜銀行フリーローン
  • 千葉銀行フリーローン
  • りそなプレミアムフリーローン
  • 東京スター銀行スターフリーローン
  • みずほ銀行多目的ローン
  • 住信SBIネット銀行多目的ローン
  • きらぼし銀行フリーローン
  • イオン銀行フリーローン

フリーローンは、資金使途確認資料があれば金利を抑えられる可能性があったり1回の借入のみのため返済管理がしやすかったりするというメリットがある。

一方で、追加融資を受けられなかったり融資までに時間が掛かったりするため注意しよう。

なお、フリーローンの審査では以下のポイントが重視される。

  • 属性
  • 返済能力
  • 信用情報

借入希望額が多すぎたり延滞や滞納があったりする場合は、審査に落ちる可能性が高い。

借入希望額を最小限にし、延滞や滞納がある場合は解消するなどの対策をしておこう。

まとめると、フリーローンは借入金の使い道がはっきりしており、完済までの管理のしやすさを求める方におすすめだ。

慎重に返済計画を立てた上で、本記事で紹介した低金利で借りられる銀行フリーローンを検討してみてはどうだろうか。

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