三井住友銀行カードローン審査時の在籍確認とは？タイミングや聞かれる内容を解説！

三井住友銀行カードローンは、サポート体制が充実しているので安心して利用できる銀行カードローンだ。

銀行カードローンならではの金利や返済日が選べる・全国の三井住友銀行ATM、および提携コンビ二ATM手数料が無料になるなど、利便性に長けている点が人気が高い秘訣となっていると言える。

ただ、審査において在籍確認は実施されるのか気になっている人も多いのではないだろうか。在籍確認に抵抗を感じる人には、気になるところだろう。

今回は三井住友銀行カードローンの在籍確認の有無と併せ、在籍確認のタイミング・聞かれる内容を解説する。

三井住友銀行カードローン審査時の在籍確認について

在籍確認は、カードローンを契約するために必要な調査の一部だ。カードローン会社が「申込者が本当に申告した勤務先で働いているか」を確認するために勤務先に電話連絡する。

在籍確認は「勤務先にカードローンを契約しようとしていることが知られるリスクがある」と申込者に疎まれがちだ。

しかし、在籍確認は、金融機関が申込者の返済能力の有無・勤務先の虚偽申告がないかの確認をするための重要な過程となる。

三井住友銀行カードローンでは、在籍確認は必ず実施される。その内容について正しく理解できていれば、周囲に知られるリスクも抑えられるだろう。

在籍確認は三井住友銀行カードローンに限らず、ほとんどのカードローン会社で実施される。以下の表で、大手銀行カードローンの詳細と在籍確認の有無をまとめているため参考にして欲しい。

商品名	三井住友銀行 カードローン	楽天銀行スーパー ローン	東京スター銀行スターカードローンα	auじぶん銀行 カードローン	三菱UFJ銀行カードローン バンクイック
金利 （実質年率）	1.5％～14.5％	1.9％～14.5％	1.5％～14.6％	1.48％～17.5％	1.8％～14.6％
借入限度額	10～800万円	最大800万円	最大1,000万円	10万円～800万円	最大500万円
在籍確認	あり	あり	あり	あり	あり

三井住友銀行カードローン利用の流れと審査・在籍確認のタイミング

ここからは、申込から契約までの流れを追いながら在籍確認のタイミングについて解説する。

審査申込

三井住友銀行カードローンでは、以下の申込条件をクリアしていれば誰でも申込できる。

申込する際は、以下から好きな方法を選べる。

パソコン・スマートフォンでのオンライン申込を選択すると24時間いつでも申込可能となる。全てWebで完結するので手軽なうえに、審査通過後すぐに契約・借入スタートできる。

自分にあった方法で申込を進めるようにして欲しい。なお、申込では本人情報・自宅情報・借入情報・借入希望金額などを記載する。

書類提出

申込が終わったら、本人確認書類を提出する。本人確認書類には、以下の書類が該当する。

50万円を超える借入を希望する場合は、年収を証明できる書類も必要だ。以下からひとつ選んで、写しを提出する。

提出する前に書類の有効期限が切れていないか確認して欲しい。

また、住所変更がされているかもチェックポイントとなる。本人確認書類に不備があれば再提出・追加の書類提出と時間を取られてしまうため、注意が必要だ。

提出方法は、Web完結の書類提出サービスが最も手軽でおすすめだ。他にもローン契約機・郵送での提出も可能となっている。

審査・在籍確認

在籍確認は、審査のタイミングで実施される。以下で審査の進め方を踏まえて、もう少し細かく解説する。

審査の目的は申込者に「安定した収入による返済能力があるか」を見極めることだ。カードローン会社はそれぞれ非公開の審査基準を持っており、これを基に審査に通過させるか否かを決定する。

審査状況は公式サイトの審査マイページから確認できる。

契約

在籍確認を無事クリアし審査に合格すると契約となる。

契約後の借入開始のタイミングは申込方法・契約内容によってばらつきがある。

少しでも早く借入をスタートしたい場合は、カードレス契約がおすすめだ。カードが手元に届くまで待つ必要も取引の際ATMまで出向く必要もない。

ただし、三井住友銀行の普通預金口座をお持ちでない方、またWEBよりお申込みの方で、本人確認をオンラインで行った場合に限り「カードレス」の選択が可能となっている。※カードレスを選択の場合は（SMBCダイレクト）インターネットによるご利用となり、ATMはご利用いただけません。

三井住友銀行カードローンの審査の流れについて詳しく知りたい方はこちら。

一般的な審査・在籍確認の方法は？

ここまでの説明で、在籍確認のタイミングは必要書類提出後の審査のときだとわかったと思う。では、在籍確認はどのような方法で実施されるのだろうか。

ここからは、一般的な在籍確認の方法を解説する。

電話での確認方法

最も一般的な確認方法は電話だ。申込で申込者が申告した勤務先に在籍確認の電話がかかってくる。

在籍確認の時は、電話口で申込者が本当に勤務先に勤めているか確認するための簡単なやり取りがある。

このとき、申込者本人・職場の人どちらが電話対応しても実施されるため留意しておいて欲しい。

また、電話は非通知設定でかけられ電話担当者は基本的に銀行名を名乗ることも知っておこう。

消費者金融カードローンなどでは、在籍確認前に申込者に了解を求める電話がかかることが多い。しかし、三井住友銀行カードローンでは事前連絡がないため注意だ。

書類提出での確認方法

勤務先が社員の個人情報保護を重視しているなどの理由から、電話での在籍確認が成り立たないケースもあるだろう。

そのようなケースでは、書類提出で対応してもらえる場合もある。その場合は三井住友銀行カードローンに事前に相談し了承を得た後、勤務を証明できる書類を提出することになる。

ただ、あくまで電話での確認が望ましい。基本的には書類提出に変更するよりも、銀行から電話があること・その際自分に引き継いで欲しいことを事前に周知しておく方が良い。

三井住友銀行カードローンの審査・在籍確認で聞かれる内容は？

在籍確認ではどのような内容が聞かれるのだろうか。

勤務先にカードローンを申し込んでいることを知られたくない方には切実な問題だろう。

カードローンの申込をうかがわせるようなやり取りもあるのだろうか、心配になっている人もいるはずだ。

ここからは電話に申込した本人が対応した場合・職場の人が対応した場合に分けて在籍確認の内容を解説する。

申込者が電話を取った場合

申込者本人への在籍確認は、以下のような流れで進行する。

電話先が申込者本人だと確認が取れれば、在籍確認の電話である旨が明かされる。在籍のみ確認する電話であるため、やり取りは基本数分で終わるのが一般的だ。

職場の人が電話を取った場合

申込者がその場に居合わせず電話を取れなかった際は、電話に出た職場の人に在籍確認の質問がされる。

電話担当者は申込者が職場にいるか、その日も出勤しているかといった自然な質問から在籍を確認してくれる。カードローンに関係する質問は一切されない。

職場の人への在籍確認は以下のような流れで進行する。

電話担当者は申込者以外に要件を確認されても「個人的な要件」など在籍確認の電話であることは明かさない。安心して利用できるといえるだろう。

三井住友銀行カードローンの審査・在籍確認での具体的な会話例について

具体的にはどのような会話がされるのか、以下で例を挙げる。

以下は、申込者が電話対応できた場合だ。

以下は、申込者が電話対応できなかった場合だ。

三井住友銀行カードローンの審査・在籍確認をスムーズに進める方法とは？

一般的には数分の電話のやり取りで完了する在籍確認だが、以下のような理由でスムーズに進まないケースもある。

いずれも、申込段階から対策しておけば回避できる。以下の解説から、自身が該当しないか確認して対策して欲しい。

平日の早い時間に申込する

銀行カードローンでも最短当日で審査結果がわかることがある。

銀行が休みの土・日・祝日を避け平日の早い時間に申込することで、申込当日か翌日に在籍確認の電話がくるよう調整できる。

自分が電話対応しやすい日に在籍確認が実施されるよう、申込のスケジュールを立てるとよいだろう。

勤務先の代表電話番号で申込しない

カードローンへの申込の際に、勤務先の代表電話番号を記載していないだろうか。

大手の企業・多くのチェーン店を抱えるような企業になるほど、代表電話番号にかけて在籍確認するのは困難になる。代表電話番号に対応する部署と現場が離れてしまうためだ。

具体的には、どのような対応になるだろうか。例えば多くの従業員の中から申込者を探し出して引き継ぎする大掛かりな対応をされる可能性もあるだろう。

手間も時間もかかる大掛かりな対応は人目に付き、カードローン申込が周囲に知られるリスクを上げてしまう。

あるいは、個人情報として在籍するか回答しない対応を取られる可能性もある。そうなれば在籍確認はいつまでも完了できない。

このような事態を避けるためにも申込の際は自分が勤務している職場・店舗の電話番号を記載して欲しい。

派遣社員の場合は派遣元の電話番号で申込する

派遣社員がカードローンを申込する際は基本的に「派遣元」の連絡先を申告する。申込者を雇用し給与を支払っているのが「派遣元」であるためだ。

ただし、例外的に「派遣先」に在籍確認の電話が来るようにした方が望ましいこともある。

「派遣元」の個人情報管理が厳しく従業員の在籍確認に回答してもらえないケースなどが当てはまる。

その場合は「派遣先」に在籍確認の連絡をしてもらえるよう、事前にカードローン会社に相談しておくとよい。

ただし、自己判断で「派遣先」の電話番号を申告するのは申告の虚偽とも判断されかねないため注意して欲しい。

派遣社員が申告する連絡先が「派遣元」か「派遣先」かは各金融機関でもルールが異なるためよく確認すべきだ。

アルバイトの場合は店長に電話が来ることを伝えておく

アルバイトの場合には、特に勤務先への配慮が必要だ。

業種によっては、アルバイト勤務の申込者個人に向けて電話がかかってくることそのものが不自然なケースがある。

特に接客業などでは、アルバイト店員の個人情報を聞き出す不審な電話ではないかと疑われる心配もある。

また、飲食業・小売業の店舗勤務などでは、金融機関から責任者ではなくアルバイト店員個人に電話がかかってくることも不自然だ。

このような背景から、電話を取った人が不審に感じれば、在籍確認にどう回答するべきか責任者である店長に相談するだろう。

そのため、事前に店長には在籍確認の電話が来ることを伝えておいた方が確認がスムーズに話が進むのだ。

店長が事前に何も知らない場合は余計な詮索・配慮から混乱が生じて在籍確認が完了しないリスクもある。

カードローンの在籍確認だと明かしたくない場合は、クレジットカードの在籍確認と伝えておいても支障はない。

在籍確認を素早く行うためにも、確実に行うようにしよう。

三井住友銀行カードローンの在籍確認によって審査落ちするケースについて

在籍確認に問題があり、審査に落ちるケースもある。具体的にはどのようなケースがあるのだろうか。

審査落ちを避けるための注意点と一緒に紹介する。申込前によく確認して欲しい。

勤務先の電話に出た人が申込者を知らない

電話対応した人が在籍確認に対して「知らない」「わからない」と回答した場合も在籍確認は取れなかった扱いになる。

例えば、以下のようなケースが考えられる。

これらのケースは以下の方法で回避できる。

カードローン会社から電話が来たことを知られたくない場合はクレジットカード申込や利用枠拡大のためと伝えるとよい。

それでも不安がある場合は、書類提出で在籍確認する方法もある。申込段階でカードローン会社に相談して欲しい。

在籍確認の電話に出ることができなかった

基本的には、在籍確認の電話に必ずしも本人が出る必要はない。電話対応した人とのやり取りで申込者が在籍している事実が確認できればよいのだ。

しかし、以下のように申込者が電話に出なければ在籍確認が成立しないケースもある。

カードローン会社は1度で在籍確認が取れなくても時間を置いてかけ直してくれる。ただし、何度もかけ直しても電話に出ない場合には本当に勤務しているのか申告内容が疑われる事態となるのだ。

職場・働き方に事情があり電話対応が難しい場合は、事前にカードローン会社に相談する必要がある。

休職中に申し込んでいる

申込時に休職を申告していない場合に、在籍確認でそれが判明すると審査に落とされてしまう。

休職はカードローンの審査で重視される「安定した収入」に大きく影響する。よって、休職を隠して申込することは大きな問題とされるのだ。

休職を隠しても必ず在籍確認で分かってしまう。休職中でも借りられるカードローンも存在するため、そちらで正直に申込するとよいだろう。

また、産休・育児休暇について、在籍確認されると「休職中です。」と回答されてしまうケースもある。

そのため、産休・育児休暇も事前に正しく申告する必要がある。

虚偽の申告をしている

偽った勤務先を申告すると、在籍確認で発覚し審査落ちとなる。他にも所属する部署・店舗などを偽っても審査落ちの対象となる。

また、すでに退職した勤務先を申告するのも悪質な虚偽の申告とされるため、避けるべきだ。

審査は申込者がこれから誠実な取引ができる相手であるかも見極められている。誠実な情報開示を心がけて欲しい。

勤務先の内線番号が記載されていなかった

勤務先が大きい企業の場合には内線番号も記載しておくべきだ。

正しく引き継ぎが行われなかった場合、勤務している部署まで在籍確認の電話がたどり着かない事態も考えられる。

勤務していない部署で在籍確認され「いない」と回答されてしまうと審査落ちにされてしまう。

申込時点で丁寧に連絡先を記載してこの事態を避けて欲しい。

三井住友銀行カードローン審査時の在籍確認は電話連絡を回避できる？

三井住友銀行カードローンでは、基本的に在籍確認は電話で実施される。ただし、電話では難しい事情があると判断されれば書類での確認も可能だ。

三井住友銀行カードローンのコールセンター「カードローンプラザ」で相談できる。

ここで相談すれば、電話連絡で銀行名ではなく電話担当者個人名でかけてくれるといった配慮もしてもらえる。

勤務先に電話連絡をされることに不安を感じるならば相談して欲しい。

三井住友銀行カードローンでは早期の在籍確認が審査期間の短縮につながる

在籍確認はあくまで「申告した勤務先で申込者が確かに働いているか」を確認するための調査だ。

そのため、正しく勤務先を申告してさえいれば身構えるようなものではない。

電話連絡の内容はごく簡単なやり取りで終わる。周囲にも在籍確認だと知られないよう配慮してもらえるため安心だ。

正しく勤務先を申告しスムーズに在籍確認をクリアすることが審査時間の短縮につながる。

これからの気持ち良い取引のためにも誠実に対応して欲しい。